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2023年03月24日
牛肉、アスパラガス、椎茸の炒めもの
「あまから手帖」に載ってたレシピの食材だけを使った超手抜き料理。牛肉を炒めてアスパラガスと椎茸を炒め合わせて味醂と醤油で調味し、仕上げに卵の黄身を加えただけ。
目下、近松門左衛門の一代記を連載中で、執筆の合間に当時の色んな史料に当たっているが、昨夜とけさ目を通したのは江戸時代の南海トラフ地震として知られる宝永地震の史料で、記録がわりあい詳細に残っており、大阪の被害は相当なものだったとはいえ、地震後の火災で大量の死者を出した江戸の元禄地震ほどの人的被害は出ておらず、意外と無事な地域も沢山あったことが判明している。ワタシはこの地震の約1ト月後に道頓堀で歌舞伎の顔見世興行がしっかり行われていた記録を先に見ていて、コレってホントなのかしら?と実は疑っていたのだけれど、ナルホド甚大な被害を受けた地域もあったにしろ、上町や谷町辺は全く無事だったから津波を逃れた多くの町人の避難先にもなっていたようで、大阪全体の復興は早くて少しもおかしくなかったんだ〜と納得した次第。それにしても一代記モノの時代小説を書くと主人公が必ずといっていいほど大地震に遭遇するので、日本列島に住んでいたら一生のうちに一度はそれに遭遇する覚悟をしておいたほうがいいのかもしれない。江戸時代だといいのは大方が木造建築なので復興が非常に速いことだが、コンクリート建築が主流でおまけに地下街だの高層ビル街だのが当たり前になった今日の大都市が、果たして速やかに復興できるものかどうかは実際に起きてみないとわからないことだろう。大阪は江戸時代でも今と同じ○○筋や○○通りで地域を示すが、地震も筋が走るように揺れの強い地域があるため、それがたまたま重なって○○筋は全家屋倒壊みたいな記録もあるので、現代の高層ビルが果たしてそれに当たったら持ち堪えられるのかどうか、かりに1棟でも倒潰したら復興する前にまずそれを破壊して撤去するのが本当に大変だろうな〜という気がする。晩ご飯前にもまたそんなことを考えていたら、一瞬グラッと揺れてヒヤッとしたワタシであります(^^ゞ