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2013年07月18日

豚肉とゴーヤの甘辛煮

QPで見た料理。まず昆布を水に浸して柔らかくしてから細切りにしておく。フライパンで豚肉を炒め、ゴーヤと細切り昆布と昆布だしを加え、同量の砂糖、酒、醤油で味付けし、煮汁がなくなるまで煮詰めるだけ。
今日の夕方は毎日新聞の内藤記者と藤原カメラマン、集英社の伊礼さんと横山氏がお越しになり『壺中の回廊』に関するインタビューをお受けした。昨夜はちょうど芥川・直木賞の選考会だったから文芸記者はさぞかし大変だったはずだし、「こんな暑い時にわざわざこちらまでお越し戴いて、すいませんね〜」と内藤記者に申しあげたら「いや〜どうしても一度大宮に来てみたかったんですよ〜」とのことで、前回お目にかかった時は引っ越した直後だったから、私はよほど「大宮はいいですよ〜」を連発していたにちがいない。なので折角お越しになったのだからと、インタビュー終了後に皆さまをお送りがてら、またしても氷川神社にご案内した次第。私は氷川神社のボランティア御師なんでしょうかf(^ー^;
内藤さんは相変わらず矢継ぎ早に鋭い質問をなさりながら、超スピードでメモを取られるのがさすがに新聞記者なのだけれど、その方から「松井さんはどんな作品でも、本当にジャーナリスティックなモノの見方をなさってますよね〜」と言われたのだからその点に関してはホンモノなのだろう。「そういう方がなぜ歌舞伎の世界にいらっしゃったのかがフシギで」と言われたら、確かにそうなのかも。今回の作品は昭和初期という今日と近い時代設定だけに、より強くそう感じさせるものがあったのかもしれない。でもって、「小説と芝居の書き方の違いとかはいつ頃から意識してらっしゃいますか?」と改めて訊かれたのがこちらはフシギだったのだけれど「なんで今さらこんなことを訊くんだって思ったでしょう。実は今度の作品の締めくくり方を読んで、私はなぜか今までのよりもずっと小説らしいというふうに感じたんですよね。だから何か意識的に書き方を変えられたのかと思ったんですよ」と言われて、やはり自分の作品についてはいくら客観的に見ようとしても、そこまでは見えないものだと思われたのだった。締めくくり方の点だけでいえば、芝居はやはり鮮やかな幕切れがないと成り立たない感じがするし、小説は一応終わったように見えても、その世界はまだまだずーっと続いている風に感じさせないと却っておかしいような気がするのではなかろうか。てなわけで、小説とは何なのか?というようなことを改めて考えているのは、明日が朝日時代小説大賞の選考会だからかもしれません。それについてはまた明日のブログで(^-^)/


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