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2013年01月26日
豚の生姜焼き
今月は土曜日の午前中だけ乗馬をすることにしていて、今日のお相手ハイセイコーのお孫さんは騎乗する前めちゃめちゃ機嫌が悪くてちょっと心配するも、乗ったらちゃんと走ってくれたのは何より。とはいえ横木をまたぐ際にはもう前肢があがりにくいせいか、何度も避けられて往生した。何しろ首までしっかりと馬着に包まれ、後肢にも防寒用の肢巻きをしてもらっていても、こんなに寒い時期はカラダが硬くなっていそうだから、タテガミのほうから首筋を揉んでやると実に気持ちよさそうだったし、走ると便通もよくなるのだろう、レッスン終了直後には必ずボロ(糞)をこれも気持ちよさそうにする。お年寄りはやっぱり馬でも適度の運動とマッサージが欠かせないようである。
ところで安倍政権は高齢者の医療費負担増に踏み切るもいまだ及び腰といった感じは否めないようだし、その問題に限らず、高齢者が圧倒的メジャーとなった今の日本では、それを無視した政策もできなければ、また経済もそれに依存する方向で回していかなければならないのが何とも苦しいところだろう。あらゆる生産がお金を持ってる中高年層の消費をあてにしている感じだけれど、あと十年たったらどうなるのかは自明の理だし、それでいて国内の若年層は生産者としても消費者としてもあてにならない感じだから、気の利いた企業や人材は今後どんどん海外に流失しちゃうんじゃなかろうか?と心配してるのは私だけではないように思う。
それにしても若年層が一概にダメとはもちろん言い切れないのだけれど、昨日ミヤケマイさんから聞いた話がちょっと心にひっかかっていて、それは去年彼女が某有名私大で教えていた時のこと。「あなた一番器用だねえ」と学生のひとりに何げなく言ったコトバが非常に大いなる波紋を呼んだというのである。私は最初それを聞いて全く意味がわからなかったのだが、要するに相手は子供の頃から順位付けを徹底的に廃した教育をされてきた結果「一番」というコトバがタブーになってる世代だったそうなのだ。「でも、彼らはホントは知ってるんですよね。自分のアタマがどの程度なのか、顔がいいのかどうかなんてことも、全部知ってるんだけど、それは誰も言っちゃいけないことになってるから、そりゃ物凄いストレスだし、物凄い周りに気を遣ってるわけなんですよ」その話を聞いて、私はちくま新書の「友だち地獄」を想い出し、やっぱりホントにそんなことになってるんだ〜と改めて驚き呆れ日本の未来を憂えずにはいられなかった。文科省にも日教組にも相当に大きな責任があるとはいえ、学校教育だけでそんなふうになっちゃうとも思えないし、そこには何かもっと根本的な原因、本当のことを言っちゃいけないような雰囲気が子供の頃から蔓延していた
何らかの理由があったのではないか。いずれにせよ、そんなきれい事で世界に伍すのは無理だよね、とは言えそうであります(-.-;)y-゜゜
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コメント (2)
エクササイズシートを着せて運動すると腰が冷えなくて良いのですが、クラブの馬では難しいですね。
ヒルトンハーブのマッサージローションは香りも良くておススメです。
私が使っている化粧品よりも高いですが(^▽^;)
投稿者 N : 2013年01月26日 22:51
本当に最近の若い人は、周りを気にし過ぎます。よくKYと言いますが、目立つ事が一番KYのようです。私なども子供によくKYと言われます。
一方、仕事をさせると、こいつは駄目だろうな、と思ってた子が意外に伸びたりします。私も中小企業を経営していますから、何十人も採用して来ましたが、敗者復活戦のような零細企業でも、世界に通用する作品を生み出すクリエーターが誕生したりするのです。一流企業に負けません。ただ、少し偏っている点はありますが。(笑)いずれにしても完璧は望めません。妥協出来る範囲ではあります。
ところで、優秀な人材が海外に逃げ出す事を心配されているようですが、世界の胡散臭さが見えて来た昨今、さらに内向きと言われる性向があり、余程無防備な平和ボケ人間以外、その心配はないのではないでしょうか。
何と言っても、日本は生産要素や技術、産業構造で見ても世界で最もまともです。未だ全てが揃っています。一応世界の一端を見て来た私の経験からも、職場として日本以上に魅力のある国があるとは思えないのです。
投稿者 TT : 2013年01月26日 23:34