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2024年07月12日

今日は松岡和子さんと対談(^O^)/

ついこないだまで釧路外乗ツアーをご一緒していた翻訳家の松岡和子さんと今日は文藝春秋社で対談を(^O^)/新作の拙著『一場の夢と消え』の8月刊行を期した「オール読物」誌上の対談で、同作品が近松門左衛門の一代記であり、近松はよく「日本のシェイクスピア」なんていわれるから、シェイクスピア作品の翻訳で名高い松岡さんとの対談が企画されたのだった。そもそも松岡さんと私のご縁は1990年代に文化出版局の「ミマン」という雑誌でシェイクスピアと近松の作品を交互に1作ずつ紹介するコラムを隔月連載していたことに始まって、連載1周年記念に蜷川幸雄氏を交えての鼎談はしたものの、その後はどちらかといえば馬トモとしてのお付き合いがほとんどで (^^ゞ 誌上対談は何と今回が初めて!ということに。で、私としては拙作を無視してシェイクスピアと近松の違いというか、演劇や芸能における東洋と西洋の違いをとことん話し合いたかったのだけれど、刊行記念とあってやはり拙作に沿った話がメインとなり、まずは司会者から拙作の感想を求められた松岡さんが「これはとっても太い作品ですよね〜」と仰言った意味を聞けば「近松自身の私生活はもちろん有名作品の内容、役者と芸人の世界が織りなす闘争や葛藤、当時の政治経済、天災や社会現象、色んな事件が細い糸で、それらが緊密に寄り合わさって出来た一本の太いロープみいな感じだから、どこを読んでも面白いし、何度も読み直したくなるのよ〜」と過分な褒詞を戴いたのは望外の歓びでしたヽ(^0^)ノ松岡さんは拙著のゲラに付箋をびっしり貼られてその後さまざまなご質問を。某国の党首討論とは違って(笑)事前に質問を知らされていたわけではないし、また釧路旅行中は今日の対談についてお互い一言も触れなかったので全くブッツケ本番のやりとりながら、近松とシェイクスピアの意外な共通点や相違点が徐々に明らかとなる和気藹々とした対談は次号9・10月号の「オール読物」誌に収録されますので、ご興味のある方はご購読くださいませ<(_ _)>ほぼ同時期に刊行される拙著の『一場の夢と消え』のほうも勿論お忘れなきように!!
今日の写真は文藝春秋社内で撮影したもので、新緑がバックでも釧路ではありません(^0^;)


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