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2015年12月18日
中華前菜、フカヒレスープ、海老とアスパラガスの炒め物、油淋鶏ほか
小松原庸子スペイン舞踊団公演「天目山曜変の舞い」の打ち上げで久々に庸子さんや演出の柳川氏とお目にかかって幻冬舎のヒメともども銀座の「維新號」でご馳走になった。相変わらず庸子さんはとてもお元気で、早くも来年度の企画や中国公演のお話などを伺うにつけても、私みたいな若僧?が仕事に疲れただなんてウソにも言っちゃいけないよな〜という気持ちにさせられる。自分よりも年上の元気でステキな同性はその点で本当にこちらの良い励みになるのだった。ところで今日初めて伺った話で非常に面白かったのは、庸子さんがスペインでフランコ軍事政権が崩壊して社会主義体制に移行する時代をナマで目撃されて、わずか十年ほどでスペインが激変したのを肌でご存じだということだった。フランコ政権は禁欲的な傾向を帯びていたためフラメンコ演者奏者が社会的に抑圧され最下層に置かれており、日本から来たセニョリータが何故フラメンコを!!??といった感じだったらしい。直後の社会主義政権のトップがこれまた大のフラメンコ好きだったことから落差が凄かったようで、そればかりでなく生活や文化あらゆる面で国全体が180度転換した状態だったのだとか。フランコ政権なんて世界史の教科書でしか知らない人間にはとても新鮮なお話で、とにかく常磐津の三味線弾きの娘として柳橋に誕生という「和」の世界どっぷりの生い立ちにもかかわらず、結果グローバル社会の魁として活躍された女性トップランナーからは他にもいろいろと面白いお話が伺えるに違いなく、庸子さんご自身がお書きになるか、誰か聞き書きを巧くまとめて下さる方はいないものかと思われて、もちろんヒメも大いに食指が動いたようでした。