トップページ > 鶏肉とフキと筍の煮物

2023年04月17日

鶏肉とフキと筍の煮物

週末に乗馬クラブの厩務員さんからフキをどっさり頂戴したのでこのメニューに(^^ゞ 朝採りしたと言われたフキは一晩置いても非常に瑞々しくて、根元に爪をかけたら筋がサーッと葉っぱまでつながって取り除けるのでビックリ(!_+)アクも少ないので短時間に調理して美味しく戴きました∈^0^∋ 葉っぱも茹でてから細かく刻んでゴマ油で炒め、味醂と醤油で調味したのと、味噌砂糖酒醤油で調味したのと2種類作ってみました。
食後に見たBS-TBS報道1930でも、先週世界を騒がせた米国の軍事機密情報ダダ漏れ事件の詳細を知れば知るほど、事の重大性と起こした人間の幼稚な精神性とのギャップに、現代社会の深淵を覗き込まされた気がするのだけれど、考えてみれば現在起きているさまざまな事件や現象、さらに今後もどんどん増えるであろうそれらも、煎じ詰めればテクノロジーの飛躍的発展と裏腹に進行する人類の幼稚化という問題に逢着しそうなのが何ともいえない感じである(-。-;)AIの活用がそれにますます拍車をかける予感もするし、またそれによって世界戦争も冗談じゃなく起きかねない気がするわけだけど、その前にどこかの時点でAIが地球上に人類は要らないと判断するというのも今やあながちSFの世界だけではなさそうなのである。
ともあれ先週は週末に至るまで日本のみならず世界で色んな出来事が山積みだったが、週末には市川左團次丈の、またもや訃報に接して当時の色んなことを想い出してしまった。個人的に直の接点は全くない役者さんで、舞台を観ていて若い頃は箸にも棒にもかからない絵に描いたようなダイコンだった人が、後年になって大きな舞台に脇役として欠かせない味のあるいい役者になったという印象だったのだけれど、昨日想い出していたのは故人が中村扇雀(4世坂田藤十郎)主宰「近松座」の『出世景清』で主演した舞台の初日を、わたしは故富岡多恵子さんと一緒に観て、富岡さんが彼を相当にディスられていた記憶があるような気がするのだった。で、わたしにとってもっと鮮明な記憶は、そのちょうど前年に同じ半蔵門の国立劇場でロビーのベンチに武智先生と一緒に座って「来年上演される『出世景清』は、僕らは関係ないから客席でこうして並んで気楽に拝見していましょうね」というようなことを仰言っていたにもかかわらず、先生はその翌年1989年の7月26日に他界されて、同年8月30日に初日を明けた『出世景清』は無論ご覧になれなかったのである。当時まだ35才だったわたしがつくづく人生の無常を感じさせられた出来事として想い出深く、武智師はもとより、藤十郎丈も、富岡さんも、そして左團次丈もみんな逝ってしまわれたことにはやはり自分の年齢を感じざるを得ないのだけれど、国立劇場自体が建て替え問題を機にひょっとしたら消滅しかねない事態にも陥っていることまでは、さすがに想像だにしなかったのであります(-.-;)y-゜゜


コメントしてください




ログイン情報を記憶しますか?


確認ボタンをクリックして、コメントの内容をご確認の上、投稿をお願いします。


【迷惑コメントについて】
・他サイトへ誘導するためのリンク、存在しないメールアドレス、 フリーメールアドレス、不適切なURL、不適切な言葉が記述されていると コメントが表示されず自動削除される可能性があります。