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2025年03月06日

インドカリーのセット

今日は近所のエスニック料理店ディップ・ガーデンで幻冬舎のヒメと遅めのランチして満腹し、晩ご飯は食べられませんでした(^^ゞ
ヒメは紀伊國屋書店の札幌店で催される時代小説フェア用の色紙をお求めで「こんな下手くそな字でいいの?」と訊いたら「著者本人が書いたというところに意味があるんですよ〜」とのこと。ともあれリアル書店が今でも熱心に集客を図って出版物を販売してくださる取り組みは、作家としても非常に有り難く感謝して筆ペンを取った次第。久々に話すヒメとは出版界の現状のみならずトランプ2.0世界の憂鬱と不安や、いずれ日本を襲うであろうもっともっと恐ろしい天災について等など話題は多岐に及んだが、初耳だったのは最近やたらタイパを気にする若者の間で流行ってるらしい「短尺ドラマ」なるもの。「中でも1分で100話くらいある中国製作のが流行ってると聞いて。ストーリーは完全にワンパターンで、大金持ちの坊ちゃんが何らかの理由で酷い境遇に陥って、さんざん苛められて、最後はみんなに仕返しするみたいな話らしいんですけど」とヒメ。「ああ、要するに水戸黄門みたいな、一種の貴種流離譚よね。それって時代や国境を超えてアジアの庶民が好きなストーリーなんだろうねえ」とワタシ。「で、それをTikTokで数話だけ見てみたんですよ。そしたらセリフがみーんな説明ゼリフのオンパレードだからスゴい(!_+)と思っちゃいました〜」とヒメ。「そりゃ1分ずつのドラマだったら説明ゼリフにするしかないんだろうけど、そうなるとドラマの見方も変わるというより、世界各地の人類が何世紀にもわたって創りあげたドラマの骨法というものが根本的に崩れて、もうダレも理解できなくなるわけだよね〜まあドラマに限らず、余りにも視覚に頼りすぎて想像力を喪った今後の人類は、過去の人類が創りあげた文化のほとんどを理解できないアタマになっちゃいそうだけどねえ」とワタシがいえば「たしかに本を読める人と、読めない人とでは、脳の活性化してる部位が違うという臨床実験結果もあったみたいですしね〜」とヒメも悲観的に応じられたのでした(-.-;)y-゜゜


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