トップページ > ジュンサイの砂糖がけ、百合根の山芋がけ他、豆腐と穴子の汁、鯛の造り、鎌倉えび、オランダ麩、小鯛素麺、椎茸と氷こんにゃく等の味醂煮、苗字飯ほか

2013年06月15日

ジュンサイの砂糖がけ、百合根の山芋がけ他、豆腐と穴子の汁、鯛の造り、鎌倉えび、オランダ麩、小鯛素麺、椎茸と氷こんにゃく等の味醂煮、苗字飯ほか

今日は父親の代理で「日本味の会」に参加して、久々に大塚「なべ家」のお料理を美味しく戴いた。「日本味の会」は各界の食通の方々が年に一度全国の名店で食事をなさる会のようで、「なべ家」のご主人福田浩さんも会員のおひとりなのだが、今回は食べるほうではなく、調理する側に回られたらしい。今日は名代の蕎麦屋「神田まつや」のご主人も参加されていて、要はその道のプロも交えた食通の会であるところが面白いといえそうだ。で、今日の献立はとんぼの本の「江戸の献立」でも取りあげた「伊勢参宮献立道中記」という幕末の文献に基づいて福田さんが再現されたものである。ジュンサイに和三盆を振りかけた珍しい突き出しに始まって、鳥貝とちりめんじゃこを合わせ酢にしたものや山芋をかけた百合根などなど、いずれもシンプルにして素材の旨みを巧みに引きだした福田さんの調理に改めて感じ入りつつすべて美味しく頂戴した。中でもう二度とお目にかかる機会がないかもしれないと思われた食材は煮物の一品にされた氷こんにゃくで、粗いスポンジ状の食感がユニークだった。これは今や全国でも茨城県の水府村でご夫婦が手作りされているものしかないらしく、その非常に手間のかかる作り方を詳しく福田さんから伺って、いかに貴重な食材であるかを納得。現代ならフリーズドライの技術で工場の大量生産も可能なのだろうけれど、今回は大昔から伝えられた手作りの製法で味わえたのが何よりでした∈^0^∋


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コメント (1)


じゅんさいに和三盆糖、今まで考えた事もなかったお味です。出回り始めましたのでやってみよう(^◇^)

凍み蒟蒻は食感だけは覚えてますが、美味しい!と思った事はなかったです。鳥貝とちりめんじゃこ、これは明日早速に。

投稿者 お : 2013年06月16日 20:02

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