トップページ > 鮭と白菜の酒蒸し

2013年11月20日

鮭と白菜の酒蒸し

QPのレシピ本で見たカンタン料理。短冊切りにした白菜の芯と薄切りした玉ネギと市販の塩昆布を混ぜ合わせてフライパンに広げ、生鮭を載せて、バターをちらし、白菜の葉をかぶせてから酒を降って蒸し煮する。鮭は塩を振ってしばらくおいて水気を拭き取っておくこと。
NHKのクローズアップ現代を見ながら食事。今日は最近お姿を見ないな〜と思っていた国谷キャスターが現地で取材した内容で、貧富の格差と政府官僚の腐敗が深刻な中国の現在がなまなましく証言されていたが、中国の急速な経済成長は腐敗と一体化したものだと当地の人気作家が断言したのは印象的だった。経済成長が国家全体の大義となれば、多少のことには目をつぶらざるを得なくなるのは、何も中国に限った話ではなさそうである。歴史的に見て日本はどうやら中国ほど賄賂が横行した国ではないようだから、今後もそれほど凄まじい汚職大国になることはないだろうが、日本には日本なりの過去があったわけなので、やはり経済成長の名の下に国家が暴走する危険性が今後も皆無とはいえない気がするのだった。
とにかく人類が爆発的に急増し、先進諸国では高齢化する中で、誰もがちゃんと食べていくためには経済を成長させることが一番の正義みたいに、今や世界中で思われているのだろうし、確かに一面それはそうなのかもしれないけれど、その正義が結果として地球全体を台なしにしちゃう危険性も大いに指摘されているのを忘れてはいけないのである。近代国家が誕生した時代には「国賊」という言葉が体制側の放つ最大の非難だったが、現代はもはや「国賊」ではなく「地球賊」とでもいいたいような経済人の活動をどうコントロールするかという点が人類最大の問題なのかもしれません。


このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/2821

コメントしてください




ログイン情報を記憶しますか?


確認ボタンをクリックして、コメントの内容をご確認の上、投稿をお願いします。


【迷惑コメントについて】
・他サイトへ誘導するためのリンク、存在しないメールアドレス、 フリーメールアドレス、不適切なURL、不適切な言葉が記述されていると コメントが表示されず自動削除される可能性があります。