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2024年03月26日
ゴジラー1.0
今日は原稿が思いのほか早めに仕上がったので、午後から近場の映画館へゴジラを観に出かけたワタシ(^^ゞそもそもリクガメをペットにしてることでも想像がつくように、子供の頃は可動式のプラモデルを組み立てて遊んでた根っからのゴジラ大好き人間で、オトナになっても東宝が久々にゴジラ映画を復活させた1980年代に、当時朝日放送が発行した関西版「ぴあ」の前身ともいうべき「Q」という情報誌でデスクを務めていたワタシは同誌でゴジラ特集を組んで、ゴジラの生みの親である本多猪四郎監督とお目にかかってインタビューまでしちゃったくらいなのである。その時に東宝側の窓口を意外なほど熱心に務めてくれた宣伝部の島谷という青年が同年輩の京大出身者だったので話がえらく合って、なかなかのキレ者だと思っていたら、向こうはあれよあれよという間に出世して東宝の社長になり、現在は会長だから、つくづく人間年を取るもんだな〜と思わざるを得ません(^_^;)
ともあれ、そんなわけでゴジラの今作品も早く観るつもりだったのに、この種の映画を必ず誘ってくださるPメディアの三村さんは、信頼している評論家が貶していたから観ないとおっしゃったので、急にワタシも気が削がれてしまい、そうこうするうちアカデミー賞受賞で余計に見づらくなっていたのだけれど、今日ようやく重い腰を上げた次第。で、既にご覧になった方やこれからという方も多いだろうし、マスコミの評判をもうたっぷり耳に入れてらっしゃるだろうから、ここでは敢えて詳しく触れないが、キャストも含めてバジェットが明らかに低く抑えられた作品のわりに、やはりCG特撮はみごとだし、映画としての見応えも十分あった。全体に「シン・ゴジラ」のようなバカバカしさはなく、ひたすら重いタッチの映像で推移し、だれしも原爆を想起せずにはいられない映像もあって、ゴジラはただただ不条理に怖いばかりだから苦手な人もあるかもしれない。ただストーリーの締めくくりも含めていかにも戦後の話らしいと感じさせながら、いささか上滑りな印象を与えるのは、スタッフもキャストもおよそ戦後を知らない世代なのだから仕方がないというべきか。キャスティングが朝ドラと丸かぶりなのも、ラストが甘すぎるように見えた原因かもしれない。
ところで一つ気になったのは、ゴジラが銀座を襲った際に逃げ惑う群衆の中で呆然と立ち尽くす男性があきらかに橋爪功に見えたことで、その後は全く画面に現れないし、エンドロールに目を凝らしてもその名前を発見できなかったので、単にワタシの目の錯覚だったのか、あるいはそれが既にいたずらな事実として話題になっていたりするのか、寡聞にして存じませんので、どなたか教えて下されば幸いです(^^)/
コメント (3)
かなりの人が橋本功さんを銀座の群衆の中に見つけています
それがイタズラかどうかまでは分かりません
投稿者 真砂 : 2024年03月26日 22:42
橋爪さんはゴジラのファンで、是非映画にも出たいと思っていらしたらしく、「既に殆ど撮り切っている時期にたまたま遭遇した山崎監督に強制してのエキストラとしての出演」だそうです。
投稿者 メタリング : 2024年03月27日 21:10
真砂さま、メタリングさま、教えて戴いてありがとうございます!目の錯覚じゃなかったとわかってホッと致しましたσ(^◇^;)
投稿者 今朝子 : 2024年03月27日 21:23