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2014年12月20日
おでん
とにかく寒いので紀文製のコレにしました。
先週の木曜日に電話をしている最中に、妹のダンナの経営する歯科医院がビル火災に遭ったので、その後どうなったのか心配で何かとメールでやりとりし、今夜また久々に電話をしてみたら「年末の忙しい時にホンマ痛手やで〜」と妹はぼやくことしきり。四階建てのビルの一階ドラッグストアから出火して、二階の医院は消防車の水こそかぶらなかったものの電気電話ガス水道の完全復旧まで3ヶ月を要し、おまけに空調設備が全壊して全面修理の必要があるから、いっそ引っ越すか残るかの選択を迫られているらしい。
「そこで開業して十五年も順調にやって来たけど、何しろ歯医者は数が多いから、引っ越して地の利が悪くなるとお客さんが離れてしまうさかい、それもなかなか難しいんよ」とのこと。ご近所まで停電に巻き込んだ結構大きな火災だったようで、ネット上には放火説も飛びだすなどして科捜研が乗りだしたところ、どうやら原因はドラッグストアの漏電火災らしいというから「そらあんたとこかて損害賠償を訴えられるんちゃうの。ドラッグチェーンなら補償の際の規定とかあるはずやし、火災保険のほうでも、この際しっかり補償してもらわなあかんよ」と私は焚きつけながら「そやけど患者さんも困ったはるん違う?歯が完治するのに大体2、3ヶ月はかかるし、途中で放りだされたらそれこそ災難やで〜」と言ったら「それがお姉ちゃん、世の中にはええ人がいはるねん。機械が四台あるさかい、そのうちの一台と場所を提供してくれはる歯医者さんが近所に現れたんや」とのことで、近所にダンナの後輩で親切な歯医者さんがいらっしゃったらしい。いくら後輩でも、いわば商売敵に塩を送るも同然の申し出だから「親切でもなかなか言えへんこっちゃで〜ホンマ世の中には、ええ人もいてはるんやと思うて嬉しかったわ。今後のことは、まあ祈らなしゃあないけど、なんなとええ方向に転がっていく気がするねん」と極めて前向きに物事を考えられる楽天的な発言で、やっぱり松井家の血筋は争えないということよね〜と思われたのでした(^^ゞ