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2015年11月01日
訃報
今週末も新たなクラブに行って、斜め横歩や肩内、腰内、ハーフパス等ようやく馬場らしい技も習い始めて充実したレッスンを堪能したのだが、今日それよりどうしても触れないわけにいかないのは、北軽井沢の乗馬クラブでいつもお世話になっていた真理先生が急逝なさったことである。
外乗の帰りの事故だったようだが、Facebookに書き込まれていたのを最初バリキャリのOさんから知らされた時はただただ愕然とし、長時間たった今でもまだまるで現実感がなくて素直には哀しめないような実にふしぎな気分である。
真理先生と初めてお会いしてからもう七年にもなる……ということが、今夏訪れた際にたまたま向こうの愛馬プリンちゃんの年齢を聞いてわかったため、そういえばあの時は途中で落雷が激しくなって大変でしたよね、という話にもなり、それがつい最近のことのように感じるのだから、人生はほんとにあっという間だなあという感慨をお互いしみじみ持ったのが、今となっては虫の知らせのような気もするくらいだけれど、当初はどうにも御せなかったプリンちゃんで今夏はようやくスムーズに駈歩が出来るようになったのがとても嬉しくて、今秋もまた絶対に行こうと思い、実際に来週の後半か再来週には行くつもりをしていたのだった。
真理先生は障害もなさっていたしエンデュランスの大会でも優勝なさっていたが、色々とやってみた結果、やはり若い頃に国体での優勝経験もある馬場馬術が何よりも難しく且つ面白いと思うというようなお話を以前に伺って、私は馬場馬術というものに興味を覚えたのである。けれど、これまでは概ね部班レッスンばかりで馬場馬術の基礎すら習うまでには至らなかったから、真理先生にそのことについてお尋ねする機会もなかったのだった。クラブを替わってマンツーマンでその基礎を習い始めた今こそ色々と伺いたいことが山ほどあるのにと思えば、残念を通り越して非常に悔しくてならない。まして御連れ合いの興平先生、お嬢さんや、お母様や、周りの方々の無念さはいかばかりかと想像するのも辛い気持ちで、大好きな馬に一生を捧げられた真理先生の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
コメント (1)
こんばんは、綾部です。
今朝子さんと入れ違いにOPから馬を連れて戻ってきた友人から真理ちゃんが亡くなったことを聞き、茫然としています。
私の初めての自馬アリステアのことを真理ちゃんが覚えていてくれたことを聞いて、あの頃、クラブが出来て間もない頃、馬のことで泣いたり笑ったり、私達は一緒に時間を過ごしていたのだなと、懐かしい思い出を抱きしめて泣きたい気持ちです。
追憶とはこういう気持ちでしょうか。
真理ちゃんの御冥福を祈るとともに、かけがえのない真理ちゃんを失ったイッシーやご家族を思うと、胸が痛みます。
投稿者 綾部万寿美 : 2015年11月02日 19:04