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2013年08月01日
ナスと牛ひき肉のカレー
QPで見た料理。ニンニクのみじん切りと玉ネギの1センチ角切りを炒めて色づいたらフライパンの隅に寄せて牛ひき肉を加え、しっかり火を通してから炒め合わせて薄力粉とカレー粉を混ぜる。そこにみじん切りしたトマトと酒とおろし生姜を加え、お湯を注いで10分ほどじっくりと煮込んだ上で、輪切りにしたナスとインゲンを入れて柔らかくなるまでまた10分ほど煮込み、さらにまたカレー粉を混ぜ込んで、ウスターソース、醤油、塩少々、胡椒で調味する。ヘルシーな野菜たっぷりカレーである。
それにしてもアソー君という人は相変わらずガードが超甘いので、盟友アベボンもヒヤヒヤではなかろうか。朝ネットのニュースで「ナチスを見習えばいい」という見出しに目が惹きつけられて、思わず発言の収録全文を読んでしまったが、ご本人があとでマスコミに誤解されたというふうな発言をしているのがテレビ映像で流れているのを見ても、全文を読んでしまった人間にはどうにも取り繕いようがないよね〜という感じである。要するに、別にナチスを礼讃しているわけでないこと確かでも、ナチスがワイマール憲法を瞬く間に変えてしまったように、日本の現行憲法も反対派が騒ぐ前にそろっと変えちゃうようなワザがないもんだろうか、とアソー君はハッキリ言っちゃってるわけで、いやはや現政権にこういう正直な人がいるってホント素晴らしいよね〜と思ってしまった。櫻井よしこさんが主宰のする会かなんかでの発言のようだから、正直な本音が出たのだろうけれど、フツー思ってても言わないよね〜いや、ひょっとしたら今の日本はもうこういう発言がおかしくもなんともない雰囲気になってるのかもしれない、と少し怖くなりました。とにかくアソー君は今の若い人は日本の危機を十分意識しているにもかかわらず、なまじ日本が良い時代の恩恵に浴した五十代六十代の意識の低さが問題なんだ!みたいな発言をしつこくしているので、そんなふうに言われると、この世代の人たちは、自分たちの目の黒いうちはゼッタイ憲法を変えさせるもんか、という意識を持っちゃう人も沢山いて、却って逆効果なんじゃなかろうか、と思われたのでした。
コメント(2)
安倍さんと自民党右派の方の思っている事を透かしてくれる麻生さん、前首相であった時と全然変わってはらへん。
物言えば内部が露見するのは国民にとって分かりやすいけど、外向けにはどうですやろ?
投稿者 お : 2013年08月01日 23:13
気の置けない御仲間内で酒でも飲みながら、ならあり得ますが、公職にある人が公の場で云うべき名称でないことは、義務教育を終えた人なら誰にでもわかる自明の理。まさか、飲みながら講演していたのでは? それなら、そもそもアウトでしょう。
投稿者 でじょん : 2013年08月02日 06:28
2013年08月02日
豚しゃぶとゴーヤのゴマ味噌和え
QPのレシピ本で見た料理。練り胡麻と味噌と砂糖と醤油と水を合わせたあえ衣に、茹でて冷ました豚シャブ肉とゴーヤを加えて混ぜるだけ。豚を茹でる湯には塩をひとつまみ。
きのう今日は大宮のお祭りで、何しろ氷川神社の参道に近いもろに門前町に住んでいるから、昨日はマンションの周りを御神輿が往ったり来たりして騒がしかったし、今日は晩ご飯の買い物に出かけたら御神輿行列に巻き込まれて身動きが取れずに往生したが、それでもやっぱりお祭りがある町はいいものである。この時期は毎年ポストに町内で配られるご祝儀の手拭いが入っていて、それが意外にちゃんとした手拭いなので、よっぽど豊かな町なんだろうか?と思い、いや待てよ、私もマンションの管理費と一緒に結構な町会費を取られてるんだわ〜と思い直すのも毎年恒例であります。今日は買い物に出た駅前の通りにたまたまわが町内の山車が出ていたので写メしました(*^^)v
ところで先日、BS-TBSで高橋英樹司会による「ライバルたちの光芒〜九代目市川團十郎VS五代目尾上菊五郎」に出演し、一昨夜その放送があったにもかかわらず、 私は3本の原稿の〆切りが重なって、録画する余裕もなかったのだけれど、今日たまたまプロデューサーの方からのメールで8月24日の11時に再放送が決まったことをお知らせ戴いた。なので、もしご覧になりたかったのに見逃して残念という方があれば、どうぞこの機会にご覧下さい。
2013年08月03日
野菜カレー、トマトサラダ
乗馬の帰りに大宮駅ナカの「トップス」で食事。
先月はメチャメチャ忙しかったので今日は待ちに待った久々の土曜乗馬。天気予報では最高気温が20度台だったから、4時から2鞍連続でレッスンを入れたのだけれど、2時頃到着したクラブの気温はどう低めに見積もっても32,3度はありそうで、馬たちは目の周りに汗ぐまを作っているし、かぶってるヘルメットを触ると表面がえらい熱くなっちゃうし、そもそも私は今朝から頭がぼ〜っとして鈍い痛みがあったので、これはひょっとしたら早々にギブアップしちゃうかも?てな感じで、まずは芦毛のツブ嬢に騎乗。彼女はとにかく超ビビリー牝馬だというのは何度も書いたが、今日の部班は途中で急停止しちゃう馬や跳ねる馬がいるので注意して下さいとインストラクターのHさんから言われた通り、前の馬が挙動不審になると彼女はいきなりクルリと後ろ向きになっちゃうというスリリングな展開で、私もぼ〜っとしてるどころではなくなってしまった。で、とにかく彼女にとっての怖い馬たちが途中で部班を離れてからは駈歩が結構イケイケになり、最初は私のほうが持って行かれ気味で足が後ろに流れたりしたが、後半はそこそこちゃんと乗れました。で、レッスン終了後にツブ嬢の鞍や頭絡を外して厩舎に帰しに行ったあと、今度はハイセイコーのお孫さんを厩舎から連れ出してふたたび鞍や頭絡を装着。この間わずか30分で、こちらは汗びっしょりになりながら全く休みなしに次のレッスンに参加した。で、超高齢のお孫さんも暑さにめげず懸命に駈けてくれたので気持ちよくレッスンを終えられて、気がついたら頭痛なんかどこかへ行っちゃってました(*^^)v
クラブハウスでお会いした元看護師のSさんも「こんな日は家にいたら外へ買い物にも出ないくせに、ここに来て馬乗ってるって一体何なんだろうね〜」と仰言るそばから「こういう日は熱中症になるから外出を控えて家で静かにお過ごしくださいなんてTVで盛んに言ってるけど、あれって何なんだろう? 」と口を添えられた方もいて、乗馬クラブは今日も常連さんたちで満杯でした\(◎o◎)/
2013年08月04日
カツオの叩き、ヘチマの肉そぼろ炒め、めひかりの南蛮漬け、地鶏の炭火焼き、冷汁ほか
渋谷のシアターコクーンでABKAIこと市川海老蔵第一回自主公演を観た帰りに近所の宮崎料理店「魚山亭」でお茶の阪本先生、星野先生ご姉妹とご一緒に食事。
ABKAIの感想は明日書きます。
2013年08月05日
ABKAI
写真の晩ご飯はQPで見た料理。ナスをゴマ油でじっくり炒めてから豚肉をさっと炒め、味醂、醤油、砂糖を入れて、そこに煮干しの出汁を加えて付け汁を作る。素麺にはおろし生姜と青じその千切りを添える。意外にオイシイのでオススメ!
さて予告通り今晩は昨夜コクーンで観たABKAIの感想を。
とにかく初回とあって海老蔵が二役三役を兼ねる大奮闘だし、愛之助があまりオイシイ役でもないのにしっかり付き合っているし、海老ファンには十分満足のゆく出来映えだったのではなかろうか。歌舞伎はとにかく役者びいきで見るのが基本だから、ファンが満足ならそれでいいようなもんだが、現代演劇の上演では今もっとも勢いを感じさせる劇場でもあり、また亡き中村屋の果敢な取り組みが強くイメージづけられた劇場での公演でもあるだけに、従来のファンのみならずもっと幅の広い客層の取り込みを図る努力が今後回を重ねるなかで大いに期待されるところであろう。
まず第一幕は歌舞伎十八番「蛇柳」の復活だが、何しろ初演の記録でハッキリわかるのは丹波の助太郎という役名くらいのものだし、復元の手がかりが乏しいなかでは比較的無難な松羽目物仕立てにしている。松羽目でなく柳羽目であるのもミソといえそうだ。海老蔵は後ジテの般若隈が似合うし、早替わりで途中から押戻で出るのもサービス満点ながら、欲をいえば、亡き妻を慕う夫の物狂いとしてこぢんまりとまとめた前ジテをもう少し膨らませる方向性があるように思えた。現行の振付もそこそこ面白く出来てはいるのだけれど、やはり蛇柳はそもそも嫉妬の怨霊をモチーフにしているものなのだから、たとえばそれを活かした形で、前ジテの夫に嫉妬で狂死した妻の亡魂が取り憑いて、双面じみた趣向になるフリも加えて、もっとたっぷりと踊らせてみたいところである。もっとも今度の公演では出ずっぱりだから体力的にムリだったとしても、再演する機会があれば、是非そういう方向で前ジテのボリュームアップを図ってほしいものである。
第二幕は新作の「はなさかじいさん」で、本人は爺さんのほうなのか、犬のほうなのか、果たしてどっちなんだろう?と思っていたら、悪い爺さんと犬の両方を演じている。で、ストーリーは人間の環境破壊みたいなものがモチーフとして取り入れられており、震災の津波後の風景を想い出させるようなシーンもあるにはあるのだが、台本はそうした現代的な寓話としての一貫性よりも、たとえば丸本の「物語」といった演技術や早替わりや宙乗りなどなど歌舞伎のさまざまな芸を見せる容れ物として機能するほうを重視しているので、これまた従来のファンにとっては満足かもしれないけれど、せっかく宮沢章夫を作者に頼んでいるのだから、しっかり風刺のパンチもきかせた作品に仕上げてほしかったところである。花咲じいさんのもとに現れる犬が実は桃太郎の犬で、その桃太郎が盗賊に転落して悪行の限りを尽くしているという設定はけっこう面白かったのに、これが尻切れトンボで終わっているのも勿体ない気がした。いっそのこと桃太郎は竹島か尖閣諸島に攻め入って、それで悪党になったみたいな展開にしたらどうだろう?なんて思いついちゃったのだけれど、会の性質上そこまでカゲキな風刺はきっとムリなんだろうなあ。ともあれ二役早替わりを優先しなくてはならないせいか、悪い爺さんの話もイマイチ膨らまないのがちょっとザンネンな台本である。さはさりながら、東西の歌舞伎界を代表する若手イケメン同士が共演をしているのに、両人共に爺さんと犬という役どころで出ているのがなんとも勿体ないような感じが妙におかしいから、企画自体は成功の部類なのかもしれない。おとぎ話シリーズにするのも悪くないけれど、今後はもう少しカッチリした台本で、歌舞伎通や海老ファン以外のオトナの観客にもそれなりに面白い演劇と感じさせるような作品を望みたいものである。演技の面では犬の役を狐忠信のバリエとして表現しているのはよくわかるものの、先代猿之助の声にまで似せる必要はなさそうである。『蛇柳』の押戻でも亡き團十郎が登場したのかと思うような声だったが、懐かしいとはいえ、これまた声を似せる必要は断じてない。むしろ十二代目は荒事特有の甲声が出なかったところに問題があったわけで、海老蔵はそれをきちんと本来の荒事の甲声に戻す責任があるのではなかろうか。九代目團十郎から七代目幸四郎を経て伝わった先々代松緑や、そこからさらに伝わった富十郎の録音はちゃんと残っているので、それらを参考にして復元できないはずはないのである。この点は荒事の根幹に関わる問題だけに、市川宗家を背負って立つ者の自覚を待ちたいところだ。
コメント(4)
「蛇柳」想像もつかない演目でしたが、松井さんの解説で怨霊ものだと分かりました。関西から全く分からない演目を見に行く気にもならなったですが、やはり行かなくて良かった(^◇^)
私も最近海老蔵の口跡が12代目団十郎に似てきているのが気になってましたが、本人が真似ているのですか?
12代目よりも海老蔵のほうが押し出しのきく口跡だったので歯切れの良い団十郎になるかと期待してたのですが。
投稿者 お : 2013年08月06日 22:52
私が感じた事すべてが 松井先生の文章にまとめられていて。
読んでいて納得でした。私は彼の贔屓ですが今回の会の内容には
疑問を感じて帰宅しました。とくに蛇柳の前ジテの振りの乱暴さ
にはがっかりでした 早変わりの為に吹き替えのつなぐ時間が
長いのもしらけます。鎌髭も屋島のご趣向がありましたので。
今回の犬と同じですし。十八番の復活(創作)は年に何本も
出来るものではありません。今となれば人材もないでしょうが
猿翁丈などの助言を得て慎重にする仕事ではないでしょうか。
投稿者 かまわぬ : 2013年08月11日 04:42
コクーンというとやはり勘三郎さんと比較してしまいますが、どんなにくだらないと思われるであろう新作でも一生懸命演じていた勘三郎さんに比べると、どうもご本人自体がくだらないという思いを持って演じているような気がしてなりませんでした。
一生懸命演じているつもりでも、役者側の本気は観客に伝わります。
全体的に薄っぺらい自主公演だったような気が。。。
でも、次回に期待する事にします。
海老蔵さんは、小さい頃から胸ときめかせる魅力を持つ役者さんだったので、是非頑張って精進頂きたいです。
投稿者 ステラ : 2013年08月18日 08:01
コクーンというとやはり勘三郎さんと比較してしまいますが、どんなにくだらないと思われるであろう新作でも一生懸命演じていた勘三郎さんに比べると、どうもご本人自体がくだらないという思いを持って演じているような気がしてなりませんでした。
一生懸命演じているつもりでも、役者側の本気は観客に伝わります。
全体的に薄っぺらい自主公演だったような気が。。。
でも、次回に期待する事にします。
海老蔵さんは、小さい頃から胸ときめかせる魅力を持つ役者さんだったので、是非頑張って精進頂きたいです。
投稿者 ステラ : 2013年08月18日 09:42
2013年08月06日
チヂミ
市販のキットで作る。具は豚肉、タコ、キムチ、ニラ。今日は蒸し暑くて午後から仕事場のエアコンを入れるはめになり、雲行きが怪しいからいっそザーっと降ってくれたら涼しくなるだろうと期待していたにもかかわらず、夕方ショボイ雨がぱらつく程度なのでちょっとがっかりしてたのだが、T Vニュース の映像で春日部や川口の冠水状態を見てビックリ!いくら集中豪雨といっても近ごろのは極端すぎます(@_@;)
オスプレイ追加配備のニュースが聞かれた直後の米軍ヘリコブター事故。これをまたしてもタイミングが悪いことに……というふうには片づけられない段階に沖縄の基地問題は突入しているはずで、これまでの従追従型日米同盟関係はもはや曲がり角に来ているのは明らかなのに、かつて戦後レジームの脱却をはっきりと謳ったアベボンアが正面切ってこの問題を取りあげないのは何故なんだろうか?などと考えてしまった今日は奇しくも原爆が広島に投下された日だからして、今や中国に対する脅威からオスプレイの配備を是認する姿勢の日本も、かつては中国に侵略し、それが泥沼化して太平洋戦争に突入した結果、原爆を投下されたにもかかわらず、今度はその原爆を投下した国と同盟して中国の脅威に備えるというのも何だか随分ヘンな話だよな〜と思わざるを得ないのだった。こうした態度が客観的には一体どう見えるのか心配されるほどだが、別に世界の人たちは極東の島国をずっと追いかけて見ているわけでもないだろうから、心配するには及ばないのだろうけれど。それよりも今は原爆より原発で、いまだに放射能汚染水を太平洋に垂れ流している日本が原発を早くも他国に輸出しようとしているおかしさに気づかれているのかもしれません。
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はじめまして。「壺中の回廊」、一気に読みました。犯人は誰か、当時の俳優たちを想像しながらドキドキ読み。さらに、「カリガリ博士」の話は、河原崎長十郎も参考にしたという話を以前に聞いたことがありましたので、そうした楽しみも増して、当時の歌舞伎界にリアルタイムで接している気分にもなりました。
平成も25年経ち、昭和を振り返る機運が高くなってきているのでしょうか。昭和の芸能を振り返る本をよく見かけるようになった気がします。
投稿者 さんばそう : 2013年08月06日 23:28
2013年08月07日
牛肉の春雨サラダ
QPで見た料理。牛肉は鷹の爪の輪切りと炒め合わせてハチミツとナンプラーで味付けし、紫玉ネギ、パブリカ、香菜と共に春雨と混ぜ合わせ、仕上げにレモン汁をたっぷり加えて調味。玉ネギとパブリカは切ってからサッと湯通しして冷ましておくこと。肉は赤身が多いのを使うのがベター。冷蔵庫で冷やして食べるのがオススメ。
昨日のニュースでいささかビックリしたのは、ワシントンポストがアマゾンのCEOに買収された値段で、245億円ってちょっと安くない?それだったら私が買ったのに〜と残念がってる人っていないんだろうか?なんて思ってしまった。もっとも今や米国では新聞社という存在自体がどの程度の値踏みをされているのかもわからないし、発行部数が全米第5位で60万部強というのでは案外妥当な値段なのかもしれない。日本では以前にたしか楽天の三木谷氏がTBSの買収を図るようなことがあったと思うが、新聞社を買収しようとしなかった理由は何だったんだろうか?ゼッタイ無理そうな気がしたんだろうか?いや、買収するほどの旨みは全然ないという判断だったのかも?アマゾンに倣って今後する気になっちゃったIT関連企業があるんだろうか?それにしても、アマゾンといえば税金逃れの達人みたいな企業だけれど、そこのCEOに買収されることにワシントンポスト紙の記者たちはゼンゼン抵抗がなかったんだろうか?むしろイマドキ国家なる古くさい共同体に税金をまともに払うこと自体がナンセンスという進んだ考え方の持ち主が記者には多いんだろうか?なんていろいろ考えてしまいました。
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東京新聞は、中日新聞社のおかげで花開いたんじゃないでしょうか。
以前は、S岡新聞みたいな、どうっちゅうことない新聞だったけど。
現在の購読者数って凄い数だと思います。
投稿者 せろり : 2013年08月08日 08:46
2013年08月08日
とんかつ弁当
大宮駅前の「新宿さぼてん」でゲット。
今日は夕方からNHK出版の加納さんと、WEB連載を終えた『師父の遺言』の単行本化に向けての打ち合わせ。全体の三分の二くらいまで来た連載の段階ですでに本文を280枚書いているのはともかくも、註が100枚分もあると聞いてちょっと驚いてしまい、単行本でその部分をどうするかがやはり一番の懸案事項であった。
「註が多い本だと、もうそれだけで敬遠される方もいらっしゃいますし、もっと幅広い読者を獲得できる本だと思うので、なるべく註は沢山入れない方向で行きたいんですが」と仰言る加納さんは、どうしても必要な註を除いてカットする代わりに、現在の註をすべてWEB上に残すという案を出された。
それにしても、もっと幅広い読者というイメージがイマイチつかめない私は「それってどな人たちなの?」と率直に訊いたところ、加納さんが同世代のアラフォーの方に読ませたところ「今まで漠然と聞いててもピンと来なかった時代のことがすごくリアルにわかって勉強になるし、とっても面白いと言われたんですよ」とのこと。それって要するに、もう私は時代小説を書いてるどころの話じゃなくて、私自身が時代小説の中の人物みたいになっちゃってるわけなんだろうかという感じでした(@_@;)
「歌舞伎のことも、やはり女性ならではの見方をさらっとされているので、そう、わかる、わかる、この感じなのよ!って、歌舞伎好きの女性がこれを読んで仰言ったんですよね。歌舞伎って観客は圧倒的に女性が多いのに、評論とか書いてる人は男性が多くて、なんかイマイチ感じが違うらしいんですよね。それがこの本だと、そうそう、この感じなのよ、って思えるそうなんですよ」と聞かされても、本人としては何もかもマンマ書いてるだけなので、どこがそう読めるんだかさっぱりわからないのが、もどかしいといえばいえるのだった。とはいえ確かに歌舞伎のみならず演劇の観客は女性が圧倒的なのに、今でも評論や劇評を書く人には男性のほうが多いようなのは一体なぜなんだろう?と加納さんの指摘で改めて考えさせられました。ともあれ、まだこれから書く部分が全編の佳境となるわけなので、W E B 連載でご高覧の方はもとより、ご覧戴いてない方も単行本化のあかつきには何とご購読を賜りますよう<(_ _)>出版予定は来年の3月です!
ところで打ち合わせの最中に加納さんのケータイがビー!ビー!とけたたましく鳴り響いてドキドキしながらTVを点けたら奈良県で強い地震という報道が流れるも、NHK にチャンネルを切り換えたら別に何てことはない甲子園球場が映っているので、これはきっと気象庁の誤報だよね〜とすぐに思ったけど、案の定やっぱり誤報でした。もっとも、いつ大地震が起きてもちっともおかしくない日本列島の状況で、おまけにこの猛暑だから、日本全国でヒヤッとした人がさぞかし多かったのではないか。とにかく来年の3月まで日本中が無事であることを祈りたいものです。
コメント(1)
これで誤報2回目。奈良に親戚があるので冷やっとしましたが、大阪府の南部がガタっともしない。家族全員のスマホが鳴るものだから余計不安でした。
誤報が多いと肝心の時に「又誤報やわ」と思いますから恐いですよ。
「師父の遺言」が出版されるのですね(^◇^)
ウエブでかなり読みましたが、やはりハード本で読みなおしたいです。今の若い歌舞伎ファンの方達、家庭で祖父母や親から歌舞伎の話を聞いて無い方が多くて、ど素人の私が説明を書いた物でも若い友人が読んでくれます。歌舞伎の世界に入ろうとすれば過去の話を聞いておきたい方が歌舞伎ファンには多いと思います。
投稿者 お : 2013年08月08日 22:27
2013年08月09日
ナスと鶏肉の梅酢炒め
QPのレシピ本で見た料理。ナスは縞目に剥いて乱切りにし、少量の油をからめて蒸し炒めにしていったん取りだしておく。長ネギの斜め薄切りと酒醤油を揉み込んでカタクリ粉をまぶした鶏もも肉を炒め合わせ、ナスを戻して、梅肉砂糖酒醤油少々を混ぜ合わせたタレをまわしかけて調味。見かけよりもサッパリした夏向きの炒め物だ。
昨日今日はさすがに猛暑を実感するが、それでもカメらは朝必ず窓際に寄って来てエサをねだる様子だし、私もエアコンを点けるのは仕事場だけで、まだエアコンなしでぐっすり眠れて、食事も汗びっしょりでしているから、カメらともども食欲は衰えていないようである。でもって晩ご飯の買い物に出かける時はさほど暑い気もしなかったのに、スーパーから出てきたら猛烈な暑さを感じたので、要は夏に汗をかかないで過ごそうなどという不届きな考え方が世の中に蔓延した結果、こんな猛暑を引き起こしているのではないかと思っちゃうほどだ。ともあれ、こんな猛暑の中で聞いてもゾッとしたのは、国の借金がついに1000兆円を突破して国民ひとりあたり792万円もの借金を負わされちゃっているという衝撃的な、というよりこのところのバラマキ行政を見れば当然予想されたニュースである。まだまだバラまかれるので今年度末には1107兆円になるそうで、日本の国におぎゃあと生まれた時から800万円もの借金を背負わされるのだから恐ろしい。そんなんだったら子供にはゼッタイ他国籍を取らせちゃおう!なんて考えるお母さんやお父さんも結構出ちゃうんじゃないのかしら(-.-;)y-゜゜ 2011年3月以前はたしか十年後に1000兆円突破しそうだから日本の将来を真剣に考えないといけないみたいな論調だったはずで、それがわずか2年ちょっとで早くも突破しちゃったのだから、もうこの先どうなるかなんて政治家にしろ官僚にしろ誰も真剣に考えたくないのかもしれません(-。-;)
2013年08月10日
鯛まむし、夏野菜のサラダ
祇園の「川上」から贈られた瀬戸内海産の鯛を使ったそぼろのパックをご飯にかけて食す。もちろん見かけよりオイシイです∈^0^∋
世界陸上の女子マラソン中継を見ながら食す。いや〜福士選手って別にお笑い要員じゃなかったんだ〜と納得させる快走で銅メダルゲットおめでとう\(^O^)/この人が初めてマラソンに転向した際のレースでヨレヨレになってゴールしたのをを見ているだけに、この間の精進ぶりが窺えて大健闘に拍手である(^-^)V それにしてもゴールではやたらと余裕の笑顔を振りまいたあたりがやっぱりこの人らしいというべきか。木崎も4位入賞の健闘で、惜しむらくは野口が33キロあたりでキケンをして復活が成らなかったことだけれど、それでも何度か歩いては脚を叩いてまた走ろうとする姿に、このレースにかけた意気込みと無念が語られて、この間復活に向けて精いっぱいガンバッタ気持に拍手を贈りたい!今日はこのまま世界陸上を見続けるのでブログはここまでと致します<(_ _)>
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今日、新聞の読書欄を開いたら今朝子さんの写真が目に入り、うれしかったです。書き込む時機を逃しましたが、私も「東京今昔散歩」を持っており、浅草六区の絵葉書を見つけました。一昨年のオフ会で伝えた「歌舞伎のバックステージミステリーを読みたい」という希望が、実現して作品になり、読めると言うのは読者冥利に尽きます。
投稿者 ウサコの母 : 2013年08月11日 22:11
2013年08月11日
熱帯ニッポンの乗馬デー
日本列島が40度超えをした今週末、私はそれでも乗馬をしたのでしたf(^ー^;
まず土曜日には仕事を終えてからクラブに行って夕方のレッスンに参加。こんな日はいくらなんでもクラブも空いてるだろうし、行ったら私ひとりで、よほどのヘタの横好きだと思われないかしら?という心配も何のその、クラブは相変わらず常連さんたちで賑わっていて、午前11時のレッスンに参加されたTご夫妻も「僕らふたりだけなんじゃないかと思ってたら9人もいたんで驚いちゃいましたよ」という話だったし、なんと12時から練習したカドリール組もいて「あなた達ちょっとおかしくありませんか〜」と言ったら「あんただって来てるじゃん」と言い返されたのでした(^_^;) でもって日中38度を超えたに違いないクラブの
馬場は五時半でも32,3度はあったようで、お相手のスーパー氏は乗る前からゼイゼイいって気の毒としかいいようがなく、私も疲労困憊し、陽の高いうちから乗ってるクラブの人ってどうかしてるよね〜一種のビョーキだよね〜と思いながら帰宅。
にもかかわらず、けさ起きて、報道番組を九時まで見たところで、今日はクラブがイベントでレッスンがないのを知りつつ、なんだか急にまた馬に乗りたくなって、JR東日本じゃないけど、そうだ、軽井沢、行こう!と思い立ち、以前向こうお世話になったクラブに電話をし、「今日急にレッスンお願いしても無理ですよね〜」と訊いたら、午後からなら大丈夫ですと言われたので、ホント大宮ってこういう時サイコーの町だよね〜と思いながら新幹線に飛び乗ったら、それがノンストップ軽井沢直行便で、自由席でも座れた上に渋谷へ行くのと同じ時間で軽井沢駅に午前中に到着。まずは駅近くのアウトレットでお買い物をして、北軽井沢行きのバスに乗り込んでクラブに向かった。駅近辺や旧軽界隈は案の定コミコミで、涼しいという感じはまるでなく、渋滞もしてるのでバスで寝ようとしたら、明らかに別荘族と思われるご婦人が何かと話しかけてこられて、話しているうちにその方も乗馬を同系列のクラブでなさっていたり、共通の知り合いがいたり、以前も今もお互いの住んでいる場所が近所だったりという不思議な偶然が怖いほど重なって、まるで友人とバス旅行をしているような雰囲気になったのだから人生は面白い(^○^)。
北軽のクラブでも以前よくレッスンでご一緒したTさんとお目にかかっておしゃべりを大いに楽しんで、久々に真理先生のレッスンを受け、脚の位置の違いを指摘されるなどして乗っているうちに、けっこう暑いのと馬の動かし方に難渋したせいか、馬よりも私のほうが息があがってきた感じになり、それでも乗っている間はよかったのだけれど、下馬した途端に腰をおろしたまま立てなくなり、手足が痺れて心臓バクバク息ゼイゼイで明らかに軽い熱中症の感じだったので、その場でしばらくじっとして、お水を飲ませてもらい、アイスパックを腋の下にあてるなどして、ようやく立てるまでに回復し、えらいご迷惑をかけるはめになったので体力に過信は禁物と自戒した次第
レッスン終了後はバスで旧軽まで降り、そこでお迎えのタクシーに乗って中軽の星野ご夫妻のもとへ向かい、晩ご飯をご馳走になりながら歓談に時を過ごさせてもらった。テレビ初期の名物ディレクターであった星野氏のお話はいつも面白いのだけれど、今日は石原慎太郎や有吉佐和子らと一時芝居の縁で結ばれた会の話になって聞かせてもらった有吉巨乳伝説がなんといってもメチャメチャ面白く、有吉さんのイメージがガラッと変わって、ビックリなんてもんじゃありませんでした(!_+)
コメント(1)
北軽も暑かったんですね。
ウチの倶楽部も週末は満員御礼で、お客さんは大丈夫だったけど、先生がダウンしちゃいました( ; _ ; )
投稿者 N : 2013年08月12日 06:45
2013年08月12日
スタミナ鍋
昨日は危うく熱中症になりかかるも、昨夜はぐっすり眠れて今日は執筆が順調に進んだが、晩ご飯は何かスタミナがつくものをと考えて、 以前TVで見た平野レミ特製のエスニック鍋をうろ覚えで作ってみた。鶏ガラスープに皮を剥いたニンニク一個を丸ごと加えて酒とナンプラーで調味し、その中で里芋と豚バラ肉と小松菜を煮て、おろし生姜とニンニク豆板醤を混ぜ合わせた薬味で食す。暑い時はむしろ熱いものを食べたほうがカラダにいい!この鍋はことに発汗作用があるし、栄養価満点で美味しく感じられのでオススメ!
とにかく昨夜軽井沢から帰ってきたら、大宮は雨がゼンゼン降っていない様子だったし、暑く感じて寝苦しかったかといえばこれまたゼンゼンそうでもなくて、夜は相変わらず涼しい風が吹き込んで、エアコンなしでもぐっすり眠れたし、朝起きても午前中は風が結構涼しかったのである。でもって、今日は夕方に遠雷が聞こえる程度で、今これを書いている途中からザーッとひと雨来てはいるけれど、雷雨ではなく、おとなしめの夕立といった程度で、窓からすーっと入ってくる風が涼しくていい感じだし、TV で見る東京のゲリラ豪雨みたいな感じにはとてもなりそうにない。あれは TV で見ててもちょっと怖いような感じで、やはりヒートアイランド現象が高じているとしか思えないし、高層ビルが増えた結果どうも気流がおかしくなってるんじゃなかろうか?という気もするのだった。大宮も近ごろは高層マンションラッシュ状態のようだけれど、開発もこの程度で止めておいてほしいよね〜なんて、つい最近引っ越して来たばかりの人間なのに勝手なことを考えている私(^^ゞともあれビル化にしろエアコンにしろクルマにしろ舗装道路にしろ、人間はいかなる便利さを追求しても、結果的にはそれが自らを苦しめ、自らを滅ぼすようになっちゃうのかも?と悲観的に思えてしまい(-。-;)、みんな通勤はクルマなんか止めて馬か舟にしましょう!と言いたい今日この頃であります(^0^;)下段の写真は北軽のクラブでTさんが写メしてくださったもの。
コメント(2)
舞台に詳しい今朝子さまにお聞きしたいことがあります。
舞台照明用吊りバトンは、棒状のものしか知らなかったのですが、先日、初めて円状のものを見ました。(だいたいbatonって、杖とか警棒とか棒状のものを言うわけだし、徒競走のバトンも真っ直ぐな筒だし、それが円形なんて、原義に反してますよね。)
天井部分に、環状に照明が並んでました。
あるアーティストのステージでしたが、それによって作り出される世界は、とってもよかったです。
素晴らしかった!ファンの人たちも絶賛してました。
さて、歴史的には、昔からあったものなのでしょうか?
あれをどうやって作成したのか、そしてまたツアー中の移動はどうしているのか、プロジェクトX的に興味津々です。
投稿者 せろり : 2013年08月13日 17:42
サークル状のものは私も見たことがあるような気はしますが、そんなに古い話ではありません。ひょっとしたら舞台でなく、テレビとかで使い始めたもののような気もしますが。
投稿者 今朝子 : 2013年08月14日 08:32
2013年08月13日
なす、ピーマン、豚肉の揚げ浸し
QPで見た料理。表面に切れ目を入れて素揚げしたナスとピーマン、酒醤油で下味してカタクリ粉をまぶして揚げた豚肉を南蛮酢に浸すだけ。南蛮酢は砂糖、醤油、酢、ゴマ油、鷹の爪の輪切り、水を合わせて作る。ナスは高温の油で色づくまで、豚肉は低温でカリカリになるまで揚げるのがポイント。
録画したNHKBS番組「京都ふらふら」の再放送を見ながら食事。妹からメールでいわれて見たら、カメラ移動の中で色んなシーンがごく自然に拾われて田畑智子のナレーションで綴られていく設定で、祇園から清水寺にかけての私の子供の頃の毎日のお散歩コースがマンマ映って、実家の「川上」もばっちりフィーチャーされて、家の前の井戸で水を汲んでるのって野上クン?野菜を洗ってるのも「川上」の見習いさんだよね〜へ〜野上クンが屋根の鍾馗様の説明をしっかりしてる!なんて感心しながら見てしまった。今日はお昼のニュースでもお盆のお墓参りのワンシーンとして大谷のうちのお墓のすぐそばがバッチリ映っていて、そういえば子供の頃はお盆とお彼岸に必ずお参りしてたのだけれど、今日は最高気温は38度だったらしいので、お墓参りしたらほんまに「京都ふらふら」になっちゃいそうでした(^_^;)
2013年08月14日
精進サラダ
QPで見たヘルシーなサラダ。ゴーヤとミョウガの薄切り、生姜の千切りを氷水にさらしてシャッキとさせ、薄切りにしてあく抜きしたこんにゃく、湯通しで油抜きして薄切りした絹揚げ、もどしたワカメ、さっと茹でたオクラと合わせ、トマトをトッピングし、味噌と酢と砂糖と醤油少々とゴマ油とすりゴマを混ぜ合わせたドレッシングをかけて食す。この胡麻味噌ドレッシングはさっぱりして美味しいのでオススメ!
サッカーキリンカップ日本VSウルグァイ戦を見ながら食事。南米の強豪相手に4−2で負けたが、前半はもっと点差が開いても仕方がないほど押されっぱなしで、ゴールキーパーの川島がなんとかよく凌いでた格好なんじゃなかろうか。とにかくウルグァイのカウンター速攻は素人目にも凄じく、試合全体にスピード感が出て面白く見られた。後半は香川のゴールに続き、本田もフリーキックをきれいに決めて、そこそこ盛り返したものの、ウルグァイは守りも堅くて日本は惜しくも攻めきれなかったシーンが目についた。全体に攻撃的なサッカーは面白くていいのだけれど、ワールドカップに向けて日本はディフェンス陣の成長と健闘がもっと望まれるところなんだろうか。ともあれ猛暑列島での試合とはいえ、今日は関東も日中カラッとして、夜は比較的涼しい風に恵まれているくらいだから、宮城スタジアムなら観客も熱中症にはならずに済んだ
であろう。明日はまた蒸し暑くなりそうだと天気予報で言ってたが、それにしても、いかにお盆休みで取材が手抜きになってるとはいえ、TV ニュースでこう毎日毎晩お天気と気温の話に終始しているのも如何なもんでしょうか(-.-;)y-゜゜
2013年08月15日
参鶏湯、サムギョプサル、韓国南瓜のジョン、海鮮チヂミほか
翻訳家の松岡和子さんと大宮東口の韓国家庭料理「クオンズ」で食事。
松岡さんはさいたま芸術劇場で「ヴェニスの商人」の稽古を終えたあとお立ち寄り戴いて、「何か暑気払いでスタミナのつくもの」というご要望だったので、この店をご案内したのだが、私も初めて訪れるので果たしてどんなもんだろう?と思っていたら、何を食べてもかなり美味しく戴けて、ことに参鶏湯好きの松岡さんが「今まで食べた中で一番おいしかったかも」と仰言ったのは何よりでした(*^^)v
お立ち寄り戴いた一番の理由は、来年のお正月にタイ旅行をご一緒する予定なので、そのご相談をするためだったのだが、そもそも何故タイ旅行なのかといえば、パタヤにホースシューポイントという、アジア一の乗馬クラブがあるという話を元ミセス副編の福光さんから伺う一方で、私が三十代の頃に情報誌の編集部で
共にお仕事をした濱田氏が現在チェンマイ在住であることを、園芸ライターの光武さんからお聞きして、それならいっそタイで乗馬ツアーしよう!と話が急にまとまったのであった。ところが松岡さんも私もタイ旅行は全く初めてなのに、「馬に乗るだけなのはちょっと勿体ないし、タイなら馬よりホントは象に乗るべきなんじゃないでしょうか(笑)」という話にもなり、全体のスケジュールをどうするかは福光さんとも相談するのは元より、どさんこ友の会のメンバーにもお声をかけてみることになったのでした。
松岡さんからは「ヴェニスの商人」の稽古が着々と進んでいる話をお聞かせ戴き、こちらも期待がどんどん膨らんでいる中で、戯曲自体が「私はどうも苦手な気がして、なぜ苦手なのかをちょっと考えてみたのよ〜」と仰言る松岡さんは、この芝居では人が人の愛や信頼を試す話の連続だからじゃないのだろうか、という結論に達したのだという。とにかくポピュラーな割に意外と上演が難しい戯曲なのかもしれないという話にもなって、今回の蜷川演出と猿之助のタッグがどんな風に落ち着くのかは、大変に興味深く感じられるところであります。
2013年08月16日
トマトえびチリ
QPで見た料理。長ネギの代わりに玉ネギの一センチ角切りを使い、生トマトを切って入れただけで、あとはフツーのえびチリと同じような作り方だが、あっさりして夏向きの感じかも。
イスラエルの高官が広島と長崎の平和式典に関して独善的でウンザリだと述べ、原爆投下は日本の侵略行為の報いだとフェイスブックに書き込んでいた件にはちょっと驚きで、この人にも相当の問題があるとは思うけれど、イスラエルの人にそんな暴言を吐かれる覚えは毛頭ない!とはいえないのが今の日本の辛いところではなかろうか。当然これはアソー君のナチス見習い発言の余波というべきものだろうし、世界的に見たらどっちもどっちと言われかねないくらい、アソー君はセンスのない発言をしたわけで、そういう人間を辞任もさせない内閣を70パーセントもの国民が支持している現実は、この国がもうかなりヤバイ状態にありそうだという見方を他国の人びとに与えている恐れは十分あるし、そのことのリスクは今後長い目で見て計り知れないものがあるのではなかろうか。昨日の終戦記念日の全国戦没者追悼式の式辞も同様に、日本人の多くは自分たちが何も右傾化したり戦争をしがたっているなんて全く思いもしないだろうが、現政権が圧倒的多数派に支持されている以上、他国にはそうなったと思われても仕方が無い現実が私はもうウンザリである(-_^:)
コメント(2)
本当にうんざりです。毎年繰り返される閣僚の靖国神社参拝。そもそも靖国神社は軍神であり戦争祈願のための神であって、戦死者をともらう場所ではない。敗戦となり神社の存続を願い、ある元宮家が戦死者を神にして祭れば神社を存続できると動いたから今のような形になったわけで、戦死者は宗派に関係なく千鳥が淵に祭られている。おまけに戦犯を「天皇の身代わりになった」などと変な理窟をつけて合祭してしまった。
こんな事をコソッとしてしまった。麻生君は先人を見習い憲法を変える事も「この手があるじゃないか」くらいにしか思ってないので、つい口に出たんでしょ。
しかし、最近の内閣支持率を見れば「この国民に、この政治家」と思わざるを得ません。生きてるうちに憲法を変えられないことを祈るばかりです。
投稿者 お : 2013年08月16日 22:31
戦争になったらどこの国に逃げようかなぁ。
国のために戦うなんて絶対にしません。
人間は滅びるまで殺し合いをやめないのかな?
なら、はやく滅びてしまったほうがいいような気がします。
勝てば英雄だけど負ければ戦犯。
国のために戦ったところで何にもならない。
結局、勝った国の振りかざす正義のもとで生きていかなければならない。
絶対的な正義なんて存在しないはずなのに。
投稿者 うろこ : 2013年08月17日 22:31
2013年08月17日
チキンカリー、アスパラガスとトマトと生ハムのサラダ
カレーは新宿中村屋製のレトルト。サラダは自家製フレンチドレッシングをかけた。TVで世界陸上を見ながら食事。男子マラソンは中本が終始安定したレース運びをして、一時はメダルもゲットしそうな勢いだったから本人はちょっと残念そうだったけれど、見るからに身体能力の高そうなアフリカ勢に混じってただひとりアジア人の五位入賞は大健闘だろう\(^O^)/話題の市民ランナー川内も最後まで粘って走りきったし、昔に比べてアフリカ勢の参加がケタ違いに増えた陸上界にあって、日本人がまだマラソンでなんとか世界に伍していけるのは、飛脚の昔から駅伝に至る伝統のおかげなんだろうか。とにかく陸上は小中校でみんな一度はやらされている競技が多いので、却って人類の個体差というかレベルの違いといったものがよくわかるのだった。今回トラック競技をちらちら見ていてもやはり印象に残るのはアフリカ勢の活躍で、地球がこのままどんどん暑くなる一方だと、人類の未来は遠からずこの人たちが担うことになるんだろうか?と思っちゃうくらいだが、中でも女子スプリンターの選手が身体能力の高さはもとより、キレイでオシャレで女性としても魅力的に見えるのに感心してしまいました。
2013年08月18日
ゴーヤと島豆腐のサラダ、水餃子、海老とアスパラガスのふわふわ揚げ、おろし茶そば
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
暑いといってもお盆を過ぎたらさすがに朝晩が涼しくなり、うっかり窓を開けたまま寝て軽い風邪をひいちゃった私f(^ー^; おまけに先週は軽井沢で乗馬して危うく熱中症になりかけたばかりとあって、今日はどうしようか迷いつつもクラブに出かけてしまいました(^^ゞ ところが送迎バスから降りてクラブハウスに入るまでの間がかんかん照りで頭がくらっと来たため、予約していたレッスンをキャンセルして、その一時間後の最終レッスンにチェンジ。やはりこれが大正解で、五時を過ぎるとさすがに涼しい風が吹きだし、ぐったり気味のお相手スーパー氏も懸命に駈けてくれて、なんとか無事に下馬できたのは何よりでした(*^^)v それにしてもクラブの人たちは皆さん本当にお元気で、私の知る限り乗馬をやってる人は見るからにアスリートといった感じの人が少ないわりには、体力のある人が非常に多いように思う。でもって今日はペンギンのOさんを釧路のどさんこ外乗にお誘いして別れた直後に「松井さんですね 」と声をかけられて、お顔をハッキリ見るのは初めてのSさんから「軽井沢で乗馬してらっしゃいますよね。あそこの石田先生が以前ここでお勤めだった時に私ジュニアで教わってたんですよ。今度向こうにご一緒しましょう!」といわれて、世間は狭いというより、乗馬の世界って芝居の世界以上にどんどんと人の輪がつながっていくようである。世界に広げよう馬トモの輪\(^O^)/
2013年08月19日
豚とナスとアスパラガスのガーリック炒め
QPのレシピ本で見た料理。豚バラ肉は粗塩粗挽き胡椒を揉み込んでしばらく置いてからフライパンでカリカリになるまで焼いていったん取りだし、その脂で長めに乱切りしたナスと斜め切りしたアスパラガスを炒めてから豚を戻し、仕上げにニンニクのみじん切りを振りかけて炒め合わせる。シンプルな味付けだがけっこうオイシイ!
昨夜録画しておいたNHKBSの韓国時代劇「馬医」を見ながら食事。私は何たって馬の演技が見たいので「半澤直樹」なんか目もくれずに(笑)毎回この番組にチャンネルを合わせているのだけれど、昨夜はNHKスペシャル「新富裕層VS国家〜富をめぐる攻防」が興味深くてそちらを見てしまったのである。
要するに製造業で完全に負けたと思われた八〇年代の米国で、極端な金融シフトの政策が打ち出されたのは、お金持ちに金融でどんどんお金持ちになってもらったら、そのおこぼれで国全体にお金がまわってみんなが豊かに暮らせるようになると最初は思っていたらしいのだけれど、大金持ちはそんなに甘い人たちでは全然なくて、自分たちにオンブして金をタカろうとする国なんか放りだして別の国に逃げて行ってしまうようになっちゃったということらしいので、日本でそういう政策を積極的に取っても結果同じことが起きるものと想像されるのだった。とにかくパソコンの画面をずっと睨み続けて秒単位で何億ものマネーを動かしている人たちは、自分たちがこんなに一生懸命働いているのに、働きもしない人間のために税金をとられるなんて許せない!!!と激怒している顔がまともに映しだされるのも面白かったし、こうした現代版スクルージ族(と私は呼んでいる)から何とか金をむしり取る方法を今や各国が手を組んで考えようとしているのも何だか情けなくてバカバカしい気がしちゃうしで、とにかく人類全体が今や本当にマンガチックなレベルになっている現実を見せつけられたような気がいたしました(-.-;)y-゜゜
コメント(2)
なんだか江戸幕府末期の豪商と各藩と幕府のやり口をまねようとしてるようですね。随分豪商をつぶしましたからねえ、銭屋、淀屋。
こんな歴史をみると財産を掴んだ日本人は逃げだすでしょうね。私には縁の無い話ですが、笑い。
パソコンと睨みあいして巨額の富を得ると言うのも、これを労働と言うのか?ゲームに夢中になっている子供のような感じに見えますが、巨額の金が動く、動かす。これってやはりゲーム(--〆)
投稿者 お : 2013年08月19日 22:15
私もテレビを見ていました。確かにデイトレーダー?の男性の「こんなに一生懸命働いているのに」にはすごく違和感がありました。
確かに、一日中あんなことをしているのはむなしいようにも思いますが・・・・。
投稿者 takakohime : 2013年08月20日 13:15
2013年08月20日
ゆでナスとゆで豚の胡麻ダレ和え
QPのレシピ本で見た料理。ナスも豚のシャブシャブ肉も濃い目の塩水で茹でて冷ましておくこと。ナスは冷めてから適当な大きさにむしり分ける。豚肉を茹でる湯には玉ネギの切れ端を入れておく。これは臭みをとるためなのか、柔らかく茹でるためなのか本だけではよくわからない。練り白胡麻に砂糖、醤油、レモン汁、玉ネギのみじん切りを入れ混ぜたタレをかけて食す。
福島原発で大量の汚染水漏れが起きたというニュースを聞かされたのは今日で何度目になるのだろうか、もう馴れっこになって平気で聞いている自分がちょっと怖くなってしまった。東電の広報の人が開き直ったような感じで発表しているのも、漁業関係者がすっかり呆れてもう文句をいう気もしない感じに映っていたのも、佐藤知事の発言がおざなりな感じに聞こえてしまったのも、すべてどうにもならなさそうな現実に馴らされちゃってるからなのだろうし、もとより身体に対する放射能の影響が懸念されるのは当然ながら、こうした状況に日本中の心が徐々に冒されていくのはもっと恐ろしい気がしてきたので、今日はブログに書き留めることにしました。
コメント(1)
汚染水漏れの報道は、21日の新聞を読んでいつも不思議なのが東電の発表することに関してだけですね。ネットも新聞もない状態で田舎から帰ってきたら、タンクからもれた汚染水が原因のように新聞で見ました。原因は多岐に亘っていていちいち調べ対策は必要ですがまだまだ沢山原因はありそうなのに・・・。このまま当たり前のことになるのでしょうか?(溜息)・・・・・。
実家で若い頃買った悪魔の飽食をさっと読み返しました。戦争は普通の人が狂気になってしまうことが私は一番怖いのだと再確認しました。
放射能も憲法の改正も見ようとしなければ逃げることも出来ますが私にとって最悪の事態でもしっかり見て絶対に嫌だと思っています。
どう動けば汚染水漏れが異常な事で止めることが出来るのか?。ずっと考え少しでも出来ることをしたいです。
投稿者 nao : 2013年08月22日 02:29
2013年08月21日
中華前菜、フカヒレと蟹のスープ、海老チリ、鮑と野菜のXO醤炒め、茎レタスと筍の炒め物、黒酢豚、五目おこげ他
国立劇場で芸の真髄シリーズ第七回「成田屋」を観た帰りに六本木の「チャイナ三丁目」でお茶の阪本先生ご一家にご馳走になりました∈^0^∋<(_ _)>
お稽古でごいっしょすることが多かった市川ぼたんさんの『道行恋苧環』を拝見するのがわれわれの一番の目的だったとはいえ、むろん海老蔵の『鏡獅子』に関しても「初めて見た時よりずっとようならはったわ〜」と阪本先生が仰言るので、「そうじゃないと困りますよ」と申しあげた私。前ジテは登場時にどうしても立役じみた堅さが目立ち、踊り始めても川崎音頭〜の件まではまだちょっと堅い感じに見えるけれど、春は花見に〜から砕けすぎて品が悪くなるということが決してないのはやはり成田屋の芸風の良さだろう。後ジテの顔はお祖父ちゃんに似て、そこそこの貫禄も出てきたし、決まった形も悪くないが、欲をいえば全体がもう少し流れるように運んでほしいところだ。毛振りを九十回以上重ねた上で幕切れに片足を高く持ちあげられるのも年齢相応とはいえ、成田屋ならではの身体的迫力を見どころにしている点は評価できる。阪本先生のご母堂は、後ジテが花道に登場してすぐに後ずさりし引っ込む際に、毛を横にひっかけるのが大変に気になると指摘されて「最近は皆ようああしはるようになったけど、一体いつ頃からあんなふうにするのが始まったんやろ」と言われてみたら、確かに私の目に残っているのも、毛を脚の間に挟むような形で後ずさりする形だし「横にしたら誰でも出来ますがな」とご母堂が立腹されるにもわかる気がするのだった。
で、肝腎の『道行恋苧環』だが、この作品を私は同劇場で歌右衛門がお三輪を演じた時に初めて観たのだが、その時も地方は文楽連中で越路太夫と喜左衛門の名人コンビが出演していたのをハッキリ憶えているという話を阪本先生に話した直後に幕が開いて、太夫の第一声を聴いた瞬間に客席を離れたくなってしまった。いくら若手でも声からしてまるで義太夫の声になっていない太夫の存在を許している文楽の現状には愕然とさせられて、ハシモト知事の肩を持ちたくなったくらいである。文楽連中の出演はいわばご馳走であるべきはずだったのに、こうした惨状では歌舞伎の竹本かいっそ女義連中を起用したほうがはるかにましであろう。そんなわけで演奏が花を添えるというよりも足を引っ張る形で、三味線が主体となる三人の手踊りからは落ち着いて観られたものの、前半は集中力が完全に欠けてしまって、今回は舞台をきっちり評するだけの自信がない。舞踊家の中でもドラマチックな表現力に長けたぼたんには向いているはずの演目なので、違った形での再演を期待したいものである。一つちょっとしたことだが、化粧で眉の描き方があまりにも細すぎるのは気になった。
2013年08月22日
前菜の盛り合わせ、リングイネあんこうのラグーソース、但馬牛のステーキほか
文春の山口さん、武田氏、川田さんと新宿三丁目のビストロ「ブリッコラ」で会食。
単行本の新担当として紹介された川田さんは、会うなり山口さんよりもデカイ!バレーボールの三屋さんにちょっと感じ似てるかも?と思って話を聞いてみたら、大学時代はバレーならぬバスケットの選手だったのだとか。もろ体育会系の学生生活を送られたみたいなので、「出版業界じゃ珍しいんじゃないの?」と訊いたらやっぱり「確かにそうですねえ。他に知りません」とのこと。とても小説を好んで読むようなタイプにはゼンゼン見えないところがユニークで面白い人材といえそうだ。私がちょうど早稲田に入学した年に、お父さんとお母さんが同じ学内で出来ちゃった婚して誕生したというのも何やら不思議な御縁を感じた次第。それにしても山口さんと川田さんが横に並んで歩かれると、チビの私は何やら威圧感を覚えてしまい、「オタクの会社の女性社員って会う人会う人デカイ美人系なんだけど、一体どういう基準で採用してるわけ?」と冗談で訊いたところ、「そうなんですよ。私たちの世代の女子社員は全員デカイんです。当時の社長が小さかったもんで、大柄な女性ばっかり採用してたって噂なんですよね」とのこと。確かに小柄な男性が大柄な女性を好むというようなことは身のまわりで時々見かけるのだけれど、さすがに会社でそういうケースがあるのはちょっとビックリでした(!_+)
2013年08月23日
スープカリーセット
整体治療の前に新宿中村屋で食事。昨夜新宿三丁目で会食した文春の山口さんは「遠いところからわざわざお運び戴きまして」と恐縮したふうに仰言ったが、私は昨日今日明日と新宿3連チャンで、意外と三茶の頃よりもずっと行きやすい場所なのでした(^o^)/~~~ でもって、これまた意外のようなのだけれど、今年の大宮は東京から帰ってくるとスゴク涼しく感じられるのでしたヽ(^0^)ノ
ところで整体のアシスタントの青年に、こないだ軽井沢で乗馬して危うく熱中症になるところだった話をしたところ、「軽井沢といえば今ビル・ゲイツが別荘を建ててるらしいですね。場所は中軽のあたりらしいんですけど」と聞かされてビックリ(!_+) こないだお訪ねした星野邸がまさに中軽なのに、星野ご夫妻からは全くそんな話をお聞きしなかったのである。「僕も受け売りなんですが、何人かの方に伺ったので、間違いないんじゃないかと思って」という青年に「なんでまた今時分に、軽井沢に別荘を持とうという気になったんだろう?まあ、世界中に持ってるんだろうけどねえ」と私。「建てても一度も来ないことだってあり得ますしねえ」と青年。ひょっとして原発の被災地に支援する気なんだろうか?とか北上山地にできるらしい宇宙の謎を解き明かす巨大加速器と関係があるんだろうか?とか色々考えてもなぜ軽井沢なのかがわからない。軽井沢は夏場にそこへ集中する日本のエグゼクティブと接触する以外のメリットってあまりなさそうな気がするし、日本と接触するタイミングとしてもなんだか腑に落ちない気がするのだった。星野ご夫妻はこの件をご存じなんだろうか?
2013年08月24日
海老のさつま揚げ、青パパイヤのサラダ、サテー、トムヤムクン、ジャガイモと鶏のココナツカレーほか
クラブの馬トモ人事部のSさんと大宮の「マリタイ」で食事。今日はふたりともクラブに行かずに晩ご飯だけご一緒するかたちで、私のほうは新宿のスペース・ゼロで『瀧夜叉姫』のマチネを観た帰りに駅で落ち合ったのだった。
同作品は歌舞伎の中村京蔵と江ノ上陽一主宰のパントマイム集団「想起」のコラボによるパフォーマンスで、平将門の娘瀧夜叉姫を京蔵が演じて、例の如く骨寄せによる蘇生の場からスタートし、山門の女五右衛門のような趣向や廓の口舌、果ては宙乗りや立腹まで見せる奮闘ぶり。何せパントマイム集団とのコラボだから、セリフもほぼ京蔵ひとりがしゃべる格好だが、パントマイムのコントを組み合わせることで一応のストーリーはちゃんと理解できるように演じられているし、雪中の場や山中のだんまりを盛り込んだ、いかにも顔見世狂言らしい仕立てになっているのもわかる。京蔵も想起もそれぞれ持てる力を出し惜しみせずに上演していることも伝わってはくるのだけれど、コラボの必然性を感じさせる何かが伝わってくるかといえば、残念ながらそれは極めて趣味的な範囲に留まったものと言わざるを得ないだろう。歌舞伎の演技とパントマイムの相性は悪くないと思えるだけに、何かもっとドキドキするようなからみを期待したいところで、今の時代だからなのか、私の世代から観ると総体的に無難におとなしく歌舞伎チックなものにまとまり過ぎている感じが否めない。その割にスペース・ゼロという劇場自体が求心力を欠いているせいなのか、照明のせいなのか、はたまた初日で現場の段取りが悪かっただけなのか、空間的にも時間的にも妙にスカスカした感じがあって、それがどうしても舞台への集中力を削ぐのである。全体がパントマイムのコントに異形の存在がからむふうに出来上がっておれば、そのスカスカした感じも一種の異化効果としての意味を持つような気がするが、果たしてコラボした両者の表現したいものがそういうことで両者に了解が成り立っているのかどうか。それさえも観客に伝わってこない点が一番の問題ではなかろうか。
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楽しみにしていた「ライバルたちの光芒ー9代目團十郎vs5代目菊五郎」、録画を見ていたら、終盤40分で中断。「お待ちください」の画面が出たまま、時間切れとなり、唖然としました。TV局には再々放送の日程を問い合わせましたが、面白かったので、早く結末が見たいです。
投稿者 ウサコの母 : 2013年08月25日 14:39
最近邦楽の方、能、太鼓、歌舞伎、文楽色んな組合せのコラボレーションがありますが、期待しないで見た中に驚きと、「これもありだなあ」と思うのもあって、できるだけ見るようにしてますが、関西ではまだ少なくて少し残念です。
京蔵さん意欲的ですね。関西ではなかなか拝見出来ないですが。
投稿者 お : 2013年08月25日 17:38
最近邦楽の方、能、太鼓、歌舞伎、文楽色んな組合せのコラボレーションがありますが、期待しないで見た中に驚きと、「これもありだなあ」と思うのもあって、できるだけ見るようにしてますが、関西ではまだ少なくて少し残念です。
京蔵さん意欲的ですね。関西ではなかなか拝見出来ないですが。
投稿者 お : 2013年08月25日 17:39
ウサコの母さまへ
いわゆる放送事故だそうで、後日再放送するとの連絡がありました。
投稿者 今朝子 : 2013年08月27日 12:58
2013年08月25日
緑黄色野菜のサラダ、焼き餃子、鮨
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
いきなり秋が来ちゃってカラダがついていけないとお思いの方も多かったであろう今日も私は乗馬クラブに行って参りました(^^ゞ大宮は朝しとしと降っていて半袖だと肌寒い感じだったのに、クラブに行ったら晴れ間が覗いて夕方は蒸し暑い感じすらする中で、長老のスーパー氏に1鞍騎乗。先週ほどグッタリはしていないものの、やや重めで油断すると駈歩から速歩に落ちやすいのは相変わらず。それでも懸命に走ってくれたお爺ちゃんに感謝<(_ _)> とにかく騎乗の前後には黄色い鼻汁や目やにをしっかり拭いてやらないといけないところがホントにお爺ちゃんみたいで、親孝行してるような気分にさせてくれる馬もいるかと思えば、今日はなんと一歳馬の調教が行われていて、写真はそれを見学した時のものだ。そもそもわずか一歳で鞍置きできることだけでも珍しいと思うのに、上手なインストラクターの方だからこそとはいえ、早くも人を乗せて駈歩し、さらには横木をジャンプまでしてくれるのはビックリでした\(◎o◎)/ でもってこの馬はまだ人間から嫌な目に一度も遭わされていないからだろうけど、なんともメチャメチャ人なっっこいお嬢ちゃんで、われわれ柵にしがみついてたギャラリーのそばに自らずんずんやってくるのである。こちらも「可愛いね〜」「キレイだね〜」「お肌ぴちぴちの女子小中校生って感じだよね〜」なんて口々に褒めそやしていると、向こうはますますスリスリしてきて、なにせ若いから突然ヒヒーンと嘶くのも超高めの黄色いボイスなのにまたまたビックリ\(◎o◎)/ 私は油断してたのとビックリが相俟った瞬間に、お嬢ちゃんに鼻面でつんと突かれて柵から敢えなく地面にドサッと落下するていたらくf(^ー^; お嬢ちゃんはなぜかその後も私にスリスリして甘噛みしたりする始末で、初対面で妙に好かれちゃったのは、ひょっとしたら私の腕が汗で塩からかったので舐めたかったんじゃなかろうか?と後で気づいた次第。てなわけで馬のお爺ちゃんは介護をし、ぴちぴちギャルには翻弄された日でございました(笑)。
2013年08月26日
豚肉と茄子とミョウガの味噌炒め
炒め合わせて味噌、砂糖、酒、醤油の合わせ調味料をかけるだけだが、今日はヘルシーな作り方で、まず乱切りしたナスに塩を振って少なめの油で炒めてしんなりさせ、いったん取りだしたところに豚バラ肉を入れてカリカリになるまで炒めて脂をしっかり拭き取ってからナスを戻してミョウガを入れてさっと炒め合わせた。ミョウガを使う場合は他の香味野菜は不要かと思う。
不要といえば、今日のようにありとあらゆる情報が瞬く間に行き交って、国家機密でさえ内部告発で易々と暴かれるような時代にあって、閲覧制限などというもの自体が不要というか、どんな意味を持つのかまったく不明な気がしないでもなかった。こういう時代になまじ秘密にしておくと、これまたありとあらゆる噂が飛び交うのは当たり前で、どうやら軽井沢にビル・ゲイツが別荘を建てているというのもまだ噂の段階らしく、地元では他にも色んな噂が立っているらしいというお話を、先週はブログを読まれた星野氏からお電話を戴いて伺うことができたのだった。何せひと山崩して地下三階地上一階建てにした巨大な施設なので、別荘というよりも、関東大震災で東京がダメになった場合に備えての、コンピュータ関連バックアップ施設なのではないかという噂があったり、新興宗教の施設なのでは?という話が出たりしているそうで、しかも去年からなぜか工事が中断しているというのが何やらますます怪しい感じを振りまいているらしいのである。
先週は金曜日にある方からこれも電話で大和屋の病変を聞かされてショックを受けたけれど、今日は病状が詳しく発表されたことで、こちらは却って安心したものである。
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はだしのゲンはお話が悲しすぎて(一冊だけしか読んでいませんが怖さだけを感じました)子どもの頃は苦手でした。大人になった今、しっかり読むとどんな感想になるのかわかりませんが読みたいと思っています。
ヘルシーな炒め物早速参考にして作りたいです。太白ゴマ油もしっかりありますしうふふのふーです。
茗荷といえば、これほどアサリの味噌汁に合う薬味はありませんね。葱や三つ葉などいろいろ飲み比べた結果私はこれが一番だと思っています。
投稿者 nao : 2013年08月27日 00:24
35才になる息子が小学生の頃、数人の友達が来てげんをむさぼるように読んでいたのを思い出します。自分と同じ年頃のげんがたくましく生きてゆくのを読んで「自分たちは毎日ゲームしてこれでいいのか」みたいなこと言って皆おりこうさんになって帰って行ったのがなつかしいです。残虐なシーンは毎日の事件の方がひどいと当時言ってたようです。
投稿者 ぽんた : 2013年08月27日 22:40
2013年08月27日
サンマとタコとイサキの刺身、白魚の天ぷら、夏野菜の冷小鉢、カンパチの塩焼き、燻製の盛り合わせ、鯖の棒寿司ほか
大宮東口の「魚匠基」で新潮社の小林姐さん、田中範央クンと会食。
消費税が来年四月にアップするのはもはや既定路線と見られるなかで、新潮社では、というより恐らく出版各社がそうなんだろうけれど、すでに税込みの定価を本の表紙やオビに刷っていないらしく「以前3パーセントから5パーセントになった時かなんかに刷り直しが大変だったんで、今回は最初から入れておかないことにしたらしいんですよ。刷り直しは大変な費用がかかるもんで、小さい出版社はそれで潰れたとこが結構あったんですよね」と姐さんから聞かされて「なるほど、そしたら毎年1パーセントずつあげていくなんてのは論外なわけね」と応じたものである。そのわりに消費税値上げによって本の売れ行きがどうなるかを心配している様子はお二人とも全然なかったのがいささか不思議で、出版社ってみんなそんな感じなんだろうか?3から5に上がった時も売れ行きには全く関係なかったんだろうか?とか妙なことが気になった私である。ともあれ業界全体の先行き不透明感が拭えないなかで、新作の執筆をどんなふうに進めるか、いよいよ決断の秋が間近に迫る今日この頃、その前に私はまずわが頭の不調をなんとかしなくてはならないという話で逃げ切りました(-.-;)y-゜゜
2013年08月28日
もやしのひき肉あんかけ
前にQPで見た料理。ニンニクと生姜のみじん切りと豆板醤を炒めた油で豚ひき肉を炒め合わせ、味噌、醤油、砂糖と酢少々、酒、水、カタクリ粉の合わせ調味料で味付けし、電子レンジで温めたもやしにかけて仕上げに万能ネギをトッピング。簡単安上がりのメニュー。
今日は画像がありません。ひょっとしたらこれからなくなるかもしれません。というのは、先日クラブで柵から落ちた際にケータイの液晶画面を割ってしまい、新機種に買い換えたら画像の容量が大きすぎてこのブログにアップできなくなりました(;O;)
どうしたらいいか考えますが、しばらくは画像ナシになりそうで、本当にこのバージョンアップというのをする度に、結局、人間は余計なことをどんどんやってるだけのような気がしてならない私であります(-_-;)
余計なことといえば、もはや人類全体が地球の余計者としかいいようがないのが地球温暖化問題で、今日食事しながら見たクローズアップ現代では、地球全体の海水温が0.5度上昇し、深海の水温まで上昇し始めていることが問題にされて、日本の例として、近ごろ釧路港で水揚げされる中にはクロマグロやトラフグや果てはイシガキダイまで、考えられないような南海の魚がある一方で、肝腎のサケがどんどん捕れなくなっているという深刻な事態が紹介された。そういえば去年行った和商市場では田村商店のお兄さんから「サケが全然捕れなくて、今年の末はイクラがめちゃめちゃ高くなるので、早めに買っておいたほうがいいですよ」といわれて買ったんだよな〜なんて想い出していたら、そのお兄さんの顔がなんとテレビの画面にドアップされて、やっぱりサケが捕れなくて困っているという談話が流れたので思わず笑ってしまいました(^^ゞ
コメント(2)
i-phoneなら画像ファイルを簡単に縮小してくれるアプリ「simple resize」というアプリがあります。無料です。
投稿者 天 : 2013年08月29日 00:21
設定でデフォルトの画像の大きさを小さくできると思いますよ。
投稿者 楓 : 2013年08月30日 17:11
2013年08月29日
近江牛のステーキ、ハマグリとズッキーニのスープ仕立て、海老とうつぼの唐揚げサラダほか
今夜は銀座3丁目のギャラリー青羅で催されている大沼信之色鉛筆画展を見て、同行した星野幸子阪本京子ご姉妹、堀越季実子夫人と近所のビストロ「ペルシー」でご馳走になった。ここの料理は各地の食材を厳選して、素材の持ち味を活かしたシンプルな調理が魅力的で、いずれも非常に美味しく戴けたので、私は最近見た未公開の仏映画「大統領の料理人」のお話を披露した。当然ながら画面には美味しそうな料理が次々と映しだされるのだけれど、白眉はこれぞシンプルイズベストの見本みたいなトリュフの食べ方だったので、それについて語ったところ、大沼さんからは銀座の「ムッチーニ」というトリュフ専門店の話をお聞かせ戴き、帰り道でなんと偶然にもその店のスタッフともバッタリ出会い、今度またぜひそこに行きましょうという話になったのでした∈^0^∋
松竹でお世話になった大沼さんの個展も今回で七回目だが、とても47歳から独学で始めて、色鉛筆だけで描いた絵とは思えないプロはだしの腕前だし、ことにさまざまな食材や陶磁器類の絵はその質感が非常によく出ている静物画なので、「そろそろ売ったらどうですか?」といったら、ご本人も「 おだてられてどんどん描いちゃってるだけなんだけど、最近は絵描きという職業で人生の最後を迎えるのも悪くないなあ、なんて思ったりもするんですよ」とまんざらでもなさそうな口ぶりだった。一枚一枚説明を窺いながらじっくりと見ていたら、急にどやどやと松竹の開発企画室の前川さんや大谷図書館の須貝さんらがどやどやと入ってこられ、さらに歌舞伎座ギャラリーの藤谷さんまで登場して画廊内は大盛況でした。
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コメント(2)
松井さま 静岡市の伊藤です。十返舎一九の講演でお会いし、
サインをいただきました。大沼信之氏は静岡市の出身で、昨年の7月静岡での個展へ山川静夫氏の紹介で観に行きました。歌舞伎つながりですね。
投稿者 伊藤 彰 : 2013年08月30日 00:25
なんでも頂く大阪人間ですが「うつぼのから揚げ」は頂いた事ありません。和歌山の名物にうつぼの佃煮はありますが。
うつぼの生を手に入れて一度作ってみたいです(^◇^)
投稿者 お : 2013年08月30日 22:06
2013年08月30日
しゃぶしゃぶ
Pメディアの岡野夫妻と宮崎駿の新作「風立ちぬ」を見た帰りに大宮で食事。金曜日の夜とあって、どこも満員だったので、暑いにもかかわらず結局しゃぶしゃぶになりました(^0^;)
ご夫婦ともどもこの映画を観るのは2回目だそうで、千絵夫人のほうは初回で慟哭したのは何故なんだろう?と再見。岡野氏のほうは「別にストーリーって、もうどうでもイイ感じですよね〜」とのことで、私も感心したのはひたすら映像面だった。 乗馬クラブでオペラ歌手のSさんからも聞かされた通り、とにかく関東大震災の再現シーンは凄いし、それが太平洋戦争で空爆を受けた東京と重なることもネタバレしながら、やはり感慨を催さざるを得ないリアルさに満ちている。ただしストーリーは監督自身の趣味を大いに反映した少年の夢オトコの夢であり、日本の最も暗い時代を取りあげながら、いみじくも作中のヒロインの姿を通して語らせている通り、敢えて「美しいところだけ見せ」た形であろう。それにしても、戦前の風景は戦後生まれの私にも懐かしく感じられて、日本が大きく様変わりしたのはやはり高度経済成長後だったことが実感されるし、私の子供のころは少年漫画誌で「ゼロ戦隼人」だの「紫電改のタカ」だのを読んで育っているのだけれど、太平洋戦争関連の知識が全くなかったりする世代が見たら一体どんな風に思うんだろうか?なんて考えてしまった。禁煙学会がクレームつけたことでも話題になったが、喫煙シーンの多さは近ごろの禁煙ヒステリーに対する明らかな挑発で、学会はまんまとそれにひっかかったという感じだろうか。
2013年08月31日
レルヒさんのカレー、海老と春雨のぴり辛サラダ
カレーは幻冬舎のヒメからもらった故郷新潟のレトルト製で、レルヒさんというのは日本に初めてスキーを伝えたハンガリー人?らしい。かんずりを使っているので赤みが強くて、味もこれってカレーなの?と思いながらも結構おいしく戴きました∈^0^∋サラダは乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
今週は日曜日にレッスンの予約を取り損ねてしまい、今日午後まで仕事をして夕方のレッスンに参加。午後は36度近くあったので、出かけるだけでもグッタリした私は送迎バスの運転手さんに 「皆さん来てらっしゃいますか?」と訊いたところ「朝から沢山いらして何回も乗ってらっしゃいますよ」とのことで、なんとも恐るべき会員さんたちである(@_@;) でもって「今年はまだ一度も救急車が来てないみたいですねえ」と運転手さんに笑われるくらい、とにかく皆さん熱中症を顧みず、乗馬に熱中なさっているのだった。他人のことはいえませんがf(^ー^;
てなわけで私は日が暮れて涼しくなってから1鞍騎乗しただけなのだけれど、それでも額から滴り落ちる汗で一瞬眼が痛くなって開けてられなくなるほどだったが、やはりそこまで汗をかいたのがよかったのか、騎乗する前にあった頭痛がなくなったのは何よりでした。今日のお相手はたまにしか乗らないフシギちゃン系おっとり牝馬のラビ嬢で、たまにしか乗らないせいか、あるいは元々自閉的な性格なのか、ちっとも懐いてくれる様子はないのに、こちらの指示に忠実に動いてくれるという点では、この馬に勝るコはいないかもしれないと思えるほどで、今日も暑さにめげずしっかり駈けてくれました。おとなしい馬だから、ふだんは専ら初心者相手にまったりと走っているせいか、たまに私が乗ると結構イケイケムードになるのか駈けたがって抑えるのに困るほどで、そういう久々の発散がそこそこ高齢なはずの彼女に回春効果をもたらしたのだろうか、下馬したあと洗い場につないでおいたら、やおら隣のセン馬クンに首を伸ばして口づけし、ヒヒーンと嘶いたのにはビックリで、ねえ、ラビ嬢、アナタこの暑さでそんな熱い真似は止してよ〜と言いたい私でございました(^◇^;)