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2024年12月01日

牛タン炙り焼き定食

乗馬の帰りに会友のOさんと大宮そごう内の牛タン専門店で食事。
絶好の小春日和に恵まれた今週末も埼玉県下の馬場で愛馬オランダの幼稚なおじさんクリトンに騎乗。股関節痛の治療に行った整形外科の先生も理学療法士さんも当初は乗馬の継続に難色を示されたが、乗馬するとむしろ痛みが消えたりするんですよね〜とワタシが訴えたら、股関節を守るには腹筋と内転筋を鍛えることだから「たしかに乗馬は却っていいのかもしれませんね〜」と日和られたので(^0^;)今週もしっかり騎乗したワタシ(^^ゞで、長らく股関節を患っていたクリトンも、昼間は師走と思えない暖気に包まれて筋肉がほぐれやすかったせいか、A子先生の下乗りでいつも最初は跛行ぎみにギクシャクした動きを見せるのに今週は最初から歩様よく軽快に速歩し、駈歩になると前肢が躍り上がるような久々に素晴らしい歩様を見せたので「これならまだ競技会に出られそうな感じですね」と思わず言ったほど。ワタシが騎乗してもフワフワした外馬ならではの弾発が久々に感じられたし、久々にクラブに現れたハフ・アラブMIXウラ嬢のオーナ〇さんも「クリトンよくなったよね〜動きもいいけど、何だか顔つきまで若々しくなったみたい」とのこと。徐々に回復して良くなってきてはいたものの、騎乗した感触が先週のクリトンとはまるで別モンみたいに変わったのは一体なぜなんだろう(?_?)とフシギな気持ちに。そこでA子先生が「ひょっとしたら水曜日のギャラリーが良かったのかもしれませんねえ。あれでクリトンはヤル気になったのかも」と仰言って、ナルホドそうかも(!_+)と妙に納得されたのは、元が競技馬だったせいかクリトンは人の視線を浴びるのが大好きで、以前から撮影されるとガゼン張り切っちゃうようなところがあったから、水曜日に「オール読物」の取材を受けた余波が週末に持ち越されてたのかもしれません(^◇^;)




2024年12月02日

鮪や鯵のお造り、香箱蟹、生牡蠣、ツボダイの塩焼き、筑前煮、茶碗蒸し、肉豆腐、鯨ベーコン等々

今日は新橋演舞場でなかじまかずき作いのうえひでのり演出「朧の森に棲む鬼」を観た帰りに近くの知る人ぞ知る隠れ家割烹店「一草」で集英社の伊藤さん、眞田さんと会食し、四方山話をしながら新鮮な魚介料理や体に優しい野菜料理を想い出せないほどたっぷり戴いて(^^ゞ 帰宅がすっかり遅くなったので芝居の話は明日書きます<(_ _)>




2024年12月03日

朧の森に棲む鬼 歌舞伎NEXT

劇団☆新感線の公演に松本幸四郎(当時は市川染五郎)が参加した恰好で初演されたこの作品を、今回は幸四郎と尾上松也のダブル主演で、しかも歌舞伎味を濃くした上演とあって興味が持たれたが、ワタシが観た昨日の舞台では松也が堂々と主役を張って、幸四郎がいわゆる半道敵(はんどうがたき)のコミカルな役柄を嬉しそうに演じていた。ストーリーはあきらかに「マクベス」や「リチャード3世」を下敷きにしながらも、主人公はおよそ王侯貴族とは無縁な無頼漢のライで、彼が名前通りのLie=ウソを巧みにつきまくって人びとを騙し陥れ、さらには次々と殺めて、ついには王座に上り詰めるという典型的なピカレスク・ロマンである。一方では歌舞伎らしく「頼光(らいこう)四天王の世界」を借りているから、幸四郎が演じた半道敵は碓井貞光を匂わす役名だ。渡辺綱は何と女性の武人ツナとして登場し、女方の中村時蔵が凛々しさと妖艶さの綯い交ぜで好演。大江山の酒呑童子らしき人物シュテンは現染五郎が美々しい姿で見せ、闇のボス役を市川猿弥がそつなく演じ、天皇らしき人物を坂東彌十郎がすっとぼけた味わいで魅せる一方、その妻シキブは坂東新悟が現代ギャル風に演じて笑いを誘うなど、いずれも役を巧く自分のものにしていたが、中でもライの弟分キンタ役の尾上右近は小柄なカラダをみごとに活かしきったハマリ役といえそうだ。主役のライを松也は前半まだ手探り状態で演じているようなまだるっこしさが感じられたものの、それは役の人物そのものが手探り状態で世渡りを始める段階だったからなのかもしれず、後半になると俄然ピカレスクの魅力が顕在化して、「この世のどこに正義なんかあるんだ!」と嘯くセリフまでが鋭く今日性を衝いたように感じさせるほど活き活きと演じており、ラスト近くの「ぶっ返り」シーンではその姿の大きさや凄味のある面つきが紛れもなく座頭役者のそれだった。その後も師走になんと本水!!を使った立ち回りで大奮闘、宙乗りで姿を消すというサービス満点の演出だから満杯の客席が大いに沸き立ったものだ。竹本や下座の入った歌舞伎仕立ての中で、民謡歌手を起用した妙に明るく且つ切ないBGMが意外なほどぴったりハマる舞台で、久々にいのうえ歌舞伎を堪能した気分に。ただちょっと気になったのは「メタルマクベス」当時と比べて松也がややポッチャリ体型になったことで、もっとカラダを絞れば本水の立ち回りもキレがもっと良くなるだろう。


コメント(3)

朧の森、来週観に行きます。楽しみになりました!松也くんがメタマク時よりぽっちゃりしているとの事、心配だー(-_-;)

投稿者 マロン : 2024年12月05日 11:35

私も同じ日に観ましたが、初見で設定も人間関係も分からず、3階からは舞台が暗く下手は見えず、表情も分からず、前半は諦め気味でしたが、後半は入り込めて面白かったです。この劇評で、やっと腑に落ちました。目の前を宙乗りの松也が飛んで行きましたが、少し体型を引き締めて欲しいですね。

投稿者 ウサコの母 : 2024年12月05日 21:42

私は、幸四郎さんのライを見ました
松也のライも買ってるので、楽しみです
みなさん絶賛の時蔵さん、すっごくよかったです
妹背山のみわは、時蔵さんの「古風な美しさ」に似合ってるかもしれないけど、行動力ある強いツナが断然いいです
下からのし上がっていく役なので、ライのお色直しが一番多いのは当然かと思いますが、最初に登場するデニムに太い縄をベルト代わりにしてる姿から、場面場面で、次第に衣装がきらびやかに変わっていくのが、面白かったです
究極、将軍になりあがっていき、大君たちと同じように、チュールの打掛を着るまでになる
あれ、打掛ですよね、大君の部屋の衣桁に掛けてあったし
でも、あんな薄物の打掛もあるんですね。透明のスパンコールが散りばめられていて、きらきらと美しい
そういえば、中国の宮廷ドラマで見たかもしれないです
宮廷イコール裾を引きずる衣装という考え方は、いつから生まれたのでしょう
ちょっと関心あります
あと、マントみたいなのに、フードが付いてるのと付いてないのって、なんか人物の性格とかで違いがあるのかな
ええと、それから、帯締めの代わりなのか黒いベルトを着けてたのも面白かった

投稿者 せろり : 2024年12月12日 10:13



2024年12月04日

たらこスパゲティ、ミネストローネスープ

パスタはオーソドックスな作り方なのでレシピは不要かと。トッピングの海苔は切り方が大ざっぱ過ぎました(^^ゞスープは市販のレトルト。
最近はもう何を聞いても余り驚かなくなったワタシがけさのワールドニュースでビックリ(!_+) したのは、韓国で戒厳令が発動されたというニュースである。韓国KBSよりも先に英国 BBCで聞いて、最初それはてっきり北朝鮮に攻め込まれたのか?と思ったくらいだ。それから韓国KBSの報道を聞いて、どうやら少数与党のユン政権が国会運営に行き詰まって発動し、すぐに解除されたのがわかったものの、一体全体その程度のことでフツーそんなことする(?_?)と頭の中に疑問符が飛びまくり、たしかにユン大統領はここんとこずっと野党に攻め込まれ、ことに奥さんの件で追いつめられていたから、破れかぶれで何か手を打ちたかったのだろうけど、それにしても軍事政権がするような戒厳令発動はいくら何でも非常識だし、無謀に過ぎてまるで勝算がないことくらい本人がわかりそうなもんなのに(?_?)でも、やっぱり根が検察官僚だから、戒厳令なんて手を思いついちゃったのかしら(?_?)で、結果、失敗したからには必然的に政権維持がますます困難になるだろうし、政権の座から滑り落ちたら歴代大統領と同じくいきなり塀の中に落とされるのかしら(?_?)などと疑問符はずっと浮かび続けるのでした(-.-;)y-゜゜




2024年12月05日

さば大根

近所のマルエツで埼玉産の葉付き大根丸ごと1本と長崎産のゴマサバがお買い得だったので前に見たこのQP料理に(^^ゞ塩を振ってしばらく置いた生サバを適宜に切って油を敷いたフライパンで皮目から焼いて、厚みのあるイチョウ切りにした大根とぶつ切りにした長ネギを焦げ目がつくまで焼き合わせてから、生姜の薄切りと水、酒、醤油、砂糖、味醂を加えて紙ブタをしてじっくりと煮て、煮汁がなくなるまで火を通した。
けさのワールドニュースではフランスでついに内閣不信任案が可決されてバルニエ首相が辞任に追い込まれたことを報じたが、そもそもは不人気のマクロン大統領が選挙で大勝を許した極右のルベン党に政権を明け渡したくなくて、極左と手を結んで何とか政権を維持したものの、今度は極左の党首を首相にするのが嫌で中道派のバルミエ氏を引っ張り出したのもザンネンな結果に終わったわけだから、今後の政権運営は全く予断を許さないようだが、それにしても欧州は仏独の両大国で中道派が退潮して右派と左派にくっきり二分された政治情勢が顕著だし、米国もトランプ党と反トランプ党に二分され、お隣の韓国では戒厳令が一瞬でも出されるほどに与野党の分断と対立が激しい中で、せいぜい政治資金法改正案で揉めてる程度の日本って、いやはや、今どきの世界に何故こんなに平和でノンキにしてられる国なんだろうヾ(℃゜)々と、いささか薄気味悪い気がしないでもなかった。理由はいろいろとあるだろうが、政治理念としての対立軸を明確に打ち出せないというか、正面切って訴えられないことがイチバン大きいのかもしれない。たとえば自民党でいえば、GHQに押しつけられた「戦争放棄」から脱却して、軍隊を持ち戦争もできるフツーの国を目指している党なのだと、故アベでさえそこまでハッキリ明言はしなかったようだが、ホンモノの右派政党なら、その上で米国との地位協定の見直しどころか米軍基地の撤廃乃至は莫大な借基地料を請求するところまで目指すべきなのに、思いやり予算までおまけするに至っては売国奴政党といわれても仕方がないのである。片や左派も「戦争放棄」を頑なに死守する気なら、当然それを可能にする国際関係に高い関心を払ってそれを模索し構築すべきはずが、どうもそこまでの行動はしないようだと、これまた口先だけの政党といわれても仕方ないのだろう。ワタシの世代からすると、昨今は与野党共に昔よりも対立軸を不鮮明にしているようにしか見えないんですけど(-.-;)y-゜゜




2024年12月06日

大根と豚肉のオイスター生姜煮

きのう大根を丸ごと1本買ったため、3日がかりで食べ尽くすメニュー第2弾は先月のアンコール料理。レシピは11/25日のブログを参照のこと。
今日はやはり中山美穂急逝の訃報に驚いて、岸惠子みたいな大物女優の雰囲気を湛えて息の長い活躍をしそうな気がしていただけに、とても意外であり残念でもあった。
昨日驚いた韓国の戒厳令騒動は今夜のBS-TBS報道1930でも特集したが、そもそも政治のシロウトだったこの人物を大統領に担ぎあげたのは国民的人気だったはずが、いつの間にかメチャ不人気になって自爆に追い込まれてしまった事情もイマイチよくわからないし、また日本とは今までになく良好な関係が結べる至極真っ当そうな人物に見えていただけに、一体なぜこんな非常識戒厳令といわざるを得ない悪手を打ったかのナゾは解けず、まあ、いわゆる魔が差したとしか思えないのであった。とはいえ戒厳令直後に主立った政治家を全て拘束する旨の命令まで発していたからには明らかに一種のクーデター未遂事件であり、内乱罪を適用されても仕方のないところだろう。彼が野党政治家をそこまで憎んで排除しようとするのは「ニューライト」と呼ばれる思想的背景があったことを同番組のコメンテーターは指摘しており、それは1990年代以降左派の政党が政権を奪取する機会に恵まれた結果、彼らを北朝鮮とつながる国家破壊活動者と見なす陰謀論じみたものだというから、ユン氏も真っ当そうに見えてトランプとあんまり変わらないタイプだったようである(-。-;)それにしても今回の戒厳令発動に対しては国会議員と市民がいち早く立ち上がってクーデターを未遂に終わらせたのだから、韓国の民主主義は極めて健全に機能しているにもかかわらず、本場の米国では4年前にトランプが煽った議事堂襲撃事件のような真逆の現象が起きたわけだし、今年だってハリスが勝てばもっと恐ろしい暴動が起きたに違いないので、同番組のゲストコメンテーター米国人のパックンはその旨を述べながら内心忸怩たる表情を示していたのが印象的でした(-.-;)y-゜゜




2024年12月07日

大根と鶏肉のポトフ

大根丸ごと1本食べ尽くしプロジェクト第3弾も先月のアンコールで、今日また寒くなったのでぴったりのQ P料理。レシピは11/23のブログを参照のこと。今回は翻訳家の松岡和子さんから頂戴した<(_ _)>冨永精肉店製のバイスブルストを加えてさらに美味しく戴きました∈^0^∋
食事しながら見たTBSの報道特集で韓国の戒厳令騒動後の情勢を聞くに、支持率13パーセントに下落したユン大統領の弾劾を求める市民運動がソウル市内で盛んな一方、地方から集まったユン支持派のデモも数万人に達しているとの報道に、今や世界的に見てどのような政治家にも岩盤支持層があるんだな〜と改めて気づかされたものである(-.-;)y-゜゜特集は冨山のチューリップTVが最初に報じた自民党の幽霊党員問題の検証で、この党の根腐り感がまた表に出て来たことにいささかウンザリ感を覚えた次第(-。-;)もう一つの特集は、この番組がマメに追いかけている防衛最前線に関するもので、自衛隊配備も台湾有事を念頭に置いた西南シフトに転換し、鹿児島県の馬毛島を筆頭に軍事要塞化の進展が著しい上に、周辺諸国との軍拡競争が起きている現状の中で、以前は中国とも現場同士の交流と対話の機会があったにもかかわらず、コロナで中断して以降それが再開されていない事実に頗る懸念が持たれた。習近平の独裁政権に対する反発からどうやら日本政府が再開に前向きではないらしいのだが、いつどのようなスクランブル状態から交戦に突入する恐れが全くないとはいえないのだから、それを避けるためにも現場の指揮官同士のコミュニケーションは取っておいてほしいものだと思わずにはいられませんでした(-.-;)y-゜゜




2024年12月08日

桜エビと菜の花のアラビアータ、クワトロフロマッジョ

乗馬の帰りに会友のMamiさんと川越駅前のイタ飯で食事。
やや寒めの小春日和だった今週末も埼玉県下の馬場で愛馬オランダの幼稚なおじさんクリトンに騎乗。
クリトンは今週も好調をキープしているとはいえ、急に朝晩の冷え込みが厳しくなったせいか、レッスン開始直後はやや重めで歩様もがたつく感じだけれど、騎乗して20分くらい経つとガゼン後肢の動きが良くなって歩様も良く、また乗り心地もフワフワ感が出て快走してくれた。ただそこまではこちらが脚で馬体をしっか挟んで持ちあげるようにして乗ってやらねばならず、結果、歩様が良くなる時分にはこちらの脚がくたびれてその状態を長く継続できないのがザンネンでした(v_v) もっともクリトン自身はレッスンを嫌がらず頑張って動いてくれているし、会員の皆さんから「クリトンいつもピカピカですよね〜」と賞められるほど高齢馬のわりに毛づやもいいのはまだまだ元気な証拠なのだろう。わたしも一時よりは股関節痛が和らいだため、レッスン開始と最後の整理運動で手綱を長く伸ばした軽速歩がラクにできるようになったから、単独騎乗でも何とか乗りこなしてはいるものの、レッスン前後の手入れを含めるとかなりの重労働になるため、果たして今後どこまでクリトンの世話を焼けるのかいささか心配になる時もあるけれど、クリトンは今やわたしを頼り切ってる雰囲気だし、まあ、出来なくなる時が来るまではお互いこの状態をキープして、まさに老老介護乗馬を実践するカタチであります(^^ゞ騎乗中は小春日に恵まれてクリトンともども軽く汗をかくほどなのに、レッスンを終えて手入れをしている最中から寒気がぐんぐん押し寄せてくる感じだったので、今日は綿がしっかり詰まった厚馬着を着せ、さらに後肢にも分厚い厩舎プロテクターを着けて馬房に戻したものの、こうした1日の激しい寒暖差には人間のカラダのほうも応えるのであります(◎-◎;)




2024年12月09日

中華前菜3点盛り、豆苗炒め、揚げ雲呑、車海老のチリソース、五目おこげ、五目湯麺

今日は青山の青年館劇場で草彅剛主演「ヴェニスの商人」を旧友のモリと観て、わざわざ劇場に来てくださった翻訳家の松岡和子さんとも久しぶりにお目にかかって色々とお話を伺いながら近所でお茶した後、外苑前駅近の町中華「三喜園」で晩ご飯を。この店はどれもそこそこ美味しくてボリューミーだし、中心街にあるとは思えないリーズナブルプライスに驚かされました \(◎o◎)/ 驚くといえばこの間に驚くような出来事が国内外で起きたのもあって、食べ終わった後もお互いに話は尽きず歓談に時を費やした次第。で、外苑前から地下鉄に乗り込んで表参道駅でお二人と別れた後、満員の車内で「松井さん!」と声をかけられて振り向いたら、そこに新潮社の小林姐さんが立ってらっしゃったのにはまたまたビックリでした\(◎o◎)/そんなわけでもないけど、肝腎の芝居の感想は明日書きます(^^ゞ




2024年12月10日

ヴェニスの商人

この芝居を上演するのに今は実にビミョーな時代だよね〜というような話を開演前に旧友のモリとして、モリは見終わった後も「今この芝居を上演して平気な国は日本くらいかもね〜」とのこと。日本は欧米文化大好き国でも、国内にユダヤ人問題を目に見えるカタチで抱えていないし、キリスト教とユダヤ教の違いすら知らなくても当然のような顔をしていられるけれど、欧米諸国ではネタニヤフのおかげで今や反ユダヤ感情がキケンなほど高まりつつあるそうだから「セリフにユダヤ人、ユダヤ人って何度も出てくるのはいくら何でも怖すぎるわよね〜」とカトリック信者のモリはいうし、ミッション出の私もその世界状況を全く意識せずには観られない芝居であったのだ。欧州におけるユダヤ人差別や迫害の歴史は勿論ナチスから始まったわけでもなく 11 世紀の十字軍あたりから始まって、スペインのレコンキスタ後の16世紀でも酷い目に遭っていることを前提に書かれている戯曲だろうが、ユダヤ人に対する加害者意識を持たないわけにはいかない欧州圏での上演と、ほとんど持たない日本での上演は演者も観客も自ずと違ってはくるのだろう。とはいえその割に、今回意外なほど面白かったのは草彅剛演じるシャイロックの人物造形で、今まで観たシャイロックは随所に卑屈な物腰や偏屈な態度で差別されたユダヤ人らしさを表現していた気がするが、草彅シャイロックはさほど卑屈でもなくむしろ高飛車気味に冷笑的な態度で、自身が差別され嫌われる理不尽さに一貫して昂然と憤り、観客に向かって抗議する人物なのである。アントーニオの胸の肉1ポンドを切り取ろうとするのも積年の恨みがあるキリスト教徒への復讐だと明言した彼が、結果その復讐を果たせぬどころか身ぐるみ剥がれて追い払われる時も今までのシャイロックのような敗残者の哀れさは感じさせず、むしろ引っ込む間際に舞台下手の袖で凄味のある笑いを洩らした瞬間、それは全世界の人間社会に対する絶望の冷笑と聞こえ、舞台の奥に消えて行く姿を下手で遮る壁面の装置がまさにアウシュビッツの壁に見えてくるような、現代の状況にもつながる恐ろしさがあった。一方のキリスト教徒であるヴェニスの商人たちが余りにも能天気な風に演じられていたのは、果たしてそれも森新太郎演出の計算と考えてよいのだろうか?草彅シャイロックに加えて今回の舞台で特筆すべきは佐久間由衣のポーシャである。佐久間は上背のある柄を活かして、父の遺言は守るけれど既に一家の主として堂々と振る舞う女性を伸びやかに演じ、結婚相手のバサーニオを圧倒する貫禄を見せつける一方で、男装してもさほど変わらずにジェンダーレス的な存在をごく自然体で演じて、この芝居のもう一つの今日性を巧く抽き出した点は高く評価されてしかるべきだろう。とにかく今日の時代に観る「ヴェニスの商人」としては良質の舞台だったといえる。




2024年12月11日

鯵の干物、カボチャの鶏そぼろ煮、とろろ汁

先週末に乗馬クラブでオーナーから新潟産コシヒカリの新米を、会友のOさんから自然薯を頂戴したのでこんな和風の献立に(^^ゞ 自然薯は擂り鉢ですって市販の麺つゆで伸ばして炊きたての美味しいご飯にかけて食べました。やはり長芋とは粘り気も滋味もゼンゼン違います∈^0^∋
食後に見たBS-TBS報道1930はきのう被団協がノーベル平和賞授賞式に臨んだ件を受けて、将来にわたる核兵器廃絶に向けてのさまざまな問題を検証。被爆者が戦後も占領軍によって長い沈黙を余儀なくされ、且つ日本政府からも何ら国家補償なしに見捨てられた状態だったのを、臆することなく堂々と告発した被団協田中代表のスピーチがまずは画期的だったし、何よりも体験者のナマの声を世界に届けられるギリギリの時点での受賞は大変に意義深いものといわなくてはならない。被団協代表が改めて日本政府を鋭く糾弾したのは恐らく、米国の核の傘に依存するあまりか、核兵器禁止条約にオブザーバー参加さえしようとしない態度に腹を据えかねてのことだろうし、とにかく戦後一貫して米国に尻尾を振るカタチで政権を維持し続けてきた政治家や官僚が、紛れもなく非人道的な兵器使用の事実からずっと目を逸らし続けていることの問題であるのはいうまでもないだろう。国民の間でも次第にその事実が風化して痛みが忘れ去られつつあるなかで、調査によれば、米国でも若い世代になると過去の核兵器使用を誤りだった認める人がどんどん増えているらしいのはせめてもの救いかもしれません(-.-;)y-゜゜




2024年12月12日

おでん

また寒くなったので安直なこのメニューに(^^ゞ 今夜は富永精肉店製の和風ソーセージを参加させてみました∈^0^∋
食後に見たBS-TBS報道1930は意外なほどあっけなく崩壊したシリア・アサド政権後の中東情勢を特集。アサド政権を倒した反体制派の指導者ジャウラニ氏は元アルカイダのメンバーとして米国にテロリスト指定されている人物だし、彼がさまざまな反体制勢力を平和裡にまとめて新政権を発足させられるかどうかにも疑問符がついており、いずれにせよ独裁政権を許した国の民度を考えると、その崩壊後に生じる混乱が長引くのもやむを得ないのだろう。アレッポ陥落後やけに早く政権が崩壊した原因を、アサドが国民に訴えかけてあくまで反体制派と闘うモードを全く示さずにさっさとロシアに逃げだしたことだと、中東情勢に詳しい高橋和夫氏があっさり述べられたのはいささか意外なナルホドで(!_+)反体制派を陰で支援していたトルコが今後に強い影響力を持ちそうな一方、アサド政権の後ろ盾だったはずのロシアがいつの間にか反体制派と通じてシリア国内に基地を残すべく画策していたらしいという話も意外な納得でした(-.-;)y-゜゜
ところで「富岡多恵子の革命」と題する島崎今日子氏の評伝が婦人公論jpでフリー連載され始めたのでお知らせします。島崎氏は私にまで取材なさるほど入念なリサーチに基づき故人の人生を追究されているので、ご興味ある方は下記のサイトにアクセスしてください(^^)/

https://fujinkoron.jp/category/tomiokataeko



2024年12月13日

カブと牛肉のオイスターソース炒め

近所のマルエツの牛肉全品3割引きセールに惹かれて(^^ゞ旬のカブが美味しそうだったので、前にこんな組み合わせの料理あったかも?と思いながら適当なオリジナルレシピで作ってみた。生姜の千切りを炒めたゴマ油で細切れ牛肉と縦八つ割りにしたカブを炒め合わせ、豆板醤を加えて酒、オイスターソース、醤油で調味し、蒸し炒めでじっくり火を通してからカブの葉を炒め合わせて仕上げました。
食後に見たBS~TBS報道1930は今年もまた驚くほど莫大な額が決まった補正予算なるものを検証。一般会計からはみ出したこの予算によって財政規律が弛み、いつまで経っても財政健全化がなされぬまま、国債の発行に頼り切った国家財政に日本は終始しているわけだけれど、近年それがひどくなったのはコロナ支援で支出が増大したことや、やはりアベノミクスのリフレ財政が尾を引いているらしい。それにしても政治家や役人連中が予算の分捕りのみに傾注し、その予算の使途に余り関心を払わないのは所詮それが自分で稼いだ金でなく、他人様から搾り取った税金だからなのである(-_^:)今度の会計検査院の院長は、それらがいかにいい加減な使われ方をしているかTVで堂々と公開されていたが、絵に画いた餅のように相当いい加減な予算案を平気で通した上で、予算を分捕ったこと自体が手柄として自慢しがちなアホ政治家やアホ官僚には、税金を払う側が常に監視を怠らず、事あるごとにギュウギュウと締めつけて追及する姿勢を保つべきなのでしょう(-.-;)y-゜゜




2024年12月14日

鱈ちり

今夜はとにかく寒いので鍋料理を(^^ゞ
食事しながら見たTBSの報道特集は、ようやく弾劾訴追案が可決に至った韓国の現地取材を交えてユン大統領の戒厳令騒動を検証。どう見ても時代錯誤的な戒厳令を、ユン氏がなぜ発動したのかのナゾについて、彼はこの間ひたすらウヨクYouTuberのオッカケで、周囲の意見にまるで耳を傾けないのが困ったもんだったと与党議員が話したのは衝撃的で、ええっ!いい歳をしたオジサンなのに……と一瞬思ったものの、やっぱりワタシよりはだいぶ若僧の60代で、日本でもその世代にありがちな実感的な歴史認識不足だったり、Netリテラシー不足が禍いしたんだろうか(?_?)という気がしたものである。弾劾が決まって、若者を中心とする野外コンサートみたいなデモが大いに盛り上がりを見せる一方で、本人はあくまで国家のために最善を尽くして闘うと宣言していることのギャップにも驚きを禁じ得ないが、それもまたウヨクYouTuberの影響がまだまだ大きいからだろうか?とにかく軍には李在明以下3人の暗殺命令まで出ていたという生々しい証言もあったりするわけなので、現場のトップが抗命して一発の銃弾も放たずに事態を収拾させたのは、この騒動における最良の判断だったといえるのかもしれません(-.-;)y-゜゜




2024年12月15日

乗馬クラブの忘年会

かなり寒いけど小春日和といえなくもない今週末も愛馬オランダの幼稚なおじさんは絶好調をキープし、往年の外国産馬らしいフワフワした乗り心地を復活させて、A子先生の下乗りではちょっとした競技会なら通用しそうな伸長駈歩を披露してくれたのは何よりでした(*^^)v 一時はもうレッスンも引退させて養老馬にするしかないかと思われただけに、こうした復調は大変喜ばしいものの、こうなると果たしてワタシがどこまで乗り続けられるかという問題にも絡んで来て、それはそれで悩ましい話でもあるのでした(^_^;) ともあれ今夜はクラブの忘年会で、日中のレッスンにも参加される会員さんが多かったために、当クラブでは珍しい4頭部班も行われるなどして、川越市場の傍にあるマーケットテラスに集結。ここは地元の野菜をウリにしながら肉も鮮魚もたっぷりのバイキングをとてもリーズナブルに楽しめるレストランで、みんなお腹をいっぱいにしつつ、どう転んでも馬バナシになってしまう歓談を心ゆくまで楽しんだのでした\(^O^)/




2024年12月16日

鶏肉と牡蠣のバター醤油炒め

きのう乗馬クラブで会友から作り方を聞いて、それはカンタンに出来てオイシイのは間違いないと思い早速作ってみました(^^ゞフライパンでバターを溶かして鶏もも肉と玉ネギスライスを炒め、牡蠣を炒め合わせて醤油で調味し、仕上げに黒胡椒を振っただけ。
食後に見たBS-TBS報道1930は弾劾訴追案が可決しても「絶対に諦めない」と言い張る大統領が果たして逮捕されるのかどうかを検証。同じくスネに傷持つ政敵李在明が裁判で有罪となって大統領になる可能性が封じられるまで粘るつもりらしいとの見方もあるなかで、日本からだとどう見ても弾劾が覆ることはなさそうな気がするが、それにしてもユン大統領があそこまで自分の正義を信じられるのはやはり検察官出身だからなんだろうか(?_?)そういえば日本でもパワハラレイプを犯した元検察官が初公判で起訴内容を認めながら一転して無罪を主張し始めたのにも驚いたけれど、近親相姦レイプを犯した父親が娘の同意を唱えた一件にはすっかり呆れてしまい、両件共に日本男児がここまでクズに成り下がったか(-_-;)と暗澹たる思いを致したものである(-。-;)最近の日本で呆れた事件といえば、野村証券の社員が顧客の家で相手を睡眠薬で眠らせて多額の現金を奪い、証拠隠滅のために放火までした!という事件には驚倒したが、今日は三菱UFJ銀行の行員が貸金庫から顧客の金を窃盗していた事件(!_+)が明るみに出て、いやはや心の貧しい国になった日本はとうとう、いかなる一流企業の人でも信用できない時代なんだよなぁ…と思わざるを得ませんでした(-.-;)y-゜゜


コメント(1)

ほんとに例にあげられた、無罪や同意があったと主張する男性2人のクズっぷりは、あまりの人格の低さというか卑しさに、辟易します。いつから、明らかに嘘なのに、強く主張したら本物らしくなる、本物のように思わされる、そういう風潮になったのでしょうか。被害に遭われた女性たちの地獄を思わずにはいられないし、連帯したい気持ちです。

投稿者 こけし : 2024年12月17日 17:44



2024年12月17日

チョリソーのトマトソースパスタ、ツナとカイワレのサラダ

適当なオリジナル簡単レシピを一応書いておきます。ニンニクの薄切りを炒めたオリーブ油で富永精肉店製のチョリソーと縦薄切りにした玉ネギ、縦4つ割にしたマッシュルームを炒め合わせてトマト缶を加えて赤ワイン少々と塩胡椒で調味し、汁けが少なくなるまで煮詰めてソースにした。サラダはツナ缶がオイリーなのでレモン汁と醤油で調味しただけ。
食後に見たBS-TBS報道1930は裏金問題が尾を引く今国会で与党自民党が苦戦している様子を伝え、一体ダレがネーミングしたのやら「公開方法工夫支出」なる聞くからにいかがわしくて笑っちゃいそうな例外細目も最後には削除し、政策活動費全面禁止の野党案を自民党が丸ごと飲むカタチになったのだから、かつてのアベ政権下で形成された「一強多弱」の政党政治がいかに歪な民主主義だったかも今にしてわかろうというものである。与野党が伯仲しなければ、どんな法案もあっさり通りはするだろうけど、世襲ばっかり増えて与党に人材が乏しい今日、結局は官僚案丸呑みで国民置き去り政治に終始してしまった現実を忘れないよう、今後も注視しなくてはならないのだろう。それにしても少数与党を率いるイシバ君が多数野党の攻勢に対し、どこかの国の大統領みたいにキレて、緊急事態条項をさっさと可決し発令したいとか思わないように願いたいものであります(-.-;)y-゜゜




2024年12月18日

すき焼き風そぼろ丼

一昨日のQPで見た料理。合い挽き肉を炒め、小さく切った長ネギと椎茸の薄切り、シラタキを炒め合わせて出汁、砂糖、醤油で調味したそぼろをご飯に載っけて、仕上げに温泉卵をトッピング。温泉卵は卵黄と白身に小さく穴を開けて水を加え、電子レンジで加熱したらカンタンに出来ます(^。^)
食後に見たBS-TBS報道1930は戒厳令騒動を引き起こした背景となる韓国社会の深刻な「分断」を検証。ユン大統領は保守系YouTuberを大統領就任式にも招いたほど以前からハマッていて、就任後もさまざまな優遇策を取ったらしいが、一方に進歩派YouTuberも沢山あって、大統領ばかりでなく社会全体のYouTube依存率が高いのだそうである。それにしてもYouTuberの発信力が高いのは既成のマスコミよりも発言が白黒ハッキリしてより過激だからだろうが、その背景にはハッキリ分断して対立する社会の色んな層があるはずで、もちろん年齢差も大きいのだろうけど、たとえば親日や親米派と朝鮮半島統一派の分断とか、公務員や財閥系大手企業の社員とそうではない人たちの分断とか、他にも対立する様々な要素がありそうで、それら事細かな韓国社会の分断と今後の行方を同番組ではもっとしっかり報じてほしかったのであります(-.-;)y-゜゜


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この料理、簡単そうで、是非、やってみたいと思います
さて、
今年の夏ごろ、世界同時株安があったの覚えてらっしゃいますか?
待ってました!とばかりに、長いことほったらかしだった株を売却し、さぁ何を買えばいいのかと、聞きまして、
「AIの次は、量子コンピュータでしょ」ということで、言われるまま買いまして、今のところ2銘柄とも順調です
ただ、量子コンピュータというのがわからないし、量子力学とか、さっぱりわからないです
すると、夫が
「Nスぺの予告に量子があったよ」と言うのです
ありました
28日土曜日の夜、ふだんのNスぺより長時間のがあります
「量子もつれ」
語りが、量子もつれに興味津々という宇多田ヒカルと一之輔師匠です
7年くらい前に話題になった『12歳の少年が書いた量子力学の教科書』もアマゾンで安くなってるのを買いました
帯に「数式を飛ばして読んでも概要を理解できる!」
理解できる!に赤のアンダーラインです
ちょびっとでも、わかるかなぁ

投稿者 せろり : 2024年12月23日 09:17



2024年12月19日

鮭と大根のバターナンプラー炒め

今日のQPで見た料理。イチョウ切りにした大根をバターで色づくまでじっくり炒め、鮭の切り身とニンニクの薄切りを炒め合わせ、ナンプラー、酒、砂糖の合わせ調味料を回しかけ、大根の葉を加えて汁けがなくなるまで火を通した。鮭は炒める前に塩してしばらく置いておくこと。ワタシは好みでエリンギの薄切りも加えてみました(^^ゞ
今日の国内ニュースでまず、ああ、良かった!と思えたのは北九州市の児童殺傷事件の容疑者が逮捕された件で、動機はいまだ不明でも、とにかく近隣の人たちはひとまず安堵なさったに違いない。次に感慨を催したのは(別にああ、良かった!と思ったわけではないが)ナベツネこと渡辺恒雄氏の訃報である。この人物とは何ら面識もないのだけれど、ワタシがまだ小説を書きだして間なしの頃、ちょうど四半世紀前に「読売演劇大賞」の選考委員をほんの短期間務め、選考会後の会食で当時の読売新聞社会長とたまたま同席する機会が持てたので、何故ナベツネは御社にずっと居座り続けているんですか?というような質問を恐れげもなく会長に発した覚えがあるのだった。それは怖いモン無しというより、ワタシ如きが何をほざこうとご本人の耳に届くはずもなかったからだし、また当時のナベツネは、たしか巨人関連の暴言もあったせいで、世間に蛇蝎の如く忌み嫌われていたため、社内では一体どう見られているのか自ずと知りたくなったのだろう。その時の会長の答えはウロ憶えなので書かずにおくが、へえ〜そうだったんだ〜と変に納得したような気がする。その後だいぶたってからNHKのロングインタビューみたいな番組を、これもたまたま見て印象が随分と変わり、なるほど戦後の政治史をこれほどヴィヴィッドに語れる人物も稀少だという気がしたものだ。晩年のご本人は、新聞というメディアが多大な影響力を持つ時代のまさに終焉に自分が立ち合ってしまったことを、一体どう感じてらしたたのかも大いに知りたかったところであります(-.-;)y-゜゜


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テレビ朝日の大越キャスターがまだNHKにいた頃の渡邉恒雄氏ロングインタビューは見応えありました。死と隣り合わせにいた人間だからこその肝のすわり方と明晰な頭脳で権力を手にしたのだとは理解できましたが、なぜあそこまで権力にこだわったのか。頭が良いから引き際をわきまえるかというと、そうではないのだと思いました。老いてなお読売本社の最上階に君臨する姿はまさに権力の亡者に見えました。有名な「野球選手の分際で」と言い放った事件?は、さすがのナベツネも一般ピープルである野球ファンの熱量を測り間違えたと言えます。当事者だった選手会会長の古田の努力や苦労をずっと見てきた野球ファン全員を敵にまわしては勝ち目がなかったでしょう。しかしながら野球だけを取っても罪ばかりではなく選手の権利を認めるFAを導入したり、功の部分もありました。不思議な巨人でした。

投稿者 マロン : 2024年12月22日 12:26



2024年12月20日

鶏肉とレンコンのべっこう煮

レンコンが美味しそうだったので先月のQP料理をアンコール。こんな色黒に仕上がったのは醤油を入れ過ぎたのではなく、うっかりして鍋底を焦がしちゃったせいですf(^ー^;
けさのワールドニュースでは昨日行われた年末恒例のプーチン大記者会見をドイツZDFが大きく取りあげたが、晩ご飯後に見たBS-TBS報道1930でもコレを検証。ZDFはプーチンの発言から「政治とは妥協の芸術である」という文句を取りあげて、ウクライナ戦争を始めた当人も近頃はさすがに弱気になり始めてトランプの和平交渉に乗る気が大いにあるのではないか?という楽観的な推測を述べていたが、同番組では実際弱気にならざるを得ないほどロシアが国内経済に大きな問題を抱えている点を指摘。まず海外諸国の輸出規制による締め付けや、戦争継続による労働人口不足等で物価が異常に高騰し、バター泥棒が横行するほどの食料品不足に悩まされている一方で、その物価高騰を抑えるために政策金利がなんと21パーセント!!市場の融資金利が38パーセント(@_@;)という狂乱金利状態で企業倒産も急増という悪循環にも陥っているらしい。ふつうの民主主義国家ならとっくに政権崩壊に伴う政権交代が起きるのに、もともと革命の本場みたいな国のはずが、国内にはもはや反プーチンで決起するエネルギーが喪われてしまったということなのか、国の行方が今後どういう落ち着き方をするのか一向に見えてこないのもいささかフシギであります(-.-;)y-゜゜




2024年12月21日

鶏肉と野菜のサラダ、カクテキ、韓国風ブリ大根、トッポギ入りタッカルビ、饅頭スープ、参鶏湯

今夜はお隣の韓国薬膳料理店「葉菜」で元米朝事務所の大島さん、音楽ライターの守部さん、園芸ライターの光武さん、幻冬舎のヒメといった常連メンバーで忘年会を(^^ゞ 饅頭スープや参鶏湯の美味しさは既知としても、今回初めて食べたブリ大根を始めどの皿も真っ赤っかな見た目ほど辛くはないし、むしろほどよい甘味が勝って、且つ1皿ごとに全く違った味わいが楽しめるのはウレシイ限りでした∈^0^∋これだけ食べて珈琲に手作りケーキまでついて、エッこの値段ヾ(℃゜)々と驚くのもいつものことで、皆さん忘年会で東京からわざわざ大宮にいらっしゃった甲斐もありそうでした(*^^)v




2024年12月22日

おこわ弁当

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
えげつない寒暖差に見舞われた(@_@;)今週末も愛馬オランダの幼稚なおじさんクリトンに騎乗。クリトンは相変わらず好調で外国産馬らしいフワフワした乗り心地をキープし続けているのに昨日は「下乗りもレッスンも気持ち早めでお願いできないでしょうか?」とA子先生にお願いしたのは気温15℃まで上がった昨日がクリトンを丸洗い出来る年内最後のチャンスと思われたからだった。とにかく偏西風の蛇行のせいか、この冬は今週末に限らず寒暖差が激しいため、レッスン直後に馬場でゴロゴロするのが大好きなクリトンは砂ぼこりと皮脂とで冬毛がコベコベになっているから年内に一度はキレイにして良き新年を迎えさせたかったのである。目的達成後の今日はまた恐ろしく寒風が吹きすさぶ1日で、ワタシは股関節痛がある逆足の太腿にも筋肉痛でなく明らかに神経痛が出た(>_<)ものの、意外と平気に単独騎乗がこなせたのはやはりお互い気心が知れた相棒だからだろう。で、それを見てらした高齢の男性インストラクターK先生が「松井さん乗り方変わったよね〜」と仰言ったので、股関節痛に神経痛を抱えているワタシとしては「悪くなりました?」と訊いたところ「いや、良くなってるんでビックリしたのよ。最初遠目で見てたら、一体ダレが乗ってるんだろう?と思ったくらい」と賞められて、この歳でも成長できるらしい乗馬というスポーツに感謝でした(*^^)v写真はこの時期の乗馬クラブあるあるで、会友のMamiさんがご用意されたトナカイカチューシャとワタシが用意した100金サンタ帽を、丸洗いされて温泉旅行中のオッサンみたいにボーッとしているクリトンにそっとかぶせたものです(^○^)


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こんばんは、初めて書き込みいたします。
歌舞伎、お料理、乗馬の記事いずれも楽しく拝読しています。
サンタ帽とかXmasバージョンのイヤーネットとか、ホントこの時期あるあるですね。
来年1月の松竹座の切符が取れたので、楽しみにしているところです。
仁左衛門・玉三郎の顔合わせは松竹座では19年ぶりとか(^^)ゞ

投稿者 Shironeko : 2024年12月23日 21:19



2024年12月23日

豚バラしゃぶ鍋

今日は年に一度の換気扇清掃を業者さんにしてもらったので、しばらく油を使わない料理にします(^^ゞ
食後に見たBS-TBS報道1930は来年とうとうが戦後80年を迎えることに因んで、戦後政治を牛耳ってきた親米保守を検証。この親米保守なるものの歪さというか論理的矛盾については個人的にもずっとひっかかっていて、当ブログでも売国奴政権とさんざん揶揄してきたし、もし米中関係が悪化して激突するようなことにでもなれば、反中感情とゴタご混ぜになったウヨク思想に結びついて侵中の片棒を担ぐどころか先鋒すら務めさせられるのではないかと大いに懸念しているのだった。ともあれ戦後80年間に一度も戦争に実戦的な参加をせずに来られたのは先進国として稀有な例で、ベトナム戦争に従軍した韓国とかに比べても大変に好運なことだし、親米保守派は米国に押しつけられたとしている憲法9条を隠れ蓑に日本は80年間の平和を保ってこられたからこそ経済的発展を遂げられたわけだし、現在も世界の中で比較的安穏な日々を謳歌していられるのだろうと、毎朝ワールドニュースを見る度に思うのでした(-.-;)y-゜゜




2024年12月24日

鶏団子鍋

熱はゼンゼンないけど風邪っぽいので、風邪の時によく作るこのメニューに(^^ゞ鶏もも挽肉におろし生姜とネギのみじん切りをたっぷり混ぜ込んで作った鶏団子を、昨日の鍋の残り汁を漉してカツオ出汁を加え味醂と醤油で調味した鍋でじっくり煮て、仕上げに柚子の皮を散らした。他の具材は鶏胸肉と白菜と長ネギと椎茸です。風邪を引いたのはあきらかに家の中が寒かったせいで、今年の冬はやけに暖かい日があったりしたため、床暖以外の暖房機具をうっかり使いそびれていたのでしたf(^ー^;
お昼に最寄りの取引銀行に行ったら、年末らしくなのか、イブらしくなのか、ずらり並んだATMに行列ができていた。近ごろはATMの傍に必ずガードマン?っぽい年配の男性が立っていて、並んでる人に空いたATMを報せたりしているが、今日はワタシの前にかなり高齢の杖を突いた足下のおぼつかない男性がいて、このお年寄りがガードマンっぽい人に「振込したいんだが、どうしたらいい?」と尋ね「現金振込ですか?それとも預金からですか?」と問い直されて「預金から」と答えたら「ここでも出来ますが、どれくらいの金額で?」と再度問い直されたお年寄りの即答「一千万」にビックリ(!_+)ガードマンっぽい人も慌てて「そ、それはちょっと金額が大きいんで、上の階の窓口に行ってください」と案内していたが、いや、それはひょっとして振込サギじゃないのかしら(-。-;)とワタシは気になって堪らず、まあ、ヤバそうだったら上の窓口の人が何とか対処するだろうとは思ったものの、そこまでの大金を振込もうとする人は初めて見たし、大勢が並んでいるATM機の前でそんな具体的な金額を明かして良かったんだろうか(?_?)と年末だけに何だかえらく不用心なやりとりに思えてなりませんでした(-.-;)y-゜゜


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今朝子さま、お大事になさってください。早く良くなりますこと、願ってます。

投稿者 こけし : 2024年12月24日 23:49



2024年12月25日

ヒレカツ、コロッケ、大根と水菜のサラダ、昨日の残り

昨日の鍋の残りがたっぷりあったので今晩はテキトーに(^^ゞ カツとコロッケは大宮駅前の新宿さぼてん製。サラダはスライサーで千切りした大根とざく切りした水菜を合わせて、先日ヒメから頂戴した岩下の新生姜ドレッシングで食す。ヒメが最近ハマッてます!とご推奨のドレッシングはたしかに病みつきになりそうです∈^0^∋
食後に見たBS-TBS報道1930はイシバ君に今国会を「熟議」と自画自賛させた少数与党政権の検証。かつての一強多弱時代と比べて、とにかく与野党間で一応政策論議らしきものが交わされるシーンを見る機会が増えたし、官僚の作文を世襲議員が読み上げて強行採決なんてことがなくなっただけましというべきだろう。ただ問題は野党各党が人気取りのバラマキ的な政策を提案する結果、予算が膨れあがる一方になりがちなことで、今後は精査して不要な予算を削るかカットする提案も併せて正当に評価すべき時代だろうと思う。これまたかつてのアベノマスクみたいなトンデモ支出を生じさせてはならないから(^_^;) その上で国会の丁寧な論議がなされるなら、欧州諸国のごとく、今後も少数与党による可変的連立政権が日本には望ましいように思われる。小選挙区制にして二大政党時代を目論んだものの、それが結果的に一強多弱による政治腐敗につながったことは銘記されるべきだし、またそもそも二大政党政治が巧く行ってるケースも世界的に少なくなっているのではないか(?_?)と、近頃これは本場アメリカやお隣の韓国を見て強く思うところであります(-.-;)y-゜゜




2024年12月26日

茹でレンコンとボローニャソーセージのマヨ和え、スッポン雑炊

年末年始は何処のスーパーも、てんで使えねえ(-_^:)状態に突入し、まともに料理が出来ないせいもあって、今夜はこんなメニューに (^^ゞ ボローニャソーセージはうっかり食べそびれていた富永精肉店製ラストワンで、雑炊はかなり前に体調が悪くてゲットした市販のすっぽんスープでご飯を煮ただけ。
手洗い器付きトイレの手水蛇口から水が出なくなったので今日の午前中に修理の見積もりをしてもらったところ「これは大分前から使ってますよね?」と訊かれ、たしかにこのマンションに越してきて来年でちょうど15年目になるのを想い出すと「トイレの寿命は10年っていわれてるんですよね。旧い型番だと部品が無くなってる可能性が高いんで、全取っ替えになりそうです」と応じられて、収納一体型のトイレだからしてヒエエ〜ヾ(℃゜)々という金額に。なので手水が使えないのは多少不便でも、タンクに水が溜まる仕組みは維持されているので、当分は放置することに。何しろ年明け早々には床暖付きガス給湯機も取り替え工事が予定されており、新築マンションも15年たてば経年劣化にによる住環境改修改善の物入りがハンパないのを、経験された方も多かろうと思う。それにしても、ガス給湯機でもひっかかったのはやはり部品の品切れによって修理は不可能という理由で、そのことは今やあらゆる製品の修理ができない理由にされているが、政府も企業もSDGsなんてことを唱えるんだったら、最初に取り組むべきは資源の無駄遣いと不燃ゴミを無くすためにも一個の機械製品を長く使い続けられるようにするべきなのに、とにかく次から次へどんどん新製品を作ってそれらの売買で経済を回すことしかアタマにない人たちの冥加の悪さが地球環境を損ない、人類を始めあらゆる生物が生存しづらい状況に追い込んでいるのは間違いありません(-.-;)y-゜゜