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2015年11月14日

帆立とカリフラワーの塩炒め

前にQPで見た料理。生姜の千切りを胡麻油で炒めて、塩砂糖胡椒で調味した鶏ガラスープを加え、そこに茹でたカリフラワーとインゲン(私はスナップエンドウに替えた)、ハム、帆立貝を入れて炒め煮にするだけ。帆立貝は塩胡椒してカタクリ粉をまぶし予めさっと炒めておくこと。シンプルにして美味しいのでカリフラワーが旬の今オススメ!
今週のニュースはすべて昨日で吹っ飛んでしまったくらいにパリ同時多発テロは衝撃的な事件だった。私はたまたま一昨日〆切りだった日経コラムのエッセイで、来週末にオープンするパリ市立劇場の来日公演について書いたため、劇場で大規模なテロが起きたという報道を最初に聞いた時は飛びあがりそうになったものだ。公演の演目はイヨネスコ作「犀」という不条理劇で、これはヒットラーの出現に代表される欧州全体にファシズムの嵐が吹き荒れた当時の恐怖が生んだ作品だけに、現在移民難民問題で右傾化が進む欧州各国にとっては切実な上演だと思われるし、今や日本も決して他人事ではないような気がして取りあげたのだけれど、今度のテロで欧州全土にますます移民排斥の風潮と共に右派の勢力が強まることを恐れずにはいられない。難民の受け容れに寛容すぎたと思われるドイツでも、メルケル首相の人気がそのことで目に見えて凋落する一方でカゲキな右派が台頭しているし、フランスでも左派系の現オランド大統領に対する突き上げと共に排外的な政策を標榜する右派政党が躍進するのは必至だろうし、へたしたら9.11直後の米国みたいになりかねないのがコワイ。とにかく欧州全体が硬直化して中東と全面対決するというような姿勢になったらそれは何かと飛び火して世界中で紛争が多発することにもなるだろうし、第一次も第二次も世界大戦はいずれも欧州発だったのを思うと、何とぞ早急に沈静化するよう極東アジアからは切に祈らざるを得ないのでした。


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