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2013年11月02日

肉じゃが、ハタハタ鮨

肉じゃがはQPのレシピ通り丁寧に作ったらやはり美味しくできた。ハタハタ鮨は秋田のお土産。
日本シリーズ第6戦を観ながら食事。今夜の楽天はマー君で万全かと思いきや、競馬にも野球にもゼッタイって文字は無いんだ!と先週の日曜に続けてつくづく思い知らされた試合だ。巨人打線にやっと火がついた感じだが、つけたのは川上監督の訃報だったのかも。ともあれ、まさかのマー君無敗神話の消滅はがぜん巨人有利の風向きに変わったのは間違いない。
ところで昨日、翻訳家の松岡和子さんにお会いしてお礼を申しあげたのは、秋田の講演に関連して英国の演劇教育について伺ったところ、ネットで見られるその種の論文をご紹介くださって、とても助かったからなのだが、その論文を読んで実は私が一番驚いたのは、日本が英国に多くを学んで近代化を遂げたわりに、学校教育のあり方はゼンゼン違うことであり、今の日本の教育システムは一体何を基本に、どこの国を参考にしたのか非常に知りたくなったくらいである。日本の教育自体も私たちが中高生の頃とは相当に変わっているに違いなく、講演に関連していえば、今の現国の教科書には戯曲が載っていないらしいということが気になって、戯曲の音読は人が他者の身になる感覚を養う上で大変有効に働くのではないかとか、小説を作る上でも他者の眼差しが非常に重要な要素であるというような持論を展開したのだった。
それにしても会場に集った生徒たちがみな真摯で意欲的で、且つ文集の水準が想像を遙かに超えて高かったことにも驚いたのだけれど、それは考えてみればスポーツの世界に桐生選手とか、高梨沙羅ちゃんとか、白井選手とかがいて、彼らの周りにも沢山の高校生アスリートがいる一方で、ふつうの徒競走でさえ転ばずに走ることすら難しい子が増えていたりするのと同じで、非常に優秀な文芸作品を生みだす生徒がいる一方で、リテラシーの欠如したSNSが原因で殺人まで起きてしまうような現実もあるのだった。「要するに何でもが二極化なんやで、お姉ちゃん。そやさかい、私らが年取った時は一体どんな社会になってるかと思ただけでも怖いわ〜」と今日もまた電話で話した京都の妹は言うのでした(-.-;)y-゜゜


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コメント (1)


教育の2極化?は我が家の豚児達が学生時代から徐々に始まっていたように思いますよ。「中間の子が少なくなってる」と言うか、我々が義務教育年齢の頃には勉強が苦手でも体育が得意、歌を歌えばメチャ上手い子が沢山いて、「勉強だけがすべてや無い」と子供心に思えましたが、子供たち世代は勉強のできる子は体育、音楽全てできる。勉強がそこそこの子は、全てにそこそこ。勉強ができない子は何をやってもアカン、教室の中は3分割でした。今はそれが2分割になってるんでしょうね。
40歳過ぎても人に伝える文章が書けない人、小学生でもブログを読むと文章が書けてる!と思ったり。ホンマニこれからどんな風になって行くのやら?ただパソコンの普及は読みたい、書きたい人間には手助けになってるように思います。

投稿者 お : 2013年11月03日 08:32

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