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2015年02月10日

小松菜と揚げ豆腐のとろみ煮、ハタハタの唐揚げ

QPで見た料理。豆腐は一㎝幅の薄切りにして重石で水切りをしっかりしてからカタクリ粉をまぶして揚げる。生姜の薄切りを入れた油で小松菜を軸からさっとと炒めてお湯と帆立貝のフレークを加え酒、醤油、塩胡椒で調味して揚げ豆腐を入れて水溶きカタクリでとろみをつけた。唐揚げは市販品。
親戚中を捜しても、先祖を知れる限り江戸時代まで遡っても、農業従事者が全く見当たらない私は農業関連の問題にコメントする資格があるとは到底思えないのだけれど、これまで聞くチャンスもなかった日本の農業の問題点については、乗馬クラブの会員さんで拙著をよく読んでくださっている男性の方からつい最近伺って、何かと驚かされる話が多かったものである。この方はもともと建築関係のお仕事だったのが、いろいろと調べた結果、これから遠くない将来世界中が食糧危機に陥るという確信の下に、もう随分前から農業に転職されたのだという。ところがまず他業種からの参入はいまだ基本的には違法となっている事実を始めさまざまな規制が余りにも多すぎて、そのつど陳情に行っても、行政の現場担当者は十分理解しつつ、どうにもできないことばかりという状態がここ何十年も続いてちっとも変わらないのだそうである。おまけに「そもそも自給自足は絶対出来ない体制になってるんですよ」とのことで、「色んな農産物に補助金が出てるんですが、たとえば人参なら四街道で作れば補助金が出るけど、この辺で作っても出ないという仕組みなんですよ。もちろんそれで特産品を保護することにはなってるんだけど、同じモノばっかり作ってると土がだんだん弱ってくるんだよね」というような話はご存じの方には当たり前でも、私のような農業オンチには新鮮だった。で、農協にも問題が多すぎるらしいので、現政権がJA全中にメスを入れたのはごもっともな話のようだが、メスを入れるべきはそこだけじゃないのではなかろうか。日本の教育をダメにしたのは日教組ばかりじゃなくて、文科省にもっと大きな責任がある!というようなことが、きっと農業にも当てはまるような気がする。役人の作文を代読するので精いっぱいの自民党政権が官庁にホンキでメスを入れられるだけの能力を備えているとはこれまた到底思えないだけに、農業改革が本当に軌道に乗るのかどうか甚だ心もとない限りとはいえ、食糧危機のほうはたぶんホンキで襲ってくるだろうから、TPP参入も不安が一杯だし、とにかく後は個々の農業従事者と新たな参入者に頑張って戴くよう祈りつつ、私自身はなるべく値段にかかわらず国産の農産品を食べようとするしかなさそうです(-.-;)y-゜゜


コメント (2)


結構農業従事者が身近にいますし多分代々兼業農家の家柄なのですが、アベ坊が提唱して(周りかも?)大規模農業化は、土が弱るとか、実際に従事している人のことを全く知らないから言えることだと思っています。農協は役に立ちよい意見を出すところもあるので一概には言ってはいけないと思いますが、大抵はろくでもないことをしていると思っています。
 私も実現できそうな行動は国産野菜を買うくらいのことしかしていませんが、政治家や農協の記事を見るたび何に拘っているのか理解できず困っています。
 補助金に関してはそれを貰いながら四苦八苦している農家が大半だと思います。全く農業を理解していない政府や役人が現場の意見を聞くことが無いのは、JAの影響でしょう。JAも役人も何故最初から意見を聞いて対策をつくり目標を作らないのか?。
 うすうすわかっているような気がしますが、全く国民や対象の人を人として見ずたんなるコマが農業をしているから。呆れています。
 食糧危機には近いうちに訪れると言うのは全身全霊を込めて賛成できます。輸入に頼り国産の作物を作る人を痛めつける政策や役人の口出しって多分己のことだけ考えて「イスラム国」と同等かそれ以下のように思います。
(ただ、認識に自信はありませんが・・良い言葉が無いので・・困りますがすみません)。

投稿者 nao : 2015年02月11日 01:18

松井さま
 検索していて2012年5月の「海辺のカフカ」の記事中の項目がヒット。ただ当時からの思い違いか記憶が薄れて勘違いなさっているようなので、非公式にメールかメッセージかと思ったのですが、この「ウェブサイト」の仕組みは直接に「ホームページ・オーナー」に届かぬようになっていて、なおかつ「アーカイブ」の記事なのでコメントも「終了」ということで、こちら最新の記事にやむを得なく書かせてもらいます。

 不適切であれば、一読後、ご削除してかまいませんが…

まず、当該記事中の当時からの思い違いか、40年を経ての記憶違いの箇所を鍵内に引用します。
「時は1972年、学園紛争末期のセクト争いで早稲田文学部の一年生が革マル派に惨殺された川口君事件で、私は被害者と同学年だったので当時のことをよく憶えているが、…」

 川口君は1971年入学で1972年当時は2Jクラス、松井さまは私の記憶では1972年入学のpクラス。したがって被害者である川口君とは同学年ではないということです。

 まぁ、かの記事の主旨を損なう記憶違いではないので本質問題ではありませんが…
記事は「内ゲバ」の被害者、惨殺死の表現が彼の作家の作品にリアリティをもたらせていることから想起したということでしょう。

『海辺のカフカ』は未読ですが、彼の作家は『早稲田キャンパス』という学内紙の編集に関わっていたという記憶があり、当時もそうであったかまでは判然としませんが、同紙は惨殺した側の自治会執行部、影響力を行使していたセクトへの批判記事を展開していたので、編集部を辞めていたとしても詳細情報は入手できていたのではないでしょうか。

 蛇足ですが、同学年、一年で自治会執行部に入りセクトからは期待され副委員長となったO氏は今は某有名私立大学の教授におさまり当時とは対極のエコロジー派のイデオローグとして著作を著し、市民に向けて啓蒙しています。

投稿者 futei : 2015年02月11日 16:28

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