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2015年02月01日

サムギョプサル、参鶏湯、帆立貝のフェ、ゴボウの唐揚げ、チャプチェ

現代人形劇センターの塚田さんと大宮東口のクオンズで食事。
現代人形劇センターは「ひょっこりひょうたん島」で名を馳せた人形劇団ひとみ座を母胎に発足しているが、その「ひとみ座」が大正末期から昭和初期にかけて流行った「乙女文楽」なるものを往年の演者から半世紀前より指導を受けて今日にまで継承したのが「ひとみ座乙女文楽」で、その本格的な公演が今年の3月上旬に池袋の東京芸術劇場で催されるとのこと。いわば文楽界の「なでしこジャパン」的な位置づけかと想像されるのだけれど、三人遣いの文楽人形とは違って一人で一体の人形を操るので、塚田さん曰く文楽より「スピーディ且つアクティブ」なのだとか。人形の頭を操るのは人間の顔にひっかけた三味線の弦で、胴と足は鉄製の器具で人間のカラダに装着するせいなのか「フシギと若い男の子に人気があるんですよねえ。ガンダムみたいな感じがするからなんでしょうか」といわれて、実際にはどんな動きをするのか興味津々となり、今回は劇場が近いこともあって、是非とも観てみたいと思った次第。演奏のほうも現在女流義太夫界で最も脂が乗ってる竹本越孝・鶴澤寛也のコンビだから、観て損はない公演だと考え、ここにチラシを紹介しておきます。


コメント(1)

どうぞよろしくお願いいたしますm(_)m

投稿者 鶴澤寛也 : 2015年02月02日 19:36



2015年02月01日

煮込みハンバーグ、筑前煮、菜の花の辛子和えほか

乗馬の帰りにクインズ伊勢丹でゲット。
昨夜わが家にお泊まりになった塚田さんと一緒に今朝テレビの報道番組を見て暗然とした顔を見合わせるはめになった。海外公演や招聘のお仕事で世界中を飛びまわっている彼女にとっては、もはや決して他人事でなくなったテロ事件だけに、午前中いっぱいはお互い何かとそのことについて話し合わずにはいられなかったが、それに関しては明日また改めて書くことにします。塚田さんは以前このブログでも触れたシアター・コクーンの『プルートウ』に興味をお持ちになって当日券を求めに行かれた後、私は週末恒例の乗馬に出かけた次第。
今週末は晴天ながら積雪後の回復が遅くて見た目以上に悪い馬場コンディションのなか冷たい強風にも晒されたが、1鞍目は最初から予約していたマンツーマンレッスンで、懸案になっていた折り返し手綱の調節が割合しっかりと習えたし、2鞍目は部班レッスンのはずが午前中の馬場状態でキャンセルする人が相次いだらしく、図らずもマンツーマンになったというラッキーが重なって、結構ハードだったとはいえ、いつになく充実したレッスンを受けることができたのは何よりだった。1鞍目は特に風が激しくて騎乗姿勢がぐらつくほどだったけれど、「風に負けないでください!」とインストラクターの方に発破をかけられ、とにかくどんな不都合な状況に置かれようとも、それに怯まず強い気持ちを保ち続けることが、この乗馬というスポーツには欠かせない、と改めて感じた今週末です。




2015年02月02日

そばがきの鴨汁あんかけ、ほうれん草のおひたし

QPで見た料理。煮切った味醂、酒、醤油、砂糖少々で調味した出汁で鴨とネギを煮て水溶きカタクリ粉でとろみをつけたあんを、蕎麦粉を熱湯で溶いて練りあげ、茹でて仕上げた手製のそばがきにかけたもの。
無惨な死を遂げられた後藤さんに今さら徒らな同情をしても始まらないとはいえ、やはり良心的なジャーナリストの存在が抹殺されたことに対する衝撃と憤懣やるかたない気持ちは禁じ得ない。インターネットの普及によって、あらゆるレベルの発信が可能になった今日だからこそ、一定の見識を持った責任ある報道が出来るジャーナリストの存在はこれまで以上に必要なはずにもかかわらず、その重要性を認識できない人びとによる安易な自己責任論が横行する現実があるとすれば憂慮すべきだろうと思う。
自己責任をいえば、故人自らが重々それを承知だったであろうし、一方で今回は日本政府もタイミングの悪さによる責任追及をかわすべく本気で救出に尽力したに相違ないはずながら、それでも結果的には救出できなかったという事実が意味するところに鑑みての自己責任、つまりは個人が国家をそうあてには出来ないという現実を認識しておく必要はあるのかもしれない。個人は国家をあんまりあてに出来ないどころか、過去の歴史を振り返れば、これは何も日本に限らず、国家にとっては邦人の救出が開戦の名目となって、さらなる人命を奪う方向に突き進む危険性のほうが高かった事実を知っておくことも必要であろうと思う。
それにしても第二次大戦後一貫して独善的且つご都合主義的な欧米の介入(近年のわかりやすい例でいえばフセインは滅ぼしてもアサドは放っておくみたいな)が中東を激しく混乱させ、その甚だしい矛盾によってもたらされた貧富の格差がアルカイダやイスラム国のような鬼子を次から次へと生み続ける構造から目をそらし、とにかくアングロサクソンとくっついてれば日本は安全神話を唱える偏狭な外交官上がりをブレーンにしているような政府のリスキーさも今後はますます懸念されて然るべきところではなかろうか。国がエエカッコをすれば国民個々のリスクが高まるのは世界で一番エエカッコしてる米国を見ていればよくわかるし、それでも国がエエカッコしたほうがいいという判断を国民が選択することも無論あるのはいうまでもないのだけれど。


コメント(2)

残念です。私もネット上に出ている「自己責任論」には後藤さんのような方は宛てはまらない、彼のようなジャーナリストが居なければ紛争国の本当の姿が我々にはわからない。
今回の事は官邸主導でしか事を運べない現政権の汚点だと思います。そしてアメリカのように壊滅作戦をとって。借りに現在イスラム国となのる集団を潰しても、欧米諸国の御都合主義で対応していれば又新しい組織が出来るでしょうし、益々対応が難しい組織が出来あがると思います。

投稿者 お : 2015年02月02日 23:36

後藤さんの報道を見るたびに眼を皿のようにして見ていました。家族に何ヶ月も前から脅迫の連絡があったのに、わざわざ今回日本の政府を脅迫したのは生きて返すつもりは無かったのだろうと思い悔しいです。殺害されたと言うニュースを聞いてからは憎しみと報復の気持ちがむらむらと湧き上がりそれは脅迫した人でなしの思う壺だと思いました。
 後藤さんに限らず、「イスラム国」の支配下にある人々を暴力で従わせようとしている人でなしに天罰が下りますように願います。
 ネットにでている自己責任論について詳しく見ていませんが、政府が国民を助けなくて良いという内容なら、では政府は国民を人ではなく家畜か虫と同じように考えてよいと言うことになるのではないかと思いますが、今回の件で政府は本当に努力をしたのかは疑っています。少なくとも「イスラム国」に脅迫のきっかけとなる発言をしたことはアベ坊ちゃまの反省点だと思います。
 米国の介入は良くないことが多々あったけれど介入しないで「イスラム国」が勢力を伸ばすのも嫌で堪らないし・・・。今の世でこちらとそちらは没交渉でというわけにもいかないし・・・。どう考えればよいのか困ります(だれかに参考となる意見を求めたくなります)。
 甘すぎる妄想ですが、殺害はフェイクでそっと生きたままどこかに開放されないかとずっとその妄想を抱えています(捉われたところが悪すぎるので諦めていましたが後藤さんは生かしておいて日本の連絡役やスパイにして使っても良いと何故考えないのかが不思議です)。
 

投稿者 nao : 2015年02月03日 22:36



2015年02月03日

イカとセロリの炒め物ほか

六本木歌舞伎を見た帰りに中国飯店の姉妹店で食事。今夜はもう遅いので芝居の感想は明日書きます(^^)/




2015年02月04日

桜海老鍋

 というわけで昨夜は六本木歌舞伎の初日「地球投五郎宇宙荒事」をそこそこ楽しんで観た私である。荒事って要はこういうことなんじゃないの?的な発想を宮藤官九郎が何とか芝居の形にまとめあげ、イマドキはもう象を引っ張り合ったりなんかしてる場合じゃなくて、地球を丸ごとぶん投げるぐらいのスケール感ないとね~的な幕切れまで持って行った。
 楽屋での役者同士の話し合いから始まる、いわば劇中劇スタイルを取ったのは意外と無難な展開だし、そこで出演俳優の「素」を見せるようなシーンにするのも江戸時代から見られる歌舞伎の手法で、観客へのサービスにもなるのだろう。「暫」や「押戻」や果ては「竹抜五郎」といった荒事の扮装アラカルトを見せるのもサービスに違いない。しかし主役の海老蔵が「素」に引っ張られすぎているせいか、劇中劇という設定なので、わざと手控えているのかは知らず、肝腎の荒事が小さく見えて声も余り通らないのでは今一つ締まらない。「素」と「芝居」の切り替えがもっとあざといくらいにあったほうが観る側は楽しめるし、荒事の凄みも伝わるのではなかろうか。ただ大詰めの地球をぶん投げる荒事だけはさすがにそれなりの力感が漲って、ある程度納得させるものがあったように思う。
 荒事に必ず登場する敵の親玉を歌舞伎では「公家悪」と呼ぶが、それを「スターウオーズ」のダースベイダーに見立てたのがこの芝居のミソだろう。クドカンの台本でも結構な儲け役に書かれていることもあって、獅童がこの役を好演し、海老蔵とがっぷり四つに組んだに興行にも仕上がっている。舞台音楽は邦楽で統一され、下座はもとより長唄や竹本の出語りもあって、よく聴いていると歌詞の文句に笑えるし、細棹の三味線で有名なダースベイダーのテーマを聞かせたり、「未知との遭遇」のモチーフ音を「しーばーらーくー」に当てはめたりするお遊びもあるが、津軽三味線は折角の出演がさほど活かされている印象を受けず、もうひと練りが欲しいところだった。




2015年02月05日

鶏の塩だれ焼き

松竹の前川さんから頂戴した本場の鶏料理専門店製の名古屋コーチン塩だれ漬けをとっても美味しく戴きました<(_ _)>付け野菜はアスパラガスとロマネスクと白舞茸のソテー&プチトマト。いよいよ国産のアスパラガスが出まわるようになってウレシイです∈^0^∋
イスラム国で湯川さんが殺害された映像を20代の女性教師が小学校五年生の授業で見せたというニュースは、ワタシ世代の人間にはちょっと考えられないような話ではなかろうか。とにかく見ようと思えばどんなことでも見られるし、あらゆる情報が無定見に流されるネット社会にあっては、未成年の殺人者は氏名を公開しないという原則などもほとんど無意味と化しているのだった。
それにしても何だか怖いな〜と思うのは、文字コミュニケーションの衰退と映像情報の爆発的増加が人類のメンタリティーを根本的に変えていく、いや、すでに変えつつあるような気がすることで、映像はどんな知的レベルに対しても圧倒的なわかりやすさを発揮するために、人類が全体としては逆に原始化する恐れだってあるのだった。要は伝達手段が絵や象形文字に限られた頃よりもっと野蛮なメンタリティーに戻ってしまう人間だって現れかねない、というよりすでに現れているのかもしれないのである。ネット社会が金融のグローバル化によって富の偏在と同国内での経済格差をもたらしたことは既に色んな経済学者によって指摘されるところだが、一方で知的メンタル的な格差も増大させているのだろうし、もはや一国のとか一民族とかの地理的な括りで民度を測れるものでもなく、同国内でも非常に大きなバラツキが生じているに違いない。こういう時代に学校の先生は子供たちに果たしてどんな教育をすればいいのか、迷いに迷っちゃったあげくに殺害映像を見せたりしたんだろうか(-.-;)y-゜゜


コメント(3)

松井様、いつも楽しく拝見させて頂き感謝しています。
先日、映画館で、添付URLの馬の映画のチラシを見ました。http://www.tamaeiga.org/special/umauma/
もしかしたら、松井様がご興味おありかと思い投稿させて頂きます。

投稿者 音羽 : 2015年02月05日 22:56

音羽様へ
お知らせありがとうございます!コレ実はDVDで見て某カード情報誌に映画評を書きました。馬の目線で人間の滑稽さが描かれるとてもシュールな映画ですが、アイスランド馬の美しさには陶然となりました。

投稿者 今朝子 : 2015年02月06日 07:56

松井様、既にご覧になられていたのですね。失礼致しました。
「シュール」というのは予告編を見ても想像できて、面白そうな映画ですね。松井様の映画評も読んでみたいものです。今回の多摩での上映は遠いですが、機会があったら見に行きたいと思っています。ありがとうございました。

投稿者 音羽 : 2015年02月06日 08:24



2015年02月06日

牡蠣の香味炒め

QPで見た料理。生姜の千切りと鷹の爪の輪切りと花椒を入れた胡麻油で牡蠣を炒め、酒砂糖醤油黒酢水を混ぜた合わせ調味料で味付け。牡蠣は炒める直前にカタクリ粉をまぶすこと。QPの付け野菜はターツァイだったが、私は菜花に替えた。
朝起きて窓を開けたら雪なんか全然なくて日中は風も穏やかでぽかぽかし、昨日の天気予報がいいほうに外れた大宮だったが、こうして自然のご機嫌がいいと、日本は今のところまだこれでもイチバンましなほうかもと思えるほどに世界情勢は緊迫の度を増している。報復の連鎖が激化する一方の中東はもちろんのこと、欧州でもウクライナ紛争が一向に収まらないようで、親ロシア派に対するロシアの後押しに対抗する気らしい米国がウクライナに武器供与を検討し、ここでもまた事態をいっそうこじらせようとしている。イスラム国の武器も米国製が流れているらしいので、要は米国の軍需産業が増えすぎた人類を減らす作戦に乗りだしているとしか思えないのであった。結局は各地の扮装で武器を手に入れた人間が世界中に散ってテロの再生産を繰り返すに違いなく、もうどこに誰といようが安全神話なんて信じられないことだけがハッキリしているというわけだろうか(-.-;)y-゜゜


コメント(1)

私は米国を好きであり嫌いです。多分イスラム教を信仰している国も好きであったり嫌いでしょう。「イスラム国」は嫌いです。
 米国は武器輸出を舌なめずりしている人もいるし、反対を唱える人もいるしで非難しにくいですが、結局はお金を沢山持っている人が意見を通し、結果武器を売りたい商人がしたいように事が進んでいると思います。それでも、「イスラム国」を米国が壊滅状態にしたら「叩き潰せ」と私は思います。同じ暴力でも、言葉の通じない暴力よりは言葉の通じる暴力のほうがマシだからです。
 しかし・・・。庶民にはどうしようもありませんが、米国がいつでも正義で日本における沖縄問題は米国が正義である以上何の変化も無いのが当然なのは悲しく思います。
 結局はやっぱり軍需産業が、儲けるためにあちこちで紛争がおき、米国は軍需産業で潤うために世界の警察のように動いていますが、実質軍需産業が誘導しているのかな?と疑っています(正直第二次世界大戦からすぐ朝鮮戦争、その後ほとんど間を置くことなく紛争が続いています)。私はそれほど被害にあっていませんが、軍需産業が潤うために色々な人が利用されていると考えると悔しくて溜まりません。

投稿者 nao : 2015年02月06日 23:47



2015年02月07日

スペアリブとレンコンのにんにくスープ

今週のQPで見た料理。塩と砂糖を揉み込んで一日寝かせてシメておいたスペアリブと、乱切りしたレンコンと大根、昆布、鷹の爪、ニンニク2かけを水から1時間ほどじっくりと煮込んで塩と黒胡椒で調味。1日置くだけで意外と手間要らずに美味しいスープができる。シメたスペアリブはキッチンペーパーにくるんで水気を取るのがポイント。
食事しながら見たTBSの報道特集ではイスラム国人質事件の検証を行っていたが、フリージャーナリストの方たちが2004 年以降は日本人でもめっきり身の危険を感じるようになったという証言が印象的だった。要するにイラク戦争後ということで、当時たまたまインドネシアに旅行した私も、現地でイスラム教徒のガイドさんから日本の態度には大変失望したと聞かされたのをよく憶えているので、清和会系色の強まった自民党政権による欧米追随のリスクは、何も中東へ行く人ばかりが被るとは限らないように思えるのだった。それにしても海外情報は自国のジャーナリストから入手できるのが民主国家の必須条件のはずだから、危険な地域には渡航を控えるようにという注意勧告だけで何とか済まそうとする外務省にも困ったものである。




2015年02月08日

イカと明太子の大葉巻き揚げ、クラゲともやしのサラダ、チャプチェ、昨晩の残り

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
氷雨降る今週末はさすがに1鞍キャンセルするも、雨が止んだ夕方の90分レッスンでは久々にアイドル系鹿毛ヤブサメ君に騎乗。人気沸騰のヤブサメ君は先月全く専用馬にできず、そうこうするうちなんと彼は転んじゃった!とかで負傷して、長らく休養期間に入って今週からようやく復帰したらしいのだった。で、私も久々のお相手で勘がつかめなかったことや、降雨による最悪の馬場コンディションだったことがあるにもせよ、ゼンゼン駈歩が出ないので、ビックリもし (!_+) ガッカリ(×_×)もした次第。 どうもカラダが硬くなってるみたいで、私以外の方が乗られても結構苦戦なさってるようなので、休み明けの影響が大きいものとおぼしく、来週はなんとかリベンジしたいものである。とにかくキュートなところは相変わらずで、転んじゃった時も「ボク転んだよ〜転んだよ〜って大騒ぎしたみたいですよ」と彼を自馬と一緒によくお世話なさっている古参会員のAさんが仰言ったくらいに、いつもカワイイ子アピールに長けたトッチャンボーイ馬なのであった。休み明けといえば、手術でしばらく入院なさっていたTさんも今週から復活で1鞍乗られたそうなのだが、「筋肉が衰えちゃって1鞍でハアハアいうくらいダメなんでちょっと驚いたんですよ。やっぱり乗馬って自然に筋力や体力が蓄積されてるんだなあって改めて思いました」とのこと。確かに私も何度かこのブログに書いてるが、今が人生の中で最も筋肉に恵まれた状態だといえます(^^ゞ




2015年02月09日

おでん、菜花の塩炒め

おでんは紀文製。外に出たら結構寒かったのでコレにした。菜花は香川県産。
和歌山県の事件はどうやらDNA鑑定で決着を見たようだが、当初から中村容疑者の不審な行動が目立っていたために、犯行を未然に防げなかったのか?とする向きの議論もあるらしいから、とにかく不審者はどんどん警察に通報すべしという雰囲気がこの先しだい広がって行く可能性もあり、そうなったらそれはそれでぶらぶらしている若い独身男性は戦々恐々として何だか息苦しい世の中にもなりかねず、東洋医学でいうところの未病のケアは大切でも、社会における未然防止は常にこうした二律背反的な難しい問題を孕んでいるともいえそうだ。紛争地域への海外渡航も世界中のジャーナリスト全員がただ自粛すればいいだけの話でもあるまいと思うし、本当に何もかもがベンリになった一方で、人間がノンキに生きづらい世界になったもんだな〜と昭和三、四十年代に子供の頃を過ごした人間には思えます。


コメント(1)

この冬最強の寒波、と聞いて何度目かしら・・・と思うほど、寒波を繰り返す今シーズンです。外出にはお気をつけください。
今日のクローズアップ現代で「愛着不形成」を取り上げていました。これから研究が進んで、犯罪を予防することができればよいと思います。
青少年の自己肯定感が低い傾向については以前から聞いていましたが、加害者はすでに何らかの被害者である可能性を示唆していて、本当に生きづらい世界だと考えさせられます。

投稿者 TAKA : 2015年02月09日 23:41



2015年02月10日

小松菜と揚げ豆腐のとろみ煮、ハタハタの唐揚げ

QPで見た料理。豆腐は一㎝幅の薄切りにして重石で水切りをしっかりしてからカタクリ粉をまぶして揚げる。生姜の薄切りを入れた油で小松菜を軸からさっとと炒めてお湯と帆立貝のフレークを加え酒、醤油、塩胡椒で調味して揚げ豆腐を入れて水溶きカタクリでとろみをつけた。唐揚げは市販品。
親戚中を捜しても、先祖を知れる限り江戸時代まで遡っても、農業従事者が全く見当たらない私は農業関連の問題にコメントする資格があるとは到底思えないのだけれど、これまで聞くチャンスもなかった日本の農業の問題点については、乗馬クラブの会員さんで拙著をよく読んでくださっている男性の方からつい最近伺って、何かと驚かされる話が多かったものである。この方はもともと建築関係のお仕事だったのが、いろいろと調べた結果、これから遠くない将来世界中が食糧危機に陥るという確信の下に、もう随分前から農業に転職されたのだという。ところがまず他業種からの参入はいまだ基本的には違法となっている事実を始めさまざまな規制が余りにも多すぎて、そのつど陳情に行っても、行政の現場担当者は十分理解しつつ、どうにもできないことばかりという状態がここ何十年も続いてちっとも変わらないのだそうである。おまけに「そもそも自給自足は絶対出来ない体制になってるんですよ」とのことで、「色んな農産物に補助金が出てるんですが、たとえば人参なら四街道で作れば補助金が出るけど、この辺で作っても出ないという仕組みなんですよ。もちろんそれで特産品を保護することにはなってるんだけど、同じモノばっかり作ってると土がだんだん弱ってくるんだよね」というような話はご存じの方には当たり前でも、私のような農業オンチには新鮮だった。で、農協にも問題が多すぎるらしいので、現政権がJA全中にメスを入れたのはごもっともな話のようだが、メスを入れるべきはそこだけじゃないのではなかろうか。日本の教育をダメにしたのは日教組ばかりじゃなくて、文科省にもっと大きな責任がある!というようなことが、きっと農業にも当てはまるような気がする。役人の作文を代読するので精いっぱいの自民党政権が官庁にホンキでメスを入れられるだけの能力を備えているとはこれまた到底思えないだけに、農業改革が本当に軌道に乗るのかどうか甚だ心もとない限りとはいえ、食糧危機のほうはたぶんホンキで襲ってくるだろうから、TPP参入も不安が一杯だし、とにかく後は個々の農業従事者と新たな参入者に頑張って戴くよう祈りつつ、私自身はなるべく値段にかかわらず国産の農産品を食べようとするしかなさそうです(-.-;)y-゜゜


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結構農業従事者が身近にいますし多分代々兼業農家の家柄なのですが、アベ坊が提唱して(周りかも?)大規模農業化は、土が弱るとか、実際に従事している人のことを全く知らないから言えることだと思っています。農協は役に立ちよい意見を出すところもあるので一概には言ってはいけないと思いますが、大抵はろくでもないことをしていると思っています。
 私も実現できそうな行動は国産野菜を買うくらいのことしかしていませんが、政治家や農協の記事を見るたび何に拘っているのか理解できず困っています。
 補助金に関してはそれを貰いながら四苦八苦している農家が大半だと思います。全く農業を理解していない政府や役人が現場の意見を聞くことが無いのは、JAの影響でしょう。JAも役人も何故最初から意見を聞いて対策をつくり目標を作らないのか?。
 うすうすわかっているような気がしますが、全く国民や対象の人を人として見ずたんなるコマが農業をしているから。呆れています。
 食糧危機には近いうちに訪れると言うのは全身全霊を込めて賛成できます。輸入に頼り国産の作物を作る人を痛めつける政策や役人の口出しって多分己のことだけ考えて「イスラム国」と同等かそれ以下のように思います。
(ただ、認識に自信はありませんが・・良い言葉が無いので・・困りますがすみません)。

投稿者 nao : 2015年02月11日 01:18

松井さま
 検索していて2012年5月の「海辺のカフカ」の記事中の項目がヒット。ただ当時からの思い違いか記憶が薄れて勘違いなさっているようなので、非公式にメールかメッセージかと思ったのですが、この「ウェブサイト」の仕組みは直接に「ホームページ・オーナー」に届かぬようになっていて、なおかつ「アーカイブ」の記事なのでコメントも「終了」ということで、こちら最新の記事にやむを得なく書かせてもらいます。

 不適切であれば、一読後、ご削除してかまいませんが…

まず、当該記事中の当時からの思い違いか、40年を経ての記憶違いの箇所を鍵内に引用します。
「時は1972年、学園紛争末期のセクト争いで早稲田文学部の一年生が革マル派に惨殺された川口君事件で、私は被害者と同学年だったので当時のことをよく憶えているが、…」

 川口君は1971年入学で1972年当時は2Jクラス、松井さまは私の記憶では1972年入学のpクラス。したがって被害者である川口君とは同学年ではないということです。

 まぁ、かの記事の主旨を損なう記憶違いではないので本質問題ではありませんが…
記事は「内ゲバ」の被害者、惨殺死の表現が彼の作家の作品にリアリティをもたらせていることから想起したということでしょう。

『海辺のカフカ』は未読ですが、彼の作家は『早稲田キャンパス』という学内紙の編集に関わっていたという記憶があり、当時もそうであったかまでは判然としませんが、同紙は惨殺した側の自治会執行部、影響力を行使していたセクトへの批判記事を展開していたので、編集部を辞めていたとしても詳細情報は入手できていたのではないでしょうか。

 蛇足ですが、同学年、一年で自治会執行部に入りセクトからは期待され副委員長となったO氏は今は某有名私立大学の教授におさまり当時とは対極のエコロジー派のイデオローグとして著作を著し、市民に向けて啓蒙しています。

投稿者 futei : 2015年02月11日 16:28



2015年02月11日

牛肉、ジャガイモ、ブロッコリーの炒め物

クインズ伊勢丹でブロッコリーが新鮮そうだったからコレをリバイバルした。レシピは1/20のブログをご覧下さい。
今日の祝日に関しては毎年マスコミがほぼ完全スルーしちゃってる感じなのが可笑しい。そもそも明治の薩長政府が記紀を引っ張って適当に決めた紀元節を、戦後も薩長臭を引きずる自民党のゴリ押しで復活させたにもかかわらず、今なお長州の臭いを撒き散らす現政権ですら、これをもっと大々的に祝おうとしないのは、イマドキ神武天皇を持ちだすのはさすがに無理があり過ぎると判断するくらいの常識ははあるからだろうか。
近代以前の日本史における天皇は、ときどき戦闘的な人も出現したキリスト教世界におけるローマ法王みたいな存在だとすれば私なんかには理解しやすいのだけれど、ちなみに私が小中高12年間通っていた京都のミッションスクールでは、戦後の建国記念日が制定される以前、私が小学校の低学年だった頃にはこの日を祝日として休校にした時期もあった。なぜかといえば、この日は学校を運営するヌベール愛徳修道会の聖女ベルナデッタ様に聖母マリア様が初めて出現なさった日だったからである。聖女ベルナデッタはかの有名な(はずだと思うんですが…)ルルドの泉の発見者でもあって、神武天皇みたいな紀元前にいたかどうかもわからない人物とは違って、19世紀の日本では明治の頃の女性なので、写真もしっかり残っているし、確か遺体も腐らずに現在も修道会に安置されていると聞かされた憶えがあります。





2015年02月12日

チキンソテー、汲みあげ湯葉

チキンよりも付け野菜にした香川県産のアスパラガスが甘くて美味しかったです∈^0^∋
さっきカウントを見たら500万アクセスを軽くオーバーしてました\(^O^)/
食事しながらNHK7時のニュースを見て、心配された4カ国会議がなんと16時間もかけてようやくウクライナの停戦に合意にしたのを知り、プーチンの憮然とした表情に増して仲介に立ったメルケル、オランド両首脳の精も根も尽き果てたといった髪ボサボサの顔が頗る印象的だった。ここまで面倒を見てあげてる?ということなのかどうかも極東の島国に住んでる人間にはサッパリわからないし、そもそもウクライナ情勢自体がわかりづらいのだけれど、朝の海外ニュースで見たBBCの伝えるところでは、親ロシア派の兵士のインタビューがとても印象的だった。曰く自分たちも最初は自治権の拡大を要求していただけで、何も独立するとまでは言ってなかったのに、ウクライナ政府が一方的に締め付けを強化したので、やむなく戦闘状態に陥り、もうここまで来たら後へは引けないとのこと。これを一方的に信じるわけにはいかないとしても、結果的にほぼ親ロシア派の言い分が通った形で停戦合意をみたということは、やはりウクライナ政府の初動対応の悪さが事をこじらせたらしいというのはある程度当たっているのかもしれない。とにかく紛争は初動対応のまずさや鈍さがきっかけになるものだからして、日本も他人事じゃない!と思うのは沖縄の辺野古基地移転問題を抱えているからである。それにしても政府首脳が翁長知事と面会をしようともしないのでは現地の不信感が募るのは当然で、こうした初動対応の鈍さが事態をますますこじらせたら一体ダレが責任を取るのだろうか。「自分が気に入らん人間には会いもせえへんなんて、アベはホンマ小っちゃい男やで〜」と妹がいうのもむべなるかなで、とにかくお互い会ってとことんまで相手を説得するというのが民主主義における政治家のキホンなのかもと思わされた4カ国会議だけに、施政方針演説でさえ相変わらず滑舌の悪さばかり目立つ世襲男が政治家になれてること自体この国の民主主義というものを疑わざるを得ないのでした(-.-;)y-゜゜


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アベぼんは明治維新の頃の政権が理想のようですね。
一番活気溢れて居た、と思ってるらしいですが、
薩長の下級武士達が作った国政がどれほど一般人を
苦しめたか。
まあ、あの頃の政治家は国と云う抽象的な物しか
考えて無かった。国政は国民の為に行う、なんて意識が
無かったですから政治家としては楽、アベぼんが理想
とするのは分かりますけど、国際的には通用しませんよね。

投稿者 お : 2015年02月13日 22:47



2015年02月13日

キムチチゲ、チャプチェ他

整体治療の前に新宿ルミネ内で食事。
今朝目覚めてすぐに時計を見たらなんと4:44だったし、天秤座の運勢は最悪だし、おまけに13日の金曜日なので、今夜はちょっと出かけるのに躊躇したゲン担ぎの私であります(^^ゞ
ところで「13日の金曜日」といえばジェイソンだが、当時はやたらスプラッター流行りで、マニアの女優中村まり子さんから「死霊のはらわた」なんかも見せられちゃった私だが、当節さすがにあの手の映画がなくなったのは現実に血なまぐさい事件が激増し、しかもそのリアルな映像までどんどん露出するようになったせいだろうか。当時は確かちょうどバブルの頃で、今から見ればまだ人類の牧歌的な時代に属するのかもしれない。やはり95年以降PCとネットの普及は人類の社会に第一次産業革命後に匹敵もしくは凌駕する変容をもたらしたといえる。バブルの頃に2月13日が金曜日だったらホイチョイの若い子は赤プリに押しかけてお泊まりがけでバレンタインしたのだろうか。その若い子も今や50代のオッサン、オバハンのはずですが(^0^;)


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お久しぶりです。以前のオフ会、体調が良くなくて急遽欠席したのが残念でした。
わたしはまさにバブルの頃の世代でありまして(笑)、今年50になります。なんだか信じられないのですが。いつでも12歳の時とか18歳の時の気持ちを思い出せるので、体はともかく気持ちは若くいたいものです。自分でおばさんとか言わないこと、これだけは前から心がけています。

投稿者 ぱぐ : 2015年02月14日 09:40



2015年02月14日

けんちん鍋

QPで見たけんちん汁の拡大バージョン。胡麻油で豚肉、大根、人参、笹掻きゴボウを炒めてから水を加えてしばらく煮て酒、醤油、塩で味付けし、里芋と椎茸を加えてさらにじっくり煮て仕上げに長ネギと一緒に木綿豆腐をちぎって入れて火を通すだけ。別に出汁を使わなくても具材のエキスだけで十分旨みが出るのでシンプルな調味でOK。
今週はメルケルさんもホント大変だよな〜と思うこと頻りの海外ニュースであった。ウクライナ問題ばかりじゃなくギリシャ問題も抱えており、そもそもEUに入れちゃったこと自体が問題だったギリシャの居直り状況と、自国の元首が他国の件で奔走しまくってる姿を、EUの優等生ドイツの国民は一体どんなふうに見てるんだろうか?なんて思ったりもして、優等生のストレス溜まりまくりでそのうちキレちゃうんじゃなかろうか?なぞと心配にもなった。実際これは何もドイツばかりじゃないわけだが、国内では移民排斥を声高に主張する右派の活動が相当に激化しているようで、メルケルさんは一方でそうした国内右派を牽制する発言なんかもしてるわけなので、本当に八面六臂の働きぶりなのであった。
それにしても今のところドイツはEUを背負って立つ覚悟をしちゃってるみたいなことにも色んな理由があるのだろうが、人が集まって何かすると、大抵キチンとしてる人ほど損するみたいな構造がEUにも当てはまっているみたいである。そしてドイツがそのことをもある程度はやむなしと覚悟しているのだとすれば、他に抜きんでて先頭に立つということはそうした損を引き受けることと不可分だという、エリート存在に対する明確な認識が西洋文明には古くからあるからだろうと思う。片や東洋では儒教のいう「君子」がエリートの概念に近いはずなのだけれど、そう考えると「君子」と呼べそうな人物が昨今ホントにいなくなったような〜と改めて感じてしまう。今や東洋に君子はおらず、いるのは養い難い女子と小人ばかりなのかも?とナッツリターン姫の裁判報道を聞いて思ったのでした(-.-;)y-゜゜




2015年02月15日

ほうれん草とベーコンのキッシュ、茸のサラダ、水餃子、昨日の残り

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
空は晴れても寒風が吹き荒れた今週末は90分レッスンを含めて連続3鞍騎乗。午後から風は激しさを増す一方で、ラストのレッスンは突風で馬ごとカラダが持って行かれそうになるし、目の前のラチが倒れるほどだったので、とにかく無事に終えられただけでも感謝!であります。1鞍目のお相手は気の強いお嬢さん系黒鹿毛のレフィ嬢で、この馬とはまだ三鞍目くらいだが、やっぱり相性は悪くないよな〜という感じだった。長年の愛馬ハイセイコーのお孫さんの往年を髣髴とさせる乗り心地なので、鞍数を重ねてはいない割に乗っていて余り不安を感じず、結果こちらが落ち着いて乗ってるからレフィ嬢も割合落ち着いて走ってくれるのだった。お次のお相手は先月ケガしちゃったアイドル系鹿毛のヤブサメ君で、先週は駈歩がゼンゼン出なかったのに、今週は爆走モードで「松井さん危ない!」とインストラクターのMさんに止められる始末。レフィ嬢がとても滑らかな駈歩をした直後だから、ヤブサメ君ってこんなに反動が大きかったっけ(!_+)と戸惑うくらいに鞍上でお尻が弾かれてしまい、結果それが刺激となって彼はますますスピードアップする、要は走られちゃった感満載の駈歩になってしまった。まあ寒風が凄まじく吹き荒れる中だったから、彼も寒くてついイケイケ激走になっちゃったようなので、来週はもうちょっと好い天気になるのを願って再リベンジしたいものであります。ところで今日はペンギンのOさんから航空チケットも頂戴し、4月の与那国外乗が待たれるのだけれど、年末に釧路外乗をご一緒したもうお一方の人事部のSさんは、さすがに年度初めの旅行は無理なばかりでなく、年度替わりにはまたまたご自身の人事異動を控えて大変だという話をクラブハウスで伺った。女性活用の政策をもろに反映してどんどん出世コースを歩まされているのも、本人的には、なんだかなあ〜ってな感じらしく「どこかにいい縁談ありませんかねえ」が口癖どころか冗談ようになってらっしゃるSさんでした(^0^;)


コメント(1)

ブログを拝見し、思わず釧路まで外乗にいらしているなら
おすすめしたいクラブがあります!
とコメントしてしまいました。
下記クラブは、外乗、馬場共に、おすすめです。
海岸での外乗、丘での外乗、壮大です。
機会がありましたら、ぜひいらしてみてください。

http://www6.ocn.ne.jp/~maruya/

投稿者 ハルト : 2015年02月19日 00:53



2015年02月16日

牛肉とエリンギの炒め物、白アスパラガスのソテー、汲みあげ湯葉

炒め物はQPで見た料理。先にエリンギを胡麻油で炒めて塩胡椒して取り出しておく。長ネギを炒めた油で酒醤油オイスターソースで下味し、直前にカタクリ粉をまぶして炒めて先のエリンギと併せ酒と塩で調味。
エリンギは強火にかけヘラできゅうっというまで抑えつけてシャキッと炒めるのがポイント。
週末にデンマークでテロが起きたのは意外性もあってやはり欧州には相当な衝撃だったようで、今朝の海外ニュース最初に報道されたのはドイツ北部の町でテロを警戒してカーニバルのパレードまで中止になったという件だった。今日はたまたま毎年お世話になっている税理士さんからも青色申告の件で電話があって、近々ご旅行の予定はありますか?と訊かれたので四月に与那国島へ行く予定があることを話し、「沖縄本島から飛行機で一時間半もかかって外国に行くより遠い感じなんですよ」と何気に言ったら「イマ危ないからへたに外国に行かないほうがいいですもんね」と応じられて、同じように思っている人が結構多いんだろうなあという気がした。もっとも人口減少と相俟って中東からの移民を積極的に受け容れてきた欧州諸国とは多少事情が異なるとはいえ、グローバル化した世界情勢の中で日本にいれば絶対安全とは決して言い切れないことは勿論だし、もはや宗教とか思想信条とかの問題ではなく、人類の不満を抱えている若年層の暴発を人類社会全体がどういう手段で沈静化してゆくかが問われているのだろうと思う。




2015年02月17日

ムール貝のワイン蒸し、刺身の盛り合わせ、鴨のロースト、フォアグラのカナッペ、ジャガイモのコロッケ、焼きおにぎり他

翻訳家の松岡和子さんと大宮東口前の「とらぬ狸」で食事。ここのメニューは和洋取り混ぜて何だかチャランポランだが、何を食べてもそこそ美味しいのがフシギな感じの店であります。
松岡さんはさいたま芸術劇場で4月に上演される『リチャード二世』の稽古帰りにお立ち寄りになって、こちらはペンギンのOさんからお預かりした与那国外乗ツアーの航空チケットと日程表をお渡ししたら、「わ〜わくわくする!やっぱり何があっても馬よね〜」と大いに盛り上がっておられた。ところで『リチャード三世』は割とよく上演されるので大体どんなストーリーかご存じの方も多いと思うが、『二世』って皆さんご存じですか〜?私はゼンゼン知らなかったのだけれど、劇場通信に松岡さんが書いてらっしゃるストーリーを読んだらめちゃめちゃ面白そうで、なぜあんまり上演されないのかフシギな気がして「向こうでも上演率が低いんでしょうか?」とお尋ねしたら海外では別に人気のない作品では決してないそうなので、これを機にゼヒ観たいという気持ちが強まった。というのもストーリーを読んだ限りではいかにも日本人好みの芝居に感じられて、なぜ今まで上演が少なかったのかさっぱりわからないからである。というわけで4月はこれを観てから与那国馬に乗るつもりの私でした(^^ゞ




2015年02月18日

タラの唐揚げコチュジャンソース、ほうれん草のおひたし、納豆

唐揚げは昨日のQPで見た料理。コチュジャン、砂糖、ケチャップ、酢、醤油、すり下ろしニンニクの順に混ぜ合わせたタレで鱈の唐揚げを和えるだけ。鱈は塩をしてしばらくシメてから生姜汁と酒に浸けてまたしばらく置いておき、卵と小麦粉を合わせた衣をたっぷりめに付けて揚げるのがポイント。
NHK7時のニュースを見ながら食事。私は結婚をしてないので当然ながら離婚というものに個人的な関心を抱く機会が全くなかったため、今日ニュースで初めて知ってビックリしたのは、離婚後に女性だけが半年間再婚できないとした法律で、ええっ!なんで?もしかして妊娠中の場合とかを考慮してるわけ?と思い当たって、もしそうだとしたらDNA鑑定ができるイマドキあんまり意味の無い制限だから、さっさと廃止するしかないし、それにしても家制度をキホンにした日本の戸籍というもの自体が実質から遠ざかっているよな〜と思っていたら、続く「クローズアップ現代」では戸籍を持てなかった人たちの問題が特集されており、たとえばDVで正式な離婚も再婚もしにくい状況下において子供の戸籍届けが出せないケースなどが紹介されたので、今後ますますもっと実状に即した個人のID登録みたいなシステムに切り替わる必要がありそうな気がしました。


コメント(4)

戸籍が無い子供、去年もクローズアップ現代で取り上げてましたね。DVの元主人に居場所を知られたくなくて、子供の出生届を出さないままにされた子供が無戸籍になっている例が多いらしい。
あまり職種に仮対する批判はするべきでないですが、以前も住民登録関係を扱って居る地方公務員の方たちが少しの気遣いがあれば少しは無戸籍の子供の事は解決するんじゃないかと思うんですが

投稿者 お : 2015年02月19日 14:14

戸籍が無い子供、去年もクローズアップ現代で取り上げてましたね。DVの元主人に居場所を知られたくなくて、子供の出生届を出さないままにされた子供が無戸籍になっている例が多いらしい。
あまり職種に仮対する批判はするべきでないですが、以前も住民登録関係を扱って居る地方公務員の方たちが少しの気遣いがあれば少しは無戸籍の子供の事は解決するんじゃないかと思うんですが

投稿者 お : 2015年02月19日 14:15

戸籍が無い子供、去年もクローズアップ現代で取り上げてましたね。DVの元主人に居場所を知られたくなくて、子供の出生届を出さないままにされた子供が無戸籍になっている例が多いらしい。
あまり職種に仮対する批判はするべきでないですが、以前も住民登録関係を扱って居る地方公務員の方たちが少しの気遣いがあれば少しは無戸籍の子供の事は解決するんじゃないかと思うんですが

投稿者 お : 2015年02月19日 14:15

少し本文に関係しているかな?。マイナンバーが着々と進んでいる様子を今日のネットニュースで見てとても不安になったのですが。
今のネットも使える状況でどうやってなりすましを看破出来るのか異常に不安感が襲ってきました。戸籍でもなりすましでも知らないうちに悪用されましたとなったら、誰が責任をとるのかしら?。国会議員も総理も警察もきっと犯人を割り出し善処しますといって、結局何の責任もとらないことが安易に予想できるのに。
 これはDVに悩んでいる加害者側にはとても都合のよい良い法律と思います。(ストーカーで被害者を守れない事件が沢山あるのに国家公務員や地方公務員がうっかりすることは全く無いのでしょうか?)。
 アベ坊ちゃまは自分がしたいことを出来るように行動していますが、本当に嫌になっています。

投稿者 nao : 2015年02月19日 20:20



2015年02月19日

ジャガイモと浅蜊の炒め蒸し、ホタルイカ

前にこんな料理があったような気がして、いい加減に作ってみた。ニンニクを入れたオリーブ油でジャガイモと玉ネギを炒め、トマトと白ワインと水を入れて柔らかくなるまで煮込んで、仕上げに浅蜊を加えて火を通し塩胡椒で調味。
そうか、未年は今日から始まるんだ〜と思ったのは海外ニュースで中国のお正月春節の映像を見たからで、干支はもちろん中国由来なのだから、西洋暦に合わせちゃいかんのである。とにかく国内的にはパッとしないシーズンに中国観光客がどっと押し寄せるのだから、旅行会社はもとよりデパートやら量販店やら観光地やら、いずれもホクホク状態であるに違いない。昨日電話をした妹は「京都はほんまに外国の人だらけやで〜売ってるもんもみな向こうの人が買わはるもんばっかり!」と嘆いていたが、二、三十年前には欧州ブランドゲッターとして、それ以前はノーキョーさんたちが世界の顰蹙を買っていた日本人が彼らの爆買いをむろん嗤えるはずもなく、爆買いをしてもらってるうちが花!なのではないのだろうか。国内消費がイマイチ伸び悩んでいるのは消費税の後遺症だけの問題じゃなく、日本人の民度が物欲至上主義の域を脱したということもあるのではないかと想像される。中国もさすがにムリクリ高度成長路線は捨てて、バブル破裂じゃないソフトランディングで経済が落ち着くように舵を切っているとはいっても、一人っ子政策による人為的な少子高齢化の歪みが近い将来にきっと顕在化するだろうし、そうそう宛にしてばかりはいられないのかもしれない。となると、この37億の民に代わって世界経済を牽引する主役となるのはインド?ASEAN?はまだしも、アフリカや南米や中東はまだそんなに宛てにできる感じじゃなさそうだから、色々と悪口を言ったり何かと摩擦を生じさせたりはしても、ここは何とかもう少し長く持ち堪えて欲しいと、世界中が願っているのではなかろうか。


コメント(1)

先日、スマホから投稿しまして2度押ししました(-_-)やはり投稿はPCからがやりやすいです。
外国、主に中国や韓国、台湾からの爆買いツアー、京都どころじゃないですよ。大阪の堺筋から心斎橋、梅田。特に道頓堀は日本では二八で閑古鳥が啼シーズンですけどね。大阪のデパートが唯一先月よりも売上のばしてます。心斎橋歩いてましたら殆ど日本語が聞こえまへん。そのかわり堺筋はツアー用の観光バスが連なり交通渋滞ですわ。政治上ではしっくり行ってませんが、日本でお金つこうてくれはる。結構な事やと思います。少なくとも、この状態が続いてる間は千戦争にはなりまへんやろ。しかし、もしテロが起こり、外国人に被害が出たら国際問題に発展します。そこまで考えて外交をやってくれてる?とは思えまへんしな。困った事にならん事を願います。

投稿者 お : 2015年02月20日 13:49



2015年02月20日

鶏つくねとナメコのとろろ鍋

QPで見た料理。鶏ひき肉に塩、酒、ネギのみじん切り、おろし生姜をしっかり混ぜ込んでカタクリ粉を加え団子状にして醤油と味醂で濃い目に調味した出汁に入れ、さらにすり下ろした大和芋を少しずつ落とし、大ぶりのナメコと根三つ葉(が無かったので私は芹にした)を入れたら出来上がり。山椒を振って食す。アクが出やすい具材ばかりなのでしっかり取り除くのがポイント。
とにかく、あれよあれよという間に、どこかで戦闘状態になっていても、今やちっともおかしくない感じのニッポンである。自衛隊派遣における恆久法の制定や周辺事態法の地理的制約を撤廃するということは、中東地域の紛争にも米軍の輜重部隊くらいの責任は担って参加するのを前提としているふうにしか受け取れないのだけれど、これを止めるにはまたしても公明党頼みになっているのが何ともいえない。結局のところ与党離脱を恐れてずるずる妥協しちゃう政党とはいえ、野党の発言には驚くほど貸す耳を持たない(!_+)現政権なので、せめて与党間でしっかり揉めて貰うしかない感じなのである。それにしても、この間ブログに書くのが追っつかないくらい現政権下で色んなことがどんどん変わっちゃってることに、不安を抱いてる人はあんまりいないんだろうか?と思うくらいNHK民放共に報道がおざなりというか、一向にノーテンキな感じが拭えないのは、果たして現場を仕切ってる世代が、金儲かってりゃハッピーみたいな時代に若い時期を過ごした結果のメンタリティーを反映したものといえるのだろうか?それとも民放ならスポンサーの意向を反映して、NHKなら現会長の意向を反映して、色んな改変が余りまずいことのようには報道しないという暗黙の自主規制がかかっちゃってるんだろうか?私なんかはむしろノーテンキっぽい報道のほうが余計に不安になっちゃってる今日この頃であります。




2015年02月21日

豚の生姜焼き

今日は午前中に執筆を終え、午後からは青色申告のための書類整理で、預金通帳の記載をしたら、つい最近の入金で項目が「給料」とあって支払先不明のため、ええっ!どこから?(?_?)? と一瞬驚いたのだけれど、給料にしては安すぎるので、たぶんどこかで書いたショートエッセイの原稿料なのだろう。
ところで昔はよく不労所得と呼ばれていたものも、ピケティ流行りの今日では「資本からの所得」と呼んだほうが通じるのかもしれないが、株高で資本収益率のあがった方は何だかんだいっても自民党になって良かったよね〜とか思ってらっしゃるのだろうか。私はごくささやかに投信をしてるだけなのだけれど、それでも丸ひと月かかって書いた原稿料とどっこいどっこいの収益があがっているのは、あんまり素直に喜べないというか、汗水垂らしてとはいわないまでも書くのに相当のエネルギーを使っている以上、結局そうしたことの努力は今や報われない現実を強く見せつけられたような気がしてしまうのであった。今やいずこの先進諸国でも旧来型の生産活動から不労所得による収入確保にシフトチェンジするように仕向けられてる感じで、そこに人類が頽廃に向かう匂いを嗅ぎ取ってしまうのは私が旧世代に属する証拠なのだろうか。それにしても不労所得を得るためには少しでも資本が必要なわけだし、資本が大きければ大きいほど収益も大きいからして必然的に生じる格差を是正すべく富の再分配もまた必然なはずであろう。いっそ相続税を百パーセントかけちゃえばいいのに!とか思ってしまうのは個人的に遺産が皆無に近いからというのもあるが(笑)、そうしたほうが長い目で見れば人類という種の活性化につながるような気がするからだ。とにかく人類の♂ はディープインパクトみたいに優秀な子をどやどや生ませてしまうわけではないからして、自然淘汰の歯止めになるようなものはなるべく取り除いたほうが種の維持にはつながるはずなのである。




2015年02月22日

筍と海老と菜の花のサラダ、焼売、鶏の唐揚げ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
春一番なんてホントどこ吹く風といった埼玉県下の乗馬クラブで今週末も3鞍騎乗。曇り空でも馬場コンディションはいいし、おまけに無風状態という絶好の条件だったにもかかわらず、天気予報のおかげでキャンセルなさった方があったのか、部班の人数がいつもより少なめだったので、インストラクターの方にも丁寧に見て戴いていいレッスンが受けられた。
ところが帰宅直後に三津五郎丈の訃報を知って、ある程度は覚悟していたこととはいえ、少なからずショックを受けているので今夜は余り書く気になりません。また明晩にでも。


コメント(3)

松井様と同じで多分・・と思ってましたが残念です。
芝居の上手い俳優であり、芸達者な役者さんでした。
あの年代の役者さんは踊りだけでなく、三味線、鳴り物
もしっかり身につけて居られたので舞踊も狂いがなく引き込まれる舞台がみれました。惜しいです。

投稿者 お : 2015年02月23日 11:23

松井様と同じで多分・・と思ってましたが残念です。
芝居の上手い俳優であり、芸達者な役者さんでした。
あの年代の役者さんは踊りだけでなく、三味線、鳴り物
もしっかり身につけて居られたので舞踊も狂いがなく引き込まれる舞台がみれました。惜しいです。

投稿者 お : 2015年02月23日 11:24

59歳は若すぎる。厄の前ー後に入るとしても。なんとなく明治・大正・昭和初期よりその後に生まれた人は短命ではないか?と思っていましたが。
 今全く幻だったかのように見聞きしませんが、昭和30年から50年くらいは光化学スモッグという言葉が身近でした。放射線も地震で原発事故があるまではよほど注意してないと大抵見落とす小さな記事でした。どれもこれが原因とは言えませんが大きな影響を及ぼしているのかな?と思っています。

投稿者 nao : 2015年02月23日 22:01



2015年02月23日

三津五郎追悼

去年四月の歌舞伎座千秋楽で「靱猿」を見たのが最後の姿になったことは、ある時期から覚悟していたとはいえ、とても残念でならない。千秋楽でも想ったより元気に踊り抜いていたし、病を得たからこそ達した境地から滲み出る情の籠もった、実にいい舞台だった。同じ興行で一世一代の『曽根崎心中』を演じた坂田藤十郎の特集を昨晩たまたまNHKで見て老少不定の思いを新たにさせられたから、ショックが大きいのはやはりほぼ同世代で自分より若い人が先に逝ったということにも起因するのだろう。
そもそも「踊りの神様」といわれた七代目三津五郎の定宿が母親の実家だったところから三津五郎家とのご縁は始まり、祇園の川上と背中合わせになる家がまた三津五郎家出入りの御茶屋さんだったこともあって、うちは故人の御母堂と親しくしていたが、当時ふしぎと故人ご本人とはご縁が無く、初めてお目にかかったのは確かその御茶屋さんの孫娘に当たる友人の結婚式で、わざわざ向こうからご挨拶を戴いたように記憶する。その後私の周りにはなぜか故人の幼馴染みやら同級生やらがわらわらと集まって、一時期は「ひさしさん」の話題が出ないことがないくらいで、その人たちも向こうに私の話をするせいか、そんなに会ってもいないのに、確か吾妻徳彌(現徳穂)さんのパーティでお目にかかった際はまるで旧知の間柄のように話しかけられて、今度ぜひゆっくり話をしましょうといわれながら、とうとうご縁を深めることも無いままに過ぎてしまったのも残念でならない。去年の「靱猿」の時もよほど楽屋をお訪ねしようかと思いつつ、ご病気のことがあって遠慮せざるを得なかった。
十八代勘三郞の葬儀で「肉体の芸術って辛いねえ」と故人が述べた弔辞も今に想い出されるが、同世代の二人は若手の頃にブレイクが遅かったのを松竹の上層部が憂慮していたことは、今のトップでも知るまいと思う。それが歌舞伎座三部制の皮切りと共に大ブレイクして歌舞伎ブームの牽引役となったのだから、役者は本当にどこでどうなるかわからない。ことに歌舞伎役者は非常に長い年月を通して芸歴が完成され、それを後世に伝える責任もあるからして、還暦にも達せず寿命が尽きた二人の無念は察するに余りあるし、同世代の観客としても本当に口惜しい限りだ。
勘三郞とは対照的な持ち味だっただけにいいコンビだったし、互いに補完する中で対照性を助長させた面もあったのかもしれない。一口でいえば、片や破天荒さに拍車がかかり、片や端正な落ち着きのある芸風に傾いたのも、互いが相手に逆の面を任せておけるという信頼感の賜物だったのではなかろうか。純粋な巧さという点では、この人のほうが上かもしれないと思う舞台がいくらもあったけれど、チャーミングさで勘三郞がそれを上まわって見せることにも、この人は理解があったのだろうと思う。対照的に生真面目な芸風と見せつつ、この人にも十分ハジけたところがあるんだなあと思わせたのは、いつぞや俳優祭だったか?の「滑稽俄安宅新関」においてラメ入り衣裳で演歌の「刃傷松の廊下」を歌った時かもしれない。宮藤官九郎の「大江戸りびんぐでっど」でもそうしたハジけぶりは遺憾なく発揮されたものだ。三十代で演じた『蘭平物狂』を見た時は、お父さんに比べて明らかに花のある芸風だと大いに期待もしていたのに、だんだんその花が隠されていくようだったから、若いうちにもっとハジけとけばいいのにとやきもきして見ていた頃もあった。勘三郞と別れたことで、ひょっとしたらこの人がやっと全開してくれるんじゃないかと思っていただけに、膵臓癌の報道を聞いた時は愕然とせざるを得なかった。同世代の要であった二人が共に早世したことは歌舞伎にとって取り返しのつかない損失であるのはいうまでもない。いわゆる菊吉からつながる戦後歌舞伎の継承はこれで断絶が早まったといっても過言ではないし、需要の面からでも今後の歌舞伎は大いに変わっていかざるを得ないであろう。私はもはや冥土の歌舞伎座のほうに馴染みある役者たちが多いような気がするし、目をつぶればそれらが鮮やかに蘇って紙上の舞台に移し替えることも可能だからいいようなものだけれど、歌舞伎関係者や日本舞踊関係者ファンの方々は今度のことの覚悟はあっても、今改めて空いた穴の大きさを痛感されているのではあるまいか。遺児の巳之助は初舞台『蘭平物狂』の繁蔵役で久々に可愛らしくて達者な子役が現れたと感心して見た記憶があるから、これを機にいっそう奮起していい役者さんになられるよう期待すると共に、謹んで故人の御冥福を心よりお祈り申し上げます。


コメント(2)

残念でなりません。闘病前の棒しばりと鳳凰祭四月の靱猿は私の中で消えることのない肉体の芸術です。御冥福を心よりお祈り申し上げます。

投稿者 koala : 2015年02月24日 22:15

今日、4代目鴈治朗さんの襲名披露興行を見てきました。一月は仁左衛門丈が口上を今月は梅玉さん。東京では多分三津五郎さんが並ばれるはずだったと思います。
舞台では藤十郎丈が老いを見せずに徳兵衛の手を引き花道を駆けるように下がって行かれました。竹三郎丈も老女の役ながら、土佐将監奥方を勤めて居られました。10代目三津五郎丈の祖父7代目三津五郎丈とも共演された方がまだお元気で舞台に立って居られる有難さを思いました。歌舞伎役者の真価は還暦過ぎから、情けない思いで一杯です。友人達と「次の世で18代勘三郎と10代目三津五郎の棒しばり、らくだ、是非見たいねえ」と言ってます。しかし巳之助さんの今月出演されてる芝居が「寿曽我」なんだか・・

投稿者 お : 2015年02月24日 23:04



2015年02月25日

平目とタコの刺身、甘エビとうるいのサラダ、蕗の薹の肉詰め天ぷら、牛ステーキ、聖護院大根の煮物、筍と独活の炊き合わせ、ポテトサラダ、タコ釜飯ほか

24 日は渋谷並木橋の「なかむら」で新潮社の小林姐さん、田中範央クンと会食。
今日は午後から青色申告の件で税理士さんと打ち合わせをし、そのあとレントゲン撮影をしてから整体治療に向かうという慌ただしさで、姐さんたちと会ってもハイテンションのまま饒舌を振るって帰宅(^^ゞ あんまり色んな事を一気に喋ったのでここに要約もできないが、一つだけ覚えておかないといけないのは、姐さんがバンドのヴォーカルとして月一コンサートをしてらっしゃるので、それを今年こそ聴きに行くと約束したことだ。二十年も続けてるというのだから、それってもう半プロなわけで、範央クンも「決して金出して損した気にはなりませんよ」と仰言るのだからとても楽しみである。「姐さんの声だったらやっぱジャズかブルースでしょ」と私は決めつけていて、ロックも歌われるそうなのだが、ジャズは想像がつき過ぎるのでこの際ブルースを聴いてみたい気がしております。


コメント(1)

三津五郎さんの訃報、無念でなりません。勘三郎さんとお神酒徳利のように歌舞伎を背負って立つ2人共,還暦を待たず病に倒れるとは、あまりにも酷く、悔しく、歌舞伎の屋台骨がまた一本折れた気がします。歌舞伎歴10年少々の私でも近頃は期待外れが多かったのが、昨年末の吉右衛門・菊之助「岡崎」、今月「陣門・組討」が素晴らしく、歌舞伎の面白さを堪能して、少し明るい見通しを感じていた矢先でした。70代80代で芸が深まる歌舞伎の世界、しかも長寿社会日本で、この年令とは…。まさに無常です。今月初めに収録されたNHK「美の壺 印伝」では、病を感じさせつつ合切袋のコレクションを前に明るく語っており、27日夜放映なそうで必見です。

投稿者 ウサコの母 : 2015年02月25日 11:49



2015年02月25日

フォー

元米朝事務所の大島さんと青山斎場前のデニーズで食事。
三津五郎丈の葬儀は午後3時からだったが、大変な混雑が予想されたので、わざと1時間遅れで行ったところ、葬列が斎場の敷地を遠くはみ出して墓地に蜿々と続いていたので、優に2時間は待つことを覚悟しなければならず、目の前の喫茶店も満員だったのでファミレスに飛び込んで先に食事を済ませた次第。ここでの葬儀には何度も参列したが、葬列が墓地まで延びたのを見たのは初めてである。通夜がなかったり、お弟子さんの多い舞踊の家元だったこともあるにせよ、やはり故人の人徳を一番に考えるのが至当だろうと思う。大島さんは同学年の幼馴染みだったこともあってショックが大きかったようで、何かと思い出話に花が咲いた。もう二十年以上も前になるだろうか、大島さんにお願いして私が天神祭の舟に乗せてもらえることになった日に夏風邪で発熱して行けなくなり、電話で断りの旨を言った直後にまた大島さんから電話があって、「ねえ、風邪引いて来れなくなったのを、ひさしさんに話した?」と訊かれ、「なんだってそんな話を知らない人にしなくちゃならないのよ!」とビックリしたことがあった。大島さんは私が電話をした直後に当時確か中座に出演中の故人を楽屋に訪ねたところ「松井、風邪引いたんだって?っていきなり訊かれたのよ」とのこと。どうも私との電話を関係者に聞かれていて、その方が故人にご注進に及んだらしいのだが、私はその話を聞いて「大和屋に松井って呼び捨てにされるいわれはないわよね〜」と憤慨したのも今に忘れがたい想い出だ。
祭壇の遺影がライティングによって異様なほど綺麗に見えたせいもあったのか、葬儀そのものがまるでドラマの中の出来事のようで、とても現実のものとしては受け容れられないという奇妙な感覚に襲われたのも今回が初めてで、何だかじわじわと応えるものがありました。合掌。




2015年02月26日

鶏手羽の柚胡椒味噌焼き

QPで見た料理。柚胡椒、味噌、酒、砂糖、醤油、おろしニンニク、胡麻油を混ぜ合わせたタレに鶏手羽を長時間漬け込んでオーブンで焼くだけ。付け野菜は手羽を取り出してからカブを同じタレに漬けて焼いたもの。暇な時に漬けておくだけでいい手間要らずの料理だし結構美味しいので久々にオススメの逸品。
食事しながら見たNHKの「クローズアップ現代」では後藤健二さんが亡くなってひと月が経過した時点での総括として、現役フリージャーナリストや犠牲となったジャーナリストの遺族を取材、さらにはNGOの現状を伝えた。とにかく誰しも紛争地における危険性のフェーズが変わったという印象は強いようで、中でも世界各地で難民支援をNGOを続けてこられたゲストの女性が、これまでは日章旗が確実に自分たちの身を守ってくれるという認識だったのが、現在は明らかにそうではなくなったと語られていたのが印象的だった。それにしても現代において国益などという価値観を引きずるのは幕末に幕藩体制を存続させようとするのと同程度の知的レベルとしか思えないのだけれど、そうした価値観が反社会的な勢力の凶暴化をもたらしている現実を如何ともしがたいのは、人類があらゆる文物を進化させる一方で、メンタリティは進化どころか逆に退化しかかってるからじゃないかと思えてならない今日この頃であります(-.-;)y-゜゜




2015年02月27日

牛肉と豆腐のオイスター煮、ニシンの酢漬け

前に一度作ったQP料理。塩胡椒酒で下味してカタクリ粉を振った牛肉を胡麻油で炒め、戻した干し椎茸と絹さやを炒め合わせ、オイスターソースと醤油酒で味付けした鶏ガラスープを入れて豆腐を加えて煮込み、仕上げに水溶きカタクリ粉でとろみをつける。酢漬けは市販品。
川崎で十三歳の少年が殺害された事件の容疑者を逮捕したというニュースで、インタビューされた容疑者の知人が「キレたら手が付けられなかった」と証言したことは、何だか余りにも想像通りなために、却ってリアリティがない発言のような気がしたほどである。別に責めるつもりはなくても周囲の大人がこうなるのを何とか防げなかったのかと思いつつも、この事件のちょっと前に起きた和歌山事件の容疑者とはまるでイメージが違うのだけれど、共に十代に入ったばかりの少年がはるか年長者でありながら未成熟な同性に殺害されたという点で、これは単に周囲だけの問題ではなく、現代に生きる人間全体が抱えている問題のような気もするのだった。時折見る海外ニュースでも先進諸国で若年者の異常な犯罪が急増しているような感じだし、原因は現代社会に人間を病ませる何かが潜んでいることなのだろうと思う。もちろん細菌でもウイルスでもそれによって全員が病に冒されることはないのだから、全員がおかしくなるわけではないにしても、確実に病んでゆく者が出るような周辺環境に私たちが置かれていることはもはや否定できないのではなかろうか。


コメント(3)

こんにちは!釧路炉端ひょうたんです。おいしそうですね
釧路新聞で今朝子さん載ってました。釧路はホッケが獲れなく参りました。1日数匹ていど確保するのが大変で根ホッケを提供してます。(移動しないホッケ)大きく脂のり抜群で値段はメンメに近いくらい高く刺身で食べると最高です。掲載楽しみにしてます。釧路の炉端ひょうたんでした。

投稿者 釧路炉端ひょうたん : 2015年02月28日 09:26

こんにちは!釧路炉端ひょうたんです。おいしそうですね
釧路新聞で今朝子さん載ってました。釧路はホッケが獲れなく参りました。1日数匹ていど確保するのが大変で根ホッケを提供してます。(移動しないホッケ)大きく脂のり抜群で値段はメンメに近いくらい高く刺身で食べると最高です。掲載楽しみにしてます。釧路の炉端ひょうたんでした。

投稿者 釧路炉端ひょうたん : 2015年02月28日 09:27

昭和22年組の男です。ラジオがこわれていて、久しぶりに買い直したら、今朝、「明日へのことば」に出演されていました。
武智氏のお話、とても興味深く聞きました。ありがとうございました。
松井先生のご本、今度必ず読みます。(書店では、読み慣れた作家の本をつい買ってしまいます。宮部みゆきとか。・・・手を出さないことに決めている作家もあります。すぐ食傷してしまう作家もあります。私の評価基準は、考えてみるとpotic justiceだと思います。写実が甘いとおもしろくないのです。)
ご活躍をお祈りします。

投稿者 中島 久 : 2015年03月02日 13:09



2015年02月28日

塩みぞれ鍋

QPで見た料理。酒と潰したニンニクを入れて塩と香り付け程度の醤油で調味した出汁で豚バラ肉、エノキダケ、春菊、大根下ろしを煮て仕上げに豆腐を入れるだけの超簡単な鍋物。
今月もいよいよ最終日だが、このひと月間わりと根を詰めて執筆したおかげで新聞連載の小説に何とかメドがつきそうである。
ところですでに連載を開始しているのは山形新聞、みなと山口合同新聞、函館新聞、岩手日日新聞、岐阜新聞、佐賀新聞、山陽新聞、新日本海新聞(大阪日日新聞、日本海新聞)、徳島新聞、大分合同新聞、神奈川新聞、3月からデーリー東北新聞、秋田魁新聞、茨城新聞、長崎新聞が開始すると配信会社から聞いているのだけれど、これとは別に釧路新聞でも始まるらしいことを炉端焼きの「ひょうたん」さんから昨日のブログ投稿でお知らせ戴いたm(__)m
配信会社との仲介役である幻冬舎のヒメからもまだ続々と始まるらしいと聞かされていて、要するに地方紙に連載する場合は評判が良ければ掲載紙が次々と増えるため、最終的には何紙くらいの連載になるのかは事前には全くわからないし、掲載紙が増えてもそれが稿料に反映されるわけではないのだけれど、まあ作家としては評判がいいに越したことはないのであった。いずれ皆さんの地元紙で連載される可能性もあるので、その節はよろしくお願いします<(_ _)>
ついでながら去年『師父の遺言』を元にして「武智鉄二というカオス」と題した講演を行ったが、その放送が明日の21時~22時にかけてNHKラジオ第二放送(693kHz)の「文化講演会」で放送されます。
再放送3月7日(土)06時~07時です。  
番組紹介ホームページは下記の通り。

http://www.nhk.or.jp/r2bunka/bunka/1503.html


コメント(2)

先ほどの放送、聴きました。『師父の遺言』も面白かったですが、松井さんの言葉で語られると臨場感があっていいですね。
つくづく前回のオフ会を欠席してしまったのが悔やまれます。また何かの機会に。

投稿者 ぱぐ : 2015年03月01日 22:14

ラジオなど何年も聞いていなかったですが、この講演を聴きたくてiPadにNHKラジオ放送のアプリをダウンロードして拝聴しました。京都育ちなのに、全然関西のアクセントがなく、早口ですが聴き易かったです。次にオフ会があるときには参加して、直接お話をうかがいたいです。

投稿者 杉山裕子 : 2015年03月04日 16:13