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2013年11月28日

イカ、カブ、ジャガイモのカレースープ

QPで見た簡単なスープ料理。ニンニクのみじん切りとイカを炒めてカレー粉とケチャップと鶏ガラスープを入れて煮立て、カブとジャガイモを加えて煮込むだけ。イカは皮を剥いて切ること。
事実は小説より奇なりを地で行くような取り替え子事件の報道を聞いてまず思ったのは、即映画化やドラマ化を考えてる人がいるに違いない!ということだが、1953 年生まれの私と同い年の方だけに、人生の軌跡を取りまく社会の変遷は実感できる分、妙に感慨深い話でもあるのだった。それにしても、当時は大半が家庭内出産で、病院での出産は全体の二割くらいだったという事実も衝撃的で、京大病院で誕生した私は生まれながらの少数派だったことになるらしかった。で、さすがに生まれた病院の記憶はないものの、妹が生まれた時は墨で足に名前が書いてあっただけなのをよく憶えていて、思えば日本もまだまだ発展途上国のアバウトな段階だったことが想い出されるのだった。
そうしたアバウトなことが多い環境に育ったおかげで、色んな物事をそう信じ込まずにおられるのは、今や却って有り難いような気がするほどだ。原発に限らず、日本はいろんな分野で安全神話が固められ、広められていったこの半世紀だが、本当はゼッタイ安全なことなんて何一つないのが地球上に住む生物のお約束なわけで、安全に守られているという自覚や刷り込みが強くなると、結果的に生物としての危機察知センサーが衰えていくのである。


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コメント (2)


『日本人には二種類いる: 1960年の断層』(岩村暢子)の中に、産婆さんが取り上げる家庭内出産と、施設出産が多数を占めるようになってくる変化とか、クレジットカードが入り込んできた時期とか、いろいろなことで、旧型と60年型とに分けてるようです。
ずっと気になっている本ですが、まだ読んでません。

『普通の家族がいちばん怖い―徹底調査!破滅する日本の食卓』を読んだ時に、やっぱりそんなものかもなぁ、と思いました。この本の中で一番印象的だったのは、だから食器が売れなくなっている、という箇所でした。

投稿者 せろり : 2013年11月28日 23:23

先週から合気道を始めたんですが、「生物としての危機察知センサー」は高まるでしょうか(笑)

投稿者 ぱぐ : 2013年11月29日 22:50

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