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2013年06月24日

豚ニラ豆腐の照り焼き

QPのレシピ本で見た安上がりな簡単スタミナ料理。棒状に切った豆腐とニラをまとめて豚の薄切り肉で巻いて火を通し、砂糖酒醤油で調味するだけ。豆腐は切ってからよく水を切って塩を振っておくこと。薄切り肉にはカタクリ粉を軽く振っておくこと。
今や私はゼンゼン関係なくなった都議選とはいえ、自公の圧勝、民主の惨敗は当然としても、共産党が思わぬ躍進を遂げたのは、投票率の低さから組織票が大きなウエイトを占めたからだけではなく、アンチ自民的ないわゆるリベラル層の受け皿が共産党しかなかったことを物語っているような気がしたものである。要するに保守も革新も昔の名前で出ているブレない党しか結局は信頼されない、というふうに受け止めるべきなんだろうか?とにかく来る参院選で一体どこに投票したらいいのか大変に迷っている無党派層は結構多いだろうと思われるし、それでもやはり投票には行くべきだとする良心的な有権者にとって、今回の都議選は一つの参考例として見られていたような気もするのだった。それにしても経済的にホントに巧く行くのかどうか微妙な見方をしている企業や個人も増えつつある中でさえ、東京都民が自民を圧勝させてしまったという事実は、京都出身の私なんかにはちょっとフシギに思えて仕方が無いのだけれど、都市部の人びとは本来反権力的であるという見方自体も、今や遠い昔の幻想であるのかもしれなかった。
ところで今日はそうした権力と市民がもろにぶつかり合う昭和初期を背景にした『壺中の回廊』の宣伝をさせていただきます。昭和初期はアガサ・クリスティーが精力的にミステリーを発表し続けていた時代ですが、畏れ多くもその顰みに倣った、いわばミステリーの王道を往くバックステージ物で、今回は歌舞伎のみならず現代演劇の元祖ともいうべき築地小劇場まで登場させて、他にもキネマやダンスホール、カフェー等々調べのつく範囲で当時の風俗をできるだけ忠実に再現し、歌舞伎座で実際に起きた労働争議をモデルに、平等意識の高まりと権力の弾圧という側面を追いつつも、あくまで時代ミステリーというエンターテイメントの枠を踏まえた作品に仕上げております。
右欄の新刊コーナーでも紹介しておりますが、明後日26日からの発売とはいえ、都内大手の書店ではすでに並んでいるところもあるようなので、ご近所の本屋さんやネットには予約注文をなさったほうがいいかもしれません。今回は東日本大震災後の状況下にあってさまざまなことを考えさせられるなか久々に力の入った作品と自負する単行本の刊行ですので、日ごろブログをご愛読戴いている皆さまに是非ともご購読を願えれば幸いですm(__)m


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コメント (1)


お早うございます、待っていました、先生とサラパレツキーさんの作品はネットではなく本屋さんに注文して受け取りに行きます。行きも帰りもワクワクとして楽しめます。

投稿者 くろまめこ : 2013年06月25日 05:03

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