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2013年11月26日

ブリとブロッコリーの花椒炒め

QPで見た料理。ブリは塩と黒胡椒を振り小麦粉をまぶして油をひいたフライパンで火を通し、いったんとりだしておく。フライパンをきれいにしてから生姜のみじん切り、斜め切りしたネギ、鷹の爪の輪切り、花椒を入れて茹でたブロッコリーを炒め、ブリを戻し、オイスターソース鶏ガラスープ砂糖醤油カタクリ粉を合わせた調味料で味付け。
今日は午後から例の顔面神経痛のため金の棒の治療に代々木へ行き、そのあと急な調べ物があって国会図書館にまわったために、たまたま自民党本部の前を通ったところ、機動隊車両が何台か並んでいて、向かい側には集会の幟旗もちらっと見えたが、永田町界隈は意外なほど平穏で、私の若い時分とはすっかり様変わりした現代ニッポンのありようを感じたものだ。かくして特定秘密保護法案は早々と衆議院をあっさり通過し、事実上の法案の成立が決定したのだが、この間せめて政府を慎重にさせるくらいに反対運動が盛り上がりもしなかったのは、主にTVマスコミの報道が及び腰だったからかもしれない。また世代によっては懸念されている問題が全く違って相互理解が成り立たないという時代を反映しているようにも思われた。
たとえば私より上の世代には戦前の言論統制のようなものまでイメージされる方もあるから、左派系の政党や言論人はそれに応じるカタチでどんどんと話を広げ過ぎてしまい、その結果、与党はそれを過剰な懸念と一蹴することで、却って緻密な議論を詰めずに済んで、すり寄ってくる野党との談合のみがクローズアップされて、一般人のほとんどは何が何だかわからないので反対するきっかけもなく、ええっ!もう決まっちゃったの?という感じだったのではなかろうか。
とにかく日常的にも緻密な議論の得意な人は少なく、何かと雰囲気もんで流されやすい国民だけに、果たして今度の件でアベボン政権が何だか頼りになりそうから、何だかキケンに変わるのかどうか。
それにしても私より若い世代にとっては国家の法律なんてもはや眼中にないんじゃなかろうか、と思ったりもする。少なくとも私は今やそれよりもっともっと大変な時代に突入した気がしていて、戦争なんかもこれまでのイメージとは全く異なるだろうし、個人情報なんかも国家に握られるよりも企業に握られることがもっとコワイ時代になっているのを実感する。ITによって世界は凄まじく変わったし今後も凄まじいスピードで変わり続けるのだろうし、その中で人類が一体どんな風に生き延びられるのか、近未来SF的な暗さで想像することのほうがやはりはるかにコワイのである。


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