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2024年02月22日

芥川賞直木賞授賞式

今夜は東京會舘で催されたA.N賞の授賞式に駆けつけた次第(^^ゞ自分の授賞式以外に出席したのは初めてのことで、そもそもワタシは文壇パーティなるものをずっと敬遠していて、というのは著作を愛読している作家でも顔には興味がなくほとんど知らずにいて、もし失礼しちゃったらどうしよう(-。-;)と心配されるからだった。実際自身のN賞で選考委員の方々と対面した際、その方の愛読者だったにもかかわらず顔がゼンゼンわからない先生がいらして、陰でこっそり編集者に訊いてドキッとしたくらいなのである。というわけで今回に限って出席したのは、もちろん「ともぐい」で受賞された河崎秋子さんの受賞挨拶を聴きたかったのもさることながら、2007年にご自宅へ伺った際とても親切にして戴いて、本場のヂンギスカンをご馳走になり、初出産した母牛の初乳を飲ませてもらったステキなお母様と直にお目にかかってお祝いを申し上げたかったのだった。幸い当時同行した集英社の伊藤さんと眞田さんがワタシをしっかりアテンドして下さって、お母様とも、ご本人とも早いうちにお目にかかってお話できたので、授賞式が終わるとすぐに会場を後にすることもできたのでした(*^^)v受賞挨拶はAN賞併せて3人の受賞者がそれぞれ三者三様で面白く、中でも河崎さんは現在ちょうどシーズン真っ最中の緬羊の出産に立ち合われていた経験から、この世につなぎ止めたくてもつなぎ止められないあらゆる生命の重さが自分に小説を書かせ、今後も自分はそれを書いていくといった旨の真摯な内容を、とても柔らかい口調でしかも堂々と話されていたのが印象的でした。


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