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2014年01月07日
アスパラガスのサラダ、サーモンのマリネ、リングイネほか
代々木で金の棒の治療を終えてから渋谷に出て東横のれん街の「ディーン&デルーカ」でゲット。
会社や組織や学校や家庭やさまざまな場所で、今年は一体どんな年になるんだろう?てな話が出ているに違いない今日この頃。私は年末からずっと車中の読書対象は三根生久大著「陸軍参謀〜エリート教育の功罪」なる文庫本で、これは 2 0年以上前に買って読んだのを、何故か今また再読してみたくなったのだった。著者は旧日本陸軍士官学校出の軍事評論家で、私はどういうわけか子供の頃から軍隊関係の本を読みあさっていて、その中でもわりあい面白く読めたので、何度か引っ越したにもかかわらず、そのつど蔵書に残していたらしい。
で、今回改めて読み直して実に面白かったのは何かといえば、当時最高のエリート教育を受けた人びとだった日本陸軍参謀の致命的な欠陥の一つをドイツ人の教官が「希望的判断」をすることだと指摘した点で、これにはナルホドな〜と唸らされてしまった。こんなに天災の多い国に住み続けている民族のDNAには楽観主義が浸み通っているのも当然ながら、その楽観主義がエリートたちの「希望的判断」を生んで、国を誤らせた結果が太平洋戦争への道というわけである。今回この件が面白く感じられたのも、現政権の見通しがなんだか「希望的判断」満載の感じがするからだろうか。
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コメント (2)
希望的判断、全くです。
正月前後の週刊誌で、原発御用学者三人が話した記事を読むと放射線の管理は実質三千年くらいで放射線は半減以上減り扱いやすくなるらしい(本当かどうか知りませんが)。
三千年て天皇家の歴史より長い期間なのになぜその間しっかり人類が管理していると考えられるのか?本当に不思議です。
これは希望的判断では無いのでしょうか?全く?な話です。
投稿者 nao : 2014年01月08日 01:20
続きで中公文庫の「失敗の本質」もぜひ。太平洋戦争の日本軍の戦略、と負けた原因を社会科学(主に経営学の視点)から論じた本ですが日本人の変わらなさ満載でとっても痛かったです…
なんと言うか、企業も原発対応の原点ですね。
投稿者 橋本陽子 : 2014年01月10日 18:18