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2014年04月09日
豚肉と新じゃがとワカメの炒め物
この時期ならではのでオリジナルオススメ料理。まずスライスしたジャガイモをじっくり炒め、塩酒胡椒で下味した豚の細切れ肉を炒め合わせ、さらに戻した塩蔵ワカメを入れてさっと炒め合わせて酒と醤油を鍋肌に回しかけるだけ。シンプルな味付けだけど、ワカメの風味で美味しく食べられます∈^0^∋
今日はもう日本中がこの話題で持ちきりなんじゃないかと思えるSTAP細胞と小保方リーダーである。記者会見ではいささか面痩せて見えたり、涙ぐむシーンもあったとはいえ、内容の吟味は出来ないまでも話し方は意外にしっかりしていて、かなりの心身症を窺わせた理研サイドの発表とは異なる印象を受けたのだった。それにしてもこの騒動は関係者が全員理系の人たちのせいか、それぞれの人格や行動要領がさっぱり読めないのは困ったもんである。理研サイドの会見だと、若い未熟な女性の妄想行動に一時は組織全体が引きずられていたが、今はようやく憑きものが落ちました、みたいな感じを受けちゃうのだけれど、そういうふうに解釈されることを意図してあんなふうな会見をしてるのだろうか?その点がどうも理系の人たちの精神構造の解せない点なのであった。そもそも理系文系を問わず、象牙の塔にこもった学者さんの多くに人格者を求めるのが難しいのは今に始まった話でもないし、そんなことを望んでるわけでもないのであるが、今回の件では別に小保方さんの肩を持つ気はないけれど、もう少し一般人に理解できる常識的な対応を、オトナなんだから、理研サイドには取ってほしいと思わざるを得ない。つまりこの問題は小保方さんが実験自体を捏造していたことで生じたとするなら、せめて彼女の下で実験をしていた人たちが何を見せられていて、それが捏造だと気づいた経緯を知りたいし、もし論文の不備だけであんなにヒステリックな対応をするんだったら、どういう経緯でネイチャー誌にまで持ち込まれたのかもオープンにしてほしいところなのであります(-.-;)y-゜゜
コメント (3)
我々生化学関連及びその周辺の研究者(わたしは農学の研究者です)は、新しい論文の写真が、昔の博士論文の写真と同一だった時点で、意図的な改竄であると確信を持ってしまったのです。
雑多な写真を取り違えることはあっても、研究でメシを喰っている人間が、論文に使用した写真、何百枚もある内の自分であえて選択した数枚を取り違えることはあり得ません。また、取り違えないように、絶対に間違えない名称を振って保管するように強く教育されるものです。
あの写真が博士論文の物と同じだとわかった段階で、論文を取り下げるべきだと判断した若山さんの行動が、標準的な研究者の行動です。
また、彼が手元に残っていた細胞を第三者に分析してもらったところ、全く関係のない系統のマウスであった時点で、悪意を持った詐欺事件であるという確信も得ました。
あとは、とっとと幕引きをするだけだという判断ですね。理研の行動がそれです。
誰が考えても同じ答えになるはずだと、我々は考えます。この事実が理解できない人間は、我々の業界のメンバーではないのです。
過去に起こった数々の研究不正も、たいていが、ただ一名の手によるものです。
我々には、共著者を疑う習慣はありません。
疑っていたら、現代のような分業体制で一報の論文を作成していく生化学分野の研究はできないのです。
完全な信頼の中で、各人が独立して自分の責任部分を一人一人で作っていくのが、現代の研究です。
論文不正はこの信頼への最大の裏切りです。
これに腹を立てない人間がいたら、本気で仕事をしているとは言えないでしょう。
投稿者 みたか : 2014年04月09日 23:21
みたか様へ
理系の方のご投稿大変に感謝致します。どう解釈したらいいのか、本当にわからなかったので。
若山さんのマウスが違ったという報道は私も致命的だと思いましたが、詐欺事件と確信されるということは、要するに小保方氏は、細胞生物学を愚弄していると言われてからもずっと自分の妄想を捨てずにそれを追い続けて周囲を巻き込んで行ったという風に解釈していいのでしょうか?天下の理研も、世界のネイチャーまでも巻き込んで。
それってある意味で凄い話ですよね。なんだか唐十郎や野田秀樹の芝居に出てくる病んだヒロインみたいな。
単なる研究不正が今回ここまで世間を騒がす大事件になったのは、多分にキャラクターによるものだったと思われますが、理系研究者の共著者を疑う習慣はないというお話を今回のことで図らずも伺えたのが、私としては興味深かったです(それを知らないからこそ、一般人の多くは今回の件が非常に不可解なのだという気もします)。もっとも、こんな無責任なことが言えるのは化学と全く無関係な人間だからで、理系の方々は国際的な信用問題にも関わるからお怒りは当然だと思いますが。
投稿者 今朝子 : 2014年04月10日 05:47
松井今朝子先生
お返事、ありがとうございます。
もし小保方さんが幻の細胞を信じきっているのならば、それはそれで美しい物語なのですが。現実には、今回の会見でも言葉を選ぶ際にはまず嘘がばれないようにということを第一に考えて発言なさっているところ(今後の研究があるから方法は公開できない、など)から、ご自分でもSTAP細胞の存在を信じていないのだろうということがわかります。にもかかわらず記者会見まで行ってしまうあたり、特異な性格としか表現のしようがないわけです。
現実にこういった人格は一定人数存在するわけですが、出会ってしまう可能性はきわめて低く、共同研究者たちもどう解釈して良いのか苦悩しているものと思われます。
理化学研究所には膨大な税金が研究予算としてつぎ込まれている以上、説明責任というものがあると、確かにわたしも思います。
しかし、これがいったいどういうことなのかを、一番誰かに説明して欲しいと切実に願っているのは、当の理化学研究所の人々なのではないかと、おおいに同情するところです。
投稿者 みたか : 2014年04月10日 17:52