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2014年11月13日

牛肉と豆腐のオイスターソース煮、ラディッシュのサラダ

前にQPで見た料理。塩胡椒酒で下味してカタクリ粉をまぶした牛肉をゴマ油で炒め、戻した干し椎茸、木綿豆腐を炒め合わせて鶏ガラスープ、オイスターソース、酒、醤油を混ぜた合わせ調味料を加えて煮込み、QPは彩りに絹さやを入れたが、クインズ伊勢丹の絹さやが余りにも高かったので、プチ三つ葉なる新品種を添えた。同じ野菜でも今は結構リースナブルなのが溢れていて、その一つラディッシュを先日頂戴した酵素ドレッシングで食す。
今日ポストに中川芳三氏の訃報を見て、どなたからもお知らせを戴かなかったので驚いたのだが、先月の十三日に八十三歳の天寿を全うされ、故人のご遺志により近親者のみでご葬儀を済ませられたとあるから、ご存じなかった方が多かったのかもしれない。故人の筆名は奈河彰輔で、こちらはご存じの方も多いだろうと思う。猿之助一座の芝居を筆頭に数多くの脚本や演出を担当されていたが、本業は松竹の社員で、専ら関西の演劇制作の中心的存在だった。松竹社員でありながら脚本の仕事を手がけておられたことで私の大先輩に当たる方だったので、在社中も何かと接点があり、退社後は大阪に来て仕事をしないかというお誘いを戴いたこともあったし、近松座ではお仕事を共にした経験もある。『師父の遺言』では武智師の死後の話をあまり書かなかったので、中川氏に触れる機会がなかったものの、いろいろとお世話になったし、何かと印象深い想い出があったりもする。遅ればせながら御冥福を心からお祈り申しあげます。


コメント (2)


奈河さんの訃報を新聞で知ったのですが、その扱いの小さいのにショックでした。脚本も書かれ、若い役者さんが復活狂言を講演する時には皆さん奈河さんに支持を仰いでいたようですし、又松竹座の奥付き番頭として関西の歌舞伎界の為にもたいへん尽くされた方でしたのに。
松井様には多分松竹関係の方から早くに御知らせがあったものだと思ってました。沢村宋十郎丈が胃癌末期で大阪に来られ桃谷の警察病院で亡くなった時にも奈河さんが面倒を見られたと聞いています。御本人とご家族の意思とは言え、できれば歌舞伎ファンも参れる葬儀をして頂けたらと思いました。

投稿者 お : 2014年11月14日 13:49

私の友達が、奈河さんと親しくされていた人を知っているという関係で、朝日新聞の訃報欄を見る前に、亡くなったことを聴いておりました。 私も一度お目にかかったことがりました。
関西の方だということで、12月12日に京都で「偲ぶ会」があるらしいと聴いております。
京都の理由は、南座に出演している人が参加し易いからとのことですが、正式に決まったものかどうかはわかりません。

いつもブログを拝見し、キレのよい内容・文章に感心していましたが、今回初めてコメントさせて頂きました。

投稿者 あかね : 2014年11月14日 21:32

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