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2014年03月20日
牛肉と大根とアスパラガスのオイスター炒め
夕方に行った美容院で「オレンジページ」の中に見つけたインスタント料理。薄切りにした大根を胡麻油で炒め水を加えて蒸し、酒と塩で下味した牛肉にカタクリ粉をまぶして加え、さらにアスパラガスを入れてオイスターソース、醤油、粗挽き黒胡椒で味付け。
美容院だと、パーマやカラリングは今月中に済ませようとする人はいても、さすがにカットの駈け込み需要はないでしょう、なんて話から「シンガポールあたりじゃ今時シャンプーカットだけで10万する店があるみたいなんですよ。安い店でやるよりカットが長もちするっていうんですけどね」てな話を美容師さんから聞かされて、「いくら長もちするったって、一年はもたないでしょうに。まあ、シンガポールは富裕層の巣で金の使い途に困ってる人がイッパイいるからなんだろうね。日本でもマンションを毎年買い換える人がいるみたいだし」と言ったら「そうなんですよ。六本木に住んでた人が、オリンピック会場の見えるマンションに引っ越しちゃったという話を、ボク実際お客さんから聞きましたもんね」とのこと。いやはや、ホントに使い途に困るくらい稼いでる方も実際いらっしゃるのは、やっぱり世界中でお金がジャブジャブしてるからなんだろうし、景気がいい話のようでも、決して健全な経済状態を反映した現象とはいいかねる感じだ。とはいえ金融に頼らずモノを作ってるだけではもはや世界の経済は回らなくなっちゃってるわけだし、それもこれも機械化やIT化が進みすぎて人間の介在する余地がどんどんなくなってきているからで、とにかく沢山の人間で沢山の均質のモノを作って売ることが経済の基本となり得た近代社会の終焉は確かなのであった。で、近代以前も貧富の格差は凄まじく、富裕層の使い途がともすれば健全さを欠いたエピソードに彩られていたのは洋の東西を問わずなのだけれど、現代もそんな感じの状態になりつつある感じなのかもしれない。もっとも歴史上では、そうした富裕層の中から、後にその時代を代表するものになった文化をパトロナイズする人が常に現れているわけだけれど、現代を代表する文化になるのは一体どんなものなんだか、残念ながら同時代の人間にはさっぱりわからないのでした(-.-;)y-゜゜