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2013年02月01日

牛肉とアスパラガスのオイスターソース炒め

国産のアスパラガスが出回る季節になったのでオリジナルに料理してみた。牛肉は酒と醤油とゴマ油で下味して片栗粉をまぶして炒め、火が通ったところで生姜とニンニクのみじん切りを加え、アスパラガスを炒め合わせてオイスターソースで味付け。
今日は午後から高田馬場の茶道会館で「なごみ」誌のインタビューをお受けする。「なごみ」は淡交社の裏千家系の茶道雑誌で、私は一応表千家なのだが、今回はお仕事としてお引き受けした次第。早稲田に行ってた関係で昔は高田馬場にも縁があったのだけれど、まことに不明にして茶道会館の存在を知ったの今回が初めてで、早稲田通りからちょっと入ったところに、こんな別世界があることに驚いてしまった。広い敷地には大小の数寄屋が建ち並んでおり(写真は一部)、そのうちの一軒に案内されて、北見宗幸師のお点前を頂戴してからご一緒にお茶と芸能にまつわるお話をいろいろとさせて戴いた。江戸や歌舞伎にちなんだお道具をご用意くださると聞いてはいたのだけれど、頂戴したお薄のお茶碗に、なんとなくどこかで見たような藤の絵が描いてあるな〜と思いながらじっくり見たら「六代 歌右」の銘があって、わが最愛の歌サマこと六代目中村歌右衛門手作りの楽茶碗と判明したので、はしたなくもメチャメチャ歓んでしまった\(^O^)/私であるf(^ー^; 四月号用のインタビューだからふつうなら桜とするところで、藤の絵は使う時期がなかなか難しいのですと北見師が仰言るから、歌サマは本名が河村藤雄だったので藤の絵をよく描かれたのだという話を得々とお聞かせしてしまった。茶溜まり(茶碗の底)に拍子木の形を型押ししたそのお茶碗は、私が持つとあまりにも大ぶりに感じられるので、そのことを話したら、「そうなんです。僕が持っても大きいと思うくらいですから、ひょっとして手の大きな方だったんでしょうか?」と訊かれ、そう言われたら、さまざまな所作でうねるような手の動きが印象的だったのを想い出して、躰が華奢なわりに手が大きい人だったのかもしれないという気がしてきたのだった。水差は狂言の野村万之丞師お手製、茶杓の銘は落語家の柳家小三治師匠が名付けて書かれたものといったふうに、古典芸能の名人ゆかりの品々をご用意戴いたお心づくしは大変ありがたく、中でも歌サマのお茶碗とは、これぞまさに一期一会で名残が尽きず、「なごみ」の四月号にその写真が載るのを心待ちにしております。


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コメント (3)


もしかすると大きなお茶碗は、手をより華奢に見せるための工夫だったのかもしれませんね。

投稿者 明日 : 2013年02月02日 11:33

そうなんですか、私は歌右衛門丈はての小さい方だとばかり思っていました。なるほど手を華奢に見せる工夫をされていたのですか。私が拝見する頃は小柄で少し猫背な全体的に華奢な女形さんでしたが。

投稿者 お : 2013年02月02日 16:25

茶道会館の隣といってもよい場所に
三味線、箏、尺八など邦楽の専門情報誌「邦楽ジャーナル」の
編集部があり、営業時間内ならば、邦楽ばかり1000タイトル余りの
CDやDVDが無料で視聴できます。(事前にTEL入れたほうがベター)。
大学の邦楽部の学生などが、定期演奏会の演目さがしなどによく行くようです。

投稿者 芙蓉 : 2013年02月04日 11:47

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