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2015年10月24日
ガレット他
前のクラブの馬トモ人事部のSさんと大宮ルミネ内で食事。Sさんからは昨日突然メールを頂戴して今日はクラブの帰りにお立ち寄りになったのだが、クラブではオペラ歌手のSさんからこないだ一緒に観た野田秀樹版「フィガロの結婚」の話をお聞きになったらしく開口イチバン「面白かったんですって〜ああ、私も観たかったな〜」といわれたのは元々Sさんが学生演劇をしていた方だからだろう。で、それが今はお堅い職場の中間管理職とあって何かとストレスが多いらしく、職場の色んな話を伺っているうちに、女性活躍推進法なるものの煽りを喰った世代の大変さが如実に窺えたのだった。「松井さんたちは、女性が仕事をしたくてもなかなかさせてもらえなかった世代じゃないですか。私たちになると、別に仕事をしたくない人間でも無理やりさせられちゃうわけですよ。管理職は女性が何パーセント以上とかなまじ決められちゃったから、能力が達しない人でも管理職なっちゃうケースも多々あって周りが大変で、ひがんじゃう男性も出てくるし、確かに私たちより下の世代はある意味もっと恵まれてて産休取り放題でも出世できちゃったりするから男の人が何ソレ!と思うのもわからないではないし、とにかく世の中あんまり急な変わりようなんで、みんなついて行けないですよね」と仰言るのはむべなるかな。本当に傍で見ていても、ヤレ働け、ヤレ子供産め、とアレもコレもいっきに求められちゃって女性って何なんでしょう!と思うばかり。一億総活躍社会の出生率1.8人とか、さまざまな数字が先行しているのも人間がそれにむりくり合わせられちゃうわけなんだろうか?どうやって?なんて考えてしまう。「まあ急に女性活用なんて言いだしたのは、明治維新以降ずうっと遅ればせに欧米スタンダードに追いつかなきゃ!みたいな強迫観念があることのいい例だよねえ。結局のところ借り物の看板建築みたいなもんを次から次へと建ててるから、それがちっとも身に沁みないというか身につかないというか、その一番いい例が議会制民主主義かもね」と慰めにもならない論評をかましていた私であります(-.-;)y-゜゜