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2023年06月27日

麻婆茄子春雨

麻婆茄子に春雨を加えた欲張りな料理。適当に作ったが一応のレシピを。生姜とニンニクと長ネギのみじん切りをゴマ油で炒めて香り立ったら豚ひき肉をを入れて炒め合わせ、豆板醤を炒め加えて、酒、甜麺醤、オイスターソース、醤油で調味して肉味噌を作り、縦六等分に切った茄子を水にさらしてアクをとってから別に炒めた上で肉味噌に加え、さらに硬めに茹でた春雨とニラを混ぜ合わせてさっと火を通して仕上げた。
けさは猿之助の逮捕劇でショックを受けられた歌舞伎ファンも多かろうが、自殺幇助の容疑なら御の字かと思えるような報道がこの間に相次いでいただけに、正直ほっとされた方もあるのではなかろうか。今後もこうした穏便な解決で済まされることを祈りつつ、それでも関係者各位のご心痛はお察し申し上げるしかないのだけれど、稀有な才能を持ちながら破滅の道を突き進んだ当人の心中は不可解すぎて、未だ何もかも腑に落ちないことだらけである。とにかく1984年に歌舞伎座で上演された「牡丹景清」の人丸役で天才子役の出現を目の当たりにして以来、彼の舞台にはずっと注目していたし、歌舞伎を離れた舞台でも名優として十分通用するのを見て来た者としては、何て勿体ないことをしてくれたんだ!と当人を恨みたい気分にもなろうというもので、舞台の芸は自分一人で完結するのではなく、さまざまな先人から自分の躰に受け継いだものや多くの関係者の協力があってこそ成り立つのだし、それをまた次代の舞台に還元してこそ舞台人としての責任が果たせるわけなのに、公演中に事件を起こした時点で当人にはもはやそうした自覚もなかったらしいということが、私は何よりもショックだったのである。


コメント (2)


予想はしていましたが、やはりショックです。昨日のモーニングショーで弁護士が法解釈の解説の後に<歌舞伎には心中物が多く、死生観にもつながり、演じて来た事が影響を与えたと言えなくもない。助かった命を今後、歌舞伎の為に活かして欲しい>という旨のコメントをして、(この方は心底、歌舞伎が好きなんだ!)と興味本位でない歌舞伎への愛情を感じました。罪を償って、長い年月の後でも歌舞伎の裏舞台で稀有な才能を活かす機会が与えられるよう、願わずにはいられません。

投稿者 ウサコの母 : 2023年06月28日 13:34

本当に、そうですよねぇ

今年のでは、『陰陽師』も、とても面白かったです
あれを提供してくれた方が、不在となるのは、ほんとに惜しいです

文春オンラインで渡辺保氏が猿之助さんの才能を讃えていて、ああ、ほんとに希望だったのに、と更にため息です

投稿者 せろり : 2023年07月02日 23:14

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