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2015年11月05日
厚揚げ、ちくわ、根菜の煮物
前にQPで見た料理。ニンジン、レンコン、コンニャク(好みで椎茸をプラス)を出汁でしばらく煮て、砂糖醤油味醂で調味し、厚揚げとちくわを加えて煮詰めただけ。安上がりで簡単な煮物だが、コンニャクのあく抜きや厚揚げの油抜き等の下処理はしておくこと。この時期レンコンがとても美味しい!
今日は夕方にJPICの阿曽沼さん、赤萩さん、NTTアドの遠藤さんがお越しになり、拙著『歌舞伎の中の日本』英訳版についてのお話を伺った。JAPAN LIBRARYという翻訳出版事業が内閣府の肝煎りで去年発足し、日本の魅力を紹介するような幅広い分野の書籍を選定、英訳で世界へ積極的に発信することになったらしく、今年は拙著がその一冊に選定されたとのこと。何しろ去年発足したばかりだから既刊はわずか五冊で、今後発刊予定の本を含めて全体数が少ないわりには実にさまざまなジャンルの本が選定されており、たとえばドナルド・キーン著作集はともかく、北岡伸一著「日本政治史」や五百旗頭真著「日米関係史」とかに混じって拙著が選定されたのはちょっと不思議な気もするのだけれど、本のタイトルが良かったのだろうか。英訳版の仮題KABUKI:The Mirror of Japanには私もナルホド!という気がしたものである。
翻訳チームには能の英訳者として第一人者であり且つ自ら能役者となられたD.クランドール氏や河竹登志夫先生の「歌舞伎」を翻訳されたJ.C.ホフ氏らチェッカーを含め四人を擁して万全の体勢で臨まれるらしいが、拙著の本文は若い人でもわりとラクに読めるように意識してわざと軽いタッチで書いたものだけに、そんな錚々たるメンバーだと却って畏れ多い気がしないでもないのだけれど、註はけっこう専門的なので、やはり日本文化に精通してらっしゃるネイティブの方に翻訳をお願いできるのは大変に有り難い話であった。来年の2月には翻訳が出来る予定だそうで、どんな風に訳されるのか、読ませてもらうのが今からちょっと楽しみでもあります。