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2024年01月17日
ビーフカレー、大根の甘酢漬け
カレーは市販のレトルト。大根は細切りにして塩で揉んでから砂糖と酢で調味し、切り昆布と鷹の爪と柚子の皮を加えて和えただけ。
食事しながらNHK7時のニュースを見て、思わずヤッター!!と叫んだのは河崎秋子さんの「ともぐい」が第170回直木賞を受賞したからである。河崎さんは私が個人的な親交を結んでいる唯一人の小説家で、当ブログにも何度か登場して戴いているが、まず馬と人間の関わりを描いた「颶風の王」に惚れ込んで、集英社の方と一緒にご実家までお訪ねして対談をさせてもらい、お人柄にもすっかり惚れ込んで、その後も釧路の今は無き炉端焼きの名店「ひょうたん」にお越しを願って何かと親しくお話する中で、受賞作の執筆に大変難渋されていた様子を伺っていただけに、今回のご受賞は我が事のようにでは全然なくて(^0^;)我が事以上に嬉しく感じられたのだった。受賞後は当分それこそ颶風のような毎日を過ごされて各所に引っ張り回されるだろうからいささか同情もするし、受賞という箔を付けても付けなくても作家としての真価は変わらないはずなので、自分が受賞した際は周りほどというか、正直自身はほとんど歓べなかったのに、他人事だとこんなにも無責任に歓べるんだ〜と思いながら、今回は河崎さんと一緒にお会いした色んな方に勝手なお祝いメールを送りまくったワタシ(^^ゞ受賞作に限らず河崎さんの成熟した筆力は既に多くの認めるところだからしてここには書かないし、河崎さんとの馴れ初めは集英社文庫「土に贖う」の文庫解説に書かせてもらっているし、受賞作についても敢えて触れないでおくが、どなたがお読みになっても、私の子供に近い年齢の女性に似合わぬ驚くほど骨太の重厚な筆力に感心させられるのは間違いありません(*^^)v