トップページ > 2021年12月の月別アーカイブ
2021年12月01日
吉右衛門 追悼
今日は二代目中村吉右衛門の訃報に接して、相当お悪い様子だったから、ついに来るべき時が来たという気持ちの一方で、それにしても現代において享年77は早すぎる!と惜しまずにはいられなかった。 体調万全でない状態はずいぶん以前から続いているようだっただけに、去年9月にコロナ禍を押しての歌舞伎座出演はとても意外だったし、おまけに得意役の芸を娘婿の菊之助に伝承する意味もあった「引窓」の上演は久々にこちらを歌舞伎座へ行く気にさせてくれたものだが、義太夫の本息を感じさせるような濡髪長五郎の息の詰んだセリフと風姿の良さで、これまた久々に歌舞伎の舞台で感動させられたものである。そのため11月の国立劇場にも駆けつけて「俊寛」を観たのだが、こちらは体調が悪い日だったせいか、途中でセリフも動きも完全にへたってしまい後半がまるで保たなかった印象だ。そして最後の舞台となった今年3月の「山門」の五右衛門は、玉三郎と翫雀の「隅田川」を観に行ったつもりで、その公演のもう一本としてたまたま観たような恰好ながら、正直いってお目当ての「隅田川」よりもはるかに名舞台という印象を受けた記憶がある。とにかく幕が開いてすぐに五右衛門の姿の大きさには目を瞠ったし、セリフもしっかりしていて、11月の「俊寛」とは大違いだっただけに、ああ、この人はまだまだ元気だし、今後も素晴らしい舞台を見せてくれるものと信じていたのだった。
二代目吉右衛門という役者が初めて脚光を浴びたのは万之助時代に演じた山本周五郎の「さぶ」だったように記憶するが、当時はまだ東宝所属で松竹の舞台に立ってはいなかったし、早くにスター扱いされていたお兄ちゃんの現白鷗とは相当に水をあけられていたように思う。それが松竹に復帰したのが早かったせいもあってか、歌舞伎の芸では逆に大きく水をあけて、まだ若手から中堅くらいの年頃で、丸本時代物の立役には既に定評があり、早くも将来の名人という見方をされていた。それは六代目歌右衛門が一時とても肩入れし、しばしば相手役に抜擢するなどして芸を鍛えたのも大きく働いたのであろう。
しかし『鬼平犯科帳』のヒットで世間的にも売れた一方では、本来良かったはずの時代物の芸が世話に流れて、何でも鬼平に見えてしまうという厳しい評価が歌舞伎の見巧者の間ではあったのも確かである。晩年は体調がもろに舞台に響いて良い時と悪い時があったのだろうが、昨年9月の「引窓」と今年3月の「山門」が観られたのは有り難かった。個人的にはほとんど接点がなく、唯一お目にかかったのはその昔、私が松竹時代に鶴屋南北の原作を元歌舞伎座支配人の大沼さんと一緒に脚色した『玉藻前雲居晴衣』が武智鉄二演出・尾上菊五郎主演で上演された際に那須八郎の役で出演されていたため、稽古場でご挨拶をした程度だが、「料理天国」というこれまた昔のTBSの番組で実家の祇園「川上」の紹介役として出演されていたこともあり、全くの無縁というのでもなかったのだろう。今はただ謹んで心より御冥福をお祈り申し上げるばかりである。
コメント(2)
今朝子さま
丁寧な吉右衛門様への追悼文を有難うございます。
一昨年九月「双蝶々曲輪日記」への今朝子さまの劇評を読み、久しぶりに歌舞伎座に参りました。それからは、ほぼ毎月観劇しております。
素人の私から見ても、内面的な表現を感じさせられる吉右衛門さんの演技は別格でした。
吉右衛門様・御家族様へ心よりのお悔やみを申し上げます。
今朝子さまの歌舞伎評を楽しみにしておりますので、これからもよろしくお願い致します。
投稿者 ヨセフ : 2021年12月03日 15:54
松井様二代目播磨屋が逝ってしまい茫然自失の日々です。
40年前に倒れ左麻痺になってしまいましたが吉右衛門さんの舞台が見たい一心でリハビリをして一人で歌舞伎座に行くことができました播磨屋さんは私の恩人です。もっともっといろいろなお役が見られると信じていたのでショックから立ち直れません。又歌舞伎座に行き播磨屋を偲びたいと思いますが、今のところ播磨屋の芸を継承できるようんs役者はいないように思います。若手に頑張ってと言いたいです。57年間の歌舞伎座通いが又出来
るようリハビリ頑張ります
投稿者 リバー : 2022年03月04日 18:18
2021年12月02日
ブリの香りマリネ、ジャガイモのホットサラダ
2品とも今日のQPで見た料理。刺身用のブリのサクの表面に塩、砂糖、粗挽き黒胡椒、ディルのみじん切りをまぶしてキッチンペーパーにくるみ、冷蔵庫で1時間以上寝かせてからスライスし、粒入りマスタード、レオン汁、オリーブ油、醤油、水を混ぜ合わせたドレッシングで食す。付け野菜はディルとベビーリーフを併せたもの。脂がのったブリをスッキリした味わいで食べられるからオススメ!ホットサラダは一口大に切ったジャガイモを塩茹でして粗挽き黒胡椒を振り、じっくり炒めたベーコンを脂ごとかけて仕上げた。QPはこれに茹で卵をプラスしたが、ワタシはカットしました(^^ゞ
目下、世界の話題を席巻しているオミクロン株だが、南アでの感染者が3日で4倍 (@_@;) にも急増したというのだから、やはり感染力は非常に強いのだろうが、毒性はその分ふつうの風邪並みに下がってくれているような期待を持たずにはいられない今日この頃(-。-;)日本の現政権は前政権と打って変わって速攻で鎖国的対応策を取ったので、ワタシなんかはオリンピック前ほどの心配をしないで済んでいいようなもんの、海外の往来が仕事に必須だったり、国内外に家族が別居している状態の方などはパニックされそうなくらいに今回の国の対応は逆に慎重すぎるきらいがあるのかもしれない。それも個人的にはフィギュアGPまで中止になってザンネン(v_v)くらいで済んでいるものの、イベント関連の仕事や旅行業、飲食業関連の方にとっては、新株発見のタイミングがどうにも悪すぎて本当に気の毒としかいいようがない。ワタシの周りだけでもこの間に旅行を考えたりテーマパークに行く予定してた人が大丈夫かしら?といいだしているだけに、今後感染者の増加傾向が少しでも見えたらキャンセルが相次ぐ事態にもなりかねず、何とかそういうパニック現象が起きないよう必要以上の警戒心を煽らずに、尚且つキチンとすることだけは徹底した対応を、個人的にも、集団的にも、国的にも取れないものかと思うばかりであります(-.-;)y-゜゜
2021年12月03日
菊池寛賞贈呈式
今日は第69回菊池寛賞贈呈式に翻訳家の松岡和子さんからお招きを戴いて午後からホテル・オークラに。菊池寛賞はもともと文学者の功労賞だったようだが、現在の授賞対象は文化関係の多岐にわたっており、今年の受賞者はシェイクスピア戯曲全作品の翻訳を達成された松岡和子さんの他に、『博士の愛した数式』等の優れた作品で世界的に知られる作家の小川洋子さん、俳優生活70周年を迎えられた仲代達矢氏、鰻の生産にヤクザがからんでいる闇の構造を追跡取材した高知新聞社、アジアの貧困地域で無償の医療支援を25年以上も続けておられる吉岡秀人氏が授賞されて、壇上でそれぞれに聴き応えのある授賞スピーチをされていた(地方公演中の仲代氏はビデオメッセージだったが)。松岡さんはスピーチのメモが入ったバッグを文春アテンドの内山さんに預けっぱなしで、結局メモなしで話すのがとても不安だったと仰言っていたが、どうして、どうして、講演で馴れてらっしゃるだけに堂々と松岡さんらしい心のこもったスピーチを聴くにつけても、この間に演出家の蜷川幸雄氏、演劇評論家の扇田昭彦氏、全集の表紙を装画された画家の安野光雅氏、そして最愛の旦那様を亡くされた悲劇を乗り越えて成し遂げられた偉業であることに改めて胸を打たれたものである。贈呈式の後は懇親会も催されたが、何しろコロナ禍中とあって立食パーティでなく着席形式のため招待人数も非常に制限されていたものの、演劇関係では松岡さんと似てらして姉妹のような関係だという白石加代子さんや岩松了氏が出席されていたし、松岡さんの妹さんで元「銀花」編集長の萩原薫さんやお嬢さんで舞台美術家の松岡泉さんも存じ上げているし、文藝春秋社の大沼さんや武田さん、作家の林真理子さんにも久々にお目にかかったりして、色んな方とおしゃべりに花が咲いたが、松岡訳のシェイクスピア全集を刊行している筑摩書房の社長を松岡さんから紹介されて顔を見たら、それがなんと大昔にマガジンハウス「鳩よ!」の編集長としてお世話になった喜入さんだったのにはちょっとビックリでした\(◎o◎)/
2021年12月04日
豚肉卵とじうどん
こないだのQPで見た料理。昆布&煮干し出汁(ワタシは手抜きで顆粒の煎り子だしを使用)で豚肉となめこを煮てアクを引いてから薄切り玉ネギと椎茸を加えてじっくり煮込み、うどんを入れて温めてからカタクリ粉で軽くとろみをつけ、溶き卵を回しかけて万能ネギの小口切りをトッピングして仕上げる。
今週はどこもかしこもオミクロン株の報道一色だったのでさすがに飽きてしまったせいか、思わぬインパクトで心にひっかかったのは、メルケル首相の退任式で演奏された曲がニナ・ハーゲンだった件である。へ〜(*_*)意外に尖った曲が好きだったんだ〜と妙に感心しつつ、考えてみたらワタシより一つ年下の同世代だったんだ〜と改めて再認識させられたものである。彼女が去ったドイツの政界はたちまち不安定になるのか、案外すんなり行くのかも今はまだコロナ禍の混乱にかき消されている感じながら、社会民主党と緑の党と自由民主党の連立政権なんてホントに成り立つんだろうか (?_?) と当初は疑問視させつつも、何とか無事にスタートはしたみたいだから、やはりドイツの政界は侮れない。3党とも国家観どころか世界観からして全く違う政党かと思いきや、それでも議論を通じて接点や折り合いを見つけることにドイツの政治家は長けているというべきなのか、いや、それが出来ないような政治家ばっかりじゃ議会制民主主義自体が成り立たないというべきなのだろう。なんてことをつい考えてしまうのは、先ごろの総選挙で立憲民主党と共産党の共闘を、国家観が違う政党の共闘なんてあり得ない的な発言をするバカな政治家やバカなコメンテーターや、それを報じるバカなマスコミが余りにも多いからで、だったら公明党は自民党と国家観が一緒なわけ(?_?)とツッコミを入れたくなろうというものである。共産党に関してはワタシなんかも、中国共産党の強烈なイメージが浸透する今となっては党名をいっそ変えたほうがいいんじゃないの?的な気持ちがあったりもするのだけれど、共産党パージのムードを煽るようなマスコミの報道姿勢には断固反対であり、というのも今度はそこからあらゆる思想の自由をパージしにかかるようなアホが生まれてこない保証は絶対ないからである。とにかく共産党をパージしたり、自民党を批判するより前に、いつの時代も世の中のアホに迎合して彼らをのさばらせやすいマスコミの安直な姿勢の芽をこそ早く摘んでおくべきだろうと思うのであります(-.-;)y-゜゜
コメント(3)
以前の選挙の時には「清濁合わせのんで、もっと野党が一体となって共闘すべき」って多くのマスコミが言っていたのに、いざ選挙に負けたら「理念が違う共産党との共闘は失敗だった」と掌返しをしたのは、私も本当に驚きました。
マスコミの中で、一体何が起きたのかと。ぶれまくってるのは、立憲民主党ではなく、マスコミですよね。(連合に批判されたからでしょうか???)
個人的には、中国共産党と日本の共産党はあまりにも性質が違いすぎるので、同一視はできないですし、国会質問の質の高さではやはり共産党の調査力の高さに日々感心しています。なので、世の中の人はそんなに日本共産党に対するアレルギーが強いのか、と思っております。
逆に日本維新の党は、あれほど与党と同じ理念なら、なぜ違う政党なのかと思うくらいです。
投稿者 ちゅんへい : 2021年12月04日 21:33
おはようございます。
お久しぶりです。
松井さんのおっしゃる通りで、政治は相撲と同じ。相手に寄せてどうするのか、嫌がることを研究してそこを突く以外やりようはないだろうと思っています。
みんなして流れに乗りすぎですよね。バランスが悪いのは良くないです。
投稿者 ぱぐ : 2021年12月05日 06:09
どちらかというと、タイトルのおかしさに惹かれて読み始めた『御社のチャラ男』が、面白くて、何気に深いというか、地方の小さな会社のことなのに、今の日本そのもののようでもあり、初めて読む作家さんですが、絲山秋子さんは、すごいなぁと感心しました
「会社もクズだし俺もクズだ。
絶えがたいというほどではないが、いつか見切りをつけなきゃとは思っている。・・・
偉い連中のやり方がもう通用しなくなってきてるのはわかるけれど、俺はそれでも変化が怖い。」
ああ、そういうこともあるのかなぁ
選挙のたびに、こんなに国民のことバカにしてる連中に今度こそ」と思うのに、なかなか変化が出てこない
それは、こういう風に「変化が怖い」という人たちが多くいるということなんだろうか?
という日々のイライラとは別に
今月の歌舞伎座もよかったです
歌舞伎座12月の第三部の信濃路紅葉鬼揃 (しなのじもみじのおにぞろい)は、
衣装がすばらしく美しい
玉三郎さまはじめ侍女の五人の打ちかけがきらびやかで高価な感じで、うっとりです
そして、七之助さんの維茂の衣装がまた、すばらしいのです
アイボリーの袴にも金糸が織り込んであって控えめにゴージャスですが、着物は朱色と鳥の子色?の大きな市松になったのに金糸が入って、やはりきらびやかです。その上に着ている狩衣が鈍色というのか鉛色というのか、とにかく灰色で、あの模様なんだろう、三重襷?わからない
胸紐や背中の結び菊綴じ、もの字は袖とか5つくらいあるのかな、その紐すべてが朱色で全体の中に美しい差し色になってました
着付けがユニークで、歌舞伎的にいうと龍神巻というのでしょうか、私から見た感じは阿波踊りの片肌脱ぎというのがしっくりします
ひと言で言うと、羽織った狩衣が片肌脱いだ形で、全体の色のバランスがめっちゃキレイ!そして、そこに七之助さんのきれいなお顔があって、ほんとにビューティフル!
私、前の方の席でしたけど、花道にも一番近い席でホント幸せでした
お衣装の質感は、近くで見れた者の福です・・・うふふ
今月の舞台写真が、楽しみです
七之助さんには、歌舞伎の楽しみだけでなく、着物の知識ももらえてる気がします、遊女の赤衿を返す着方も七之助さんで知りました
美しいお衣装で、玉三郎さまはじめ侍女といっても後には鬼女たちになるのですが、みなの息の合った踊りに、見入ってしまいました
とても幸せなひとときでした
投稿者 せろり : 2021年12月07日 01:09
2021年12月05日
生春巻き、鮨、ミネストローネ
乗馬の帰りに大宮エキュートで前2品をゲットして、何か温かいものも要るな〜と近所のマルエツでレトルトをゲットしました(^^ゞ
少々寒くなったとはいえ絶好の乗馬日和が持続中の今週末も埼玉県下の馬場でオランダの幼稚な子クリトンに騎乗。クリトン的には適温で体調もいいのか、石田先生が下乗りをされた初動段階で、もう行く気マンマンの歩様が看て取れたし、ワタシが騎乗しても速歩段階まではマジメな走行で発進の合図もピンポイントで効いているのに、駈歩発進の合図だけは相変わらずなぜか非常に伝わりにくくて伸長速歩で逃げられるのがしばしばだから、やはりワタシの合図に何らかの問題があるに違いないとはおもうのだけれど、先生がご覧になってもワタシの乗り方のどこがどう悪いのかわからないようで「どうも松井さんの合図が馬に間違ってインプットされちゃったみたいだよね。だってこの馬、ボク指示通りに動いてますっていう自信満々の顔で走ってるもんね〜」と仰言ったのは笑えました(^0^;)とにかくクリトンは気持ちが正直に顔にも態度にもオーバーなくらい出る子だから、ある点では非常に扱いやすい馬ともいえるが、その分周りは人馬ともに振りまわされる傾向にもあって、隣や向かい側の馬房にいる馬とか、洗い場やツナギ場でたまたま隣になった馬とかはホントに気の毒なくらいである(^_^;)で、クラブに行くと毎度といってもいいくらいに厩務員のNさんから「クリトンまた壁を蹴って暴れてましたよ」と言われており、原因は水桶が空になってて喉が渇いたとか、他の馬に飼い葉を先にやるな!という単なるワガママだったりもして、そのつどNさんもそれなりに対処して下さっているようなのだが、今週はハフ&アラブMIXウラ嬢との境の壁にとうとう大きな穴を開けてしまい、それで蹄鉄が取れかかっていたりもしたため、壁の穴はオーナーに板で塞いで戴き、蹄鉄は急きょ石田先生に打ち直して戴くはめに(-。-;)いやはや暴れん坊将軍に乗って戴きたいような馬であります(-.-;)y-゜゜クラブでは常連の会友さんといつも親しく色んな話をしているが、今週はオミクロン株もさることながら各地で頻繁に起きている地震も話題になり、今やマイカーに水と食料品を常備するようになったというKさんや、服着たまんま寝ようかと思ってるくらいのMさんや、TBSの「日本沈没」がリアルで怖すぎ!と仰言るOさんらの話を聞くと、ワタシも巨大地震がひしひしと迫り来るような恐れを覚えないわけにはいかず「どこで地震に遭うかわからないのが一番怖いんだけど、もし遭うとしたらやっぱりクラブがいいなあ。まず上から落ちてくるモノが少なそうだし」と言いながら「馬はもちろんビックリして暴れるだろうけど、おかしくなって暴れる人間よりは怖くないもんね〜」と密かに思ったものであります^_^;
2021年12月06日
絹厚揚げ、シメジ、豚肉の治部煮風
今日のQPで見た即席料理。フライパンに水、酒、味醂、醤油、塩を入れて煮立て、斜め薄切りした長ネギ、軽く塩と薄力粉を振った豚肉を煮て、アクを引いてからシメジと八等分した絹厚揚げを加えて煮込むだけ。厚揚げは湯通しで表面の油を取っておくこと。
岸田内閣の支持率がじわっと上がってきたのは、昨日の乗馬クラブで会友のKさんが「アベさんに微妙に逆らってる感じがいいよね〜」と言われたのもさることながら、速攻だった鎖国的な水際の防疫強化を歓迎する向きがやはり強いのだろう。ともあれ日本はいまだ平穏無事なのがまるでウソのように海外は依然として感染拡大が激しい様子だから、何処の国もコロナ禍で鎖国的な雰囲気が強まっているものと想像される。欧州諸国の場合はそれ以前からの移民難民問題を抱えているだけに、排外的な雰囲気にますます拍車がかかっていてもおかしくなさそうで、中にも来年の大統領選を控えたフランスでは極右の政治評論家ゼムール氏の人気が異様に高まって有力な大統領候補に押し上げられたというのだから不気味だが、けさはフランス2がそのゼムール氏の大統領選出馬表明後初の政治集会を大きく取りあげていて、その映像を見ているうちに、この人だれかに似てるよね〜だれだっけ〜(?_?)と首を捻って、そうだ(!_+)ナチの宣伝相ゲッペルスだ〜!!!と思いついたのであります^_^;一応フランスは左派も非常に強くてメランション氏の人気が相変わらず高いようなんですが(-.-;)y-゜゜
2021年12月07日
島らっきょう、長芋とモズクのサラダ、ラフテー、ソーメンチャンプルー
渋谷のシアターコクーンで唐十郎作『泥人魚』を観た帰りに中目黒の沖縄料理店「草花木花」で元米朝事務所の大島さんと食事。大島さんちのすぐ傍にあるこの店は以前に「孤独のグルメ」でも紹介されていたが、島マースの味つけがいいのか今回注文した品はいずれも美味しく食べられました∈^0^∋特に島らっきょうはGOO(*^^)v芝居も面白かったのだけれど今日これから書くとは遅くなるので明日にします(^^ゞ
2021年12月08日
泥人魚
シアターコクーン唐十郎シリーズの演出が蜷川幸雄から金守珍にバトンタッチされた最初の演目は『ビニールの城』だったが、これは石橋蓮司&緑魔子の「第七病棟」初演が強く印象に残っていたためガッカリ感が強く、次の『風の又三郎』をパスしてしまったのは、アングラも歌舞伎の古典レパートリーと同じく過去の名舞台とどうしても見比べてしまうからであった。で、今回の『泥人魚』は初演を見逃して全くの未知だったので真っさらな気持ちで観劇して、ああ、やっぱり唐さんの芝居はさっぱりワケがわからないまんまでも何だか気持ちよく泣けるんだよな〜と改めて思ったものである。モチーフは比較的ハッキリわかるほうの作品で、有明海の諫早湾干拓事業で巨大な潮受け堤防による干潟の封鎖が大変な環境問題となった事件を同地方の隠れキリシタンや天草四郎、人魚姫伝説等にからめて、唐独特の聖女とピュアな青年が立ちふさがる堤防をくぐり抜けて美しい海との出会いを果たす物語、なんて単純にいいきれないのが唐作品のいいところだし、こうした社会的な事件を取りあげても昔の新劇のような直球型の批判精神や批評性に彩られているわけでもない。それでも20年前に書かれたこの戯曲に「分断」という言葉が鮮やかに使われていた事実にはさすがに作者の先見性を感じないわけにはいかなかった。堤防で文字通り干潟は分断されたわけだが、それによって漁業者と干拓地の農業従事者の分断と深刻な対立が起きたのは当時マスコミで広く知られたし、漁業者の間でも漁業ができずに土木作業に従事する人びととの分断が起きていたようで、つまり資本主義による事業は結果的にあらゆる分断を引き起こすのだった。それをビジュアル的に象徴する存在が、俗にギロチン堤防と呼ばれた当時の潮受け堤防だったのを、20年を経た今日に痛感させられる作品ともいえそうで、そして分断の壁をくぐり抜ける人魚やすみの言葉を一つ一つリアルに立ち上がらせることで、宮沢りえはその不可思議な存在をみごとに肉化し得ている。相手役の磯村有斗も唐作品初出演としては大健闘だし、宝塚出身の愛希れいかが意外なほど唐作品にハマっているのも印象的だった。逆に今や唐作品に欠かせない六平直政の愛嬌や岡田義徳のイイ声も印象に残ったが、風間杜夫の詩人役は往年の彼を彷彿とさせるくらいにもっともっとキザに演じたほうが面白かったのではなかろうか。
2021年12月09日
大根と豚肉の甘辛味噌炒め
今日のQPで見た料理。生姜の薄切りと鷹の爪の小口切りを香り立つまで炒めた油で拍子木切りにした大根とニンジンを蒸し炒めし、酒醤油で下味してカタクリ粉をまぶして炒めた豚細切れ肉を加え、味噌酒砂糖醤油で調味する。ニンジンは大根より小さめに切ること。
けさのワールドニュースは現在開催中のドバイ万博を特集。テーマは「持続性ある世界」らしく、石油産出国 UAEの首都で開かれた万博において、プラスチックゴミの環境破壊をビジュアル化したパビリオンが見られるといった、自虐ネタも辞さない態度が頗る印象的だった。 UAE はとにかく石油で儲けた莫大な富がまだ無くならないうちに、石油輸出依存から脱却した再立国を目指しており、そのドラスティックな国家の大転換をアピールするための万博という意図が明瞭に感じられて、その点では非常に意義のある万博といえそうだが、翻って来ル大阪万博には一体どんな意味が付与されるんだろうか(?_?)なんてついつい考えてしまった。本当なら高度経済成長が終焉した時点で再立国のベースを何に置くかの国民的議論が沸騰してしかるべきだったのに、結局は金融バブルとその後の崩壊に多大な歳月を費やしてしまい、今や高度経済成長の夢よもう一度!としか考えられない無能な政府を戴いている責任は、民主主義国である以上やはり国民にあるのだろう(-。-;)なかなか自主的に転換が図れないという国民性が唯一有効に働いていそうなのは、感染者がここまで減ってもいまだにみんながマスクつけっぱなしという社会現象でありましょうか(-.-;)y-゜゜
コメント(1)
開催中のドバイ万博で11日、日本の魅力をアピールする「ジャパンデー」が開かれる。これに合わせて日本政府や大阪府、大阪市などは2025年大阪・関西万博の招請活動を予定していたが、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染防止を優先し、現地訪問を見送った。
という新聞記事を見て、ちょっとホッとしました
大阪万博の参加表明国が低調で(目標150で、現在64だとか)、それを打開したいと思ってるらしいけど、もうあんまり無理しない方がいいんじゃないの
あるがままを受け入れる、そして淡々とやる
たぶん、「止める」というのはないようだし
でも、きっと「止める」が大正解でしょう?
投稿者 せろり : 2021年12月10日 23:46
2021年12月10日
鶏肉と茸のトマト煮込み
先週のQPで見た料理。鶏もも肉は厚みを均一にして塩と粗挽き黒胡椒を振り、皮目に薄力粉を振ってしっかり炒め、裏返したら白ワインを加えてじっくり12,3分焼いておく。薄切りしたマッシュルームと舞茸をツヤが出るまでしっかり炒めてからニンニクのみじん切りと鷹の爪の小口切りを炒め合わせ、トマトの水煮を加えてしばらく煮込み、先に炒めた鶏肉を汁ごと戻してじっくり10分ほど煮込んで塩と砂糖で調味。QPは仕上げに黒オリーブのスライスをトッピングした。またパスタを付け合わせにしたが、ワタシは冷蔵庫にあったジャガイモをチンして添えた。トマトの水煮はホール缶を潰して使うこと。鶏肉に火を通し過ぎなんじゃないの(?_?)と思いつつQPの指示通りにしたら、意外なほど肉が柔らかくて美味しく食べられました∈^0^∋
今日は朝のワールドニュースでも、晩ご飯を食べながら見たBS-TBS報道1930でも昨夜から開催されているバイデン大統領肝煎りの民主主義サミットを大きく取りあげたが、別に解説なんかされなくても、支持を減らしつつあるバイデン氏が中国叩きで国内人気回復するために行ってるのは見え見えで、いやはや、中国も中国だが、米国も結局はそんな方法でしかアピールできないくらいに有権者が幼稚化してるのかもしれないと思ったらウンザリする(-。-;)民主主義の退潮がいわれて久しいだけに、だんだんホントに世界中そうなのかも(◎-◎;)という感じがしないでもなく、民主主義は何せ「民」が「主」なのだから、「民」が劣化したらたちまち酷いことになるのは民主政治が衆愚政治に転じた古代ギリシャの昔から変わらないことなのかもしれない。とにかく近代国家という枠組み自体がオワコンじみている今日において、従来型の政治に熱中することが衆愚的な印象を与えがちなのは米国の大統領選報道の映像を見ても知れるところだけに、政治家なんて税金ドロボーの集団でしかないと分別して投票にも行かない日本人のほうが却って利口に見えるような世界は決して望ましくないとしつつも、変なデマゴーグに引きずられてしまうよりはまだマシかも?と思ったりもする。日本はヒトラーのような突出した個人のデマゴーグに引きずられてしまう傾向は歴史的にないからいいようなもんの、集団的デマゴーグに踊らされて自己を見失う人は昔と相変わらず多そうな気がするので要注意かもしれません(-.-;)y-゜゜
2021年12月11日
ソーセージの盛り合わせ、ペペロンチーノ
翻訳家の松岡和子さんから豪徳寺の名店富永精肉店製のソーセージをどっさり頂戴し、今夜はオリーブ入りのボローニャソーセージと、オリーブ油でソテーしたフランクフルト&ブラートブルストを大変美味しくいただきました∈^0^∋付け合わせのパスタは至ってシンプルに(^^ゞ
食事しながら見たTBSの報道特集はコロナ給付金が書類の不備を口実に実際なかなか支給されないケースの問題を取りあげたが、とにかく役人が自分の金でもないくせにヘンに出し渋るのは、税金で喰うとる人間のド厚かましさとしか考えられヘン!と大阪人なら言うのではなかろうか。それゆえ大阪は維新の会の支持者が多いのではないかと思うくらいで、母親が大阪人だったワタシもこういう事例が相次ぐと、国の関与ができるだけ少ない社会を目指す共和党的な思考に陥ってしまうのだった(-。-;)ともあれ公明党オシの10万円給付を年内に全額支給ではなく来年度に半分クーポンで何とか折り合いつけたのも、根本的には財務省の出し渋りが原因のようだし、そのくせ政治家の文書交通費は使途不明のまま支払い続けるというのもおかしな話で、とにかく日本国民はもっと納税者意識を高めて、他人様の税金をお預かりしている公僕の意識を叩き直すというか、もっと積極的に変えてやる努力をすべきではなかろうか、とワタシは常々思っているのでした(-.-;)y-゜゜
コメント(2)
個人的な内容で失礼します。以前、豪徳寺で勤務していた獣医師です。たびたびこのブログに「松岡和子さんから豪徳寺の富永精肉店製のソーセージ」という記事が登場しますが、私は知らなかったので、今は閉業してしまった元職場の動物病院の院長に聞いたら「よく行きましたよ」とのこと。さらに「松岡和子さんは○○さん(院長の友人)の元大家さんで、猫は患者でした」とのことで、意外なご縁に2度3度びっくりした次第です。
投稿者 ねこのあくび : 2021年12月13日 16:32
院長先生は吉池先生という方でしょうか?
松岡さんに伺ったのですが。
投稿者 今朝子 : 2021年12月21日 23:37
2021年12月12日
カニちらし、長芋と蓮根のホットサラダ
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
小春日和の今週末も愛馬オランダの幼稚な子クリトンに騎乗。今週は石田先生がお休みのため高齢の男性インストラクターK先生のレッスンに。K 先生は去年レッスン直後に心筋梗塞で倒れられて高齢なだけに大変心配されたが、奇跡的なほどの軽症で済んだため、今年はもうレッスンに復帰(!_+)もっともワタシの指導に当たられるのは久々なので、まずはフラットワークを自主的にやってくださいとのこと。石田先生やA子先生のように下乗りはして戴けないので、クリトンを一から動かさねばならなかったものの、幸い今日は12月にしては温暖だったので馬体がほぐれやすかったのも幸いし、フラットワークが割合順調に行ったので、その後はさまざまな課題をこなしつつ脚の位置や姿勢などの点で細かい注意を受けられたし、歩様の移行についての課題も何とか克服できたのは何よりでした。それにしても今日のクリトンは下乗りがなかったとは思えないほど脚の合図が良く効いて、気持ち悪いくらい従順だったのはどうやら初対面に等しいK先生だったからで、動物は雌雄の別なく人間の初対面の♂を警戒するため、クリトンの場合はふだんよりピリッとして指示通りに動いたのだと思しい。下馬後に新人女性インストラクターのUさんに「今日のクリトンはピリッとして超マジメだったよ〜」と話したらクリトン以外の馬でもK先生のレッスンだと「びっくりするほど馬がピリッとするんですよね〜」と聞いて「別に大きな声で怒鳴ったりなさるわけでもないのにフシギだよね〜」とワタシ。「そうなんですよ。ほんとに馬にも人にも優いレッスンなのにフシギなんですよ。やっぱり校長先生のオーラが今でもあるんですかね〜」とUさん。そういえばK先生が乗馬インストラクターになられる以前は公立中学の校長先生をなさっていたという話を確かにクラブのオーナーから聞いた憶えがありました(^0^;)厩務の仕事もしてらっしゃるUさんに今週はクリトンの悪食も指摘されて「水桶にきれいな水がいっぱい入ってるのに、なぜか通路に溢れた泥水を好んで啜るんですよね。飼い葉もふつうはチモシーのほうが栄養価があって美味しいはずなのに、栄養価が低くてマズイけど口寂しさをまぎらすために夜食で与えているイタリアンのほうを歓んでバクバク食べるんですよね」とのこと。当クラブにもう1頭いる外国産馬チャンピオン君もなぜかイタリアン好きなので「ひょっとしたら海外はイタリアンが主流なのかな〜って思っちゃいました」といわれても、乾燥したワラに果たして美味しいとかマズイとかあるんだろうか(?_?)とこっちは思っちゃいますけど、どの馬も生草よりワラを美味しそうに食べてるし、ワラばかりかで馬場に落ちた枯葉を好んで食べる馬が多いのもほんとフシギで、人間のスルメとかビーフジャーキーみたいなもんなんだろうか(?_?)と思うばかりであります(^_^;)写真は年内最後かも?の丸洗いをされて乾かされてるクリトン君です(^^ゞ
2021年12月13日
第75回毎日出版文化賞贈呈式
今日は午後から毎日出版文化賞贈呈式に出席するため目白の椿山荘へ。翻訳家の松岡和子さんは今年まさに文化のWoman of the yearといった感じでご受賞が相次いでいるのだが、コロナ禍で授賞パーティは控えめにならざるを得ず、特にこの賞は「水の1杯も出ないみたいだから申し訳ないんだけど、いらしてくれたらウレシイ!」とのことで駆けつけた次第(*^^)vそれにしても受賞のつどそれぞれ違った挨拶をしたり衣裳を変えたりするのって大変だよな〜^_^;と他人事ながら心配されたものの、松岡さんは菊池寛賞の時よりもリラックスしてシャープな挨拶をなさったのが印象的で、それはこの賞のコンセプトが「出版物」に対象を絞った明解なものだからかもしれない。他の受賞者も同様に個々の受賞挨拶が非常に聴き応えがあり、例えばデザイナー石岡瑛子をアートとコマーシャリズムの融合を図ろうとした画期的な人物として掘り下げた河尻亨一氏の著書やロシア文学者工藤正広氏の著書などは挨拶が余りにも面白かったので購読しようかと思ってるくらいである(^。^)授賞式後には松岡さんの妹御である元「銀花」編集長の萩原薫さんと一緒に松岡さんに「おめでとうございます!」を言いにいったところ、選考委員の加藤陽子さんや江國香織さんともお目にかかって、加藤さんがなぜかワタシのことをご存じで、拙著もお読み戴いているような口ぶりだったのはビックリでした(!_+)加藤陽子さんといえば、スガドンの学術会議任命拒否事件の対象となった学者6人の内のお一人で、スガドンが唯一その名前を本で知っていたらしい軍事史や外交史を専門とする東大教授の歴史学者だから、まさかワタシが書くようなナンパな世界の本をご高覧になっていたとは思いも寄らなかっただけにちょっとカンゲキでした\(__ )というのも現在「小説すばる」誌に連載中でついに年内最終回を迎える拙著『愚者の階梯』は、あの学術会議任命拒否事件がきっかけで得たモチーフを軸に書き進めたからで、ちょうどその連載が終了する時期に、松岡さんのお陰で加藤陽子さんとお目にかかれたのは、やはり何かのご縁としか思えなかったのであります(^^ゞ下段の写真は左から萩原薫さん、ワタシ、江國香織さん、松岡和子さん、加藤陽子さんのファイブショット!
2021年12月14日
豚肉&タラのちり鍋
今日は急に寒くなったのでこのメニューに (^^ゞ寄せ鍋ではなく、昆布だしで煮ておろしポン酢で食すちり鍋に。
食事しながら見たBS-TBS報道1930は台湾有事の最前線に立たされつつある西南諸島に取材。中でも最西端に位置する与那国島をワタシが訪れたのは2015年の春で、当時は既に自衛隊のレーダー基地が建設中だったが、それでも写真のように、島のあちこちで野良犬ならぬ野良馬を見かける大変のどかな島だったのを想い出す。ワタシでも騎乗で全島一周できるくらいの小さな島で、駐在所にお巡りさんが2人しかいない状態ではいくら何でも物騒だという判断もあったらしく、住民投票の僅差で自衛隊誘致が決まって、翌年2016年には200人弱の自衛隊員が配備されたのだとか。平成天皇が退位直前に同島を訪問された時は、ワタシの時と同じヨナグニウマのトレーナー兼ガイドさんが案内している映像を偶然TVで見て、ああ、まだ元気でやってらっしゃるんだな〜と安心したものである。しかしながら今日の報道だと、自衛隊基地配備は今や与那国島に留まらず南西諸島ほぼ全域に及んで、現在ミサイル基地建設中の石垣島では反対や疑問の声も上がりつつ、中米の対立激化によって西南諸島全体が最前線基地となるのを避けられそうもない雰囲気なのが非常に懸念された。基地ができれば島民が守られるばかりでなく、敵の基地攻撃の巻き添えを喰う公算が高いにもかかわらず、その時の避難場所や避難方法がどうやら具体的には全く想定されていないらしい現状にも義憤を覚えるばかりだ。第二次大戦時に沖縄が本土の犠牲にされたのと同様の仕打ちに遭いかねないという意識も現地ではむろんあるだろうし、片や中国の圧力に屈して領海侵犯をさせてはならない!と本土で息巻いている人たちは実際にいきなりの直接攻撃に遭うことはまずないはずで、そのため地理的に最前線の住民となる人たちのリスキーさを想定したり想像すらできないほどの短絡的なアタマの持ち主が得てして多いような気がするのは困ったもんであります(-.-;)y-゜゜
2021年12月15日
アジのすりゴマ焼き
近所のマルエツで和歌山県産のアジ三枚下ろしを見て、だいぶ前のQPレシピを想い出してゲットした次第(^^ゞアジの両面に塩をして10分ほど置いてから水けを拭き取り、酒で溶いた薄力粉の衣をまとわせてすりゴマをまぶし、皮目から両面を2〜3分ずつ焼く。付け野菜はピーマンの細切りを炒めて味醂醤油で調味したもの。このキンピラ風の味つけが添え物としてGOOで、旬は夏場なれど師走のアジも結構おいしく食べられました∈^0^∋
けさのワールドニュースでは、ファイザー社の新型コロナ飲み薬が治験でかなりの効果が認められたという報道に安堵感を覚えた一方で、ロシア T Vが報じた古都サンクトペテルブルクで起きたつらら事故にはちょっとビックリさせられたものである。建物から降って来たつららで頭蓋骨折や脊椎骨折による重症者が多々出ている様子で、なぜそんなことが起きるのかといえば、日本でも昨日は寒かったけど今日はぽかぽか陽気みたいな感じの寒暖差がロシアでは極めて顕著なためらしく、それを地球温暖化のせいだとは決して報じないものの、ロシアTVを見てたら今年は世界中で一番その影響を被っているのがロシアなのでは(?_?)といたくなるような気象異常の続出で、今夏シベリアで気温38度Cを記録したのは北極圏史上最高気温だったと国連のWMOが認定したというのも今日のニュースでした(-.-;)y-゜゜
コメント(1)
吉右衛門の死去が報じられて2週間、私の中では二七日忌です。根拠もないのに、復帰するだろうと信じていたので、衝撃をうけ、今もまだ喪失感が大きいです。歌舞伎を観始めて20年。毎月当たり前の様に観ていたのがコロナ禍で揺らぎ、今回また舞台は一期一会と痛感しています。菊之助の会見では胸を衝かれ、涙なしで聞けませんでしたが、跡継ぎの実子はいなくても、この人がお婿さんで幸せだったと思います。今年3月「馬盥」も2015年「碇知盛」も菊之助が吉右衛門の教えをきっちり守り、ニンでない役を立派に務め、吉右衛門が乗り移ってると思える個所もあり、最高の師弟関係と感じました。心からご冥福をお祈りいたします。
投稿者 ウサコの母 : 2021年12月15日 22:16
2021年12月16日
ナポリタン
翻訳家の松岡和子さんから冨永精肉店製のソーセージを以前頂戴した時に作ってみたら想像以上に美味しくできたのでアンコールメニューにしたら、これまた前回に勝るとも劣らぬ味に仕上がりました(*^^)v
けさのワールドニュースでは英国の新型コロナ新規感染者がなんと1日8万人近いという猖獗ぶりで(@_@;)この期に及んでも入国規制や人的移動の抑制しようとしないジョンソン首相が国会でも記者会見でもメチャ突っ込まれている映像が印象的だった。英国はデルタ株とオミクロン株の双方が猛威を振るっているようなので、ジョンソン君は弱毒化しているらしいオミクロン株がデルタ株に競り勝つのを待っている感じなんだろうか(?_?)ともあれ欧州全域でいまだに感染拡大が続くなか、お隣り韓国でも8千人近い新規感染者が出ている様子を見れば、日本は一体なぜ(?_?)感を伴いつつも、ほぼ鎖国した現状を恐らく肯定する人が多いんだろうな〜と思いながら続けて見ていたら、日本に技能実習生として貴重な労働人材送り込んでいたベトナムの現状が紹介された。2年にわたる日本の入国制限によって、実習生希望者がこの間にせっかくマスターした日本語や日本に関する知識が3割方落ちたという報告や、地元で仕事を見つけて働くことに歓びを見いだす人たちが増えたというレポートはさもありなんで、何しろ現在のベトナムは日本の高度経済成長時代を彷彿とさせる雰囲気だけに、今後も同国の労働力をどこまであてにできるかは甚だ不透明な感じである。少子高齢化した日本は労働力の点だけでも完全な鎖国はもはや成り立ち得ない国だけに、オミクロン株による鎖国的な封鎖を今後どう緩和していくかに日本政府の腕が問われるのでしょう(-.-;)y-゜゜
2021年12月17日
豚肉とリンゴのプルーン煮
今日のQPで見た料理。豚のブロック肉に塩を揉み込んでオリーブ油で表面をしっかり焼いてから潰したニンニクを炒め合わせ、白ワインと水を注いで、縦8等分にした玉ネギと櫛切りにしたリンゴと種なしプルーンを加え1時間ほど煮込み、仕上げに塩胡椒で調味。QPは肩ロースのブロック肉を使ったが、今日のマルエツにはなかったのでワタシはスペアリブで代用。肉が骨からホロッと取れるほど柔らかくて食べやすかったし、煮リンゴもおいしい。手間要らずなので慌ただしい年末向きの料理かも。
けさのワールドニュースでは、まだコロナが明けてもいないのに経済活動を再開して物価の急上昇を招いている英国が、米国に次いでコロナ対応の公定金利引き下げを是正する方針に踏み切るらしいのを知って、日本ではまだ欧米ほどの物価急上昇が実感されないことに改めて気づいたものである。もちろんお正月が間近になれば例年どっと色んなものが高くなるので、これもオミクロン株の感染率と同様に、日本が今後そう長く例外に留まり続けるかどうかはわからないけれど、考えてみれば物価上昇率2パーセントを目指して黒田総裁がマイナス金利政策にまで踏み切っても物価が上がらない国(v_v)だったわけなので、相変わらず世界の例外に留まり続ける可能性もあったりするのかもしれない。欧州局の街頭インタビューなどでは給料が上がっても物価高で相殺されている旨の発言がよく聞かれる一方で、最近の日本では物価が上がらない=賃金が上がらないという図式で、廉価販売や廉価経営を否定する論調が盛んだが、果たして物価や給料は永遠に上昇し続ける必要が本当にあるのかどうか、永遠の経済成長や永遠の新規開拓や永遠のアップデートという幻想に取り憑かれている人類に、果たして永遠の未来はあるんだろうか(?_?)な〜んてことを考えさせられてしまう今日この頃であります(-.-;)y-゜゜
2021年12月18日
おでん
急にまたメチャ寒くなったので、今夜は市販の紀文製をゲット(^^ゞ
食事中にTBSの報道特集を見たら大阪北新地ビル火災の死者の数がまた増えており、先年の京アニ事件を想い出させて何とも救いようのない気持ちにさせられた。特集の一つは尖閣有事を想定した自衛隊の水陸機動団の訓練を取材したもの。既に米海兵隊との合同訓練も頻繁に行われ、 20 代前半の若い隊員が遺書を書いて臨んでいるほど切迫した有事が想定されているようだが、実際にどういう状況になったら有事と判断されるのかがイマイチわかりづらいのは台湾有事と同断であろう。隊員としてみれば戦闘命令が下れば遂行せざるを得ないわけだし、シビリアンコントロールの建前で命令は大臣の専権事項すなわち時の政府の判断に委ねられているわけだから、その政府を動かす世論といったものが意外に大きくものを言うのは、どこの国もいつの時代も余り変わるところがないような気もする。故に世論を形成するマスコミの責任は甚だ大きいといわねばならず、ワタシは小説の資料として明治期や昭和初期の新聞に比較的よく目を通すほうだが、戦争が始まる前は得てして相手国の非をあげつらう記事や敵対する論調が扇情的になりがちなので、現代ではTVや週刊誌やタブロイド紙やSNSでもとかく扇情的な論調には要注意だな〜と思っていて、SNSではこの人が言ってること極端すぎない?と思ったら即ネット検索すると、よくしたもので、ネット上にもその人の名前の横に右翼とかネトウヨとか書かれてたりするのでした(-.-;)y-゜゜
コメント(1)
こんばんは。
日露戦争はなんとか引き分けに持ち込めたくらいのところが実態ですが、それを新聞各紙が報じなかったために、ロシアから賠償金踏んだくれ的な日比谷焼き討ち事件が起こっていますね。
投稿者 ぱぐ : 2021年12月18日 22:49
2021年12月19日
鮨、餃子
今日も川越の乗馬クラブに行って相変わらず元気いっぱい絶好調の愛馬オランダの幼稚な子クリトンに騎乗し、下馬後の手入れもしっかりしてから早めにクラブを出て彩の国さいたま芸術劇場に駆けつけ、同劇場のゴールドシアター最終公演『水の駅』を観劇した帰りに大宮エキュートで晩ご飯をゲット。というわけで今夜はヘトヘトなので(^_^;舞台の感想は明日きっちり書かせて戴きます(^^ゞ写真はクラブで妙に仲良しなハバ君とボニー君が♂同士で放牧会食しているシーンです(^0^;)
コメント(1)
はてな?と思うのは会食シーンの後ろの背景です。窓の様になっていて向こうが透けて見えているのか、何かの映像が映っているのかよく分かりません・・・。
今日私が最も?と思ったのは神田沙也加さんの訃報で、念願叶って魔が差したのか??念願の主役のプレッシャーや葛藤で??とか考えましたが・・・。事件性は無いのだろうか???何故かどの記事を見ても事件性は無いと書いているのに妙に引っ掛かりました・・・。
それはそれとしても、本当に悲しく思いました。二十年前位に初めて見てからずっと、可愛くて応援していました。アナ雪の大ヒットで良かったなと思っていたのに、まだ、10年経っていません・・・。舞台前の重圧感は分からないので単なるファンの我儘ではありますが、もっと歌声も綺麗な眼や我儘のほぼ無い言動も見ていたかった方でした・・・。
嘘であって欲しい気持ちが強すぎて呆然としています・・・。
投稿者 nao : 2021年12月20日 02:54
2021年12月20日
杉浦邦生演出『水の駅』
『水の駅』の舞台は転形劇場の太田省吾作・演出での初演を観ていて、当時はまだ「道の駅」なんてコトバも無かったから、まずフシギなタイトルに印象づけられ、完全な無言劇だったことにもいささか驚かされたし、エリック・サティの曲を初めて聞いたのも、今は亡き大杉漣や今も活躍中の品川徹を初めて見たのもこの舞台だったし、登場人物が無言のうちにスローモーな動きで心理その他を表象する手法から当時は現代の能みたいだといわれていたのを想い出す。
故蜷川幸雄門下のゴールドシアター最終公演に、この演目が選ばれたと知った時は成る程ベストセレクションかも?と思ったもので、無言のうちに登場者それぞれが存在感をどこまで示せるかの試金石といってもいいような舞台が最後に用意されたのは、やはり慶すべきことなのではなかろうか。転形劇場の初演はたしか小高い丘のようになった焼け跡の一角にちょろちょろと水を出す蛇口がぽつんと見え、さまざまな動物が集まる水場のように、さまざまな人がそこに立ち寄っては去って行くといった繰り返しの中で、そこは癒やしの場であり、また諍いの場にもなって、夫婦や恋人やさまざまな人間の関係性が無言のうちに観客の想像力を刺激しながら語られていくという舞台で、今回はそのベースを変えてはいないものの、戦後の焼け跡を彷彿とさせるような生々しさは失せて、むしろ不条理劇を見せられるようなドライなタッチに仕上がっているのは演出家の年齢からして当然だろうと思う。今回の演出の最も特徴的な点は上手奥から下手の花道にかけてのほぼ一直線といった感じで各人の登退場が強調されることで、日本の舞台芸術にとって大変重要な「歩く芸」をまるで卒業試験のようにゴールドのメンバーに課していた。そしてメンバーのほとんどがその課題をみごとにクリアして、もはや70代から90代という高齢の演劇研究生ではなく、本物の舞台人として立派に通用する方々であるのを自ら証明していたのが印象的だった。また各人の表情の豊かさや奥深さを際立たせていたのも無言劇ならではというべきで、年齢を感じさせない表情の美しさに見とれるシーンがいくつかあったし、肌を露出するシーンではちゃんと見せるに値する肉体の鍛え方に舌を巻いたものである。阿鼻叫喚的なシーンの表情では蜷川演出を彷彿させたのもゴールドならではだろう。それぞれの退場が文字通り人生の花道を飾るといえそうな舞台だったとはいえ、やはりこのメンバーがもうこれで見られなくなるのかと思ったら、カーテンコールで涙ぐまずにはいられなかった。
2021年12月21日
鴨鍋ほか
今夜は集英社文庫『芙蓉の干城』の打ち上げで、解説をお願いした翻訳家の松岡和子さん、装幀をお願いしたミルキィ・イソベさん、文庫担当の伊藤さん、単行本担当の伊礼さん、元雑誌担当の眞田さん、現「すばる」編集長の野田さんと一緒に神楽坂の「芳とも庵」で会食。久々の多人数会食で、オミクロン株の流行目前ギリギリセーフのタイミングだよね〜と言いながら美味しい料理に舌鼓を打ち、賑やかな女子会乗りの歓談で大いに盛り上がっておりました。写真を見ればおわかりの通り、この店の鴨鍋は合鴨でなく狩猟でゲットする野鴨のため、手に入る時と入らない時があるそうで、オーダーをなさった伊藤さんはその点でもひやひやだったとか。幸いゲットされた野鴨はやはり合鴨とは格別の味わいだし、〆で頂戴したお蕎麦がこれまた絶品でした∈^0^∋
2021年12月22日
天ぷらうどんと鮪丼のセット
ご近所の馬トモOさんと大宮そごう店内の「歌行燈」で食事。
医療従事者のOさんはブースター接種が年明けになりそうだし、お勤めの病院ではコロナ病棟がいったん終了したとのこと。たしかに現段階では感染者が相当減少しているようだから、さもありなんと思う一方で、日本はホントに大丈夫なんだろうかと(-。-;)やはり心配せざるを得ないほど、けさのワールドニュースでは各国の感染拡大が深刻に報じられて、ロックダウン的措置をとる国も出始めている。中でもお隣りの韓国では小学生以下の感染が急増しており、オミクロン株は乳児まで含めた若年層に感染した例が海外で相次いでいるため、子供にもワクチン接種が求められている様子だ。子供にマスクはともかくソーシャルディスタンスを取らせることは至難のワザといえそうなだけに、子供にというより、子供に接触する機会の多い小学校や幼稚園の先生とか保育士さんには、医療従事者や高齢者施設に勤務している方々と同様にブースター接種を早めるべきではないのでしょうか(-.-;)y-゜゜
コメント(1)
おはようございます。
東京都内の小学校の図書館司書になって8年目ですが、2回のワクチン接種は教職員枠で8月末までに受けました。
大阪府では教員が感染してその学校の全児童が検査を受けることになったそうですが、確かに早めに打った方が安心かもですね。
全国的には数が多いでしょうから確保が大変でしょうけども。
投稿者 ぱぐ : 2021年12月23日 08:12
2021年12月23日
ハンブルグステーキほか
今日は午後から元米朝事務所の大島さんと一緒に銀座青羅画廊へ大沼信之画伯の色鉛筆画を拝見に。元松竹専務で歌舞伎座支配人だった大沼さんが初めて個展を催された頃は、色鉛筆だけで画いた絵の発表自体がまだ非常に珍しいという印象だったが、だんだんと技量を上げられて、色鉛筆だけで一体これだけの質感が出せるもんだろうか\(◎o◎)/とか、こんな大作が仕上がるなんて(!_+) と驚かされる作品が続出し、今回最も強い印象を受けたのは知床のオシンコシンの滝を画いて「瀑布」と題した幅 3m丈 1.8mの大作だ(写真)。滝の飛沫に躍動感があり、見る角度によってさまざまに表情を変える迫力の大画面にしばし見入ってしまった。久々にお目にかかった大沼さんとはコロナ禍の歌舞伎の現状や近年相次いで他界された役者さんの話など、余り明るい話題が出なかったのは時期の問題でもあろうか。帰りは大島さんと久々に「みかわや」で食事しようと行ってみたら、えっ、ナニ?三越の裏手にあったのがアネックスに組み込まれちゃったわけ(!_+)と新装の店舗に驚きつつもドアを開けたら満員で小一時間の待ち時間を告げられたので、なら清月堂のフレンチにしようと4丁目の交差点を渡ってみたら、今度は清月堂があったはずの場所に無い(@_@;)のが判明して、次にコアビルの「楼蘭」を目指すもまたまた無かったために同ビル内の「つばめグリル」で食事しました(^^ゞいやはやお互い2,30代の頃に銀座でよく仕事してた二人はもはや浦島太郎状態でした(-.-;)y-゜゜
2021年12月24日
カニ鍋ほか
ついに東京での市中感染が判明した今夜は園芸ライター光武さん、元米朝事務所の大島さん、音楽ライターの守部さん、幻冬舎のヒメとわが家で恒例の忘年会を。Xmaseveにオバサン女子会というのも何だけど(^◇^;)昔に比べてXmas自体が何となくハロウインにお株を奪われて廃れた感が漂うのは何故なんだろう(?_?)てな話もしつつ、皆でカニ鍋をつつきながらフィギュアスケート全日本選手権男子ショートプログラムのLIVE中継を観戦。意外と早めに出場した宇野昌磨選手の演技を見ながら「この子痩せてキレイになったし、素晴らしいよね〜」とオバサンたちは絶賛するも、続いて出場した羽生結弦のパーフェクトな演技には全員が息を詰めてシーンとなり、演技が終了するとコトバもなくただただ T Vに向かってパチパチ拍手するのみでした\(◎o◎)/
コメント(1)
フィギュア日本男子シングルはレベルがロシア女子並みに高いです。ユヅ、しょうま君、鍵山くん、佐藤くんのみならず、他にも才能溢れる新人がぞくぞく出てきています。タイプも色々で、本当に楽しみで仕方ありません。
しかしそれでも敢えてのユヅ、凄すぎる!の一言。しょうま君の演技で近年の不調を見事乗り越えた快挙(本人も珍しく演技終了後「よっしゃー」の気合)に涙しましたが、そのすぐ後のユヅの演技はまさに神の領域。まともに見たらきっと目が潰れます。汗はかいていても青白く発光しているような顔は、雪の女王の男の子版のようでした。
そして今日のフリー、クワッドアクセル成るか?!
投稿者 マロン : 2021年12月26日 16:50
2021年12月25日
チャプチェ、チヂミ、参鶏湯、ユッケジャン、饅頭スープ、キムチ
一昨日たまたま翻訳家の松岡和子さんと旧クラブの馬トモ人事部のSさんからほぼ同時にメールを頂戴したので今宵は久々に3人で馬トモ忘年会をすることに。で、なるべく人混みは避けたいし、今宵は寒さが厳しいのもあって、わが家の近所で2,3年前に開業した韓国薬膳料理「葉菜」にトライしてみたところ、上記の品々いずれも想った以上に本場の味わいを感じさせて非常に美味しく戴けたし、量的にもたっぷり食べられたので、何よりもお値段の余りの安さにビックリ仰天した次第\(◎o◎)/年輩のご婦人がお独りで手作りしてらっしゃる店で、料金的には趣味としても持ち出し過ぎじゃないの!と言いたいくらい超リーズナブルな設定だけに、次回は是非ともコースで戴きたいという話になりました(*^^)vただしコース料理は準備が大変なので最短でも3日前に注文しないといけないのだとか。またまたご近所にイイ店が発見できてウレシイ限りです\(^O^)/
2021年12月26日
焼売、ワカメのサラダ、鮨
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
大寒波襲来の今週末も愛馬オランダの幼稚な子クリトンに騎乗。昨日の1鞍目は石田先生のレッスンで、下乗り中の先生が「何だか元気でやる気マンマンだよ〜」と仰言るので、あんまりイケイケモードだと制御が大変だよな〜と心配されたものの、騎乗したらちゃんと収縮もかけられるし、乗り心地もフワフワして快適な走行に。ところが途中から妙にそわそわしだして合図に反抗的になり、停止の合図も無視してウロウロしまくるので、ひょっとして(?_?)という気がしたら案のじょう馬場で珍しくジャーッとお漏らししたのでした(^0^;) 要はそれだけ冷え込んでいた証拠とはいえ、今日の極寒風吹きまくりに比べたら、昨日はまだ温暖なほうでした(-.-;)y-゜゜で、今日はサラ芦毛7歳のレール君がレール君ママのMamiさんが調馬索で騎乗中にもかかわらず、風に驚いたか何かして凄い勢いでビョンと飛び跳ね、落馬したMamiさんが果敢にも再チャレンジして騎乗されたら今度は途中から襲歩で暴走し、敢えなく再落馬したMamiさんは馬場に横たわったまま脳震盪を起こされてしばらく起きられない状態に(◎-◎;) すぐに意識を取り戻されて、話もふつうにできるとはいい条、やはり頭痛と吐き気を訴えられたのでクラブのオーナーが救急車を呼んで一緒に病院へ。その後も激しい寒風が吹き止まず、むしろ激しくなる一方だったので、クリトン2鞍目の単独騎乗でワタシはいささかびびって、常歩でバイタルウォークさせることに専念しておりました(^^ゞ病院のCTスキャンで脳には全く異常がないと診断されたMamiさんは落馬前後の様子をしっかりと物語られて「昨日NHKの『風の向こうへ駆け抜けろ』を観ちゃったせいで競馬乗りになっちゃったのかも」とjokeを飛ばす余裕もアリアリで週明けの水曜日にはまたクラブにいらしゃるとのことだからホッとした次第。いやはや知ってる人が目の前で馬を襲歩させると、それを見ているほうが乗ってる人よりよほど怖い思いをするのは、以前のクラブでワタシも当時の愛馬ハイセイコーのお孫さんを襲歩させちゃって周りを怖がらせた経験があるからでした(^_^;) それにしても馬はちょっとしたことで蹄を傷めたり筋肉を痛めたりして何かと故障しがちだし、イケイケになりすぎても騎乗した人を落としちゃうので「無事これ名馬」とはまさに素晴らしい箴言だと乗馬を始めてからつくづく思う次第であります(^^ゞ
2021年12月27日
ビーフカレーほか
今週はもうQPもマルエツもおせちモードに突入しているし、こっちもバタバタしてるので手抜きの晩ご飯に(^^ゞカレーは市販のレトルトで、付け野菜はキャベツと塩昆布のホットサラダ、チンしたジャガイモ、山形産の赤カブ漬け。
今日は午後からこの1年で増えた書籍の整理に当たって、大宮へ引っ越しの際はスカスカにしてたはずの本棚が10年経って早くも満杯状態になってしまったことに暗然とする始末(-。-;)物書きは一体いつどんな原稿を頼まれるかわからないので、蔵書は一応すぐにでも取り出せるように、ここは演劇関係書とか、ここは江戸の風俗関係とか、ここは海外ミステリーとか、内容や著者でコーナー分けをしているが、本棚に並べる際は棚の高さによって収まる判型が違うため、なかなか巧く収まらないケースも出てくるのが癪のタネだ。いっそたとえば美術書はどこの出版社の本でもこの判型!とか決まっていれば整理しやすいのに(-_-;)と思ったり、中に変わった判型の本があったりすると、そこだけどうしてもキレイに収まらなくなるから、作り手はもちろん凝ってそうしたのも重々承知の上で、本を整理していると、ああ、余計なことをしやがって(-_^:)と腹立たしい気分にさえなるのだから困ったもんである(^_^;)思うにこれは作る側と整理する側の感覚の齟齬を象徴しているようで、整理に当たる側は対象が人間の場合でも職業別に制服を着せたがったり、変わった者はパージしたい心境にかられたりするのかもしれない。でもって人間は作りたいタイプと整理したいタイプに分かれてもいそうで、とかくアーチストと役人の折り合いが悪かったりするのはそのせいかしら?と思ったりもします(-.-;)y-゜゜
2021年12月28日
豚汁
昨日と同様の理由でコレに(^^ゞカツオ出汁で豚肉のほかに大根、ニンジン、ゴボウ、カボチャを煮て味噌で調味した極めてシンプルな豚汁ながら結構おいしく戴けました∈^0^∋
ワールドニュースでは欧米圏のオミクロン株による感染拡大が止まるところを知らない報道が相次いでおり、日本もお正月明けにどっと増えそうな気はするけれど、今のところ他国に比べて穏やかな年末を迎えているのは可とすべきだろう。年末から年始にかけては厳しい寒波に見舞われそうだとはいっても、同じ寒波の影響で首都モスクワがマイナス40度(@_@;)にもなっているロシアと比べれば、地球規模の気候変動も他国に比べて穏やかな影響に留まっているようで、その分環境問題にはイマイチ関心が薄いのかもしれない。日本人の多くがより身近に感じている地球的な危機は気候変動よりもプレートの移動で引き起こされる大地震のほうかもしれないし、欧米諸国がコロナ明けの爆発的な需要喚起による急激なインフレに苦しんでいるのとは違って、異次元の金融緩和をずう〜〜っと続けていてもいまだに物価が2パーセントも上昇しないことのほうが問題にされていそうである(◎-◎;)物価が上がらないのは賃金上昇が抑えられているからだという議論がよくなされていて、賃上げが重要なカギになる可能性はもちろん無視できないが、一方でそれは消費を喚起するに足る魅力的な生産品が少ない上に絶えず生産過多な状態が続いているせいでもあって、「新しい資本主義」を標榜する岸田政権としてはそっちの問題を今後どうするかの提言が具体的にもっと発せられてしかるべきだと思うのであります。月に行くとかだけじゃなくて(-.-;)y-゜゜
コメント(1)
こんばんは。
作る方のニッチな作り方と、欲しい方の欲しいものがずれている気がします。
どうやればそのへんが埋まって両者満足、あるいは第三者も満足(近江商人の三方お得)になるのかわかりませんけども。
投稿者 ぱぐ : 2021年12月28日 21:54
2021年12月29日
白菜とツナの生姜蒸し
前にQPで見た超カンタン料理。フライパンか土鍋に白菜、ツナ缶、生姜の千切りの順に重ねて塩を振り、これを二段にして酒を回しかけて蒸し焼きにするだけ。
食事しながら見たBS-TBS報道1930は眞子内親王の結婚等で今年改めて話題にされた日本の皇室問題を特集。昨日は台所仕事をしながらたまたま見たNHKBSで、メーガン妃騒動によって改めて問題視された英国王室の特集を見てしまい、街頭インタビューに答えた若い英国女性から「王室には税金が100万ポンドくらい使われているらしいけど、まあ彼らも観光資源にはなってるわけだから別にいいんじゃないのかしら」的な発言があったので、英国でも世代によって王室に対する感覚は相当に違うんだろうな〜という気がしたものである。日本でもむろん世代や環境によって随分と違うはずで、京都生まれの亡父は大変な皇室好きだったが、大阪生まれの亡母はどちらかといえば嫌っていたようだし、ワタシ自身は今や人類の存続すら危ぶまれている時代なんだから自然消滅しても仕方がないくらいに思っているのだけれど、日本という国を考える際には天皇の存在を歴史的に見る必要があるとは感じていて、そもそも近代の天皇制は日本が近代国家としての統一を果たす際に英国王室を見習った部分と、キリスト教に代わる聖域を担わされた部分があるよう思うのだった。明治5年に日本で戸籍というものが出来た際に天皇はその筆頭に記されていたのに、いつ戸籍から離脱したのかを指摘する人がいないのもフシギだが、とにかく維新直後から神格化されていたわけでもないし、天皇は一つの国家機関であるというのが昭和10年までは法学的な常識だったはずで、強いていえばキリスト教国におけるローマ教皇的なあるいは大司教的な存在として認知されていたのを、文字通り神輿に担ぎあげて神格化してしまう輩が生じたところに近代日本の大変な不幸があったといわざるを得ない。その不幸の出発点となる昭和10年を背景にした時代ミステリー『愚者の階梯』の単行本を来年夏に刊行する予定なのでご高覧戴ければ幸いです<(_ _)>というわけで今年もコロナ禍は明けぬまま、年明けまであとわずかとなりました。今宵で年内のブログは終了し、年明けは三が日後にUPするつもりです。読者の皆様どうぞ良いお年をお迎えください!来年またお会いしましょう(^o^)/~~~
コメント(2)
こんにちは。
記事と直接関係ありませんが、『芙蓉の干城』を面白く読ませていただいたので、こちらに書きます。これ誰なんだろう?というモデル探し(二・二六事件まで到達するのかと思ってドキドキしました)や、文章のキレが良くて楽しく読めました。
シリーズの前の本はまだ未読ですので、これからの楽しみにします。
ブログの記事で毎日考えたり、へぇと思ったりしています。ありがとうございます。
松井さんも良いお年をお迎えください。
投稿者 ぱぐ : 2021年12月30日 13:31
今年も残り数時間になってしまいました。2月に義兄、10月に愛猫が旅立って気落ちしていた所に吉右衛門さんの訃報で、5月には秀太郎さんも他界してしまい、この年末は寒さがひとしお身に染みます。コロナの先行きは見えず、ブースター接種もいつになるか。今年は日本の政治が変わる兆しが見えるかと期待したのに腰砕けな結果でしたが、ここで関心を失ってはいけないと思ってます。来月から花の会が再開するのが明るい話題で、ここ10数年はこのブログが私の指針となっており、来年も楽しみにしております。
投稿者 ウサコの母 : 2021年12月31日 21:15