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2016年04月29日
鰹のたたきニンニクソース、レンコンの胡麻マヨ和え
鰹のたたきはQ P で見たレシピ通りの自家製。鰹のさくは表面に塩と粗挽き黒胡椒を振って油を敷いたフライパンでさっと火を通してからスライスし、万能ネギをたっぷりと添える。ニンニクのみじん切りを香り立つまで炒めてから水、醤油、酒を加えたソースをかけて仕上げる。レンコンの胡麻マヨ和えは友人に教わった料理で、スライスしてさっと茹でた蓮根を練り胡麻とマヨネーズで和えて、仕上げになぜかトマトをトッピングすると味わいがベター。
今週会った元米朝事務所の大島さんが「私たちの知ってる会社ってきっともうなくなるのよね〜」といみじくも嘆かれたように、家電メーカーの凋落は著しいし、三菱自動車の不祥事もモノ作りニッポンの信用を大きく傷つけたし、その昔は近隣アジア諸国の出来事みたいに思い込んでいた橋の落下事故なんてものまで起きてしまい、地震や噴火といった天災禍ばかりでなく日本の先行きが本当に案じられる今日この頃。昨日電話した妹は、かつて国会中継まで見るほど熱心に見ていたテレビだが「ホンマしょうむない番組ばっかしやし、もうニュース見るのもストレスがたまるさかい、テレビはゼンゼン見んとDVD借りて見てんねん」とのことだから、日本の放送局の凋落もまた推して知るべしというところだろうか。
私自身も最近は日本のニュース番組より海外ニュースのほうが世の中の大きな流れをつかめる気がして、照準をそちらに合わせたりすることが結構あるのだけれど、今週はフランスとオーストラリアのTVがトップニュースで取りあげたにもかかわらず、日本のマスコミがほとんどスルーした潜水艦受注の失敗がワタシ的には大いなる日本の懸念材料となったのだった。そもそもこの件は、日本が軍需産業へ本格的に乗りだす試金石といった感じの大事業だったようだし、オーストラリア現地でも早くから日本の潜水艦を導入する構えのような報道がなされていたのに、蓋を開けてみれば結果フランスに持って行かれちゃった形で、フランスのテレビ局はこの受注を大勝利とし、日本が敗北した原因まで分析して解説したのだった。で、フランスとオーストラリアの報道を併せて考えてみるに、どうやらオーストラリアは現地従業員を使って技術も伝授される方向を目指しており、フランスがその要求に応じた一方、日本がその点に積極的なプレゼンが出来なかったのが結果の明暗を分けたようである。
私個人としては今回成功して日本が軍需産業国へと舵を切ることの弾みにならなかったのがむしろ良かったとしたいくらいなのだけれど、それでもこの問題を日本のマスコミが一貫して余り扱わないことには色んな点で危惧を持たずにはいられないのである。たとえばインドネシアの新幹線でも受注に失敗したのは単に中国のオシの強さにやられただけだったりするのかどうか、今回の失敗は本当のところ何がイチバンの原因だったのかどうか、そうした失敗をきちんと分析した報道こそが日本経済の未来につながるというふうに考えられないもんなんだろうか?と、中韓を貶すことしか念頭にない某紙の見出しを目に浮かべつつ、そういう記事しか好んで読まない民度のオッサンの撲滅なくして日本の未来はなかろうと思うのでした(-.-;)y-゜゜