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2015年12月21日
小鰺の南蛮漬け、大根の煮物、揚げ出汁あんかけ豆腐、ジャガイモと豚肉の煮込み
美容院の帰りに大宮ルミネの総菜売り場でゲット。
昨日録画しておいたNHKスペシャル「新・映像の世紀〜時代は独裁者を求めた」を見ながら食事。食事しながら見るのはマズイ映像も沢山ありながら最後まで目が離せず、ご覧になれずり録画もし損ねた方には是非ともオンデマンドをオススメしたいくらい、今日にしっかり見ておくべき番組だろうと思う。ナチズムの台頭とモータリゼーションの進展が意外にも何かと関連し、中でもヒットラーの資金源がフォード社であったことなどを見ると、前回の特集に引き続いてまたまた第二次大戦を引き起こした責任の多くは米国企業にあったように思えてきた。近年ではフセインやビン・ラディンを育てたのも米国なわけなので、世界はこうした底流を自覚していない限り延々と殺戮が繰り返されることにもなるのだろう。創業者ヘンリー・フォードが極端な反ユダヤ主義でヒットラーに資金援助したように、今日では反イスラムを掲げる政治家に資金援助する企業家もありそうだ。もっとも米国のトランプ氏は自身が大金持ちだから他の資金援助など必要はなさそうだけれど、テロの頻発で共和党内は彼の支持がさらに伸びているというのだからそのアホさ加減が侮れない。フランスのルペン氏率いる国民戦線の躍進など、世界はまたもや差別主義を声高に主張する人びとが支持を集め始め、人類は本当に進歩が無いというか、むしろアホ化が進んで来た感じなのは恐ろしい。もっとも皆がアホになったわけではなくて、アホのほうが大きな顔してのさばる時代、つまりは反知性主義の時代に再び突入しつつあるということなのであろう。それにしてもヒットラー政権が当初高い支持率を取りつけたのは経済政策がメチャメチャ当たったからだということも、この番組ではしっかり取りあげていた。目先の景気に躍らされてとんだ政権を支持したあげく、いつのまにか取り返しのつかない過ちに突き進んでしまった旧ドイツの国民が、戦争直後にユダヤ人収容所の実状を強制的に見せられるシーンは本当に凄まじく、決して知らなかったでは済まされないことになるという自覚を今後は我々もしっかり持つべきであろうと思うこと頻りでした。
コメント (2)
私も賛同します。知らなかったで済ませるならはいそうですか?で受け止めますが、自分の偏見で受け止められない事を相手を攻めたり反対意見を無視するしか議論できないのかい?。
私は自分が正しいとは思いませんが譲れません。しつこい事には自信があります(余り自慢できる事ではないですが)。
マスコミも安倍政権も信用できないと思うけれど信用する政治家は現れない可能性が高そうだだけ思っています。
投稿者 nao : 2015年12月22日 21:04
リンドバークはドイツ系移民なので当然ですが、フォードもアイルランド系だったはずです。
言うまでもなく、アイルランドの敵はイギリスで、イギリスの友であるアメリカにおいて、フォードがイギリスに加担するよりも、ドイツ支持になったのもある意味で当然のことだと思います。
投稿者 さすらい日乗 : 2015年12月28日 16:37