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2014年04月12日

乗馬ライセンステスト

今日は乗馬ライセンス昇級テストの日とあって、昨晩はどうも落ち着かず、珍しく寝つきも悪かったくらいで、こんな気持ちになるのは何年ぶり、いや何十年ぶりかもしれないと思いながら、この歳でこんなふうになるのも気が若返って悪くありませんでした(^^ゞ
馬場馬術は広い長方形の馬場に馬を走らせて、その軌跡で図形を描く点では馬のフィギュアといえそうな競技であり、もちろんそれなりの技術が要るのだが、乗馬をしない人にはイマイチ何が面白いのか、何が難しいのかさっぱりわからないだろうと思う。
もともと私も自然の中で馬に気持ちよく乗りたいだけの人間なので、そうした馬術には全く関心がなかったのだけれど、年数を重ねるうちにレッスンが障害競技か馬場競技かに分化して、障害は大きなケガをする危険性がないともいえず、ケガした場合この歳だと治癒に時間がかかるからパスせざるを得ず、結果、馬場レッスンを集中して受けるはめになったものの、当初は自分でも呆れるほど箸にも棒にもかからない状態が長く続いて、インストラクターの方に多大なご迷惑をおかけしていた。ともあれ熱心なご指導の甲斐あって最近少しはマシになりつつある中で「もうそろそろテスト受けましょうよ」と言われたら、あまりにも手を焼かせただけに、この際一つのカタチをつけるべきかとも思われて、今日のお受験(筆記もありました)に臨むこととなり、テストでこれまたあんまりブザマな姿も見せられないので、先週は鶴澤寛也さんの会をネグってしまうほど、いつしか自身かなり入れ込んでいて、昨夜は布団に入ってから筆記試験問題を見たり、径路を回る際にどこでムチを入れるかといったイメージトレーニングを何度も繰り返したから寝つきが悪くなったのだった。
それにしても今日は晴れ女パワー炸裂といった感じの好天に恵まれたし、なんといってもお馴染みのお相手アラブ鹿毛紳士のスーパー氏が非常に賢い馬で、テストだという雰囲気をしっかり察知し、ふだん以上の快走をみせてくれたから一応ノンストップで回り切れてホッとしました(^_^)v 受かるかどうかはともかく私としてはできる限りの誠意を持ってこのテストに臨んだわけだし、スーパー氏も期待通り精いっぱい頑張って走ってくれたので悔いはありません。
ところで今日はインストラクターの方も顔見知りの会員さんも、会えば皆さん「頑張ってね!」と言われるので、何で知ってるんだろう?と思っていたら、受験する3人の名前が張り紙されていたのだった。で、私のほうも写真撮影や録画をお願いしたりして、テストが始まる直前には二階テラスにギャラリーの姿がずらりと見えたし、頭の中ではインストラクターの方に注意されたことをいろいろと反芻したりしていたのだが、いざ本番が始まると私が感じるのはスーパー氏の息づかいと骨や筋肉の動きのみで、彼に自分のすべてを預ける気持ちになったのは、やはり乗馬をする者ならではの心境だろうか。
大勢の人間を前にしながら、その瞬間、一番頼りにするのは人間以外の動物というのは、ある意味で非常にユニークな気持ちのありようだけれど、乗馬をする人は恐らく皆その手の心境になるのではないか。戦前の日本に乗馬でオリンピックの金メダルをもたらしたバロン西が "We won" とインタビューに答えた時の" Weが「 われわれ日本人 」ではなく自分と愛馬ウラヌスを指していたというのは有名な話だが、人類以外の動物と We関係が結べる素晴らしさにおいて、乗馬に代わるスポーツはなかなか見いだせないのであります。


コメント (2)


wiじゃなくてweです…合格をお祈りしています。

投稿者 Katie : 2014年04月12日 21:30

Katieさまへ
ご指摘ありがとうございました Wifiをウイフィと読んだマンガの話を想い出したせいか、我ながらとんでもない間違いなので慌てて直しましたf(^ー^;

投稿者 今朝子 : 2014年04月12日 21:42

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