トップページ > モロヘイヤと長芋のバター醤油炒め、鶏そぼろとトマトの生姜スープ

2024年08月05日

モロヘイヤと長芋のバター醤油炒め、鶏そぼろとトマトの生姜スープ

今日のQP通りに作ったメニュー。まずベーコンをカリッと炒めていったん取りだしておき、ニンニクの薄切りと拍子木切りにした長芋をサッと炒め合わせ、モロヘイヤの葉と水を加えて蒸し炒めし、ベーコンを戻して醤油味醂塩とバターで調味し、仕上げに粗挽き黒胡椒を振る。ネバネバ系で猛暑を乗り切れそうな一品です。スープはまず鶏ひき肉と水を鍋に入れて煮立て、アクを掬い取ってから生姜の千切りと八等分にしたトマトと酒を加えて塩胡椒で調味。これまた猛暑にもってこいの爽やか系スープ(*^^)v
食事しながら観たのはグリーンチャンネルのパリオリンピック馬場馬術フリースタイル個人決勝の録画放送で、これは昨夜 TVer のLIVE配信で観たにもかかわらず、日本語の解説を聴きたかった以上に素晴らしい馬たちの姿態をもう一度目にしたい気持ちが勝ったというべきか。ザックリいうとオリンピック級フリースタイルの馬場馬術は人馬によるフィギュア競技であり、人馬によるニニンバオリ的なダンス競技だが、今大会は東京大会の時よりも馬の脚遣いをしっかりと映しだしていっそう見応えがあったような気もする。両前肢の蹄がずっと宙に浮いてるみたいに見える伸長速歩や、四肢を高く持ちあげながら器用に蹄を返して静止させるパッサージュ(抜き足差し足歩行)やピアッフェ(その場の足踏み)、高速でジグザグ走行するハーフパス(欽ちゃん走り)やダイナミックな踏歩変換(スキップ)、凄まじい迫力の伸長駈歩といった緩急自在の組み合わせを音楽に合わせて披露する馬たちはいずれも国宝級の芸達者であり、その馬たちを終始すました顔で操る騎手もまた名人級なのだ。ワタシはつくづくこうしたスポーツというよりも「芸」を観るのが好きなんだな〜と思いつつ、その昔に武原はんや四世井上八千代、六世中村歌右衛門や初代藤間勘祖らが歌舞伎座に集結して競演したのはまさに「名人会」の呼び名にふさわしかったんだよね〜今どきの人間国宝にはもうああいったゴージャスな名人芸が望めないから、代わりに馬の名人芸を求めているのかしら?なんて考えちゃいました(^^ゞ
ともあれ欧州ではこうした馬の「芸」が鑑賞の対象として定着し、フィギュアスケートが興行として成り立つように、馬場馬術のショーも興行化しているくらいの人気スポーツだからして、観客もノリにノって演技に手拍子をしたり、感泣したりしている。中でも名人中の名人と目されるイザベル・ベルトの観衆の惹きつけ方はハンパではなく、多くをその繊細で緻密な演技に魅入らせていた。彼女が長年の愛馬と別れて今年から新たなコンビを組んだ相手はまだ10歳の牝馬だそうで、比較的若い馬を短期間で彼女仕様に仕込んだあたりが並ならぬ名人の証なのだと認識されているのだろう。東京大会と同じくその彼女を凌いで金メダルに輝いたジェシカvBウエルンドル選手の馬は相変わらず脚の運びが実に優雅で、騎乗する彼女もまた非常にエレガントな乗り方をするのが現在馬場馬術の最もトレンドなあり方として高く評価されているのだろう。もっとも伸長駈歩に切り替わった時はド迫力な走行を示して、優雅な速歩常歩との緩急自在さがまた魅力的なのである。伸長駈歩の迫力は銅メダルに輝いた英国シャーロット・フライ選手の青毛牡馬も劣らなかったし、また今大会ではデンマークの馬が出場した3頭とも素晴らしい歩様を示していたように思われて、中でも予選2位通過だったデフュー選手は馬のキャパシティがどの馬にも勝るように見えたものの、決勝では手痛いミスが出て敗退したのが残念だった。採点は減点法だから何よりもミスがないことを求められる競技とはいえ、90%超というジェシカ選手の点数は驚異的で、日本の国内試合だと60%台が出たら大満足されるのでした(^0^;)


コメント (1)


今まであまり観たことのなかった馬術ですが、今回のパリで優雅さと可愛らしさを持った馬たちに改めて魅了され、騎手との深い繋がりにも感動しました。さらに今朝子先生のブログでの解説を読み、本当に深い競技なのだな、と。今後チェックチェック!

投稿者 マロン : 2024年08月07日 08:50

コメントしてください




ログイン情報を記憶しますか?


確認ボタンをクリックして、コメントの内容をご確認の上、投稿をお願いします。


【迷惑コメントについて】
・他サイトへ誘導するためのリンク、存在しないメールアドレス、 フリーメールアドレス、不適切なURL、不適切な言葉が記述されていると コメントが表示されず自動削除される可能性があります。