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2014年12月22日
豚バラしゃぶ鍋
今日はそんなに寒くもないが、冬至だからカボチャ?ゆず湯?→ゆずポン→鍋物という流れになった次第。
この時期になると今年の○○が何かと話題になって、出版物も新聞紙上に「今年の3冊」といった記事が出るが、拙著『師父の遺言』も毎日と読売で3冊の一本に挙げて下さった方があったことを版元NHK出版の加納さんから今日メールでお知らせ戴いた。毎日で川本三郎氏が挙げられた記事は、先日お会いした翻訳家の松岡和子さんからコピーを頂戴していたが、読売でも平松洋子さんが挙げておられたのを知って、おふたり共に心より謝意を表したい。今年は私が専ら書いてきた時代小説とは全く別ジャンルの自伝的エッセイが思わぬ高評を得ていささか複雑な心境でもあるのだが、武智先生のことが何か少しでも、ご存じない方に伝わったのだとすれば、それは本懐ともいうべきで、やはり書いおいてよかったのだろうと改めて思った次第だ。物書きとはいえそう器用にすらすら書ける人間ではないからして、私はこれまで一つとして手を抜いて書いた本はないのだけれど、それでも年を取ってくると、いくら書いても読まれなくなってしまう世の中の趨勢を重々承知しつつも、私が今のうちに書いておいたほうがいいのは何だろう?というようなことを考えたりもしがちだから、やはりその意味ではいい仕事に恵まれたとすべきなのだった。今後もまた、結果的に、やはり私が書いてよかったというような仕事に恵まれるべく努めたいと存じます。
コメント (1)
「師父の遺言」は私も今年の3冊の中の1冊でした。川本三郎さんも平松洋子さんも大好きな方々なので、お2人が推薦なさっていたことも嬉しいです。毎日も読売も購読していないので、図書館に行って読んできます。
投稿者 真砂 : 2014年12月24日 17:52