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2013年01月05日
すき焼き
けさは四時起きでエッセイを一本書き上げ、ゲラの直しをFAXして仕事を終え、夕方から旅トモSさんを大宮にお迎えし、氷川神社に初詣した後わが家で新年会を兼ねてSさんの昇任祝いをさせてもらった。
釧路にご一緒した時に、昇任試験の件は伺っていて、もしクリアしたら仕事が超ハードになるので、そうなったらいっそ辞めたいくらいですよ〜なんて話を冗談半分にお聞きしてたのだけれど、実際に昇任されて、三月からは仕事も赴任先もガラッと変わるばかりか、百人以上の部下を持つかもしれないと聞けば、そりゃ本当に大変だわね〜とご同情申しあげるしかなかった。四十になるやならずの女性が二十代から六十代の男性までを部下に持つ身となれば、そのプレッシャーとか面倒さとかは容易に想像がつくし、名誉欲や権力欲といったものに乏しい上に「上司なんてみんな心の中では何いってやんだいって思ってるわけでしょう。だって自分もそうだったんだから」と気づく感受性を備えた人にとっては確かに苦痛だろうなあと拝察された。IMFの勧告リポートを受けて日本社会における女性の活用が声高に叫ばれる今日、さまざまな組織や企業で女性の抜擢や昇進がこれまで以上に進むことは決してマズイことではないのだけれど、「それが本当に喜べる人の場合はいいんですけどね〜私はフツーに休みが取れるような適度な働き方がしたいだけなんですよ〜」というご意見の方もまた一方でいらっしゃる現実があるわけで、過重労働が当たり前の日本の男性社会のシステムに女性が引きずり込まれることの是非を考えさせられてしまったのでした。
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