トップページ > 参鶏湯、プルコギ、海鮮チヂミほか
2014年05月09日
参鶏湯、プルコギ、海鮮チヂミほか
今日は午後から文春の川田さんが近刊予定の『老いの入舞い』の再校ゲラ受け取りを兼ねて新刊紹介のインタビューでお越しになったのだが、そのあと雑談になり、思わず聞き入ってしまったのは彼女が文春に勤務しながら高校の教育実習をしたという話である。それまでも勤務の合間に学生のバスケを指導し、それが高じて体育教師の免状を取得すべく、20年勤務の正社員でありながら、有給を使って教育実習に当てたというのだから、世の中ホント色んな人がいるもんだよな〜(!_+)〜と思うしかありません。
夕方には翻訳家の松岡和子さんとクラブの馬友オペラ歌手のSさんがわが家にお越しになり、「ねえ、見せて、見せて」と言われて恥ずかしながら四月に受けた馬術テストのDVDをお目にかけるはめに(^^ゞ この三人が集まれば当然ながら大半は馬の話に終始したのだが、S さんから聞いて面白かったのは、若いうちから酷使された馬は早くダメになるかと思いきや、却ってそれに馴れて年を取ってからも相当な無理がきく丈夫な馬になるという話で、要するに「鉄は熱いうちに鍛えろ」の格言はあらゆる動物に共通するのかもしれない。人間もやっぱ「ゆとり」とか言ってる場合じゃなかったのかも。
松岡さんには朝ドラで話題になっている「村岡花子さんにはお会いになったことがありますか?」と伺ったところ即座に首を振られて「でも私が翻訳家になったのはハッキリ『赤毛のアン』のおかげだと言えます。友達と『赤毛のアン』ごっことかもしてたし、『赤毛のアン』を読んで世の中には翻訳という仕事があるんだと初めて思ったんですから』とのこと。私も子供の頃に読んでいたものの、松岡さんがそう言われたのを、へ〜そんなに昔からある本だったんだ〜と妙に感心して聞いていたのだけれど、考えてみれば私と松岡さんは十歳しか違わないわけなので、あって少しもおかしくないのである。これは誰しもそうなのかもしれないが、自分より年上の方はもっと年上の人と一緒くたにしてしまうようなところがあって、松岡さんは自分より村岡花子さんの世代に近いような妙な錯覚が起きていたらしい。何しろシェイクスピア戯曲をすでに30作もこなした大翻訳家のイメージがあったせいかもしれない。もっとも私たちと話している分にはただの馬シカさんなのですが(^。^)
コメント (1)
本のエエ所は親子で読みつぐ本が必ずあると言う事ですね。「赤毛のアン」私は大人になって読んだのですが、娘がその後読み継ぎました。未だに親子で面白かった本の情報交換してます。もちろん私が読んだ松井様の著作は娘も読んでます。夫婦間でも読んだ本の話題があると喧嘩をしても冷え切る所まで行きません(^◇^)
投稿者 お : 2014年05月10日 07:56