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2013年11月19日
カレー
昨日の残りにカレー粉を加えただけの超手抜きメニュー。
食事しながらBSフジの「プライムニュース」にチャンネルを合わせたところ、今日のテーマは日本の「魚食文化」を考えるというもので、ゲストのマグロ専門店「鈴与」三代目店主の話し方が面白くてつい見てしまった。色んな話が飛びだしたが、専門のマグロに関しては、最近養殖物のほうに人気があるらしく、養殖物が初めて出てきた時は「ああ、こりゃ敵じゃねえや」と思ったんだそうで、その後は養殖も進化しているとはいえ「やっぱり天然とはゼンゼン別物なんですよ」とのこと。にもかかわらず、最近の鮨店では脂の多い養殖物が好まれだして、おまけに漁獲高に変動のある天然物よりも値段の管理がしやすいからという理由で、どんどん養殖物が広まり、結局その味に慣れちゃった人はそっちのほうがオイシイと感じるんだからどうしようもないですよ、というような話だった。これは何もマグロに限った話ではないし、さらにいえば食品に限った話でもないような気がする。それにしても養殖物がオイシイと感じるようになってきたのは、食べる側も養殖的な人間になってきたからかもしれないな〜なんて思っちゃいました(-.-;)y-゜゜
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コメント (3)
まさに「食品に限つた話ではない」ですね。
政界もさうです。
国会議員の子供や、30代から県会議員、あるいは○○塾育ちの、いはゆる政治向けに純粋培養された「養殖モノ」のほうが、有権者のウケがよく、選挙で票を集めます。
中身の充溢した赤身のマグロより、あやふやな味のトロがウケるのです。
その結果、いまの永田町は「政治テクニック」に通暁した「養殖モノ」の政治家ばかり。
昭和40年代、三角大福中のころのやうな荒削りな若手政治家が見当たりません。さういふ若者は落選してしまふ。当然、政治の質は低下します。
しかし、有権者の味覚から鍛へなければならないとなると、これはまた……。
投稿者 田口武雄 : 2013年11月20日 13:22
まさに「食品に限つた話ではない」ですね。
政界もさうです。
国会議員の子供や、30代から県会議員、あるいは○○塾育ちの、いはゆる政治向けに純粋培養された「養殖モノ」のほうが、有権者のウケがよく、選挙で票を集めます。
中身の充溢した赤身のマグロより、あやふやな味のトロがウケるのです。
その結果、いまの永田町は「政治テクニック」に通暁した「養殖モノ」の政治家ばかり。
昭和40年代、三角大福中のころのやうな荒削りな若手政治家が見当たりません。さういふ若者は落選してしまふ。当然、政治の質は低下します。
しかし、有権者の味覚から鍛へなければならないとなると、これはまた……。
投稿者 田口武雄 : 2013年11月20日 13:23
昔の本で、小林一三のを読んでたら、昭和十年頃、日本統治下の台湾でやってた養豚を見て、日本国内で預託牛制度を考案したんですね。阪急デパートのレストランで消費するために。
同じような発想で、海で生まれて河口を遡る鰻を浜名湖あたりですくい上げて、大井川の両岸で養殖して、竹葉亭に供給し大繁盛、そして牡蠣も鳥羽で養殖して都内の一流レストランにおろしてたと。全部、戦時中の統制経済で一旦だめにされちゃったけど。
小林一三を宝塚作った人くらいにしか認識してなかったので、日本の経済発展のいろんなシーンに関わってる人とは知らなかったです。
投稿者 せろり : 2013年11月20日 15:57