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2024年05月13日
和風ドライカレー
週末に乗馬クラブで新潟産の切り干し大根を頂戴して「通販生活」のレシピ通りに作ってみた料理。合い挽き肉を酒醤油砂糖少々で調味して炒め、生姜の千切りとニンジンの短冊切りバラしたシメジと戻した切り干し大根を炒め合わせて戻し汁を加え、酢とカレー粉で調味して汁気がなくなるまで煮込んだだけ。ちょっとビミョーな味わいでした(^^ゞ
けさのワールドニュースで少し気になったのはフランス2が報じた生成AIが映画界にもたらす革命についての話題だ。人間性が売り物のはずの俳優業が、意外にも生成AIに取って代わられそうな話は日本でも紹介されたが、ホンモノそっくりのオードリーヘップバーンが登場するCMも既に出来ているようだし、エキストラ俳優や声優たちは自分たちの容姿や声が既にスキャニングされて勝手に使用されるかもしれない不安を強く訴えているのだった。
ところで先週はさい芸で「ハムレット」を一緒に観た旧友のモリがモバイル持参でわが家に泊まって、彼女が日ごろ愛用している生成AIの機能を披露してもらったのだが、聖書関連の翻訳をしている彼女にとってはパーフェクトに近い助っ人だというので、わたしは敢えて日本文化について尋ねてみようと思い、咄嗟に「そしたら『妹背山婦女庭訓』について訊いてみて」とモリに頼んだら、AIは少し考える間を置いて意外なほど淀みなくスラスラと答え始め、江戸時代の人形浄瑠璃作品と答えたまではよかったが、作者は3代目竹田出雲と2代目並木千柳で(!_+)ストーリーは畠山重忠と静の夫婦に起きる悲劇(!_+)というふうに、一体こんな話がどこから湧いて来るんだろう(?_?)と思うような突拍子もない大ウソを自信満々に述べるのがおかしかった(^◇^;)次にガラッと趣を変えてイヨネスコ作の「授業」について訊いたら、世界でも著名な不条理劇であり……と非常に真っ当な答え方をした上で、日本では寺山修司が主宰する「状況劇場」が初演した(!_+)と大ボケをかますも、これまた知らない人が聞いたらへ〜そうなんですか〜と思うしかない堂々たる答えっぷりで、「状況劇場は唐十郎主宰じゃなかったっけ?」と突っ込んだら「ああ、その点は間違っていました。訂正します。しかしながら……」と長い弁明を始めるのもおかしくて「ああ、君は自民党の政治家にもなれそうだね〜」と言ってやりたいくらいだったのだ(^_^;)要するにかなり専門性の高い内容にも応じてくれるが、現段階ではそれをチェックする人がいないと危なくてゼンゼン使えないレベルだし、日本文化の場合は色んなコンテンツのデジタル化されていないケースがまだ非常に多いために間違いだらけになってしまうのだろうけど、古いコンテンツに遡ってデジタル化してくれる若い人材が少子化に反比例して今後どんどん増えるとも思えないだけに、日本に限らず先進諸国では残念ながらありとあらゆる過去の文化が早晩プツンと途切れて未来につながらない可能性が高いような気もするのでした(-.-;)y-゜゜