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2023年03月01日
サバ缶とキャベツのカレー味噌オーブン焼き
QPは3月1日がマヨネーズの日と勝手に決めて (^0^;) 紹介した料理。不漁で製造困難に陥ったと話題のサバ缶は、別にさして値上がりもせずに容易くゲット出来たので、結構リーズナブル且つカンタンでそこそこ美味しい一品でした∈^0^∋芯ごと櫛切りにしたキャベツを両面ゴマ油で焼いてから耐熱皿に並べ、その上にサバ水煮缶の中身だけをちらし、味噌、砂糖少々、カレー粉を混ぜたマヨネーズを回しかけて、ピザ用チーズをトッピングして220度のオーブンで10分以上焼くだけ。
けさのワールドニュースでもちょっと気になったのはフランス2で、ウクライナの兵士たちが自らの精子を冷凍保存で妻や恋人に残して戦場に向かうという、何とも切ない報道だった。第2次大戦中も戦場に向かう前に急いでとにかく結婚した男性の話がよく聞かれたが、これは人工授精が可能な時代ならではの子孫を残す確実な方法なのかもしれない。このニュースを聞いてふと想い出されたのは、まだ邦訳が出ていなかった頃に大学院の英語の教科書として読んだA.トフラー著「フューチャーショック」である。今から半世紀近くも前に出版されたその本の中で、未来の人間は若い頃の健康な卵子と精子を合体させ凍結させて胎児センターに預けておき、リタイアーして生活や精神に余裕が出来てからからそれを解凍して育てることになるというような話が確かあったと記憶していて(英文で読んで、うろ覚えなので多少間違いはあるでしょうけど)半世紀経っても人類は意外とまだそこまでは進んでいない現実にほっとなさる方もあれば、失望される方もあるのではなかろうか。ワタシ自身は当時から今に至るまで自分の子供を欲しいと思ったことが一度もない人間なので(^^ゞこの問題について語る資格もないような気がしつつも、身のまわりで40前後の女性が子供だけは欲しいと仰言るのを聞くたびに、ああ、トフラーの未来が実現してれば良かったのに!と思うのだった。少子化対策も「異次元」というなら、せめてこれくらいのことは考えてほしいものであります(-.-;)y-゜゜
コメント(1)
そうですよねぇ、文化度高い人の話ですよね
あ、意識高い系っていうのかな
フランスのように
「子育ては大変なこと。親だけでできるものではなく、社会が助ける必要がある」
「子どもが安心安全に育まれる環境は、社会が作る」
ということが、出来るようになれば
日本の少子化ももう少しなんとかなるのかもしれないです
そもそも既婚も未婚も、出産に関係ないということです
というのとは、対照的というのか、もっとずっと日本人的な気持ちがあったりします
たとえば、
30代後半の息子が、紹介したい人がいると、やって来た女性が、20代後半だったり30代前半だと、安堵すると思う
出産年齢というのに、気持ちがいってしまうのかなぁ
もしも、その息子に未婚の姉がいて、先月、42歳になったばかりくらいだったら、どうだろう
一姫二太郎というのか、女の子も男の子もいるのって、楽しいと思ってたけど、
未婚のまま、大きくなってたら、親の気持ちは複雑でしょう
投稿者 せろり : 2023年03月01日 22:57
2023年03月02日
チキンソテー ヨーグルトマヨソース
先日見たQPを参考に作ってみた。鶏もも肉は肉に切れ目を入れて塩を揉み込んでからオリーブ油を引いたフライパンに皮目を下に入れて、アルミホイルをかぶせた上に鍋で重石をして8分くらい中火で焼くと皮がパリッと仕上がる。ソースはマヨネーズにプレーンヨーグルトとおろしニンニクと塩とレモン汁と粗挽き黒胡椒を入れ混ぜたもの。付け野菜は好みで塩茹でしたスナップエンドウとレンコンのソテー。
けさのワールドニュースでもまたフランス2の報道に目が行ったが、一つはフランス政府が直接スーパーに圧力をかけて食品の高騰を抑え込もうとしていることで、これに対してスーパー側は今までにも特売品やポイント還元等で相当な努力をし続けていると猛反発。政府が民間の業者にこうした圧力をかけなくてはならないくらいに食品の高騰は凄まじいということらしい。一方で農業は肥料やエネルギーの高騰と今年の暖冬による水不足でフランスのみならずヨーロッパ中が大変な危機を迎えているとのこと。日本も決して他人事ではないのは気候変動の影響が一体いつどんな形で現れるか知れたものではなく、それは国内のみならず日本の場合は沢山ある輸入先も同様だから、とにかく今後世界中が食糧危機に陥る可能性もあながち杞憂と否定できなくなっている現実をつきつけられたようで、ちょっと怖くなりました(-。-;)
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3月4日土曜日夜10時テレビ東京『新美の巨人』は
美の殿堂、「歌舞伎座」、1時間スペシャル です
投稿者 せろり : 2023年03月04日 00:12
2023年03月03日
手鞠鮨
雛祭りの今日はQPも鮨料理を紹介したが、鮨ならやっぱ買ったほうが早いよね〜という気持ちでご近所の自由が丘ザ・ガーデンでゲットしました(^^ゞ
けさのワールドニュースは世界各局が揃って G20 の報道をしていたが、主催国インドのモディ首相はグローバルサウスの代表格として、今後どんどん激しさを増す気候変動の影響による世界的食糧危機とかの問題をもっと積極的に取りあげたかったのに、結局は目先のウクライナ戦争の問題に時間を割かれ、且つそれによって共同声明が出せないほど各国のスタンスの違いをハッキリさせたというのが全体の総括のようである。外相を派遣もしなかった日本は、ホントのところG7のように結束してロシアをワルモノにできるミーティングじゃないと、実際どんなスタンスを取って見せたらいいか困るので敢えて行かなかったんじゃないか?と思っちゃうくらいである(-。-;)というのも何だかんだいって日本はサハリン2でまだロシアに出資し続けているんだろうし、ウクライナに武器供与はしてないわけだし、G7では欧米と一緒みたいな顔をしてても随分とスタンスに開きがあるのは所詮、火事場は遠いという意識が政治家にもあるせいで、欧米の国々ほど真摯に追いつめられていないからこそこの時期のG20にも平気で欠席できたのだろう、と思われても致し方ないのである。片や同じ第2次大戦の敗戦国でもドイツは一貫してこのウクライナ問題に追いつめられていて、ショルツ首相がこの問題を歴史的な大転換になると宣言して早くも1年、防衛政策の大転換も図っている点については国内でも賛否両論あるようで、「ドイツのための選択肢」という極右政党は意外にも武器供与を否定し続けているのだけれど、同党の党首が今日見た議会の映像で「この戦争ではロシアもウクライナも負ける。勝つのはアメリカだけだ!」と吐き捨てるように言って壇上から降りたのは非常に印象的で、要するに日本も本物の右翼ならばアメリカの尻馬に乗っかって中露に対する嫌悪感を募らせるのは全くおかしいのであります(-.-;)y-゜゜
2023年03月04日
ロールキャベツ
急に何だかロールキャベツが食べたくなったものの、キャベツの皮を一枚一枚茹でて冷まして作るだけの時間的余裕がなくて、自由が丘ザ・ガーデンで市販品をゲットし鶏ガラスープ+コンソメスープでしっかり煮込んだ。想ったよりちゃん食べられたが、不細工でもやっぱり手作りのほうが美味しいかも(^^ゞ
食事しながら見たTBS報道特集はもはや旧聞になった感のある東京五輪汚職を関係者の証言で再検証し、この種のイベントがいかに広告代理店の食い物にされているかを改めて指弾した。何しろド素人集団である組織委員会に電通社員がプロとしてもぐり込んで発注側になり、自社の利益を最大限に図る使命の下で発注するというのだから恐れ入る(-。-;) かくして前回のリオ五輪で亡きアベがマリオに扮して登場したわずか8分間のセレモニーにかかった費用は11億2千万円(!_+)そのうち8億円は都税で賄われたらしいので都民はもっと怒るべきだろう!とにかく大手代理店とその子会社が次々と噛んで中抜きするため、実際に支払われた人件費等の5,6倍は経費が膨らんでいるとのこと。経費が膨らんだ原因はそればかりでなく、たとえば馬術の日本らしいモチーフを使った障害物もヨーロッパの業者に発注することがIOCで決められていたそうだから、要は五輪関係者がよってたかって五輪を食い物にする習わしが出来上がっているというより、現役時代がどうしても短いアスリートの引退後の生活手段として五輪が存在している側面も大いにありそうだ。それでも五輪を見たい気持ちはあるにせよ、自国で開催されて税金を食い物にされることだけは避けたい気持ちのほうが今や大きいのではなかろうか(-.-;)y-゜゜
2023年03月05日
海老クリームスパゲッティとパンシチューのセット
乗馬の帰りに川越アトレ内のオリーブハウスで元ミセス副編の福光さんと会友のMamiさんと食事。福光さんは年子で生まれたお孫さんのお守で3ヶ月クラブを休会されて、今日久々に復帰されたので、Mamiさん共々この間に入退厩した馬たちやクラブの様子をたっぷりお聞かせした次第。で、面白いのは最近入厩したMamiさんの新たな自馬まっ白で美しい芦毛アーサー君の様子で、先週はワタシが繋ぎ場でクリトンの手入れをしていたら馬場でMamiさん騎乗中のアーサー君がヒヒーンと甲高く嘶いて、それにクリトンがヒヒーンと呼応したのだけれど、騎乗中に鳴かれたことのないMamiさんはビックリしてレッスンを中断。今週は同時間のレッスンだってので両人が別々の馬場で騎乗していたところ、またアーサー君が嘶いて、クリトンは一瞬呼応してすぐに鳴き止んだからいいようなもんの、デカイ馬体で騎乗中に鳴かれると騎座にぶるぶると震動が伝わってワタシもドキドキするのであった。クリトンは以前にも騎乗中に鳴いたことがあって、それは放牧されていた馬が何かに驚いて鳴き叫んだのに「大丈夫か〜?」と声をかけた感じで、アーサー君の場合は何故に鳴いたのかMamiさんも全く見当がつかないご様子。唯一考えられるのは、2回ともクリトンを見て鳴いたので挨拶したのかも(?_?)ということは仲が悪くはないということだよね?と二人で確認したものである。そこから馬同士の仲って本当にフシギだよね〜という話になったのは、頭数が少ないわりにダイバーシティな当クラブでも仲良しの馬と仲が悪い馬は非常にハッキリしていて、その基準が奈辺にあるか人間には全くわからないからである。たとえば優等生サラ鹿毛のボニー君はウエストファーレン系のデカ斑毛ハバ君が大好きで、一緒に放牧されると飛びあがって歓ぶし、エサの乾草も場所を分けて与えてもわざわざ同じ場所で一緒につつき合うほどの仲良しだから当クラブのオッサンズラブ呼ばわりされているし、牝馬同士でハフ・アラブMIXウラ嬢とサンデーサイレンスのお孫さんサマ嬢は放牧場で常にシンクロしているくらいの仲良しだけど、馬種も馬格も毛色も全く異なる馬同士なのに何故そんなに仲が良いのか人間の私たちには理解できないのであった。まあ、人間だって仲良しになる理由は別に人種とか肌の色とか体格とか関係ないっちゃないわけなんだけど、馬の場合はホントに見た目じゃないというのが丸わかりで面白いのである。でもって、馬の強さというか、馬同士の間で決めてる順位というのも人間が見た感じとは全く違って、デカイ馬のほうが強いわけではゼンゼンないし、また馬齢ともゼンゼン関係ないみたいなのである。というわけで愛馬オランダの幼稚なおじさんクリトンは他の馬たちに一体どんな風に見られているのかは全くわからないのだけれど、ワタシが見るところどうも自分勝手のボス気取りみたいな感じがあって、他の馬が騒いでいたりすると必ず「大丈夫か〜?」コールをするし、そのくせ他の馬が隣に来たり前を通ると耳を伏せ歯をむき出して威嚇するとんでもなく迷惑なおじさん馬なのであった(-。-;)で、その迷惑おじさん馬が今週も元気いっぱいで歩様もいいので駈歩の継続を目指したものの、レッスン後半でワタシが疲れてくると馬体をがっちり挟めなくなり、馬体から少しでも脚が離れると馬場馬らしく止まってしまうので、毎度のことながら自分の体力不足を痛感させられましたf(^ー^;
2023年03月06日
鶴澤寛也さんを悼む
昨夜遅くに女義太夫三味線演奏家であった鶴澤寛也さんの訃報に接して大変なショックを受けた。寛也さんと初めてお目にかかったのは2009年に矢内賢二さんがサントリー学芸大賞を受賞された御祝いのパーティ会場で、当時ちょうど明治女義界の大スターだった竹本綾之助をモデルにした時代小説「星と輝き花と咲き」の執筆を予定していたわたしは初対面直後の寛也さんから女義研究家の水野悠子さんを紹介されて非常に感謝したものである。以来、自主公演「はなやぐらの会」に必ずご招待を戴くようにもなった。「はなやぐらの会」は寛也さんが大先輩竹本駒之助師匠の胸を借りる勉強会といった趣で、当初はこちらも正直いうと駒之助の名人芸を拝聴しに足を運んだ感じだったのだけれど、結果的には寛也さんの精進によって着実にその芸が伸びて行く過程を拝聴した恰好だったし、最初の美人演奏家という印象はどこへやら太棹の鋭く激しい撥音に圧倒された舞台もたびたびあって、今や現役で津賀寿さんに次ぐ斯界の実力者と認められた存在だったから、余りにも思いがけない急逝が惜しまれてならない。また寛也さんは三味線の演奏のみならず社交にも長けた方だったので、故橋本治氏を始めさまざまな文化人を惹きつけて、いわば女義界のスポークスマン的な役割を果たしてらっしゃったから、その点でも女義界が受けたダメージは大きいように思われる。社交に長けたといってもそれはよくある表面的なそれではなくて、真心と気遣いがこもったものだったからさまざまな文化人の方々も応援してらしたのだろうと思うし、あれだけ芸にエネルギーを注ぎ込み、且つエネルギッシュに動きまわって人脈を培うことは並大抵に出来るわざではないから、自分を使い切って早世されたような気もするが、古典芸能の世界ではまだまだこれからという年齢だけに、ご本人もさぞかし無念だったであろう。生前あれだけ社交的に見えた方のご遺志によって偲ぶ会はなさらないようなので、今はただ遠くから心より御冥福をお祈りする。
2023年03月07日
新じゃがとスナップエンドウのマスタード炒め
今日のQ Pで見た料理。オリーブ油で細かく切ったブロックベーコンを炒め、8つ割にした皮付きの新ジャガと縦薄切りの新玉ネギを炒め合わせ、白ワインを回しかけてしばらく蒸し煮し、粒マスタードとナンプラーと味醂を混ぜた合わせ調味料と斜め切りしたスナップエンドウを加えてさらに少し蒸し炒めしたら出来上がり。
けさのワールドニュースでは韓国の現政権による徴用工問題解決策が国内で大きな反発を買っていることを韓国KBS のみならずシンガポールCNA までがトップニュース扱いで大きく報じただけに、日本の報道がいささか冷静すぎるというよりスルーしちゃってる気がしたものである。恐らくこの問題に関して、日本だと私より若い世代には全く響かないのかもしれないと思うのは、私の子供の頃はベストセラーで映画化もされた五味川純平の「人間の條件」とかでまだ、当時のアジア人の徴用工がいかに非人道的な扱いをしていたかを漠然と知ってもいたわけだけど、私より下のバブル世代以降はこの問題にたぶん全く触れることなく育っているのだろうし、近年韓ドラ時代劇にもハマッタ私は、片や韓国で日本の統治下に置かれた時代劇が何本も製作されているのを知っているだけに、彼我の温度差たるや凄まじいまでの開きがあって互いにほとんど理解できないのではなかろうか?と思ったりする。
私より年上でもこれや慰安婦問題に関しては、日本人がそこまで非道いことをしたとはとても思えない!と頑なに受け容れない方が、身のまわりでは特に男性に多いようで、別にあなたがしたと言われているわけじゃないからいいじゃない!と個人主義の私なんかは思うのだが、それをどうしても認められないのは日本の「恥の文化」がなせるわざなのかもしれない。片や韓国は根強い「恨(ハン)の文化」でこの問題を永遠に追求するのかもしれないし、原爆を落とした国にさえ追従できる日本にはその追求がまた永遠に理解できないで終わるのだろうか(-.-;)y-゜゜
2023年03月08日
牛肉と大根の味噌炒め
前にQPで見た簡単な炒め煮料理。ゴマ油で牛肉と厚めのイチョウ切りにした大根を炒め、味噌、砂糖、おろし生姜、水を混ぜた合わせ調味料を入れてしばらく煮て仕上げに春菊を加えて火を通す。
食事しながら見たBS-TBS報道1930はグローバルサウスの代表格として近年成長著しいインドの特集。インドに関しては最近見た映画「RRR」でも民族パワーの爆発が感じられたのだけれど、今やGoogleもIBMもマイクロソフトもCEOはインド系だし、何しろ人口が多いし且つ平均年齢が30歳未満というのだから、今後の世界を支える人材排出国であるのは間違いないばかりか、今後は欧米や中国に代わって世界のヘゲモニーを握る可能性や意識さえ感じられるようだ。とにかくゼロの概念を発見したことでも知られて大昔から数字数学に強い民族だし、インド哲学で知られるほど論理的な思考にも長けていて、おまけに植民地時代のなごりで国民のほとんどが英語堪能というメリットもあるため、たしかに現在どこよりも可能性を感じさせる国なのは確かだろう。でも、カースト制度をしぶとく残してて大丈夫なんだろうか?と、つい余計な心配をしちゃうわけだけど、それも今や若年層の間では個人の能力や努力で容易に乗り越えられて、ほとんど問題にされないらしいというから、若い世代が多い社会の可変性を改めて強く感じ、動脈硬化を起こした高齢社会で何事も決められないままどんどん沈んでゆくのを避けられない国に住んでいる人間としては、つくづく羨ましい気がしたものであります(-.-;)y-゜゜
コメント(2)
いつも楽しみに読ませていただいてます。インドですかね?女性蔑視の風潮は否めませんし、家父長制も貧富格差も見てみぬふりはできないと思います。ま、この3周遅れくらいの国よりは将来性はあると思います。そして、インド英語と言われてしまう私の英会話が通じるといいなと思っております。
投稿者 ミセスせつこ : 2023年03月09日 13:17
ホテルマネージメントインターナショナル(HMI)というのが、地方のホテルを次々と買収して傘下にしていて、代表の方は、インド出身です
帰化して、日本名です。比良竜虎氏
お話したことがある人が、「俺なんかより、よっぽど日本語堪能だ」ということでした
日本の中で、いろいろ同じようなことが起こっているのでしょうか
投稿者 せろり : 2023年03月09日 14:32
2023年03月09日
鶏胸肉、椎茸、三つ葉の塩炒め
今日のQPで見た料理。鶏胸肉は角切りにし軽く塩してカタクリ粉をまぶしてゴマ油で炒め、表面が白くなったら角切りした新玉ネギと軸ごと4つ割にした椎茸をさっと炒め合わせ、酒と味醂を加えて少し蒸し煮して塩で調味してざく切りした三つ葉を入れ混ぜて仕上げる。三つ葉を入れたらすぐに火を止めて、全体に火を通しすぎないのがポイント。
食事しながら、相手は中国だから別に観なくてもいいかもね〜と思いながらつい見始めたWBC初戦だが、初回は相手ピッチャーがフォアボールの連続で、この調子だと5回コールドかしら?と思っていたら、中盤まで意外に接戦とはいわないまでも僅差でゲームが推移して、結局とうとう大差がついた終盤まで観てしまうはめに(^^ゞ とにかく大谷の4回無失点の好投と超ワザありの2点タイムリーが日本で観られたのはGOO!だったが、やはりスポーツでは日本サッカーが著しい成長を見せたように、中国のベースボールとて侮るべからずだと深く反省した次第f(^ー^;それにしても野球をしっかり観たのは久々で、昔は結構観てたのに今は村上様さえリアルタイムで観てないワタシのような人がこのWBC観戦者には大勢いらっしゃるのではなかろうか。で、大谷の背番号が16なので、野茂を想い出す方もいらっしゃるだろうけれど、ワタシにとっての16番はダンゼン川上哲治で、なぜかというと実家だった祇園「川上」がワタシが子供の頃は定休日が月一しかなくて、その日は川上監督の現役時代の背番号にちなんで16日だったからであります(^0^;)
2023年03月10日
豚ひき肉とジャガイモとアスパラガスの炒めもの
今日のQPを参考に作った料理。ニンニクと生姜のみじん切りと豆板醤をゴマ油で香り立つまで炒めてから豚ひき肉をしっかり炒め、拍子木切りしたジャガイモとアスパラガスのぶつ切りを炒め合わせ、さっと酒を回しかけて蒸し、味醂、醤油、塩少々で調味。QPは豚ひき肉とアスパラガスだけの炒めものを揚げ春雨にトッピングし、それをレタス包みにして食べる料理で、そのほうが美味しそうだけど今日は揚げ物までする余裕がなくて春雨をカットした次第(^^ゞ
食事しながら見たのはもちろんWBC日韓戦で、序盤はダルビッシュとキム・グァンヒョンの投手戦になるのかと思いきや、3回でダルビッシュが3点先制されてあわやの敗色ムード。ところがその裏にヌートバーの好打を皮切りに、昨日の中国戦では中盤までなかなか巧くつながらなかった侍ジャパンJの打線が爆発し、終盤は何と韓国があわやコールドの憂き目を見そうなほど点差が開く展開に驚かされて、なるほど史上最強打線の呼び名もダテではないことが判明。とにかく人気沸騰のたっちゃんヌートバーと近藤という1、2番コンビの活躍が目立ち、続く3番の大谷は歩かされることも多いとはいえ、そうでない時は実に軽々とタイムリーを打ってしまうように見えるのがやはりホンモノの異次元というべきか。打線に関して後は村上様の目覚めを待つばかりであります(^-^)/
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ようやくオオタニサンの後ろを牧くんが守っていたのが夢ではなかったんだと実感し始めた今日この頃。
今回のWBCで思うのは、日の丸を背負って決死の覚悟で!という悲壮感よりも、野球好きの少年達が野球を楽しんでいるという雰囲気のベンチ、いい感じだなあ、と。勿論勝っているのが一番の理由だと思いますが、世界のスーパースターオオタニサンが何しろ楽しそう。また宮崎合宿から一緒に帯同している同じくスーパースターのダルビッシュが心を砕いてアットホームな雰囲気を作り出した事。もともとSNS等で惜しみなく自分の投球技術を発信したりしていましたが、キャンプでも若い投手に球の握り方や投げ方を伝授している姿をよく目にしました。また去年まで育成選手で輪に入りづらそうにしているなと思えば「宇田川投手を囲む会」なる焼肉屋での懇親会を開き、一気に輪の中心に。そもそも私の知っているダルは投球はピカイチでも鼻もちならない若造だったのに、いつの間にかこんなステキな大人に成長して、と感慨深いものがありました。
晴れて日本は首位で1次ラウンドを通過し、準々決勝へ。侍チームの野球を見ていると、これぞ教科書通りの野球、と思います。1,2番が出て3,4番で帰す。ピッチャーは得点を許しても大崩れしない。(まあ侍のピッチャーなので当たり前かもしれませんが。)
あとは今朝子先生の仰る通り、いつ村神様がお目覚めになるか。何だかんだ言ってもだんだん調子を上げて決勝で勝負を決めるHRを放ち表彰されるとか?私個人は贔屓チームが去年村神様にさんざん煮え湯を飲まされたので、ここで大爆発してシーズンインしたら燃え尽き症候群で大人しくしていて欲しいのですが。
投稿者 マロン : 2023年03月15日 08:51
実質侍の4番はこれまでのところ正尚さんです。
投稿者 マロン : 2023年03月15日 16:14
2023年03月11日
タラの長ネギがらめ
前にQPで見た料理。生ダラの水気を拭いて塩を振ってカタクリ粉をまぶしてこんがりと炒めて取りだしておく。ゴマ油で斜め薄切りした長ネギと生姜の千切りを炒め合わせて水を加え、砂糖、塩、醤油の順で調味し、タラを戻し入れて全体にからめる。
食事しながら見たのはTBSの報道特集で、そのあとWBC日チェコ戦で佐々木朗希の160キロ台速球を初めてリアルタイムで観た次第(^^ゞ
今日3.11の報道特集はもちろん震災後に福島原発の多大な被害を受けた双葉町の現在を伝える特集もあったのだが、もう一つの特集が今週の見過ごせない大問題である高市早苗ちゃんに捏造呼ばわりされた行政文書の検証。いやはや、これに関しては故アベの顰みに倣ってタンカを切った早苗ちゃんや、恫喝まがいの言動が許されると思いあがってた礒崎秘書官を問題視するよりも、旧アベ政権が如何にトンデモなかった!!かを今日に再認識すべき問題のように思われた。故人の悪口をいうのはマズイ的な感覚でこうした問題が矮小化されるべきではないし、自分の政権に都合の悪い報道をする報道機関は悪であり、森友学園の問題は財務省が自分の足を引っ張るための工作だったように思えちゃうという、いささか常軌を逸した故人の精神構造を知れば知るほど、プーチンのお友だちだったわけだよな〜と妙に納得されるのだった。怖いのはこうしたプーチン的な人物を、アベノミクスの株高政策でそれなりに儲けられたせいなのか、強く支持していた、そして今もなお支持している人たちが日本にも相当数あるという現実だろう。プーチンがロシア人の多くに支持されたのはロシア経済の安定と回復をなしとげたからだったようだが、そうしたプーチン支持者らが経済優先の思考回路にハマって体制の汚職構造やら人権抑圧的な報道規制等に目をつぶっているうちに、ロシアはプーチンにどんどん引きずられて、ついに引き返せないところまで連れて行かれた現実をもって日本は他山の石とすべきでありましょう(-.-;)y-゜゜
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これは、とてもデリケートな話で、他の方に私が感じたことがちゃんと伝わるか、とても不安なんですけど
今朝子さま、
私は、アベの出来事と、よくある交通機関での人身事故と似通っている部分があるなぁと思ってるのです
故人を悼む気持ちは誰しもあるのですが、急いでいる時に電車が止まってしまうと、ほんとに憤りでいっぱいになってしまうのです
そうすると、故人への悼みが薄れてしまいます
アベのことも、宗教をいいように利用して、たくさん気の毒な犠牲者を増やして、また報道のことも、財政のことも、トンデモないことばかりやってたというのが、明らかになっていくたびに、故人への悼みとかどこへやら、となっていってると思います
追い詰められて、自らを・・・、ということになった方には、あんな慮外者と似ていると言っては、申し訳ないのですが。
投稿者 せろり : 2023年03月14日 16:41
今朝子さま
今日、私は、とんでもない事に遭遇しました
第一部を見終わった後、エスカレーター脇のベンチ、わかりますか?
そこで、荷物の整理をしてました
すると、いきなり、左横上から、老人が降ってきた!
私の隣りに座ろうとしていた爺さんがバランス崩し、私の上から、私めがけて落ちてきた!
ものすごーく恐い!
私がクッションになり、爺さんは床に落ちなかったから、大事にならずに済んだのかも
私は、人助けをした?
いやー、痛かったし、たまたま左肩を中心に首とか左頭くらいに落ちてきたから、背骨直撃とかよりマシだったかもしれないけど、恐い
その時は、驚きの方が大きくて、たいした痛みでもなかったけど、じわじわイャーな感じが広まって、これは一応、病院に行っておいた方がいいかなと思ってます
とにかく、背面で起こってた出来事なので、それまでの経緯が私にはよくわからない。
娘さん(たぶん60代)が、「ここに座って待っていて」と言って、父親を座らせようとしてたらしい会話は聞こえていた
その直後、老人が私の上から降ってきた!
考えると、すごく恐いです
背中を直撃されていたら、寝たきりになっていたかもしれないし
昔、高いビルの近くを歩いていた人が、ビル屋上から自殺者が振ってきて、即死したとかあったけど、似たようなことが高齢者だらけの場所には、いっぱいあるのですね
ただ、座る、というそれだけのことが、ちゃんとできなくて、ひどい醜態となったことに、爺さん自身は呆然としていて、私にめちゃくちゃ迷惑かけたことに思い至らない感じでした
あの娘さんも、今後、外出時、注意しなきゃいけないことがてんこ盛りになって、暗たんとしているようでした
でも、娘さんは、私に、謝ってくれたので、これはよしとしなきゃいけないのですよね
病院行くの面倒くさいけど、行かなきゃ
投稿者 せろり : 2023年03月16日 21:55
2023年03月12日
桜鯛の刺身、アスパラガスのお浸し、サーモンソテーとアボカドのサラダ、鶏もも肉のソテー焼き野菜添え、海老の湯葉揚げ、焼きしゃぶ鍋
今日はわが乗馬クラブに翻訳家の松岡和子さんがビジターでいらしてサラ鹿毛紳士のオー君に騎乗され、最初は「馬に乗るのは3ヶ月ぶりだから、ちょっと心配なのよね〜」と仰言って、通常よりも短めのレッスンを申し込んで、速歩がちょこっと出来ればいいかな〜という感じだったらしいのだけれど、見ていたら全くお年を感じさせない姿勢の良さだし、オー君も珍しく最初からしっかりした歩様の速歩をしているし、ベテランインストラクターのN先生もきっとこれなら大丈夫と判断されたのだろう、20×60の広めの馬場で途中からオー君が駈歩発進し、1周する頃には相当なスピードの駈歩になっていて、見ているこちらはひやっとしたにもかかわらず、ご本人は「ああ、気持ちよかった〜」とすっかりご満悦で無事レッスンを終えられたのだった。後でN先生に「あの方ワタシより11歳も年上なんですよ」と話したら「ええっ!!そうなんですか…」と絶句されていて、一緒に見ていた会友のMamiさんは「いや〜私もまだ頑張れそうだし、頑張らなくっちゃいけないわね。勇気づけられちゃった」とのこと。高齢インストラクターのK先生も松岡さんより3歳年下なので「俺はもう馬乗るの止めようかと思ってたんだけど、まだ止めちゃいけないな〜」と仰言って、要するに松岡さんは当クラブでがぜん高齢者の星として燦然と輝きを放たれたのでした(*^^)vそんなわけでレッスン後にワタシが愛馬オランダの幼稚なおじさんクリトンにもまたがってみてくださいとお願いして、常歩で馬場を半周くらいされて「ワーこの馬スゴイいい馬ね〜乗り心地がサイコー」とお賞め戴いた次第σ(^^)
かくして乗馬の帰りに大宮駅で歌舞伎の中村京蔵丈と落ち合って、わが家の近所にある隠れ家レストラン大宮0760で会食。お二人は先月まで上演していたシェイクスピア作/吉田鋼太郎演出の「ジョン王」で面識を得られて、その千穐楽に今度ぜひ3人でお話しましょう!ということになったらしい。なので「ジョン王」の裏話に始まって色んな芝居話や芝居と関係ない話でも大いに盛り上がって歓談の時を過ごしたのでした。それにしても松岡さんは早朝に家を出られてしっかりと騎乗され、夜遅くまでお付き合い戴いたらさすがにお疲れも出ようかと思い、お仕事に差し支えなければどうぞわが家にお泊まり下さい!とオススメしたのだけれど「それが明日は朝からテニススクールに行くのでダメなのよ〜」と答えられて(@_@;)そのスーパー高齢者ぶりにただただ啞然とするのみでした\(◎o◎)/
コメント(2)
松岡和子様、本当に素晴らしいですね!いろんな趣味を持っておられ、身体を鍛えておられ、楽しんでおられますね。見習いたいです!
投稿者 西野 文子 : 2023年03月13日 18:15
「ジョン王」先月鑑賞しました。京蔵さんの演じたエリナーと玉置玲央さんの演じたコンスタンスのバトルはなかなかの見ものでした。最後小栗旬演じるフィリップが戦場で銃を持っている場面はウクライナの状況が反映されていたのでしょうか。
コロナ禍で上演が中止になったり俳優が降板したりとずいぶん難産だったようですが、エネルギッシュな舞台でした。ラッキーなことにアフタートーク付きで、吉田鋼太郎、小栗旬、植本純米の爆笑トークが聞けました。毎回アドリブだらけの上演だということでしたが、この機転で乗り切っているんだなと納得。
投稿者 マロン : 2023年03月15日 13:09
2023年03月13日
訃報二題
今日は執筆仕事の合間にケータイを見てまず大江健三郎の訃報に接し、戦後の風景を象徴的に描いた「人間の羊」を高校の頃に読んで衝撃を受け、早稲田に入学したばかりの頃に「万延元年のフットボール」をほとんど意味がわからずに読んでいた記憶が蘇ったものの、個人的接点はまるでなく、富岡多恵子さんが読売文学賞を受賞された時の授賞式でお顔を見た覚えがある程度の方だけれど、文学における一つの時代が終わったという感慨を強く抱いていたら、ケータイに2つ目の訃報が入って、こちらはつい一昨年お目にかかって親しくお話していた方でもある扇千景さんの訃報だっただけに、すぐに元米朝事務所の大島さんに連絡を取って何かと相談をした次第。
扇千景さんは私が子供の頃に「三時のあなた」の司会役や富士フイルムの「わたしでも写せます」CMで知られた方で、その知名度によって政界入りを果たし、 建設相や運輸相を経て初代国交相、さらには参議院議長まで務める一方で、歌舞伎役者の中村扇雀後に鴈治郎から四世坂田藤十郎になった男性の献身的な妻としての一生を全うされた方でもあった。政治家としての側面は具体的に全然存じ上げないし、またその政治的信条も私の理解の範疇にはないのだけれど、歌舞伎役者の妻としては少しばかり接点があった。それは私が四世藤十郎の遠縁に当たり且つ彼が主宰した近松座の仕事を武智鉄二師の弟子として手伝ったことによるもので、それを通じて扇さんに身近で接した感じだと、ややコワモテな見かけにによらず意外と可愛らしい女性という印象だった。たしかに周りがちょっと怯むくらいに強い調子でズケズケとものを仰言る方だったので、歌舞伎のお弟子さんたちや興行関係者には余り評判が芳しいとはいえなかったし、旧社会の通念に縛られた男性の目から見たらいささか顰蹙だった点は否めないものの、片や四世藤十郎は自分が言いたいことやしたいことを自分の口では周囲に言えなくて、何やかやとコワモテの口うるさい妻に言わせるようなタイプの男性だったことは私自身にも実感されたので、要は扇さんがワルモン役を引き受けて亭主にい顔をさせていた側面が多分にあったような気がするし、それを承知できた点において、扇さんは紛れもなく関西の古き良き女だったようにも思われる。近松の昔から織田作之助の「夫婦善哉」にまでつなが関西ならではの古典的な夫婦像が、藤十郎千景夫婦にはぴったりと当てはまって、とにかく大臣職や議長職でどんなに大変でも扇さんは夫の下着や靴下は必ず自分の手できちんと揃えないと気が済まなかったようだし、夫のほうも夫で妻が大臣していることを手放しで歓んでいるふうだったから、再三再四の浮気沙汰もお互いすんなりと乗り越えて夫婦円満が長続きしたのだろう。扇さんは一貫して自分は中村扇雀=四世藤十郎のファンだと広言して憚らなかったし、ハタで見ていてもそれは真実のようだった。なので先に逝ったスターの夫をファンの妻がオッカケして逝ったようにも思える訃報に接して、謹んで御冥福をお祈りするのみである。
2023年03月14日
焼肉、冷麺ほか
今夜は歌舞伎座第3部の公演を観た帰りに集英社の伊藤さんと布施さんと近所の「天壇」で食事。帰宅が遅くなったので芝居のことは明日のブログに書きます(^^ゞ
2023年03月15日
歌舞伎座3月公演第3部
今月の歌舞伎座第3部はまさに玉三郎の奮闘公演とでもいうべき演目立てで、以前には体調が心配された時期もあったから、今月は2演目を立て続けに主演するだけの元気がまずは喜ばしいというべきか。最初の演目は吉井勇作の「髑髏尼」で、これは明らかに「ノートルダムのせむし男」を下敷きにした大正デカダンスの色濃い作品である。一体どういう経緯でこの作品を今日に上演しようとしたのかは知らず、源平合戦で荒廃した古都を舞台とするだけに、今回は序幕で戦争によってもたらされる悲劇の側面を強調して今日性の獲得を狙っているものの、それが終幕と必ずしも連動するわけではないから、観客には今一つ腑に落ちない展開でカタルシスも得にくいかと思われた。ただ終幕で尼僧の姿になった玉三郎は年を取ってもなお官能的に見えるところが素晴らしく、この場は舞台美術も整っていたとはいえ、肝腎のカジモド役が物足りないのは如何ともしがたい。かつては六代目歌右衛門と十七代目勘三郞ががっぷり四つに組んだ芝居だけに、いくら玉三郎が若手を起用して育てるつもりだとしても、観客としては全く了承しかねた。
二本目は「廓文章」で、こちらはもう若手とはいえない後輩の愛之助に胸を貸した恰好だ。愛之助の伊左衛門は、仁左衛門と似て見えるところも多いとはいえ、この人ならでは可愛らしさも感じられて好感が持てた。〽可愛い男……とメリヤスにもある通り、とにかく伊左衛門は絶対に可愛い男に見えなくてはならない役だが、愛之助は最も自然にそう見える人かもしれない。ただしこの役の所作すなわち一つ一つの動きが不自然でなく見えるようになるには、もっともっと年季が必要だろうし、歌舞伎のさまざまな演技術の中でもこうした和事の演技は役者の熟成を待たなくては成立しないことがよくわかる今回の舞台でもあった。片や玉三郎の夕霧は病み衰えた姿に自然と見えたばかりでなく、伊左衛門に対する情も以前よりむしろよく伝わるのだった。歌舞伎では年を取って肉体が衰えたり動けなくなったことで却ってよくなった役者が昔からいくらもいて、玉三郎もいよいよその域に達したかと思うような今回の名演であり、それは躰の動けなくなった分を情感で埋めようとすることで生じる日本の古典芸能ならではの奇跡といえるものなのかもしれない。特に若い頃の玉三郎は、さあ、わたしの姿を見てくれ!といわんばかりのポーズを積み重ねて来た人だけに、そうした意識がともすれば役が要求する情感の妨げになりかねなかったのだけれど、今はそうした徒な意識が削ぎ落ちた分ストレートに情感が溢れ出して人の胸を打つ舞台になるのだから、やはり古典芸能というものは侮れない気がする。年を取ってこそ役に当てはまるケースも多々あって、今回の舞台でいえば吉田屋の女房おきさの役も上村吉弥がようやく堂に入ったと感じさせる好演だったことも最後に付け加えておきたい。
2023年03月16日
クワトロフォルマッジ、鶏肉と葱のパスタ、サラダバーほか
今日は先日亡くなられた扇千景さんを偲んで元米朝事務所の大島さんとご一緒に渋谷松濤のご自宅を弔問。ご夫君四世坂田藤十郎丈が他界された際の弔問で、故人から何かとお話を伺ったのがついこないだのように想い出された部屋で、今日はお二人の遺影を前にして、ご子息の中村鴈治郎、扇雀ご夫妻からご病気の様子や何かを詳しく伺った次第。昨年末までは比較的お元気な様子で、年明けの節分後には例年通り独りでハワイに行く予定も立ててらっしゃったが、正月に目立って体調を崩し検査入院された際は既に回復の見込みなしとの診断が下ったとのこと。正月の後半から食事が摂れず点滴のみで過ごす入院中も、ご家族には苦痛を全く訴えられなかったそうで、つまりは扇さんらしく最期まで気丈に振る舞って余命を全うされたらしい。入院期間が短かったのは即ち苦痛と退屈の時間が少なかったわけだし、この世に生きてあるギリギリまで好きな人と会い、好きなモノを食べて、好きな話をして過ごせた理想的な隠居暮らしの最晩年だったようにも、ご遺族のお話から窺えた。とはいえ現役時代は何しろ三権の長たる参議院議長まで務めた方だったので、27日に芝の増上寺で催される御葬儀には御勅使もお迎えせねばならず、ご遺族は何かと準備が大変な中で、いろいろと親切にお話しくださったのは有り難く、大島さんと私は生前のご夫婦の思い出話を何かとしながら松濤を後にして恵比寿までtaxiに乗りアトレ内のタントタントで食事した次第。
2023年03月17日
燻製鴨肉プレート
鴨の燻製は翻訳家の松岡和子さんから先日頂戴した豪徳寺の名店冨永精肉店製∈^0^∋これに蒸した新ジャガと国産アスパラガスのソテーを添えて、今夜はワタシが大好きなものばっかり美味しく戴きました\(^O^)/
けさ見たワールドニュースでシンガポールCNAもトップニュースで報じた日韓首脳会談はすき焼きとオムライスのハシゴで極めて友好的に推移したように報じられており、ユン大統領の日韓関係修復に向けたホンキ度も高いような気が今はするのだけれど、李明博大統領の時も最初は日本生まれの親日家のように紹介されていたにもかかわらず、内政に問題が出はじめるといきなりの竹島上陸で日韓関係が一気に冷え込んだ過去もまだ記憶に生々しいので、今回もあまり期待しすぎずにこの会談を見てらっしゃる方が韓国は元より、日本にも結構多いのではなかろうか。とにかく不穏な東アジア情勢の中で両国の関係が修復するのを最も期待しているのは米国なのかもしれない。
ところで食後に珍しくNHKBS1を見てしまい、日本が近年やっきになっているミサイル防衛の現状についての特集だから、最初はどうせ政府の都合のいいように報道するんだろうと思っていたのだけれど、自衛隊のミサイル発射訓練の様子がリアルに報じられると、ああ、これじゃ実戦は絶対にムリ!とシロウト目にも即断できるほど正直な映像だったのがいささか意外なくらいだった。まず、いくらミサイルを買っても国内で発射訓練ができないために、わざわざ少人数の部隊が渡米して、米国の演習地で3日間かけて発射するのだけれど、敵機の模擬的な侵入をレーダーで見失ったり、発射台の電源が巧く入らなかったりするハプニングがあって、最後はようやく1発1億円の迎撃ミサイルが目標物に当たったとはいえ、全体に実戦が想定されているとはとても思えないほどポヤッとした雰囲気だし、1発射つのにもわざわざ国外に出ないといけないような訓練の仕方では即戦力にはほど遠いといわざるを得ず、とにかくミサイルをやたらに買うだけのお金があったらまず国内に堅牢なシェルターを作ったほうが国民を守れるんじゃなかろうか?という気がしたものである。ゲストの元内閣官房副長官補の柳澤協二氏は、戦争のための訓練をするよりも、戦争という事態に陥らないようにするための政治家の訓練が必要だというふうに発言されていて、ホントそうだよな〜と意外にも感じさせられた番組でした。
2023年03月18日
叉焼麺
翻訳家の松岡和子さんから先日頂戴した冨永精肉店製の焼豚を手製ラーメンに投入して美味しく戴きました∈^0^∋ラーメンは市販のスープと中華麺を使って、焼豚のほかに入れたのはもやしと万能ネギの炒めもの。
食事しながら見たのはBBCワールドニュースで今日の18時から配信が開始された話題のジャニーさん問題を扱う約1時間のドキュメンタリー番組である。これって日本じゃまず見られないはずだよね (!_+) といった内容もネット配信が行き渡った今ならダレでも見られるし、また国外の治外法権的な取材アプローチも可能になった時代だから、これまで固く守られていたタブーも今後はあらゆる分野でどんどん開陳の方向に向かわざるを得ないんだろうな〜と思われたのだった。で、このドキュメンタリーの内容はどうだったかというと、かつて早くにこの疑惑を扱った文春の記者2人のインタビューに始まって、名誉毀損裁判における弁護士の談話や若い頃に接点のあった男性を何人も取材。皆さんしっかりとかなり具体的に話をされていて、疑惑が事実であるのは明々白々なのに、何故この問題が明るみに出ることなく済んで来たのか、また関係者の多くが隠蔽し且つ被害者とおぼしき男性たちも加害者を告発に至るほどの憎しみを持たなかったのは何故か、事務所は何故この問題をきっちり調査した上で責任を取ろうとしないのか、BBC記者は取材を重ねれば重ねるほど疑問符が飛びまくる表情になっていくのが非常に面白かった。欧米ではこの手の問題が近年はキリスト教の聖職者が信者の少年たちにしていたこととして暴露され糾弾されるニュースとして見受けられるため、LGBTの容認と裏腹にそうしたことのタブー視は今日にもはや許されないと考えられているせいで、日本社会がこの問題に目をふさぐのは絶対にいけない!というスタンスがBBC記者には強いのも無理からざるところとはいえ、インタビューに赤裸々に答えた日本人男性の微妙な心理のほうが表情を見ていてワタシにはやはりわかりやすくて、こうしたニュアンスって欧米にはなかなか伝わりにくいのかもね〜と思って見てたのでした(-.-;)y-゜゜
2023年03月19日
和風ハンバーグ玄米定食
乗馬の帰りに大宮駅ナカの「あえん」で食事。
雨上がりの晴天下にウグイスの声が響き渡る埼玉県下の馬場で今日も愛馬オランダの幼稚なおじさんクリトンに騎乗。怖いくらい好調を維持し続けているクリトンに下乗りされたA子先生も首をかしげてらっしゃるくらいで、ワタシが騎乗しても何だかメチャ楽しそうに速歩は快走してくれるのに、駈歩の合図がまた伝わりづらくなっていて、大いばりで馬場馬らしい速歩をし続け、強めに合図すると伸長速歩されて駈歩よりもっと乗るのは大変になるのが実に困ったもんのクリトン君である(-。-;) 「ワタシが扶助間違えてるとか、馬体をしっかり挟めてないとか、手綱を引きすぎてるとかじゃないですもんね〜」「そうなんですよ〜でも馬がワガママしてるとかでもなくて、大まじめな顔して一所懸命なんで、どうも今日は勝手に速歩だと思い込んじゃってる感じですよね〜」とA子先生。たしかにクリトンは思い込みが激しい馬というか、いつもと違うことをすると人間が間違っていると思い込んでしまうようなところがあって、手入れの手順とかにもうるさくて、ハショったり順番を違えると「違うよ!」という感じで人を噛んだり頭突きを喰らわしたりするし、厩舎掃除をしている間に別の馬房に入れたりすると、たちまち壁をガンガン蹴って違っていることを激しく訴えるので、厩務員さんも困ってらっしゃるのであった(^_^;)思い込みが激しい幼稚なおじさんなんて、人間の♂じゃ絶対にパスしたい存在だけど、その厩務員のHさんが「この馬、松井さんがいらっしゃる日は絶対わかるみたいで、今日も朝からそわそわして何度もヒヒンって嘶いてたんですよね〜何故わかるんでしょうね〜」とフシギそうに仰言るので「そういえば主人の帰りを早々と察知して玄関で待ってる犬とかいるみたいですけど、動物って何か人間にはわからないそういう特殊な能力ってきっとあるんでしょうね〜」とワタシ。そんなわけで人間だったら絶対に勘弁なタイプなんだけど、馬だから仕方なく許して付き合っているクリトン君なのであります(^◇^;)
コメント(2)
クリトンくん、愛おしいですね(´;ω;`)
投稿者 マロン : 2023年03月20日 11:37
我が家のクサガメは、なぜか老父になつき、デイサービスから帰る時間には玄関で、毎晩ベッドの下で待機して、夜中のトイレにも付き添っていました。
先々月に父が亡くなった後も、しばらく玄関やトイレの前にいましたが、諦めがついたのか、今は父が座っていた椅子の足元にじっとしています。
手で触ることを禁じておりましたので、スキンシップをしていたわけでもないのに、不思議です。
動物が好きになる相手というのがきっとあるのでしょうね。
投稿者 ルビー : 2023年03月20日 22:58
2023年03月20日
海老、卵、絹さやの塩炒め
今日のQPの見た目が春らしい炒めもの。海老は背わたを取って塩胡椒酒で下味してカタクリ粉をまぶしてゴマ油&サラダ油で炒め、縦薄切りにした新玉ネギと筋を取った絹さやを混ぜ合わせ全体に油が回ったら水少々を加えて蒸し炒めにし、別に炒めておいた半熟スクランブルエッグを混ぜ込んで仕上げた。
けさのワールドニュースでは、世界金融市場に不安を与えたクレディスイスの救済買収やプーチンのマリウポリドライブが大きく報じられていたが、ワタシが気になったのは「未来の戦争はここからだ!」とフランス2の報じた北極圏問題である。石油やガスといったエネルギー資源のみならずレアアースの埋蔵量も相当だといわれるこの地域は、温暖化で氷が溶けだしたために今や新たな航路としても世界から注目され、中でもロシアが既得権益的に領土化を図りつつある一方で、別に領海としているわけでもない中国までが野心的に進出し、新たな紛争の火種と化しつつあるなか、中東から撤退ぎみの米軍も今はアラスカに部隊を集結させて、中露を意識した軍事訓練を行っている映像が流された。これがスキーを一度もしたことがない米軍部隊のスキーを習う映像だから、まるでドタバタ喜劇みたいなおかしさなのだけれど、マルクス兄弟の戦争映画とは違ってこちらはホンモノの軍事訓練であり、いずれ米露がホンキで北極を舞台に戦争を始めたら地球の壊滅は必至だから本当は非常に恐ろしい映像のはずなのに、見ていると何だか恐怖が極まって笑いに転じるかのような笑いが自然と込みあげてきたのでした(-.-;)y-゜゜
2023年03月21日
新玉ネギ、豚肉、トマトの炒めもの
前にQPで見た料理。豚細切れ肉に塩、酒、カタクリ粉、油の順に揉み込んで炒めて取りだしておく。幅5ミリに切った新玉ネギを強火でさっと炒め、豚肉を戻して、砂糖醤油酢おろしニンニクとおろし玉ネギを混ぜたソースで調味し、横二等分にしたミニトマトを加えて実が崩れるまで炒めて仕上げた。
けさは祝日でワールドニュースがなかったために6時過ぎから執筆の仕事に取りかかって、8時にいったん中断し、WBCの準決勝戦をアタマだけちらっと観てから執筆を再開するつもりが、佐々木朗希が不運なポテンヒットを浴びた直後に3ランされたので気になって目が離せなくなり、とうとう9回裏の大逆転劇まで観続けて最後は独りで歓声をあげ\(^O^)/ 村上様の目覚めに拍手してたのはご多分に洩れずといったところでしょうか (^^ゞ 本当に各選手すばらしいプレーの連続で、久々に野球の面白さを堪能できた試合に感謝して、明日の決勝戦もLIVEで侍JAPANを応援したいものであります(*^^)v ところで9回裏の息詰まる場面で村上様がちょうど打席に入ったところで岸田首相ウクライナ電撃訪問の速報が画面に流れたことにはイラッとさせられたり、今そんなのどうでもいい!と感じた視聴者も多かろうと思い、これってTBSだからわざとなのかしら(?_?)という気にさせられた実にKYなタイミングのテロップでした(-.-;)y-゜゜
コメント(1)
野球の面白さを堪能できた試合でした。最後村神様にお待ちかねの逆転決定打が出てサヨナラなんて、スポーツは筋書きのないドラマだと改めて思いました。これで神様お目覚めになってくれると良いなあ。まだいまひとつスッキリしない顔してましたね。
しかしメキシコも強かった。先発はともかくリリーフは打ち崩せるだろうと思いましたが、得点に結びつかず。また守りも良かった。レフトに飛んだ打球は全てアウト。ホームラン性の当たりまで取られてしまいました。走塁も素晴らしく、甲斐キャノンをくぐりぬけて試みた盗塁は源田の1ミリで辛うじて刺しましたが、芸術的と言ってよいほどでした。
野球は全ての選手がマウンド×打席で相対したら逃げられないところが刀を構えて向き合っている緊張感に似て、時代劇好きの私にはグッとくるものがあります。観ている方も、次は何投げる?どこに来る?とグルグルグルグル考えるので、視聴者参加型というか。
決勝戦、総動員で頑張ってくれーーー!!
投稿者 マロン : 2023年03月22日 07:52
2023年03月22日
塩豚とキャベツの蒸し煮
今日のQP料理。生姜焼き用の豚ロース肉を半分にして、塩砂糖を揉み込んで粗挽き黒胡椒を振って30分ほど置いてから表面をさっと炒めて取りだしておく。ゴマ油で春キャベツと玉ネギとニンジンの千切りとピーマンをさっと炒め合わせて、塩豚をトッピングし、酒と水を回しかけてバターを散らして蒸し煮。結構おいしいのでオススメ!
けさはWBC決勝戦をLIVEでしっかり観てしまい、いや〜こんなゲームってホントにあるんだ〜\(◎o◎)/少年マンガとかじゃなくて〜と感じたのもご多分に洩れずといったところでしょうか(^^ゞ9回裏の1点差で大谷がリリーフ登板し、同僚のトラウトを三振に打ち取って胴上げ投手になるなんて筋書きは、フィクションだと逆に成り立たないのではなかろうか。というわけで日米共にシーズン開幕前にこんなドラマチックなゲームしちゃって大丈夫なんだろうか?ここまで盛り上がったらシーズンゲームが腑抜けっぽく見えないかしら?と、これまた逆に心配されるほどだ。ともあれ下り坂だった野球人気はこれで盛り返すだろうし、往年のファンとしても、久々に素晴らしいゲームや選手の活躍を見せてもらって侍JAPANには大感謝である。WBC開幕直前に恐らく番宣を兼ねて栗山監督が食べ物系バラエティ番組に出演し、昔の自分についてとてもいい話をされたのが印象に残っているが、それは冴えない現役選手として劣等感に苛まれていた時に、慰めてくれたコーチから「クリっ、人と比べるな!」と一喝されたことが心に響いてずっと残っているという話で、なるほど、こういう人だからこそ彼はもう一方に大谷のような非凡な人間がこの世に存在することを素直に認められて、その才能を開花させることが出来たんだろうな〜と思われたのだった。この監督は小中高の教員免許もお持ちだそうだが、本当に教師にはこういう人がなるべきなんだろうな〜ともつくづく思ったのでした。
コメント(1)
最後の大谷ートラウトの対決は!!何らかの超自然の力が働いたとしか思えません。初球以外ストレートだったので真っ直ぐでで押し切るのかと思いましたが、優勝を決めたスライダー、よく曲がりましたね。メジャーのスター軍団相手に、と何度も報道されていますが、こちらには紛れもなく№1スターのオオタニサンとメジャーベテランのダルビッシュもおり、チームに強い求心力を生みました。でもこの二人は勿論ですが、私は近藤くん、源田さん、ムーチョ(中村)にもMVPをあげたい。ムーチョのリードあってこその最少失点だったと思います。
それにしても日本のピッチャーは凄い。高橋宏斗くん、伊藤大海くんの鋼のメンタルには舌を巻きました。まだ手持ちの札をたくさん残した状態で勝ち抜けましたが、多分他のどの投手が出てきても決勝で投げた7人と同様良い仕事をしたと思います。
まだまだ興奮冷めやらず・・しばらくこれでビールが飲めそうです。
投稿者 マロン : 2023年03月23日 09:29
2023年03月23日
鶏胸肉のガーリックバター醤油煮
前にQPで見た料理。鶏胸肉を削ぎ切りにして薄力粉をまぶし、表面をさっと炒めてから醤油と味醂を煮立てて胡椒とバターを入れたタレにからめ、炒めたキャベツの上に載せてニンニクチップスをトッピング。鶏肉は炒めすぎてパサつかないように、切ってから30ほど置いて室温にしておくこと。意外なほどオイシイのでオススメ。
今年の関東は春の気温が異常に早く上昇したため、ひょっとしてもう菜種梅雨はないんだろうか?と思っていたら、今日からそれらしい降り方をするようなので一安心である。といって別に雨天が好きなわけでは全然ないが、ウクライナ侵攻で燃料不足に陥った欧州は今年の異常な暖冬を歓迎するも、それが一方では大変な水不足を招いているニュースがだいぶ前にフランス2で報じられたし、今日はドイツZDFが世界全体の水不足を深刻に報じ、今後の人類社会の最大の課題として取りあげたため、今さらながらに日本の降雨の恵みに感謝させられるのだった。お隣の中国でも今年は早々と黄砂が北京に舞うニュース映像を流しており、要は大陸のあちこちが干上がりつつある中で、島国ニッポンは大陸ほどの乾燥に見舞われずに済むのが有り難いというべきか。水不足は何よりも食糧生産を脅かして食糧争奪戦の引き金にもなりかねないし、飲料水自体の不足という日本にいると余り想像が及ばない問題にも世界的にはなっているようだし、日本の天然水脈が外資に奪われる事態も既にあちこちで起きているようなので、日本でも水問題がいずれ深刻な事態に陥らない保証はないのだった。ワタシが子供の頃はまだ飲料水にお金を払うなんてことはとても信じられなかったので、欧米ではそうらしいと聞いてスゴク変だと思っていたのに、今では飲料水にお金を払うのは当然のような気がするのだから、今後も人間社会はどんなふうに変わっていくか知れたものではないのであります(-.-;)y-゜゜
2023年03月24日
牛肉、アスパラガス、椎茸の炒めもの
「あまから手帖」に載ってたレシピの食材だけを使った超手抜き料理。牛肉を炒めてアスパラガスと椎茸を炒め合わせて味醂と醤油で調味し、仕上げに卵の黄身を加えただけ。
目下、近松門左衛門の一代記を連載中で、執筆の合間に当時の色んな史料に当たっているが、昨夜とけさ目を通したのは江戸時代の南海トラフ地震として知られる宝永地震の史料で、記録がわりあい詳細に残っており、大阪の被害は相当なものだったとはいえ、地震後の火災で大量の死者を出した江戸の元禄地震ほどの人的被害は出ておらず、意外と無事な地域も沢山あったことが判明している。ワタシはこの地震の約1ト月後に道頓堀で歌舞伎の顔見世興行がしっかり行われていた記録を先に見ていて、コレってホントなのかしら?と実は疑っていたのだけれど、ナルホド甚大な被害を受けた地域もあったにしろ、上町や谷町辺は全く無事だったから津波を逃れた多くの町人の避難先にもなっていたようで、大阪全体の復興は早くて少しもおかしくなかったんだ〜と納得した次第。それにしても一代記モノの時代小説を書くと主人公が必ずといっていいほど大地震に遭遇するので、日本列島に住んでいたら一生のうちに一度はそれに遭遇する覚悟をしておいたほうがいいのかもしれない。江戸時代だといいのは大方が木造建築なので復興が非常に速いことだが、コンクリート建築が主流でおまけに地下街だの高層ビル街だのが当たり前になった今日の大都市が、果たして速やかに復興できるものかどうかは実際に起きてみないとわからないことだろう。大阪は江戸時代でも今と同じ○○筋や○○通りで地域を示すが、地震も筋が走るように揺れの強い地域があるため、それがたまたま重なって○○筋は全家屋倒壊みたいな記録もあるので、現代の高層ビルが果たしてそれに当たったら持ち堪えられるのかどうか、かりに1棟でも倒潰したら復興する前にまずそれを破壊して撤去するのが本当に大変だろうな〜という気がする。晩ご飯前にもまたそんなことを考えていたら、一瞬グラッと揺れてヒヤッとしたワタシであります(^^ゞ
2023年03月25日
回鍋肉
春キャベツのシーズンによくする料理。今日は生姜とニンニクのすり下ろし、甜麺醤、酒、醤油、味醂で調味して、ピーマンの代わりに好みでこれまたシーズンならではの国産アスパラガスを加えてみました(^^ゞ
食事しながら見たTBS報道特集は放送法を巡る総務省の文書問題を再び取りあげて、英国でも最近問題になったBBCサッカー解説者リネカー氏の降板問題にも触れた。リネカー氏は英国の現政権が移民に対して非寛容な政策を取ったことに対する批判をツイッターして降板させられたことを私は直後にワールドニュースで知って、その後どうなったのかが気になっていたが、結局 BBC に対する批判が世論で強まった結果、リネカー氏の復帰が決まったようで、そういう点では何だかんだいっても英国は民主主義が徹底していることを改めて感じさせられたものである。日本の場合こうした問題に世論が無関心であることは、民主主義国家の皮をかぶった所詮は東アジア官僚主義国家の域をいまだに出ていないと認めるしかなく、だからこそこの問題でもっと徹底的に吊し上げるべき礒崎陽輔みたいな官僚上がりの政治家が大きな顔でのさばるのだと銘記すべきだろう。とにかく総務省のような国家の行政機関が放送局を直に監視する国は中国や北朝鮮やロシアであって、日本が仲間入りを誇りにしているG7諸国では唯一日本のみで、他の国々はいずれも国家から独立した監視機関があることもこの際に周知されてしかるべきでしょう(-.-;)y-゜゜
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おはようございます。雨で肌寒い週末です。どこで間違ったのか、考えさせられます。自分より年下の世代なのに、頭悪いのかしら?いや、そこじゃなさそうです。ますますトンチンカンの国になりそうで、憤りしかないです。いつも的確なコメント、ありがとうございます。
投稿者 ミセスせつこ : 2023年03月26日 09:08
2023年03月26日
牛ステーキ、仔羊のロースト、鴨と帆立貝柱のガレットほか
今日は終日雨天で残念ながら騎乗はできなかったのだけれど、大阪転任中の馬トモMidoさんが久々に上京されて当クラブに来厩されて、クラブをお辞めになった旧馬トモのkimuさんやhiroさんにも声をかけられたので会友のMamiさんともども池袋で会食し、相変わらずの馬バナシで大いに盛り上がって、これだけじゃゼンゼン話し足りないのでまた会いましょう!と言い合ってお別れしたのでした(^o^)/~~~
2023年03月27日
大宮お花見女子会2023
今日はまず、昨夜わが家にお泊まりになった馬トモMidoさんを大宮盆栽美術館(写真上段)にご案内し、リーズナブルな盆栽を購入したいとおっしゃるMidoさんのために園芸ライターの光武さんに近所で評判の盆栽販売店にご案内戴いた次第。ところでMidoさんは以前にワタシが釧路のどさんこ外乗で落馬した時に一緒だったメンバーだったが、今日はたまたま年に1度のお花見女子会の日で、同じメンバーだった翻訳家の松岡和子さんとエッセイストの平松洋子さんもいらっしゃって久々の再会に。Midoさんはその後すぐに帰阪されたものの、他のお花見女子会メンバー元ミセス副編の福光さん、Pメディアの三村さん、元マガハの中田さん、旧友のモリ、デザイナーのミルキィ・イソベさんらが順々にお越しになって総勢9名でこれまた久々に花の下での宴会に(^^ゞまずはWBCの話で大いに盛り上がって、放送法を巡る文書問題から政治家の劣化を痛烈に批判し、話題の映画や音楽にも及んで話は留まるところを知らず、場所を近所の韓国薬膳料理店「葉菜」に替えても話はなかなか尽きず、また来年度の花見を約して散会した次第であります(^o^)/~~~
2023年03月28日
ポルトガル風アサリと豚肉の蒸し煮
今日のQPで見た料理。食べやすく切って塩とおろしニンニクを揉み込んだ生姜焼き用の豚肩ロース肉をオリーブ油で炒め、半月切りしたジャガイモを炒め合わせ、細切りのパブリカ、八つ割りにした完熟トマトを加えてからフライパンに蓋をして火を通しただけ。具材から水分がしっかり出るので蒸し煮の際に水や白ワインは不要。レモン汁をかけてバゲットを添えて食す。イタリアンパセリを添えるのはカットしました(^^ゞカンタンな調理法のわりにとても美味しく食べられるのでオススメ!
けさのワールドニュースでは、イスラエル国民が反発して大規模デモやストライキを巻き起こしていた司法制度改革を、ここに来てさすがにネタニヤフ首相も一時延期せざるを得なくなったことが、中東や欧州のTV局のみならずオーストラリアABCも大きく報じたのが印象的で、この問題はイスラエルが民主主義国家に踏みとどまれるかどうかの試金石ともいうべき大問題に発展したのは間違いないようである。そもそも汚職が取り沙汰されて久しいネタニヤフ氏は保守リクード党党首の座を一度は逐われたこともあったはずなのに、選挙で勝ち残ったのが却って今日のように国の安定性を損ねる状態に陥らせるのだから、やはり国民にとって選挙権の行使は非常に重要な課題であるに違いない。極右的なネタニヤフ政権を支持する国民は対パレスチナ強硬派なのだろうが、極右政権が民意の行使のようにしてパレスチナを追いつめたり攻撃することが、結果的に彼らのテロ反撃を生んで却ってイスラエル国内にリスク呼び込む恰好になるのだから実に皮肉な話というべきか。日本もまた中国や北朝鮮の脅威が語られることで軍備増強に突き進むとなれば、時の政権が諸問題を抱えきれなくなって国民の反発が強まった時は、北朝鮮や中国といった外敵に対する強硬な対応で国内の反発をかわすの見え見えだけに、ネタニヤフ政権の行方はまさに他山の石として注視せざるを得ないのでした(-.-;)y-゜゜
2023年03月29日
皿うどん
市販のキットでお手軽に作った料理。具材はシンプルにキャベツ、新玉ネギ、豚バラ肉、むきエビのみ(^^ゞ
食事しながら見たBS-TBS報道1930は欧米のTikTok禁止問題からインターネッ社会の負の側面を検証。わたし個人はTikTokを使用していないため、いくら中国発とはいえ、米国がこの SNS を異常に警戒している単純な理由が不明だったのだけれど、まずは位置情報等を1時間おきにキャッチするなど個人情報の収拾に極めて貪欲な SNS だと解説されて納得。とはいえゲストコメンテーターのお一人も述べられたように、そもそもインターネットは国境を越えた人間社会の在り方を理想としたツールだったはずなので、その発信元であった米国が他国の SNS を閉め出すというのは矛盾極まりなく、つまりはインターネット思想の敗北と見なされても致し方ない事態というべきだろう。今後この傾向がますます強まってネット社会にもデカップリングがもたらされる可能性も大きそうで、要はいかに科学技術が進歩しても、人間のメンタルがそれに追いつかないどころか、むしろ退化というか幼稚化しつつある現状を踏まえれば、さらに進んだ未来の量子コンピュータの時代には人間がそれを統御することなんて絶対に出来そうもない気がして、ごく少数の選ばれた人類だけが荒涼とした地球かそれ以外の惑星で細々と命を繋いでいるようなディストピアしか、わたしは想像がつかないのでした(-.-;)y-゜゜
2023年03月30日
鶏肉とミニトマトのクリーム煮
今日のQPで見た料理。食べやすく切った鶏もも肉に塩を揉み込んで薄力粉をまぶしてバターで炒め、ニンニクの薄切りと4つ割したマッシュルーム、横二等分したミニトマトを炒め合わせて生クリームと水を注いで塩で調味し、5分ほど煮込んでから茹でたショートパスタを添えて食す。
食事しながら見たBS-TBS報道1930は日本が直面する少子化&多死社会の現実を検証。今後いくら出生率が上がっても、そもそも出産する分母が少ないために出生数は当分減少の一途を辿るという厳しい現実が語られた上で、先進国の中では少子化にやや歯止めがかかったドイツと少子化が激化した韓国の事情が引き合いにだされた。まずドイツの場合は「両親手当」という収入保障で男性育児参加のインセンティブを高めたことが非常に功を奏したらしく、逆に韓国は儒教文化の名残で男性の育休がとりにくい職場環境が災いし、おまけに若年層の収入が低くなったことが結婚を妨げているという、日本にも当てはまりそうな事情のようである。ワタシのまわりの比較的若い女性と話をしても、結婚や出産によって職場のキャリアがパアになるのは避けたいという人が多いのは確かなので、男性の育児参加がごく当然になれば少子化も収まるような気がしないでもないのである。それにしても同番組が少子化問題をテーマにしながら、ゲストコメンテーターにオジサンばかり揃えたのは如何なものか。結婚して子供を産む若い女性が減った一番大きな理由は、この人の子供が欲しいと思わせるほどの魅力的な男性が日本男児に少なくなったからなんじゃないの!と正直な突っ込みを入れるオバサンコメンテーターが1人くらいいたってよさそうな気がしました(-.-;)y-゜゜
コメント(1)
よくぞ言って下さいました!魅力的な男性が見当たらない!大いなる要因です!言いたくても言えないのか!?今朝子さんの勇気?!に乾杯(^-^)人(^-^)
何時も楽しく読んでます
投稿者 女子会の母 : 2023年03月31日 14:12
2023年03月31日
サバと厚揚げの胡麻味噌煮
マルエツに配布されているパンフレットのレシピ通りに作ってみた。酒、醤油少々におろし生姜を加えた水に輪切りしたニンジンを入れて煮立て、サバ味噌缶の汁と厚揚げを入れてしばらく煮込んでからサバの身と小松菜とすりゴマを加えてさっと煮て、仕上げに生姜の千切りをトッピング。
食事しながら見たBS-TBS報道1930はけさのワールドニュースでも世界各局が取りあげた台湾の蔡英文総統の訪米と、前総統馬英九氏の訪中にからんだ台湾情勢を特集。米国のマッカーシー下院議長が乗り込んで来られるよりも、自ら訪米したほうが無事に済むとの判断で、中国との正面切った衝突を絶妙のバランスで回避しているかに見える台湾外交が、今後も巧く機能して行くことを隣国の市民としては望むばかりだが、台湾市民も本土との内戦状況は過去の多大な犠牲によって懲りているはずだけに、何とか乗り切って行けると信じたいものである。次の総統選挙しだいで今後どうなるかは全く不透明だが、中国もロシアの二の舞は避けたいだろうし、またコロナ禍で打撃を受けた経済回復のほうが急務だろうから、武力による統合の選択は当分しそうもないのがまだしもというべきでしょうか(-.-;)y-゜゜