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2014年01月19日

とんかつ弁当

乗馬クラブの帰りに駅前の「新宿さぼてん」でゲット。
今週末も晴天に恵まれながら冷え込みが厳しい馬場で3鞍騎乗。インフルエンザの流行もあってか、レッスンはいずれも部班の参加人数が少なめだったのは内心シメシメで、こういう時はインストラクターの目がひとりひとりに行き届くので結果お得なレッスンになるのだった。お相手は小股の黒鹿毛ヒメと久々のお馴染みハイセイコーのお孫さんで、ヒメとはようやく折り合いがつけられるようになって、途中ストップしながらも何とか径路がクリアできて、インストラクターのH さんにも「あっ、これでレパートリーが増えた!」と言ってもらえたのは何より。乗馬をしてる人でないと、この辺の事情はわかりにくいだろうが、とにかく馬は一頭一頭、性格はもちろん、体格がスゴク違うので、乗り心地もゼンゼン違って、私のようなヘボな乗り手はどんな馬でも軽々と乗りこなすなんてことはできないのである。つまり寸詰まりの体型のヒメはぎゅっと収縮して駈ける分、速くなると反動が激しくなってこちらのカラダがぽんぽん弾んでしまい、お尻が巧い具合に着地しないとおかしなことになるのだけれど、手綱を少しゆるめに持って先へ先へと行かせると反動が少なくなるし、小股なのでスピードが出ても知れてる感じだし、こちらが落ち着いて乗っていたら、そう過敏にもならないので、意外と安全な馬なのだった。その点、大股で滑るように走るお孫さんに乗ると、こちらのカラダはほとんど上下しないで一直線に進むから、気持ちがいいことこの上ないのである。もっとも今日は部班の前がイケイケの青毛だったので、お孫さんも久々にホンキを出して、こちらのカラダが弾むようになるほど駈けたら、さすがにヒメよりも迫力のある駈歩になった。もっともお年のわりに頑張りすぎたせいか、途中でゲボっと変な感じの声を出したのでちょっと心配したものの、下馬してからも元気そうで、これまた久々にエサをがつがつ食べていたのでひと安心。お孫さんも、ヒメも、両馬とも利口な牝馬で、乗り手の技量を見抜いて、ちゃんとそれに合わせた駈け方をしてくれるようなところがあって、物言わずともコミュニケーションが成り立つ感じだから、乗馬は単なるスポーツの枠を超えて、ハマるとなかなか止められない趣味になるのであろう。
それにしても馬はつくづくケナゲな動物だよな〜と思うのは、犬はいくらケナゲでも人間に乗らせてはくれないからである。考えてみれば他の動物を乗せて生きてるってスゴイ話で、他にはラクダとか象とかイソギンチャクを乗せてるヤドカリくらいしか思いつかない。先日BBC制作のネイチャー番組を見ていたら、馬はもともと北米原産で、そこから世界中に散っていったが、氷河期を迎えて北米では絶滅し、ユーラシア大陸に渡ったのが人間に飼われることで氷河期を生き延びたのだという、いかにもアングロサクソン的な人間勝手な説を紹介していたけれど、確かにシマウマやモウコノウマを除いたいかなる野生馬も元は人間に飼われていたらしいから、やっぱり人間に対してはそれなりに従順というより、ワタシ的には人間になぜかとても親切にしてくれる動物というイメージでございます。


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