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2014年05月30日
出雲・石見行2
出雲の阿国のお墓はともかく(松竹が建てた?と思しきものを発見)、松江城の優雅な天守閣が望め、松平不昧公にちなんだ日本三大銘菓の一つが食べられて、小泉八雲の旧居が見学できたりもするのだから、島根県の子供たちは日本史を学ぶ上でこれまた京都に負けず劣らず恵まれているのを改めて感じつつ、28日は午前と午後に分けて出雲商業高校と出雲高校で約一時間ほどの講演を行った。
出雲商業は広島カープのエースだった大野の出身校だが、現在は女子生徒のほうが多く、美術デザイン関係の授業も充実しているようだけれど、驚いたのは玄関に飾られた私の似顔絵に亀がプラスされていたことで、ひょっとしてここに来る直前のブログを見られたんだろうか (@_@;) とドキドキしてしまった。次いで訪れた出雲高校では校長先生からいきなり「大宮で亀を飼っておられるんですね」と突っ込まれ、よりにもよってあんなアホなことを書いたブログが読まれた恥ずかしさに顔が赤らんでしまい、いや〜イマドキはヘタなことが書けないなあとつくづく思いながら、また書いている私でありますf(^ー^;
ともあれ聴講する生徒の数が千人近い出雲高校は体育館が会場となり、ちゃんと話を聞いてもらえるんだろうか?と危ぶまれたものの、講演終了時の質疑応答では最後列に座った生徒から鋭い質問があったり、ふだん人前ではめったに発言しないらしい生徒からも質問を受けたり、総代の生徒会長から「難しい話だったし、自分たちも本当にどうしたらいいのかわからない問題だけれど、少し立ち止まっていろいろと考えてみたいと思う」というような真摯な挨拶を貰って嬉しく感じた。同校には小説の同人誌を作っている生徒もいて、その同人誌も帰宅の車中で読ませてもらったが、それらが一応エンターテイメント小説風に書いてあることにも感心し、現代の高校生たちが想像される以上にオトナであるように思えたのは去年秋田で講演した時と同様、日本の将来はまだまだ捨てたものではない気が今回もしたのであった。