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2015年01月18日

スターズ・オン・アイス

フィギュアスケートの試合中継があると大抵見ている私としては一度ナマで見てみたいという話を色んな人にしていたのだが、集英社の担当伊礼さんと真田さんが結構ハマってらっしゃるようで今回初めてお誘いを受け、文庫担当の伊藤さんともども17日は代々木体育館でアイスショーを見た帰りに近所の「松原庵 欅」で会食。
とにかくどんなスポーツでもナマで見ると映像とはゼンゼン違ってやっぱりナマならではの素晴らしさがあるのを私は子供の頃から実感していたが、今回のフィギュアでまたさらにその感を強くした。アリーナ席の前方で見たから、とにかくテレビでは得られないスピード感や、エッジがシャーッと氷を削る音、ジャンプで着地した瞬間のズンという意外に大きな衝撃音がまず迫力満点。村上佳菜子の背中の美しさ、織田信成の足の長さは驚嘆モノで、このファニーなふたりに代表されるように、それぞれの選手がテレビで見るよりずっとスリムで、男子は格好良く、女子はキレイに見えた。意外だったのは、競技会でいうところエギジビションだから無難にまとめるのかと思いきや、パトリック・チャンを始め世界中から金メダル級が何人も集まっているのに一度もミスしない選手のほうが少ないくらいで、ジャンプの成功率そのものが素人の想うよりも低いのだろうし、ミスを承知で果敢にチャレンジするのが当然というのがこの世界の常識なのかもしれない気がした。着地の瞬間の音を聞いてもその衝撃はただならぬものを感じさせ、体に相当なダメッジを与えるであろうことも想像された。そんな中ノーミスで且つ客席を最も盛りあげたのは案のじょう高橋大輔だ。リンクを縦横無尽に駈け抜けて、壁に激突するような勢いで客席に最接近して愛嬌を振りまくサービスぶりには皆ただただウットリ。DISKのロゴ入りタオルや大輔の旗を振る人たちが続出して演技終了後の会場は総立ち状態である。ソロの大トリはこれまた案の定の真央ちゃんで、リンクが真っ暗になり、まだ何も見えないうちから「真央ちゃんよ」「真央ちゃんだわ」というご婦人方の声がざわざわと聞こえたのもさすがというべきか。長期休養明けとあってカラダはまだ絞り切れていない状態でも、手足の細さはこれまたやっぱり驚嘆モノで、スケーターのカラダの作り方の凄さに納得させられ、この世界は半分がスポーツで半分は芸能興行的な匂いがするだけに、今お金を払って見たいと思えるような身体性の獲得を、舞台に立つ人たちはもっともっと心がけるべきだろう!特に高い料金取ってる古典芸能の人たちは!なんて気もしちゃった私であります(^_-)


コメント (1)


こんにちは。今井先生の大ファンです。
いつも、わくわくしながらページをめくっています。

そして、同じ位にフィギュアスケートファンです。
思いがけず先生のコメントに触れる事が出来、大感激しています。
これからも、胸躍る作品を楽しみにしています。

寒さ厳しい折、ご自愛下さい。

投稿者 貞政仁美 : 2015年01月19日 13:10

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