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2016年04月18日
豆腐とちくわの卵とじ
QPで見た簡単リーズナブルな料理。酒味醂砂糖醤油塩少々で甘めに調味した出汁に櫛切りした玉ネギと12等分した豆腐と斜め薄切りにしたちくわを入れてしばらく煮込み、三つ葉と揚げ玉をちらして溶き卵を加え火をさっと通しただけ。
まだ収束は見えないどころか、広域にわたる余震が現地の不安をいっそう募らせるかに見える熊本地震だが、こちらで出来るのはせいぜい義援金を送るくらいとあって、何とも歯がゆい無力感が募るのは東日本大震災の時と同様だ。それにしてもysさんが投稿されたように「なんでもない日常が一瞬にして消えるという現実を、私たちは自分のこととして生きていかなくてはならない」という気持ちは私の中であの時もハッキリあったにもかかわらず、それが五年間でかなり風化していたことを改めて実感させられた今回の地震である。中央構造線に沿った断層ドミノ型連続震災の懸念やその後の南海トラフ地震までが射程に入ってきた現実を直視せざるを得なくとも、取り敢えずは目の前の仕事をこなさざるを得ないのは誰もが同じで、一昨日会食した集英社の伊藤さんが「先のことは全然わからないなんていいながら、私たちはやっぱりこうして原稿をお願いしてるわけですし」と仰言ったように、私もまたせめて脱稿した分くらいは出版を見届けたいと思いつつ新作の構想を練っていたりもするのである。そんなわけで誰しも目先のことをするので精一杯なのは重々承知しながらも、昨日たまたま高齢者三万円給付に関するテレビスポットを見た時は、選挙目当てにこんなバラマキをしてテレビ広告まで打ってる場合か!と頭に来たのであった。誰しも目先のことに気持ちが向かうとはいっても、本来そんな凡庸な資質の人では務まらないのが政治家のはずなのに、今や一番目先のことに追われているのが著しく劣化せる日本の政治家だったりもする。かくしてアベボン政権下の日本は今そんなことやってる場合か!のオンパレードになっていて、原発再稼働しかり、自衛隊の海外派兵しかり、東京オリンピックしかり、衆参同一選挙しかり、中でも一番まずいのは、今後いかなる巨大震災に見舞われて援助を仰ぐ立場になるかもしれないシーンに突入しながら、余計な改憲をして近隣諸国の警戒心を高めることかもしれません(-.-;)y-゜゜
コメント (2)
日本の政治家の本業は「選挙」だと思っています。ふだんの政治とのかかわりも次の選挙のため。投票する側が、先を見通して投票するよという態度を示すのが一番だと思いますが・・・。18歳19歳のみなさんもしっかり投票してほしいものです。とはいえ、親が投票しているかどうかが大きいでしょうね。全ては、今の大人の責任と強く感じるこの頃です。
先のことはわからない、明朝、今日と同じに目覚める保証はないのが私たちの命です。身近な人を亡くすたびに思い出しては忘れてしまいます。
子育ての心得のひとつとして、何度も思い出すのは「子供が100歳まで生きても困らないように躾ける。子供が明日死んでも後悔しないように抱きしめる」ということです。自分の人生も同じように準備と片付けを怠らず生きていければ、充実させることができる気もしますが・・・。ぐずぐずと生きて後悔ばかりしているのもまた人間らしい気もします。
今朝、国会中継の最初を見たら「今TPPを議論する時期か」と発言されていました。TPPが本当に必要であれば5年後10年後を考えて今でも議論すべきですが、反対であれば地震を口実にせずはっきりと打ち切りを訴えて欲しいものだと感じました。
投稿者 TAKA : 2016年04月19日 00:37
震度5の余震がまだ続いて、気象庁や地震学者も「想定外」と語る、先行きが見えない大地震に重苦しい気持ちでいますが、昨日、東北の震災で被災した釜石の干物屋さんと、たまたま会えました。販売活動で全国を飛び回っている20代の若者ですが、1年半ぶりの再会を喜んだら「去年、結婚しました!」と教えてくれました。
未だ地震の恐怖と不安に耐えている熊本や大分の方達が、水や食料など最低限の物資さえ不足してるギリギリのさ中、不謹慎とも思うものの、震災から5年経って、復興へ立ち上がった日々の積み重ねが、彼の笑顔に感じられ、暗い気持ちの中に少し明るい光を感じたことでした。
投稿者 ウサコの母 : 2016年04月19日 12:49