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2016年05月26日

刺身の持ち合わせ。山芋と烏賊真丈焼き、桜豆腐、とろろそば他

渋谷の「春秋」で中村京蔵丈、元松竹の前川さんと会食。武智鉄二師門下の3人が顔を揃えたのは久々で、この間に武智師の義子に当たる二代目川口流家元小枝さんが亡くなり、つい先日は蜷川幸雄さんが亡くなったこともあって、他の方々も含めて何かと追慕追悼の話題に終始した。京蔵さんには「 NINAGAWAマクベス」で魔女の役が振られた経緯を伺い、「何せ初演で徳三郎さんがなさった役が来るなんてホント嬉しくて感激したんですよ〜」とのこと。去年の八月に稽古が始まって、その時は車椅子で鼻にチューブを付けた状態でも「蜷川先生はとってもお元気だったんですよ〜市村さんや田中裕子さんとかスターさんにも聞いててびっくりするほど厳しいダメ出しが出てて、ああ、これが蜷川流なんだ〜ってすっかり感心してたんですけどね〜」まさかこんなに早く逝かれるとは思わなかったそうである。来年には海外公演を経てさいたま芸術劇場で再演の予定だったそうだから、何とか予定通り進行してほしいものだ。予定といえば国立劇場もオリンピック後に建て替えの話があるそうで、いずこも先々まで色んな予定が組まれているわけだけれど、人間誰しも明日のことさえ全くわからないのが本当で、たとえば私たちが若い頃に見ていた役者さんも、まさかあの人があんなに立派な役者になるとは!と驚いたケースもあれば、もっと良くなると思ってたんだけどね〜というザンネンなケースもあって、中でもショックなのはやはり同世代の勘三郞と三津五郎の早世に尽きるという話になりました。


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