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2025年02月23日
鮨、ヒレカツ
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
今季最後の(と信じたい)底冷えした埼玉県下の馬場で、今週末も愛馬オランダの幼稚なおじさんクリトンに騎乗。今週はまず先週疝痛で苦しんだクリトンを月曜日の朝に獣医師のミノワ先生が診察されて、聴診器を使わなくても聞こえそうな腸の蠕動音に「ああ、もうお腹の調子はとってもいいみたいですね」とのことで、エサに飢えてる感じのクリトンに、フスマとヘイキューブを溶かしてどろどろのペースト状にした、いわば馬のお粥を与えたところ、すぐさまガッついている姿を見届けたワタシはひとまず安堵してクラブを引き上げたのでした。ところがそのあと他の馬も診た先生が引き上げる寸前に厩舎を覗いて馬房で再び苦しそうに横たわったクリトンを発見。しばらく観察されて、またワタシから聞いた前日の様子と併せてどうやら「胃潰瘍もありそう」と診断され、痛み止めと胃酸を抑える薬を注射した上で胃潰瘍に効く内服薬も処方されたことをLINEメールでお知らせ戴き、ええっ!馬が胃潰瘍(!_+)と驚いたワタシは早速先生にお電話して、馬の胃潰瘍に関する情報をあれこれ伺ったのである。胃潰瘍は馬に比較的多い病気で、そもそも自然界だと寝ている時間を除いてずっと草を食べ続けている動物が人間に飼われると概ね朝昼晩の1日3食になるため、空腹状態に置かれた時間帯は胃酸過多になりやすく、その状態で激しい動きをすると胃壁の酸に弱い部分が冒されるため、競走馬の大半が胃潰瘍を患っているのだとか。もちろん人間と同様にストレスから来る場合もあるので「下手くそなわたしとのレッスンにストレスを感じてるのでしょうか?」と率直に訊いたら「この馬にそういうことはないでしょうけど、他の馬と折り合いが悪いという話だから、そっちのほうが問題なのかもね」と答えられて、ハッと思い当たったのは先日ウラ嬢やリラ嬢と揉めて大ゲンカならぬ大オッカケ競争を演じた件で、あのとき腹ぺこで襲歩までしたクリトンの胃の中では胃酸が荒れ狂っていたに相違なく、それで急性胃潰瘍にでもなったのではなかろうか(-。-;)といってもストレスを感じてたのはむしろウラ嬢たちだろうし、一体全体クリトンの他馬嫌いは何とかならないものかと先生に相談したら「子供の頃に早くから親元を離れて人間の手にかかった馬は馬嫌いになりやすいようだし、クリトンもこの歳になって、今さら他の馬と仲良くしたい気にはならないでしょうねえ」とのこと。ともあれ胃潰瘍を根本的に治すというか、今後ならないようにするには、なるべく腹ぺこの状態に置いてカリカリさせることがないようにするしかないため、エサをできるだけ分けて与えて量も少し増やすようオーナーにお願いせねばならず、いやはやこっちまで胃潰瘍になりそうなほど、何かと心配の種が絶えない馬なのである(-_-;)ただ今回はミノワ先生の早期治療が功を奏してか週末にはすっかり復調し、径路レッスンの再開まで出来たのは何よりでした(*^^)v
コメント (1)
ああ、クリトンさん、どうぞお大事になさってください。
そういえば、馬って1日中胃酸がでていると(1日中食べてるから)聞いたことあるような。
投稿者 Shironeko : 2025年02月24日 00:09