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2014年05月16日
野菜の卵とじ甘酢あんかけ
昨日のQP料理。かに玉の安上がりバージョン。ニンジンの千切り、豚ひき肉、もやし、ニラの順に炒め合わせて塩胡椒醤油少々で味付けし、溶き卵をまわしかけフタをして弱火で火を通すだけ。出汁、砂糖、醤油、酢、カタクリ粉を合わせた甘酢あんをかけて食す。
今日の午後は講談社ライツ企画部の寺西部長と文庫担当の石田さんと大宮「サブリエ」で打ち合わせ。拙著の一部を映像化する許諾をめぐっての話し合いだったのだが、その話が早めに済んだ後、だしぬけに「松井さんは今でも富岡多恵子さんとお付き合いがあるんですか?」と訊かれてビックリ(!_+) 聞けば寺西さんは以前、純文学系の文芸誌『群像』の編集部で富岡さんの担当をなさっていたそうで、「あの頃は、ケサコが、ケサコが、ってよく話に出てきたんで(私のことを)憶えてたんですよ〜」と聞かされて、いったい人はどこで何を言われてるかわかったもんじゃないよな〜と思いながら、こちらも負けずに当時の富岡さんのことを何かと話のネタにしたのでした(^x^) 五年前にお会いした時は昔とさほど変わらない感じだったとはいえ、今や もう傘寿に近いお歳かと思うと過ぎ来し方が偲ばれて、月日の経つのがあまりにも早いことに黯然とさせられる。毎回書いてるようだけど、人生は誰しもホントあっという間なんですよね〜(v_v)
私のほうは 角川とドワンゴの経営統合のニュースを聞いたばかりとあって、「講談社はどうするの?」と訊いてみたのだが、紙離れが難しい社風は相変わらずのようだし、実際のところ電子媒体は課金が難しいことに加えて、端末の進化が激しすぎるのでそのつど対応しきれなくなっちゃう問題も抱えてたりするしで、出版界の大勢は当分まだ紙頼みという雰囲気のようでした。
ところで今日は単行本担当の堀さんも、産休中ながら、久々に話したいとのことでいらっしゃる予定だったのだけれど、「実はけさ生まれたという知らせが入ったんですよ」と石田さんに聞かされて、「ええっ、そんな状態で来るつもりだったの……」と私はまたまたビックリ\(◎o◎)/ やや早産ながら無事なご誕生だったそうで、今日の今日という本当にフレッシュなおめでたニュースを聞いて、とっても嬉しい気持ちになりました\(^O^)/
コメント (1)
初めてコメントさせていただきます。
今朝子様のお名前を最初に知ったのは『伝統芸術とは何なのか』を読んだ時なので、もう四半世紀前になります。私は午年早生まれの還暦ですから、貴女様とは同学年(早稲田の他学部に在籍していたので、どこかで擦れ違ったかもしれません)です。やや高価だったその本を迷わず買ったのは、富岡さんの著書は、私が高校二年の時に雑誌で一読惚れして以来、すべて購読しているためと、武智鉄二氏のことは市川雷蔵関連で興味があったからです。私は幼児期に三本立て映画で観ていた頃から、雷ちゃんの大ファンなのです。
確か富岡さんは、伯父上が京都南座の大道具の棟梁だった関係で、ご自身がファンだった壽海さんの楽屋でお茶をご馳走になったとか、莚蔵の女形を「玉三郎よりきれいに見えた」とか、亡くなる少し前の雷蔵を歯医者の待合で見かけたことがあるとか、書かれておられたように記憶します。
『師父の遺言』には『西鶴の感情』文庫解説文より詳しい内容が書
かれていて、とても興味深かったのですが、お二人の「距離感」のごときものが何となくわかったような気がしました。
『師父ー』は膨大な資料を駆使した「評伝」のスタイルを借りて見せながら、抑制の効いた筆致で描かれた、富岡さんいうところの「小説」にあたるような気がしました。とにかく面白かったです。
『群像』誌上か何かで、お二人の対談が読めたらいいのになあと淡い期待をしていたのですが、その予定はなさそうですね。
今朝子様は胆嚢に不安材料をお持ちとか。たかが胆石と侮るなかれ。私は五年前まで東京で病院勤めをしていたので、色々な例を見ています。ストレスと脂っこい食事が悪影響しますので、お身体にお気をつけて、執筆をお続けくださいませ。
投稿者 愛媛のヒロコ : 2014年05月20日 01:05