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2013年08月24日

海老のさつま揚げ、青パパイヤのサラダ、サテー、トムヤムクン、ジャガイモと鶏のココナツカレーほか

クラブの馬トモ人事部のSさんと大宮の「マリタイ」で食事。今日はふたりともクラブに行かずに晩ご飯だけご一緒するかたちで、私のほうは新宿のスペース・ゼロで『瀧夜叉姫』のマチネを観た帰りに駅で落ち合ったのだった。
同作品は歌舞伎の中村京蔵と江ノ上陽一主宰のパントマイム集団「想起」のコラボによるパフォーマンスで、平将門の娘瀧夜叉姫を京蔵が演じて、例の如く骨寄せによる蘇生の場からスタートし、山門の女五右衛門のような趣向や廓の口舌、果ては宙乗りや立腹まで見せる奮闘ぶり。何せパントマイム集団とのコラボだから、セリフもほぼ京蔵ひとりがしゃべる格好だが、パントマイムのコントを組み合わせることで一応のストーリーはちゃんと理解できるように演じられているし、雪中の場や山中のだんまりを盛り込んだ、いかにも顔見世狂言らしい仕立てになっているのもわかる。京蔵も想起もそれぞれ持てる力を出し惜しみせずに上演していることも伝わってはくるのだけれど、コラボの必然性を感じさせる何かが伝わってくるかといえば、残念ながらそれは極めて趣味的な範囲に留まったものと言わざるを得ないだろう。歌舞伎の演技とパントマイムの相性は悪くないと思えるだけに、何かもっとドキドキするようなからみを期待したいところで、今の時代だからなのか、私の世代から観ると総体的に無難におとなしく歌舞伎チックなものにまとまり過ぎている感じが否めない。その割にスペース・ゼロという劇場自体が求心力を欠いているせいなのか、照明のせいなのか、はたまた初日で現場の段取りが悪かっただけなのか、空間的にも時間的にも妙にスカスカした感じがあって、それがどうしても舞台への集中力を削ぐのである。全体がパントマイムのコントに異形の存在がからむふうに出来上がっておれば、そのスカスカした感じも一種の異化効果としての意味を持つような気がするが、果たしてコラボした両者の表現したいものがそういうことで両者に了解が成り立っているのかどうか。それさえも観客に伝わってこない点が一番の問題ではなかろうか。


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コメント (4)


楽しみにしていた「ライバルたちの光芒ー9代目團十郎vs5代目菊五郎」、録画を見ていたら、終盤40分で中断。「お待ちください」の画面が出たまま、時間切れとなり、唖然としました。TV局には再々放送の日程を問い合わせましたが、面白かったので、早く結末が見たいです。

投稿者 ウサコの母 : 2013年08月25日 14:39

最近邦楽の方、能、太鼓、歌舞伎、文楽色んな組合せのコラボレーションがありますが、期待しないで見た中に驚きと、「これもありだなあ」と思うのもあって、できるだけ見るようにしてますが、関西ではまだ少なくて少し残念です。

京蔵さん意欲的ですね。関西ではなかなか拝見出来ないですが。

投稿者 お : 2013年08月25日 17:38

最近邦楽の方、能、太鼓、歌舞伎、文楽色んな組合せのコラボレーションがありますが、期待しないで見た中に驚きと、「これもありだなあ」と思うのもあって、できるだけ見るようにしてますが、関西ではまだ少なくて少し残念です。

京蔵さん意欲的ですね。関西ではなかなか拝見出来ないですが。

投稿者 お : 2013年08月25日 17:39

ウサコの母さまへ
いわゆる放送事故だそうで、後日再放送するとの連絡がありました。

投稿者 今朝子 : 2013年08月27日 12:58

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